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エレベーターアクション - (2015/01/10 (土) 10:59:52) の編集履歴(バックアップ)
エレベーターアクション
【えれべーたーあくしょん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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タイトー
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稼働開始日
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1983年
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分類
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良作
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概要
スパイに扮し、敵施設に潜入して機密文章を奪い、ビルから脱出する事が目的の2Dアクション。
スタート地点の屋上から侵入し、赤い扉の部屋に隠された機密文書を全て奪取し、地下1階にある脱出用の車まで到達すればステージクリアになる。
システム
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1レバー2ボタン制。移動・射撃・ジャンプの簡単操作。
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基本的には左右にしか移動しないが、エレベーターに入って上下を押す事で任意に移動できる。エレベーター以外の場所では下を押す事でしゃがみ動作を取れる。敵の上段射撃を回避可能で、また中段射撃を出すことができる。ちなみにプレイヤーは下段射撃(伏せ撃ち)を行えない。
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射撃ボタンは文字通り所有している拳銃での攻撃。弾数は無限。
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ジャンプで敵の中段・下段射撃を回避する事が可能。両前足を同時に前を出すという変な体勢のジャンプ動作だが、この動作はとび蹴り攻撃も兼ねており、敵を蹴り倒せる。
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残機制。敵の攻撃を受けたりエレベーターに挟まれたり、一階分の高さから落ちるとミスになる。
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落下ミスは主にジャンプ時に発生する。歩行でエレベーターシャフトから落ちそうになると少しの間足踏みしてミスにならないようにしてくれる(それでもずっとレバーを入れっぱなしにすると落ちる)。また、稀に敵も落下ミスをする(得点にはならない)。
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上層階には左右にエスカレーターがあり上下のフロアに移動できる。
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フロアによっては仕切りとなる壁が存在し通行及び銃弾を妨げる。
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エレベーターシステム
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内部に入って上下を押す事で操作できる。
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エレベーターは勝手に上下移動しており、敵が入って操作する事もある。
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上にあるケーブルを通り抜ける事は出来ないが、勝手に上下するのを利用して移動する事はできる。
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上や下に敵やいるとき、エレベーターで押しつぶす事が可能。普通に倒すよりもスコアが高い。
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エレベーターではさむとビクビクとエレベーターが揺れてプツンと潰れる。ドットは粗いが微妙にグロテスク。
自分が挟まれてしまうと、もちろん同様の末路を迎えることに…。
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エレベーター内部は常に光が灯っている。性能面での問題だったと思われるが、照明が落ちた場合は演出になっている。
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エレベーター内を停電させた場合「エレベーターが停止しなければ矛盾が発生する」という理由もあるかもしれない(ゲーム性の関係上、エレベーターの電源を落とすわけにはいかない)。
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といっても現実でもエレベーターの電源回路を照明のものとは別系統にしているビルは普通に存在けれど。
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天井には照明があり、銃撃する事で破壊して落下させる事ができる。落下した照明を敵にぶつけても敵を倒せる。
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照明が落ちるとその階が暗くなる。敵の姿が見難くなるが、その時に敵を倒すとスコアが増加する。
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随所にある赤いドアに入り機密文章を全て回収しなければ地下へ降りてもクリアにならない(残った赤いドアまで戻される)。
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制限時間があり、時間を超えるとエレベーターが操作を受け付けなくなり、敵の出現数が増加。
同時に内部ランクも最高値になり、敵が下段攻撃をするようになる。
評価点
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見ただけで解る単純明快なシステム。
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照明を落とした後、ポツンと明かりのついたエレベーターは見た目に大変美しい。
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今でこそ割と良くある事だが、ゲーム開始時に主人公がビルに侵入するデモが挿入され、雰囲気を盛上げてくれる。
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照明とスコアシステムはなかなかに熱い。銃撃<蹴り<エレベーター=照明<クリアの図式は何を優先させるかの駆け引きを常に求めてくる。
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公式イラストのタッチからも分かるように、スパイものながらコミカルなテイストを内包している。
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メインBGMも、スパイ映画のような緊張感溢れるような曲調ではなく、どこか間の抜けたコミカルさを感じさせる曲調で、さながら「スパイごっこ」とでもいうような雰囲気を醸している。リアルさはないが面白みを感じさせてくれる世界観である。
難点
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制限時間があまり長くない。
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最初の数ステージはよいのだが、先に進むにつれて時間制限が更に厳しくなっていく。ある意味難易度が高いとも。
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しかも一度タイムアウトしてしまうとミスをしても上昇した難度ランクがそのまま維持され、ステージをクリアしない限り解除されない。このためタイムアウト状態は実質的に残り人数がいくらあっても、ゲームオーバー宣告のようなものである。
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エレベーターの昇降が遅い。
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敵がエレベーター昇降口に待ち受けている場合は昇降を繰り返してタイミングを計らなければならないのだが、昇降速度が遅いせいでタイミングが合い難く、イライラしやすい。
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エレベーターの上に乗った上下移動を駆使すれば大幅に軽減できるのだが、それでも微妙に腹が立ってくる。
総評
単純ながらも中々に駆け引きの熱いシステムを内蔵しており、ゲームとしての完成度が非常に高い。任意に上下移動できるエレベーターという身近な物を使ってここまでのゲーム性を生み出したのは賞賛に値するだろう。
移植
80年代初期の人気作品だったこともあり、多くの機種に移植されている(特記が無い限りタイトー製)。
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エレベーターアクション(FC版 1985年)
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移植作の中では最も知名度が高い。開発はかのマイクロニクスであり、例によって、移殖の出来は良好なとは言いがたい。
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現在はWii・WiiU・3DSのバーチャルコンソールにて配信されている。
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エレベーターアクションデラックス OLD
(GBA版2002年)
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原作にほぼ忠実な移植版と、ライフ制・ステージクリア制(セーブ可)・対戦モードありのアレンジ版が収録されている。開発メディアカイト。
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エレベーターアクション(PS2版 2005年
)
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タイトーメモリーズ下巻に収録。初期版はロックがかけられているため、遊ぶためには開放条件を満たす必要があったが、ベスト版では最初から遊べる。
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エレベーターアクション リターンズ(SS版 1997年)
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続編「エレベーターアクションリターンズ」とのカップリング移殖。ただし、タイトル通りメインは「リターンズ」であるため、本作はオマケ扱いで最初から遊ぶことはできない。開放するためには「リターンズ」の方を1度、全面クリアする必要がある。
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エレベーターアクションデラックス(PS3版 2011年、スクウェア・エニックス)
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PSストアで8月31日から配信。業務用を忠実に移植したオリジナル版と、ポリゴンキャラでリメイクした「エレベーターアクションデラックス」が収録されている。
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「デラックス」は新システムとして、武器の入れ替えやネット通信による最大4人の同時対戦が可能になった。また、銃を撃つと他の階の警備員に気付かれるギミック、パンチによる近接攻撃の追加など、よりスパイらしくなっている。新しい敵キャラやギミックの追加も行われている。ステージ毎のスコアアタック要素も導入された。
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さらにダウンロードコンテンツとして、往年のタイトーレトロゲームの主人公たちがプレイヤーキャラとして無料配布されている。
続編
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後に続編として『エレベーターアクションリターンズ?』が登場。
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スパイアクションだった本作とは打って変わり、エレベーターによるギミックを踏襲しつつテロリストとの戦いをテーマにしたミリタリーアクション的ストーリーとなっている。
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また更なる続編としてガンシューとして生まれ変わった『エレベータアクションデスパレード』も存在。