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スーパーマリオUSA - (2019/02/16 (土) 20:17:45) の編集履歴(バックアップ)
スーパーマリオUSA
【すーぱーまりお ゆーえすえー】
ジャンル
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アクション
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高解像度で見る
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対応機種
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ファミリーコンピュータ
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発売元
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任天堂
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開発元
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任天堂、エスアールディー
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発売日
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1992年9月14日
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定価
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4,900円(税別)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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なし
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加
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配信
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バーチャルコンソール 【Wii】2007年8月10日/500Wiiポイント(税5%込) 【3DS】2012年11月28日 【WiiU】2014年3月19日/上記共に500円(税5%込)
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判定
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良作
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ポイント
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別タイトルのキャラをマリオに差し替えた異色作 持ち上げて投げる独特のアクション 本作から誕生した各キャラ定番の要素も
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
本作はマリオシリーズの1作だが成立までの経緯が少々特殊な作品で、もともと純粋なシリーズ作品として制作されたものではない。
かつてフジテレビが主催した万博風イベント『コミュニケーションカーニバル 夢工場'87』の宣伝のために任天堂とのタイアップで制作され、1987年に発売されたディスクシステム用アクションゲーム『夢工場ドキドキパニック』を原作とし、キャラクターをマリオシリーズに置き換えた、いわゆるガワ替え移植作となっている。
ディスクシステム版『2』が未発売となっていた欧米において、初代『スーパーマリオブラザーズ』の正式な続編として『SUPER MARIO BROS. 2』のタイトルで1988年に発売されたものを、改題の上で日本国内向けに逆輸入したものが本作『スーパーマリオUSA』である。
『スーパーマリオブラザーズ』の開発スタッフによる作品で、プロデューサーの宮本茂、音楽の近藤浩治を始めとしてスタッフが共通している。
ストーリー
ある晩、マリオは不思議な夢を見ました。
上の方にある扉へと続く、長い長い階段の夢でした。
扉を開けると、いままで見たこともない世界が見渡すかぎり広がっていました。
耳をすますと、かすかに声がします。
「夢の国、“Subcon(サブコン)”へようこそ。
私たちはマムーに苦しめられ、国中にひどい魔法をかけられているのです。
あなたが来てくださるのをお待ちしていました。
マムーを倒してSubconをもとの姿に戻してください。
現実の世界でマムーがあなたにかけた呪いは、夢の世界では効果がありません。
いいですか、マムーは野菜が苦手だということを覚えておいてください。どうか私たちを助けてください!」
この声と同時に、マリオの目の前に稲妻が走りました。
マリオはびっくりして足をすべらせ、ひっくり返ってしまいます。
はっとおどろいて目が覚めると、ベッドから起きあがっていました。
頭をすっきりさせようと思い、マリオはこの不思議な夢のことをルイージとキノピオとピーチ姫に話しました。
その後マリオたちが、近くの山にピクニックに出かけたときのこと。
目的地に着いて、あたりをながめると、近くに小さなほら穴がありました。
ほら穴に入ると上へ上へと続く階段がありました。
これはマリオが夢で見たものとまったく同じです。
みんなで階段をいちばん上まで登ると、そこにもマリオが夢で見たものと同じ扉がありました。
そしてマリオたちが、おそるおそる扉を開けてみると……
驚いたことに、マリオが夢で見た世界が目の前に広がっていたのです。
(説明書より)
特徴
上述の通り、元々は別のゲームが原作であるため、他の『マリオ』シリーズには存在しない、本作独自の要素が多い。
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引っこ抜いて投げつけるアクション
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本作ではマリオシリーズの定番である「ジャンプで踏みつけて倒す」というアクションが出来ない。そのため敵の上に乗っただけではダメージを与えられない。
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しかしザコ敵や地面に置かれたブロック、地中に埋まった野菜の上でBボタンを押すことで対象物を持ち上げる(引き抜く)ことができ、再びBボタンを押せば投げつけることができる。
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これを利用して敵を倒すだけでなく、土を掘って鍵をゲットし鍵のかかった扉まで運ぶ、ブロックを運んで積み上げ足場を作る、地中の爆弾を引き抜き壁を壊すなど、このアクションを活かしたステージ構成となっている。
