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トマトアドベンチャー - (2015/08/19 (水) 12:03:33) の編集履歴(バックアップ)
トマトアドベンチャー
ジャンル
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アクションコマンド型ロールプレイングゲーム
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対応機種
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ゲームボーイアドバンス
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発売元
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任天堂
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開発元
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アルファドリーム、グラフィックリサーチ、シャンダー
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発売日
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2002年1月25日
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定価
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4,800円
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判定
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良作
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概要
後に『マリオ&ルイージRPG』を作る事となる『アルファドリーム』制作のRPG作品。
元々はGBC用に『ギミックランド』という名称で開発されていた。
ストーリー
コドモの、コドモによる、コドモのための国、「ケチャプー王国」。
主人公は、トマト好きの国王「アビーラ」に連れ去られたガールフレンド「パサランちゃん」を助け出すため、
ビックリ箱のような仕掛けと、想像を超えたストーリーが展開するこの王国を冒険していきます。
(公式サイトより抜粋)
評価点
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ギミックという武器システム。
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ポケモンで言うPPのように使用回数があるが、装備中のギミックの使用回数がすべて0になれば自動的に全回復する。
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戦闘はこのギミックを使用して攻撃するのだが、ギミックにはそれぞれ特徴的なアクションコマンドがあり、コマンドの成否によって演出や相手に与えるダメージが変化する。このため、コマンド式のRPGながらアクション色が強い作品になっている。
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コマンドは
『タイミング』
『れんだ』
『ドキドキ』
『スピード』
の4種類だが、全く同じ内容のギミックはなく、マンネリ化させないつくりになっている。
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コマンド入力は7段階の難易度調節が可能で、難易度が高いほど相手へのダメージは大きくなる。
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レベル7で失敗するよりも、レベル1でも成功したときのほうがダメージは大きい。
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余裕がある人はレベルを上げて威力が高くハイリスキーに、逆に子供や初心者などはレベルを下げて簡単にできるので、初心者にも上級者にも楽しめるように出来ている。
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また、戦闘に回避の概念が無いので、ギミックをどれだけ成功させるか、アイテムをどこで使うかによって勝敗が決まる。
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アクションコマンドが成功するとゲージが貯まり、
失敗するとゲージがゼロになってしまう
『すごいのシステム』
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『すごいの』とは所謂「必殺技」であり、コマンドをどんどん成功させて必殺技『すごいの』を出すという方式。
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これもレベルが高いほうがゲージが貯まりやすい。
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一度でも失敗するとそれまで貯めた分が水の泡になってしまうので、ギミックのレベル調整において絶妙なバランスを引き立てている。
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1面ボス『ウープス』が良調整。
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『常時回復効果がある玩具のお風呂』に入りながら『強力な攻撃と防御が可能の鏡』を持っているキャラクターなのだが、それら全てが部位として設定されており、個別に攻撃可能。
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どれを壊すか考えて攻撃しないと、お風呂で回復されながら強力な攻撃を連発される自体に陥ってしまう。
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ピンチになると強力な必殺技「ポイズンシャワー」を連発してくる、この技は大ダメージを受けるかつ毒状態になることもあるので、一筋縄では行かないという事を味わうはめになる。
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もちろんレベルを上げても倒せる。
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マップが作り込まれている。
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所々に隠しボスが居たり、アイテムがあるので探す楽しみが出来る。
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難解な謎解きなどもあり、解くには考える必要がある。
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「明らかに牢獄だろ!」と突っ込みたくなるグラフィックの宿屋も存在する。
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その場所へ行くための交通手段が
人間大砲
で、それもどうみても
ペットボトル
。
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キャラの個性の強さ
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ミーハーで本性はガサツな機械オタクの『アレサ』、年齢が最年長で、太っちょだが実はオルガンを弾ける器用さを持つ『ソフビー』、序盤から登場して敵方の情報をもたらしてくれるが、しばらく仲間にならないミステリアスな『レレク』など。
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モブキャラで男の娘が居たりする。
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隠しアイテムである『おしゃぶり』を集めるシステムが楽しいと好評。
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マップの怪しいところに隠された『おしゃぶり』を集めると、ある人物から持っている数に応じて新たなギミックを貰う事が出来る。
