【さんまのめいたんてい】
ジャンル | アドベンチャー | |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
発売・開発元 | ナムコ | |
発売日 | 1987年4月2日 | |
価格 | 4,900円 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
意外にも堅実な推理もの 高難度のミニゲーム |
吉本興業の人気お笑い芸人たちをフィーチャーした、実在芸能人とのタイアップによるタレントゲーム。ジャンルはテキストアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは桂文珍殺人事件の真相を解くため、自称「関西一の名探偵」明石家さんまの助手となり、一緒に事件を解決していく。
探偵ものにはあるまじき面白い要素が幾つかある。今となっては倫理に引っかかりそうなものもあるが製作側の吉本に対するリスペクトが十分に伝わってくる。以下が該当する。
+ | 事件の真相(ネタバレ注意) |
+ | 持ち物の動向が一部不自然(ネタバレ注意)。 |
無機質になりがちなコマンド選択型アドベンチャーのシステム周りに視覚的なわかりやすさを加え、さらにキャラクター性を生かしたユーモアやギャグを織り交ぜ、手詰まりを起こしにくいほどほどの難易度に抑える…と、全体的にまとまりの良い仕上がりとなっている。
アドベンチャーとしてもキャラゲーとしても丁寧な仕事ぶりの光る、ファミコンにおける芸能人タイアップものとしては稀有な良作である。