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また一定時間しゃがみ続けるとキャラの色が変わり、高度2倍の大ジャンプが可能になる。
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操作キャラはマリオ、ルイージ、ピーチ姫、キノピオの4人。
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平均的な能力のマリオ、ジャンプ力が高いルイージ、空中浮遊が可能なピーチ、ものをすぐに持ち上げられるキノピオとそれぞれ性能差があるため、ステージやプレイスタイルによって使い分けることで有利にゲームを進められる。
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制限時間がなく、ライフ制になっている。
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このため時間を気にすることなく進め、敵に接触して即死することもない。
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地面に埋まっている三角フラスコ薬の効果で出現する扉から裏世界に行く事が出来る。裏世界にはスーパーキノコが置かれており、取ることでライフが1つ増え、最大4ポイントまでライフの最大値が増加する。効力は取得したステージ内のみでステージクリアした時やコンティニューした時に初期化される。
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ライフが残り1になると、他のマリオシリーズと同じく身体が小さくなる(チビマリオと同じ)。ある程度敵を倒すとハートが出てきて回復できる。
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中間ポイントは設けられていないが、ミスした場合は直前の画面が切り替わる地点からの再開となる。ドアを出入りしていた場合はドアの前から、ツタや梯子を昇降していた場合はそれらを昇降する地点からとなる。
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総ステージ数は20。
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チャプターは7までであり、各チャプター3ステージ、最終チャプター7の2ステージと少ない。
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ただし、3-3や5-3はこのゲーム全体から見るとかなり長いステージであり、コンテニュー回数が限られていることもあって全体的なボリュームもそこそこある。
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シリーズ恒例のワープも存在し、先のワールドに進むことができる。ただしワープ先の都合上、一度のプレイでは4つあるうちの2つまでしか使用できない。
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マリオコレクション版では、ワープにより抜かした(プレイしなかった)ワールドもゲーム再開時に選択できるようになっている。
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スロットゲームと1UPキノコ。
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地中から引き抜くと出現する三角フラスコ薬を投げると扉が出現し、そこから裏世界にいける。
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野菜のあるところで裏世界に行くと、引き抜いた野菜はコインになる。同じ場所で2回までコインがゲット可能(それ以降ははずれ野菜になる)。
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このコインを用いてステージクリア後に始まるボーナスステージのスロットゲームに挑戦でき、絵の組み合わせによって残機を稼ぐことができる。
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また、表フィールドに隠されている1UPキノコを引き抜くことでも残機は増える。
オリジナル版からの変更点
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オリジナル版でできなかったBダッシュが可能になり、テンポがよくなった。
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ただし、本家のように1マス分の隙間を無視してダッシュで走り抜けられるのは、本作ではルイージだけである。
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敵キャラやステージは基本的に『夢工場』を踏襲しているが、一部グラフィックがマリオシリーズに関連したものや本作独自のものに描き換えられている。
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BGMのリアレンジ及び一部差し替え。『マリオ3』のBGMに使用されていたDPCMによるパーカッションが追加されている他、1ループが長くなったものも存在する。
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オリジナル版では4人全員でマムーを倒さなければエンディングに到達できなかったが、本作では1人でもマムーを倒せればエンディングに到達できる。
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オリジナル版ではキャラ1人が独立したセーブデータになっていたため、チャプターの途中でキャラ変更はできなかったが、上記のクリア条件の変更に伴い、本作ではエリア単位でキャラ選択画面が入りキャラの選び直しができるようになった。
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オリジナルにあったセーブ機能は削除され、回数制限付きのコンティニュー制になった。
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原作に存在しなかったボスキャラ「チョッキー」の追加。
評価点
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「持ち上げて投げつける」という新鮮なアクション。