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原理はよくわからないが、前述の「すごいの」メーターが最大まで溜まっていると、おしゃぶりと引き換えてくれるキャラクターもいる。
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大人でも楽しめるようにストーリーのあちこちにブラックな要素が満載
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特に主人公の名言『さんざん利用して捨てるなんてまるで大人みたいじゃないか~!』は考えさせられる。
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子供しかいない世界観だが、では大人はどこにいるのかというと、実は
町の外で戦うモンスターがそれ。
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小ネタが細かい
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町の至る所に小ネタが仕掛けられている。
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例えば主人公が住んでいる村では誰かの家の煙突を覗くと、謎の音が鳴り主人公が疑問に思いはじめる。
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BGMも好評。
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特にラスボス戦では自分のターンになると
曲調が変わるという熱い演出
。
賛否両論点
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「トマト」の関連性が薄い
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トマト部分は総じて少ない、殆どがギミックやトマト以外の食べ物関連などである。
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戦闘は主人公と仲間一人しか参加出来ない。
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その為、ラストは4人全員で戦うなどといったシチュエーションが無い。
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「ぼうぎょ」コマンドがない。
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次のターンに強力な攻撃をする予告などはないし、回復手段は基本的に共有のアイテムしかないので防御する必要自体はないのだが、「ギミックの使用回数を節約したい」「すごいのポイントがたまりそうだが、アクションコマンドに自信がないギミックしか残っていない」などの理由で順番を別の仲間に回したいときに難儀する。
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アイテムを使えばいいのだが、そのために消費するのも難であるし、回復アイテムなどは使用しても意味がないときは使えない。
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レベルを上げても「たいりょく」と「すばやさ」しか上がらない。
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攻撃力増強には、そもそものギミックを変えるか、ギミックを強化する必要がある。序盤に手に入る弱いギミックは、強化しても終盤まで運用するのは難しい。
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あとに手に入れた武器の方が強いのはRPGの常ではあるが、気に入ったアクションコマンドのギミックでも、ずっと使い続けるのは厳しい。
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ヒロイン「パサラン」の感受性が豊か過ぎる。
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作中で、敵が彼女の「ココロエネルギー」という5種類の感情のエネルギーを吸いとって、とある兵器の燃料にするシーンがあるのだが……
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悪役がバナナで転んだだけで笑い出す。しかも笑い声の一つに「ヒャーッハッハッハ」という台詞がある。
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他にも悪役が本を読み聞かせて「おじいさんとおばあさんが居ました」と言っただけで号泣する。
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ギャグシーンではあるのだが、自分が感情を顕わにすれば敵に利用されるのがわかりきっているのだから、少しくらい我慢できないものか。
問題点
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ギミックによって難易度の差が激しい
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最高レベルで、
1/60秒のタイミングでしか成功しない
『はぐるまヨーヨー』に対し、Aボタンを普通に連打すれば簡単に成功出来る『マグネハンド』など。
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「いかりかざん」など、中には完璧に運であるギミックも。
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ドキドキ系ギミックはどれも多少なり運が絡むが、このいかりかざんは本当に運以外の要素がない。
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詳細
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運ゲー。
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掻い摘んでルールを説明すると、お互いのプレイヤーはHP200を持ち、4つの色に分かれ、各自個別のポイントがあるギミックカードを、手札(キャラカード)を毎ターン一枚使用して色やポイントを上下させながら戦うというもの。
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ゲーム全体としては、HP200をすべて失うか、5回勝負が終わった時点で残りHPの少ないほうが負け、ということになる。
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勝敗は主に色で決まり、青>赤>黄>緑の順に強いが、緑は青にのみ勝てる。
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カードのポイントの大きい方から小さい方を引いた数字がダメージとなる。
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ギミックカードのポイントが勝敗に直接関係するのは同ランク同士の戦いのみで、この場合は単にポイントの高いほうが勝ち。
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例えば黄・85ポイントの「きっこうグローブ」と青・47ポイントの「Kワンワン」の組み合わせでは、85-47=38ポイントのダメージがきっこうグローブ側に与えられることになる。
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まずお互いに出すギミックカードが完全ランダム。
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ギミックのポイント・色を上下させられるキャラカードは、12枚のデッキを組むことは出来るが、最初に5枚配られてから
補充されない
。
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ゲームが進む毎に選択肢が狭まっていくことになる。とりわけ最終戦は選択の余地すらない。
