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beatmania - (2018/02/28 (水) 23:52:09) の編集履歴(バックアップ)
beatmania
【びーとまにあ】
ジャンル
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音楽ゲーム
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対応機種
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アーケード
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販売・開発元
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コナミ
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稼動開始日
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1997年
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備考
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本データは初代のみに絞り、続編については割愛する
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判定
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良作
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beatmaniaシリーズ
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概要
5つのボタンと1つのターンテーブルを用いて楽曲をプレイする、音楽シミュレーションゲームのはしり。
コナミ社内においてメダルゲーム等を担当する部署であるGM(ゲーミングマシン)事業部が開発し、1997年末にゲームセンターで稼働を開始した。
装飾の派手な筐体、筐体から響いてくるダンスミュージック特有の重低音など、今までの「ゲームセンターのゲーム」という概念を覆すことに成功し、老若男女問わず幅広いプレイヤーを惹きつけた。
「u gotta groove」「20,november」「super highway」などはこのゲームを代表する楽曲であると言える。
略称は「ビーマニ」または「初代」。コナミの音楽シミュレーションゲームのブランド名「BEMANI」も、この略称が由来である。
ストーリー
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プレイヤーは「『クラブサガワ』に飛び入り参加した新人DJ」という設定。
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『クラブサガワ』の支配人(公式設定でオカマ)やDJ KONAMIがプレイ中に手ほどきをしてくれる他、「DJ Battle」もプレイヤーの盛り上がりを妬んで喧嘩をふっかけてきたDJとの対決という設定になっている。
特徴
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画面上から落ちてくるノートに対応したボタン・ターンテーブルを操作し、楽曲を正確に演奏することで画面中央下に表示されたグルーヴゲージを楽曲終了までに赤のゾーンまで上げてキープすることでステージクリア。逆に押すボタンを間違えたり、オブジェクトを見逃す、タイミングを著しく外すとミスとなりゲージが下がる。
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判定は良いものから「GREAT」「GOOD」「BAD(タイミングを著しく外した)」「WORST(見逃し・誤操作)」の4種類。GOOD以上ならスコアとゲージが上がり、逆にBAD以下ならスコアはもらえずゲージが下がる。ゲージやスコアの変動量も判定によって違ってくる。
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特殊なノートとして「フリーゾーン」と呼ばれるものがある。この間はターンテーブルに限り自由にプレイでき、最低1回はスクラッチしていればGOOD判定が得られる。
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インターフェース
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5つの鍵盤に対応した5レーン+ターンテーブルに対応した1レーンが画面両端に、楽曲と譜面の速度を示すBPM、クリア目標を示すグルーヴゲージが画面下、画面中央にはムービーが表示される。
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ムービーはボタンを押したり、ミスをするとそれに対応して絵や色が変わるといった演出がある。
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ステージ構成は全5ステージ
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そのうち3ステージ目が「DJ Battle」。
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「DJ Battle」は「お手本に合わせてスクラッチを行う」ユニークなステージ。
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2人同時プレイによる対戦プレイor協力プレイも可能。
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楽曲
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ヒップホップやレゲエ、ブレイクビーツ、ドラムンベースやスカなど、ジャンルを問わず、広くダンスミュージックをコンパイル。
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ユーロビートやJ-POPといったヴォーカル系の曲も収録されている。
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楽曲に応じて難易度も異なり、その目安として☆の数が表示されている。
評価点
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ルールも操作方法も簡単だが、正確な演奏ができるようになるにはそれなりの練習が必要となる。
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だが練習を積みスキルが上がってくると、今まで全くできなかった曲ができるようになるので選曲の幅が広がり、スコアも腕前に付随して上がってくる。努力すればした分だけ自分の成長が大いに実感できるのも魅力の一つ。
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当時はオンライン対戦も普及しておらず、基本は筐体内でのスコアアタックや自己ベストの更新がメインだった。そのため、ひたすらに腕を磨き難しい楽曲のクリアやハイスコアの更新を目標とするプレイヤーが多い、非常にストイックかつ硬派なゲームだったと言える。
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この風潮は現在の『beatmaniaIIDX』シリーズにも受け継がれており、現在では種類数やオンライン要素が大幅に増えた音ゲーの中でも、同シリーズは個人で完結するゲームプレイのスタイルを保ち続けている。
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バックストーリーのおかげでクラブで演奏している雰囲気をよく出していた。
賛否両論点
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当時の基準からしても大分古い基板を用いていたため音質が悪く、ムービーもいくつかの素材を使いまわすことが多かった。
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人によっては「この筐体のこもった音だからこそ味が出る」といった意見もあり、一概に悪いことだとも言えない。
問題点
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やや厳しめなゲージと判定の仕様
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ゲージの上昇がノートの数に比例するため、ミス時の減少量が成功時に加えて大きくなりやすい。判定が少しきつめの曲をやるだけでグルーブゲージの維持がかなり大変だった。
総評
ゲームの操作方法は「画面上から降ってくるノートと流れる曲に合わせてボタンを押すorターンテーブルを回す」。たったこれだけである。ルールも「曲を正確に演奏するほどスコアが高くなる」と単純明快そのものであり、それでいてハイスコアを出すには相当なやり込みを必要とする。
まさに「単純明快で間口は広く、奥は深く道は険しく」を体現したようなゲームであり、楽曲のクオリティの高さも相まって多くのアーケードゲーマーをDJ・サウンドトラッカーへと変貌させた。
本作がゲームセンターに「音楽シミュレーションゲーム」という新しいジャンルを開拓した功績は、間違いなくゲーム歴史上でも重要な基点になるだろう。