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『2』まではできなかった「投げる」アクションがメインとなっているため、従来のシリーズとは違う新鮮な感覚でプレイできる。
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シンプルでありながらそれを活かした謎解きなど奥深さもある。
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これまでさらわれ役だったピーチ姫とサブキャラに過ぎなかったキノピオが、初めてプレイヤーキャラとして使用できるようになった。
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また、過去作では「単なるマリオの色違い」であったルイージも外見がマリオからはっきりと差別化され、現在まで続く「やせ気味のノッポ体型」のイメージが確立した。
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これ以外にも、ピーチ姫の空中浮遊やルイージの空中バタバタ足といった、後に定番となるマリオキャラそれぞれの特性はここから誕生した。特にピーチ姫は本作の野菜引っこ抜き攻撃がスマッシュブラザーズシリーズの必殺技として採用されている。逆輸入の要素がここまで個性に入ってくるのは珍しい。
一方で、本作のキノピオは原作のパパに相当するパワーキャラ。マリオカートやスポーツ系作品などでは軽量級やスピードタイプとして扱われることが多いので、「力持ちなキノピオ」はシリーズとしては異色である。
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キャラクターの選び直しができるようになったことで、要所要所でキャラの長所を活かして使い分けるという戦略性が生まれた。
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明るいながらどこか独特で不気味な雰囲気のある世界観だが、『マリオ』シリーズの世界観として違和感なくマッチしている。
問題点
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地形にはまったまま抜け出せなくなる時がままあり、制限時間もないためにどう足掻いても脱出不可能な場所にはまりこんだ場合はリセットしないといけなくなってしまう。
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このためか、自殺コマンドも用意されているのだが、隠し要素であり説明書には書いていない。
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ゲームオーバー時のコンティニューが2回までしかできず、回数を増やすことも不可能。
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従来のシリーズのように敵を倒しての1UPが不可能で、数少ない1UPキノコ以外にステージ中で残機を稼ぐ手段がない。スロットも満足に稼げるかどうかは運次第となっているため、全体的にみれば難易度は高い。
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オリジナル版では「キャラごとにクリアしたチャプターはセーブされ、何度でも選択可能・キャラ変更しない限り残機持ち越し」という仕様のため、後半のチャプターに挑む前にチャプター1を何度もクリアして残機を稼ぐことが可能だった。セーブ機能削除のため仕方がない点ではあるが、この方法が使えなくなったことが難易度上昇の原因となっている。
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そのこともあって、裏世界から入れるワープのつぼを駆使してショートカットするというのが一般的な攻略のセオリーとして知られている。
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ミスした際の再開地点が画面の切り替わりからとなっている関係上、後戻りが出来ない大部屋での戦闘となる各チャプターのボス戦ではミスしてもライフを増やしてやり直す事が出来ないため、難易度の上昇に拍車をかけている。
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ボーナスゲームであるスロットのリール回転が非常に速い。
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オリジナル版自体がそうだったのだが、目押しが効き難い程の速度がそのままなので、まとまった残機を稼ぐ唯一の手段であることを考えるとキツイ。
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SFC版以降では回転速度が下がり、目押しが効きやすい程度にまで抑えられている。
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スターで無敵になった時のキャラの点滅と、前述の「溜めジャンプ」の点滅が同じ色なのでわかりにくい。
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加えてスターの無敵時間も従来の作品と比べると短めである。
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マリオの扱いがやや不遇。
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好意的に言えば主人公らしい平均的性能なのだが、逆に突出した能力を持たないことがそのまま欠点に直結してしまっており、使用キャラ4人の中では最も使いにくい。
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具体的には、ルイージは高いジャンプ力・ピーチは空中浮遊でショートカットできる箇所がいくつかあるが、平均的なジャンプ力のマリオは当然それらのショートカットはできない。ジャンプ力で言えばキノピオが最低なのだが、マリオとキノピオのジャンプ力の優劣が現れる場所はほぼ存在しない。しかもキノピオは物を持ってもジャンプ力が落ちないという特性があるため、さらに性能差をつけられている。
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このため、本作に慣れたプレイヤーからはほぼ使われることがない。オリジナル版のイマジンはエンディング到達条件の都合上、キャラ切り替えが自由に出来ないため必然的に使わざるを得ず一応の存在感を保っていたが、本作ではエンディングの条件が変更され自由にキャラ選択ができるようになったことで、結果的にマリオの存在感が薄れてしまった。
総評
マリオシリーズとは別物のゲームが原作ゆえ、アクションや雰囲気はシリーズの中でもかなり毛色が異なる異色作となっている。
開発スタッフがマリオシリーズと共通しているだけあって、アクションゲームとしては良質で骨太な出来栄えになっており、いつものマリオと異なる新鮮な感覚で楽しむことができるだろう。