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カードを使用しないという選択肢がない。
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例えば、「自分が青・47のKワンワン、相手が赤・27のマグネハンド」など、「自分の色が相手よりひとつ上かつポイントが自分>相手」の場合、自分が色変動のキャラカードを使いさえしなければ確実に勝てるのに、手札にランク変動のカードしかなければ使わざるを得ない。
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キャラカードを使う=自分に有利であるならともかく、順当に行けば自分の不利にしかならない行動をなぜわざわざとらねばならないのか。
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「お互いの手札が開示されている」「5回勝負のお互いのギミックカードが最初から全部わかっている」などの要素があれば、まだしも戦略的に出来るはずなのだが……
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CPUの強さがおかしい。
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最弱のギミカマニア・次のセレモ辺りは前述の「色さえ変えなきゃ勝てる」ような状況でも平気で色を変えてくる。
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次の「エノキン博士」は妙に手強い。
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上位のギミッカーと戦うためには、その下のランクの相手に10回も勝つ必要がある。
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公式ページに「セレモもギミカをやってるよ!」という文章が見られるが、まず最弱の『ギミカマニア』に勝って、ランクをアップしないと対戦してくれない。
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ギミカマニアによれば「ギミッカーは自分より弱い相手には興味が無い」とのこと。セレモにもこれが当てはまるとすればなんとも友達がいがない。
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また、ギミカで勝利すると賞金がもらえるのだが、序盤の弱い相手ではその額が非常に少ないので、旨味を感じられずこの時点でだれてしまう場合も。
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「弱い相手には興味が無い」だのといった話があるにもかかわらず、2ランク分兼任しているギミッカーが2名いる。名前のあるNPCが足りないわけでもないのに……。
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相手に勝てば賞金が貰えるが、負けても特に払う必要はない。が、上位の相手と戦うための勝利回数がひとつ巻き戻ってしまうので結局リセットした方がいい。
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それをしなくても、戦うギミッカーは概ね主人公の友達か知り合いであり、何度も戦っていると
友達から金を毟り取り自分が負けても何もしない
というなんとも嫌な主人公像が誕生してしまう。
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他の役割と兼任しているギミッカーがおり、ギミカ勝負を挑めるようになるとやりたい行動に至るまでに操作を増やしてしまうことになる。
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チュートリアル要員のセレモは選択肢が増えるだけなのでまだしも、おしゃぶりを渡しにいってギミカ関連の話までしなければならないカイゾーなどはかなり面倒。
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別に本人でなくとも、そのキャラと近しいモブでもよかったのではないか。
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通信対戦もあるが、面白いかどうか以前に
このゲームを持ってる友達が周りに居ない
というどうしようもない状況になりがち。
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賞金を貰える以外は本編とはまったく絡まないので、やらなきゃいいだけの話ではある。お金についても雑魚を狩った方がよっぽど効率がいい。
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「おしゃぶり」が、マップ上のものを全部を集めて、サブイベントで手に入るものをすべて足してもまだ足りない。
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最後のギミックをもらうには180個のおしゃぶりが必要なのだが、すごいのポイントと交換しない限り
100個ちょっと
しか集まらない。
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とにかくおしゃぶりを集めようとすれば、ダンジョンに潜る→敵とエンカウントし、アクションコマンドを連続で成功させてすごいのポイントを満タンまで溜める→(仲間を変えてまたポイントを溜める)→町に戻り、ポイントをおしゃぶりをと交換する→ダンジョンに潜る……と延々繰り返さねばならない。
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余ったおしゃぶりにも使い途がない。そもそも上記の仕様からまず余るものではないが。
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子供向けとしては
恐怖演出やグロテスクな要素があり、一部の低年齢層プレイヤーにトラウマを植えつけた
。
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特に中盤の『ス・クリーム山』
(目玉を掴んで押したり引っ張ったりする)
、終盤マップ『バルサミドーム』がよく代表として取り上げられる。ゲージュツゲージュツ
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他にも4面ボス「リルビ」が復活した「デスリルビ」の姿が非常にグロテスクである。(怪物みたいな姿に加え、口の中に元のリルビの顔があるというもの。)
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ラスボスを倒した後、する事が無い。
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上記の『ギミカ』「おしゃぶり集め」などがあるが、いかんせん問題点が……
総評
良い点も多いが悪い点も多い作品、バグも無に等しく普通に遊べる出来である。
かわいいキャラクターや斬新なギミック、質の高いBGMなどマイナーながらも隠れた名作として名を残しており、エンディングの内容も相俟って未だに続編希望の声が多い。
余談
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4コマアンソロジーコミックが発売されている。
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今作の効果音が後に発売される『とっとこハム太郎4』に引き継がれている。
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なお、本作の完成度は任天堂に高く評価され、のちの『マリオ&ルイージRPG』シリーズが本作とほぼ同じスタッフによって開発された。
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制作スタッフとしては、マリオ&ルイージRPGシリーズが本作の系譜を辿っているとのこと。
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謎の歌を歌いながらオムライスにケチャップをかける、任天堂にはありがちな謎のCMである。
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ひたすら耳と印象には残るが、如何せん内容がろくすっぽ伝わらない。