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THE HOUSE OF THE DEAD 2
【ざ はうす おぶ ざ でっどつー】
ストーリー
前作の「キュリアン邸事件」から2年後の2000年、AMSエージェントの「ジェームズ・テイラー」と「ゲイリー・スチュワート」は、調査のためベニスに派遣される。
そこで彼らが見た物。それはゾンビが街中に溢れかえり、無差別に市民達を襲うという、キュリアン邸事件をも上回る惨劇であった…。
評価点
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ハードの世代交代に伴い、画像が飛躍的に美しくなった。舞台も古びた煉瓦造りの市街、ボートに乗って川下り、ハイテクビル内など物語に沿って様々な様相を見せる。
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前作と比べて幾分か残酷描写がマイルドになった。そのためか前作を見た目で躊躇していた人もプレイするようになり、結果的に『バーチャコップ』を押しのけてセガを代表するガンシューティングまで成長することになる。
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ただし頭くらいは普通に無くなる。頭の上半分が無くなってもまだ動いている場合は、下顎~首を狙えばヘッドショットのダメージが入るので、覚えておくといいかもしれない。
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なおこの作品以降、リロードは銃口を画面外へ向けるだけでよくなった。ただし、DC版では画面外に出してから引き金を引く必要がある。
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BGM・SEも相変わらず凝られており、前作の曲のアレンジも違和感なく世界に溶け込んでいる。
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前作で特に高い評価を受けていた「マジシャン」戦のBGMは、今作でも使用される。導入部を除き、あえて前作そのままの曲を使っていたりと、ファンサービスにも配慮されている。
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さすがに前作よりは少なくなってしまったが、ルート選択はガンシューティングの中では多い方。プレイヤーの行動次第で分岐する点も引き継がれている。
問題点
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難易度の全般的な上昇
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基本的には前作をベースにしている。しかし当たり判定が狭くなったり、敵が固くなるなど、難易度は前作から格段に上昇している。
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まずこちらの弾の判定が凄く小さい。余計なところに当たらない面もあるが、動きの速いボスには非常に当たりにくかったりなど厳しい。
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振り上げたゾンビの腕を撃って空振りさせ、攻撃を回避するという戦法がほぼ通用しなくなった(敵の体を一部欠損させられる場面自体が少ないため)。道中のザコ戦でも、ヘッドショットで素早く倒さないとプレイヤーへのダメージが確定するような状況も増えた。
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また、前作よりもボスの脅威度が格段に高い。前作の難度は概ね道中>ボスであったが、今回は難度の上がっている道中全体と、ボス単体での致死率が同程度にまで上昇。特に2面ボス・ハイエロファントの初見皆殺しぶりはカプコン級とも称えられる。
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住民を助けてライフ回復したり、壊せる箱などからの回復アイテムなどを駆使すれば、活路を見いだせるが…。
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ライフアップの機会も、かなり豊富だった前作と比べると、今作は明らかに機会が少なくなっている。これも難易度上昇につながっている。
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さらに、ランクの上昇率も前作では「50秒ごとに1ランク上昇」だったのに比べ、今作では「30秒おきに1ランク上昇」とかなり頻度が上がっている。前述のライフアップ取得機会の少なさもあって、わざとダメージを喰らってランクを落とす、という調整がとてもやりにくくなった。
総評
グラフィックの格段の向上と残虐描写のマイルド化でシリーズの間口を広げた作品。
反面、前作よりもシビアになった難易度がやや惜しまれる。
余談
移植
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ドリームキャスト版
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NAOMI基板の互換機故に移植度は良好だが、ACと違い画面外に向けるだけでリロード可能なシステムは無いので注意。
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ステージ/ボスごとの練習(難度ランクの設定も完備)以外にも、連射力や精度を鍛える演習というかシュールギャグじみたミニゲームが異様に充実。また、3や4への布石と言うわけでもないだろうが、武器を散弾や機関銃、グレネードなどに換装できるアイテム収集モードも追加された。
派生作品
人気作品である故か、本作をベースにした以下のような派生作品も出ている。
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『THE TYPING OF THE DEAD』
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『ゾンビ式英語力蘇生術 ENGLISH OF THE DEAD』