余談
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マリオシリーズとしてリメイクされたことで、『夢工場』の敵キャラ達の多くがマリオシリーズに取り込まれた。
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特に中ボスキャラのピンクの恐竜「キャサリン」は後の『ワリオの森』や『マリオRPG』にも登場し、『マリオテニス64』では遂にプレイヤーキャラに昇格。以降のパーティ、スポーツ系のマリオシリーズでは常連となり正式にマリオファミリーの仲間として扱われていくことになった。
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『夢工場』の象徴ともいえる仮面を被った雑魚キャラの「ヘイホー」は、マリオシリーズにおいても「クリボー」や「ノコノコ」と並ぶ定番の敵キャラクターになった。
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その他の本作オリジナルのザコキャラたちも、その多くが本家マリオシリーズのキャラクターとして出演するようになった。
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その一方で、大ボスであるマムーは本作以外ではせいぜい『ゼルダの伝説 夢をみる島』にゲスト出演している程度で、マリオシリーズ本編では全くと言っていいほど出番がない。
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国内ではタイトル通り「アメリカから帰ってきたマリオ」を意識して販売された作品でもあり、説明書には海外でのキャラクター名も掲載された。
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エンディングで公開されるキャラクター名も、そのまま英語名である。例としてヘイホー→シャイガイ(SHYGUY)、ラスボスのマムー→ワート(WART)など。
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小学館の公式攻略本にいたっては、英語名がメインに表記されていた。
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なおエンディングおよび攻略本のキャラ名には一部誤植があり、キャサリン(本来はバードー・BIRDO)とダウチョ(本来はオストロ・OSTRO)の英名が入れ替わって紹介されていた。攻略本では終始ボスのキャサリンを「オストロ」として表記していたため、英名を勘違いされることもある。GBA版では修正されている。
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室山まゆみの漫画『あさりちゃん』(78巻・オールキャラまんが ゲームの世界のあさりちゃん)にて「野菜を引っこ抜いて投げる」という本作がモデルと思しきファミコンゲームがクソゲーとして描かれている。
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「ムーチョ」という敵キャラは赤・黒・ピンクの3色いるのだが、赤色のムーチョだけは、なぜかゲーム中
1箇所
しか出現しない。
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本作のポンキーは『スーパーマリオワールド』と違い、動けるタイプがいる。移動しながら迫り来る炎は中々に回避しにくい。
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ステージ5-2ではライフアップのキノコは二つあるのだが、二つ目は近くに薬がないため、はるか前から薬を持って来なければならない。
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なお2-1など、本当にキノコが1つしかない面もある。
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「カメーン」という敵キャラが、いわゆるトラウマ要素として語られることがある。
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扉を開くためのアイテム「カギ」を持ち上げるとカメーンが追いかけてくるのだが、その不気味な仮面のグラフィックはもとより、どんなに逃げようがマップを切り替えようがカギを持ってくる限り追いかけてくる上、無敵で倒せないため、多くのプレイヤーに恐怖とともに強い印象を与えた。
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しかし実は…
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カギを手放すと追うのをやめて画面外へ消えていくので、カギを地面に置き、カメーンが去ったら持ち上げて移動、と繰り返すと襲われない。
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しっかり立ち止まってからカギを手放さないと、その場に置かずに放り投げてしまう。穴などに落としてしまうと、またカギ部屋に戻って取ってくることになる。
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実は裏技で倒せる。
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FC版では通常スターの体当たりでも倒せないが、ストップウォッチを使用した上でチェリーを5つ集めスターを入手、その状態で止まっているカメーンに体当たりすると倒してしまえる。
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パッケージ絵は、原作のパッケージ絵の構図とデザインをそのままに、イマジンファミリーのキャラクターをマリオキャラに置き換えたものだが、マリオ以外のキャラは当てはめられている原作キャラがゲーム中とは異なっている。
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ヘイホーを持ち上げているパパ=ルイージ、驚いているママ=ピーチ姫、ツタを上るリーナ=キノピオとなっている。
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本作のエンディングは海外メディアで「最悪なエンディング」として挙げられたこともある。
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ネタバレ注意
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今までの冒険を夢として見ていたマリオがベッドで寝ているという、いわゆる夢オチである。
