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マーブルマッドネス - (2015/03/29 (日) 12:29:24) の編集履歴(バックアップ)
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現在『マーブルマッドネス (MD)』は、判定変更議論依頼?で良作への変更を依頼されています。
注意:ここではマーブルマッドネスを「良作」、GENESIS(海外MD)移植版『MARBLE MADNESS』を「劣化ゲー」として解説します。
その参考として、国内MD版(判定なし)についても言及します。
マーブルマッドネス
【まーぶるまっどねす】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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アタリゲームズ
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稼動開始日
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1984年
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判定
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良作
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概要
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自機のビー玉(マーブル)を操作しゴールを目指すクオータービューのゲーム。
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操作はトラックボール(備え付けのボールを手で回転させて操作する物。マウスをひっくり返して固定した物だと思えばいい)を使って行う。
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サウンドは当時としては珍しいFM音源のステレオ演奏。
システム
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クォータービューで描かれたマップ上で、重力にしたがって転がるボールをゴールまでたどり着かせればゴールになる。
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プレイヤーはトラックボールを動かす事で自機であるボールを操作する。
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道中には落とし穴や罠があり、ボールが操作不能に陥るとミスになる。
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ミスするとある程度の距離戻されてから復活するのだが、その都度大幅にタイムロスする事になる。
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ステージをクリアする毎に一定秒数追加されていく。1秒でも早くクリアすると、次のステージの制限時間がその分増加する。
魅力
『スーパーマリオブラザーズ』が発売される前年に、当時としては珍しかったFM音源を搭載しステレオでBGMを奏でていた。このベンベンでミョインとした音を奏でる音源はゲームの無機質な雰囲気に絶妙にマッチし非常にいい効果を出している。後にアタリのFM音源を使用したゲームはその雰囲気から「カクテルサウンド」と呼ばれる。
音もお洒落ならグラフィックやギミックもお洒落で、不思議な生き物が画面の中で活き活きとうねうね動く。数少ない「トラックボールを生かしたゲーム」としては至極シンプルな楽しさを持ち、また側で見ていても楽しいゲームである。
移植
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1991年、X68000、PC-9801の各移植版が発売された。発売元はホームデータ。
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また、1991年はエレクトロニック・アーツから海外MD(GENESIS)向けの移植もされている。しかしこれは移植度に難あり。
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1993年8月13日、メガドライブに移植版が発売された。発売元はテンゲン。
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パッドで操作する形式に変わってしまったが、引っくり返すとトラックボールになる「セガマウス」なる周辺機器を一緒に揃えると、一応トラックボールゲームとして遊べるようになる。
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とはいっても、セガマウスは決して安くない(5000円)。今となってはアーケードで見かける機会は少ないのに、操作機器が特異であるが故、家庭用移植のハードルも高い事が本作の難点である。
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PCエンジン版も予定されていたが、残念ながら未発売となってしまった。
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プレイステーション2のオムニバスソフト『ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ』にも収録されている。
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また、海外版PSPソフト『MIDWAY ARCADE TREASURES EXTENDED』にも収録されている。このソフトは国産のPSP本体でもプレイ可能である。
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海外ソフトとしては、NES(海外版ファミコン)やマスターシステムなど、多彩な機種に移植されている。
MARBLE MADNESS
【まーぶるまっどねす】
ジャンル
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アクションパズル
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対応機種
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GENESIS
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発売元
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Electronic Arts、ATARI GAMES
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発売日
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1991年
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判定
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劣化ゲー
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ポイント
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劣化したサウンドとグラフィック
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概要(NES)
元はアタリによる超名作ゲーム。
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……が発売されて7年が経った1991年、ようやく家庭用機もゲーセンに追いついたとばかりにエレクトロニックアーツが海外版メガドライブことGENESISに移植。
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だがしかし、アタリの基板とGENESISの相性が非常に悪かったのか、はたまた移植担当のエレクトロニックアーツの移植に当たってのセンスがなかったのか、出来上がったのはお洒落なカクテルサウンドとは程遠いキンキンなサウンドに明らかにアーケード版とは違う配色(自機の色からして)、さらにはトラックボールを使っていたアーケード版とコントローラーが主体のGENESISでは操作性がかすりもしない。
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……しかしまぁ、よくここまでGENESISの悪い面ばかり引き出せるものだと逆に感心してしまうゲームでもある。
マーブルマッドネス (MD)
【まーぶるまっどねす】
ジャンル
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アクションパズル
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対応機種
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メガドライブ
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発売元
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テンゲン
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発売日
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1993年8月13日
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定価
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6,800円(税別)
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備考
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セガマウス対応
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判定
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なし
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概要(MD)
そしてこちらはその2年後に日本で発売されたテンゲン開発のマーブルマッドネス。
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こちらはサウンドの質も非常に良好で配色もアーケードに忠実。操作に関しては通常のコントローラのほかにセガマウスにも対応し、できるだけトラックボールの操作性に近づけようとしている。
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セガマウスはひっくり返すとトラックボールとしても利用可能なので、このような操作にも対応できるのは大きい。とはいえ、セガマウス自体の重量が非常に軽くサイズも小さいため、安定しないのがネックではあるのだが。
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コントローラ操作においては海外版同様の問題を抱えているため仕方がない側面もあるものの、原作を分かっている移植としてはこちらのほうが高評価。同作の中では良移植の呼び声も高い。
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同じハードウェアで同じゲームを移植しても移植担当者の違いでここまで差が出てくるというのは非常に興味深い一例である。