【ざ・しんぷそんず】
ジャンル | ベルトアクション |
対応機種 | アーケード |
発売・開発元 | コナミ |
稼動開始日 | 1991年 |
分類 | 良作 |
アメリカの国民的アニメ『ザ・シンプソンズ』を題材としたベルトスクロールアクション。 当時のコナミ作品の売りであった 4人同時プレイ も可能な基板が存在し、難易度は比較的低かったためベルトアクションの入門用ゲームとしても人気があった。 また、多彩なアニメーションで原作の世界観を二十分に再現しており、そのため若干バカゲーとしての側面も持つ。
ここはとある原子力発電所のある街スプリングフィールド。ある日、シンプソン一家は宝石店に押し入るギャングと出会ってしまう。ふとしたはずみでマギーがおしゃぶりの代わりに宝石を口にしてしまう。ギャングはマギーをさらっていってしまった。シンプソン一家は大事なマギーを助けるためにギャングの後を追う。
ゲームの面白さだけでなく、原作が日本でアニメ放映を開始したための人気も手伝ってか、90年代のゲームセンターではよく見るゲームとなった。 しかし残念な事にコナミはシンプソンズの他に軽快なベルトアクション2作『X-MEN』『T.M.N.T Turtles in time(日本未発表)』をアーケードで発表したのだが、そのうちリアルタイムで家庭用に移植されたのはスーパーファミコンのT.M.N.T. タートルズインタイムだけであった。 なお、家庭用ゲーム機ではないがこのシンプソンズはマイクロソフトの古いパソコン用OSである『MS-DOS』に移植されているが、グラフィックこそ似ているもののMS-DOS版は一部アイテムやステージ、キャラクターのセリフの削除がされており寂しい仕上がりとなっている。 もしタートルズインタイム同様スーパーファミコンに移植されていれば今なお人気であったと思われるだけに、リアルタイムでの家庭用移植が無かった事が残念である。
本作は同期の『エスケープキッズ』等と同様にトレジャーの社員が関わった作品であり、スタッフクレジットで確認する事ができる。
シンプソンズのゲームはAC以外にもスピンオフを含んで多く出ているが、機種相応のキャラゲーという出来になっている物が多い。