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説明書等で舞台となるサブコンを「夢の国」と明示しているとはいえ、物語の締め方としては安易と評される手法であるためだろう。
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「舞台が夢の国なので夢の中で救った」とも考えられるが「この冒険はマリオが見た夢の中の話でしかなかった(だから番外編でいろいろ違う)」と解釈することも可能。そう考えるとなんとも味気ない。
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ただし、「マリオ達4人が前夜夢に見た世界を救いに行く」とOPにはあるため、一種のループオチともとれなくはない。
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因みに原作の『夢工場』では「絵本の世界をマムー一味から救い、捕らえられていた家族とともに元の世界へ帰る」というエンディングになっている。また敵キャラ紹介のかわりにスタッフクレジットが表示される。
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実は本作のエンディング曲は、オリジナル版『夢工場』の冒頭デモで流れる曲のアレンジとなっている。
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移植・リメイク
スーパーマリオコレクション
詳細は『スーパーマリオコレクション』の項目を参照。
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2019年2月13日に『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』で配信された。
スーパーマリオアドバンス
【すーぱーまりおあどばんす】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ゲームボーイアドバンス
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発売元
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任天堂
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開発元
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任天堂、エスアールディー
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発売日
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2001年3月21日
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価格
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4,800円(税別)
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プレイ人数
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【GBA】1人(マリオブラザーズは1~4人) 【WiiU】1人
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セーブデータ
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3個(EEPROM)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加
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周辺機器
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GBA専用通信ケーブル対応
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配信
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バーチャルコンソール 【WiiU】2014年7月16日/702円(税8%込)
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判定
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良作
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ポイント
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GBAロンチタイトルの1つ 『スーパーマリオUSA』+『マリオブラザーズ』を収録
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概要(アドバンス)
ゲームボーイアドバンスのロンチタイトルの一つ。『スーパーマリオUSA』と『マリオブラザーズ』の2本を収録したカップリング移植である。
『スーパーマリオUSA』は『スーパーマリオコレクション』でリメイクされたバージョンを元にしているものの、ゲームボーイアドバンスの機能を知らしめるための実験作のような役割もあってか、巨大キャラやボイスの追加など様々な本作オリジナルの追加要素があり、純粋な移植というよりはリメイクに近い。
同時収録されている『マリオブラザーズ』は他の『スーパーマリオアドバンス』シリーズや『マリオ&ルイージRPG』にも収録され、『マリオブラザーズ』収録ソフト同士なら通信も可能。
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ただし、WiiU VC版では通信機能に対応していないため不可。
主な変更点
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ゲーム選択画面から選択して開始するとタイトル画面が飛ばされて直接キャラ選択画面に飛ぶようになっている。
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キャラ選択画面のデザインもオリジナル版から大きく書き換えられている。
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「巨大キャラ」や「巨大アイテム」の追加。持ち上げるのに時間がかかる分、投げた際に他の敵を巻き込んで倒しやすくなっている。
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巨大キャラは投げただけで体力回復のハートが出てくるという嬉しい効果もある。
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「キャラ別ボイス」の追加。
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プレイヤーキャラである4人の他、キャサリンや各ボスキャラにもしっかりとボイスが存在する。
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キャサリンに至っては色によってボイスが異なるという拘りぶりである。
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オリジナルでは存在しなかった「得点」が導入された。
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他のスーパーマリオシリーズ同様、投げた甲羅が連続で敵を倒すたびにスコアがアップする。甲羅は壁で消えずに反射するようになったので無限1UPも可能になった。
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もっとも、得点はいくらでも稼げるうえコースごとのハイスコア集計や残機加算などもないのであってもなくてもあまり意味はない。
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上述の5-2では二つ目のキノコがある地点に薬が配置され、ライフアップしやすくなった。
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ライフの上限が5になった。
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各面に新たに3つ目(または2つ目)のキノコが配置されており、またそれらの近くには魔法の薬も新たに配置されている。
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「Aコイン」「ヨッシーチャレンジ」というやり込み要素の追加。
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Aコインは各コースに5枚配置され、1コースのコインを全て集めると1UP。更に、収集率がパーセンテージで表示される。
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5枚×20ステージ=計100枚のAコインを全て回収した上でマムーを倒すとタイトルの背景が変わり、新たにヨッシーチャレンジに挑戦可能となる。
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ヨッシーチャレンジは各コースの裏世界に隠されているヨッシーのたまごを探し出して回収、そのままクリアするというもの。
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各ステージに隠されたたまごは2個で、大抵の場合はステージに隠されたキノコのうち2個がたまごに変更されている。これは言い換えればキノコが1個しか出てこない=ライフ上限を3までしか上げられないということであり、実質的なハードモードとなっている。
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ミスしてしまった場合や、ワープを利用した場合そのステージで手に入れたタマゴは没収されてしまうので注意。
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なお、ヨッシーチャレンジをクリアしても特に何か隠し要素解禁などはなくその記録が残るだけ、純粋にやりこみたい人のためのものである。
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新規ボスキャラとして「メカキャサリン」が追加された。
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また、6面ボスが「ガブチョ」から「ドン・チュルゲ」に変更、4面ボス「ヒーボーボー」や5面ボス「チョッキー」に登場演出が追加された。
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ただそこまでやっておいて全ステージ別のボスとはならずに、ドン・チュルゲのみ1面と6面の2回登場している。
評価点(アドバンス)
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ゲーム性やステージ構成自体はオリジナルを尊重している。
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追加要素が多い。
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後続のアドバンスシリーズの作品は基本的に忠実移植が念頭に置かれており、ゲーム本編そのものに追加要素は少ないが、本作はリメイク作に近いためか、やりこみ等の追加要素が多い。
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原作自体がやりこみ要素のないシンプルな作りだった分、やりこみ要素を追加したのは妥当な判断であろう。
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同時収録の『マリオブラザーズ』は本編の息抜きや気分転換として楽しめる。
問題点(アドバンス)
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マリオコレクションベースの移植となっているが、アレンジされた箇所が多く忠実な移植ではない。
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キャラボイスの追加、タイトル画面がない、キャラクター選択画面のデザインがオリジナル版に忠実でない、新規ボスの追加…等々、オリジナル要素が妙に多い。この点については、少なからず不評意見も見られる。
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短所というほどではないが、オリジナル追加要素としてスタート地点直後の扉(1-1コース本編につながる)横の地形に乗ると黄色い謎の生物が地形を持ち上げ伸びあがってくるが、こいつはここしか出てこず、何のためにわざわざ追加したのかという疑問が残る。
総評(アドバンス)
オリジナル版からアレンジされた要素が多いため、オリジナル版に思い入れがある人にとってはやや不評ではあるが、基本的なゲーム内容に変化はないため、原作と同様の面白さをきちんと保っている。
マリオコレクションベースの移植版は現在のところ、アドバンス版かWii版の「マリコレスペシャルパック」かしかでていないため、携帯機で手軽に遊びたいのならばこちらを、マリコレ版に忠実な内容で遊びたいのら後者を選択するのがよいだろう。