「スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【すーぱーどんきーこんぐつー でぃくしー あんど でぃでぃー】
ジャンル | アクション | 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | レア | |
発売日 | 1995年11月21日 | |
定価 | 10,094円(税3%込) | |
プレイ人数 |
【SFC/Wii/WiiU】1~2人 【New3DS】1人 |
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セーブデータ | 3個(バッテリーバックアップ) | |
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加 |
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配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2007年10月23日/800Wiiポイント(税5%込) 【WiiU】2014年11月26日/823円(税8%込) 【New3DS】2016年4月6日/823円(税5%込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
前作から正統進化、シリーズ最高傑作と名高い やり込み要素の大幅拡充 印象に残るギミックが満載のステージ セーブの不親切さはあまり改善されず |
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ドンキーコングシリーズ・関連作品リンク |
任天堂・レア社のタッグで制作された名作『スーパードンキーコング』の続編。
シンプルな操作とやりごたえのある難易度はそのままに、新アクションや斬新なギミックを施したステージが豊富に用意されており、ドンキーコングシリーズの中でも屈指の人気を誇る名作である。
ある月の綺麗な夜の事。お気に入りの浜辺へ散歩に出かけたドンキーコングの帰りが遅いので、
心配したディディーと彼のガールフレンドのディクシーはドンキーを捜しに出かけました。
浜辺に着くと、ディディーとディクシーはドンキーコングを探しましたが、何処にも姿がありません。
不安になったディディーが波打ち際まで歩いて行くと、そこに壊れたビーチチェアと無数の足跡を見つけました。
「クレムリンの足跡だ!」
息をのむディディー。そして壊れたビーチチェアの上に置かれたメモを読みました。臆病者のコングファミリーへ。わっはっは!ドンキーを捕まえた。返して欲しけりゃバナナをよこせ。
キャプテン・クルールより(*1)「何てこった、ドンキーがさらわれるなんて…」
早速コングファミリーが集まりました。
「またあいつらの仕業かい」
クランキーコングの妻のリンクリーが溜息をつきました。
「言われた通りバナナを渡してしまおうか」
クランキーが呟いた途端、ディディーが叫びました。
「冗談じゃない、この前やっとバナナを取り返したばかりじゃないか!僕がドンキーを助けに行く!!」
そう、その上上手くいけば、自分もゲーム界のスターとして、皆に認められるかもしれない。
「この前の冒険だけで、もうヒーロー気取りかね。お前にはまだ無理じゃよ」
クランキーの皮肉な言葉を横で聞いていたディクシーは、すぐに反対しました。
「ディディーにチャンスを与えてあげて。私も彼と一緒に行くつもりよ!」
この言葉にはコングファミリーの誰もがびっくり。中でも一番驚いたのはディディーでした。「わかったよ。無事にあのろくでなしを連れて帰ってきたら、お前達の力を認めてやろう」
クランキーの言葉を聞くと、ディディ-とディクシーはすっと立ち上がり、皆の前で誇らしげに宣言しました。
「ドンキーを連れ戻してみせる!必ずね!!」
周りのコングファミリーは、彼らを暖かく励ましました。
リンクリーは優しく微笑み、古い付き合いのファンキーコングは「しっかりやれよ、兄弟!」と言って
ディディーの手を軽く叩いてくれました。
間も無く太陽が顔を出し、この勇敢な二人連れは冒険の旅へと出発していきました。
(説明書より抜粋)
新キャラクター「ディクシー」
チームアップ
アニマルフレンドの追加・変更
+ | 詳細 |
前作から更に進化したCG
やりこみ要素のパワーアップ
前作同様よく練られたゲームバランスとマップデザイン
キャラ性能差の改善
良質な音楽
その他の評価点
ドンキーコングが空気
相変わらず不自由なセーブ、ワールド移動
一部のボーナスステージ・DKコインの難易度が高い
今作以降、ボーナスステージが「ボーナス」ではなくなってしまった
一部マップとミスマッチなコースの存在
3-2「くらやみダイビング」での激しいフラッシュ
ユーザビリティに関する欠点もあるが、それを補って余りある数々の良要素を備えた、SFCのアクションゲームを代表する傑作の1つ。
特筆すべきは、それら良要素の多くが何か目新しい新要素や奇抜なゲームスタイルにあるのではなく、バランス・グラフィック・音楽・ステージ構成といった、「ゲーム」を織りなす最も基本的な部分にあることである。
だからこそ、一見シンプルなアクションゲームながらも、長年に渡ってプレイヤーの心を掴んで離さない作品となったのだろう。
【すーぱーどんきーこんぐつー】
ジャンル | アクション | |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス | |
メディア | 64MbitROMカートリッジ | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 | レア | |
発売日 | 2004年7月1日 | |
定価 | 4,571円(税別) | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
セーブデータ | 3個(ERPROM) | |
レーティング | CERO:全年齢(全年齢対象) | |
周辺機器 | GBA専用通信ケーブル対応 | |
判定 | 劣化ゲー | |
ポイント |
音楽の大幅劣化 謎の追加ボス「ケロゾーン」 |
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ドンキーコングシリーズ・関連作品リンク |
1995年にSFCで発売された『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー』のリメイク作品。
基本システム・ステージ構成(*18)などは原作のままだが、フィールドマップやコングファミリーのグラフィックなどが書き換えられていたり、ミニゲーム・ボスなどの追加要素がある。
音楽の大幅劣化
爽快感の減少
謎の追加ボス
面倒な収集要素
ほとんど意味のないDKコインの増量
セーブされる情報の問題
ニューゲームが不可
シリーズのファンから特に高い人気を誇る「2」のリメイクという事、同じGBAでリメイクされた初代の完成度もあって期待は高かったが、BGMを筆頭に、ハードのスペック差という理由で擁護するのも難しい程に大きな劣化点が随所に目立つ、残念な作品となってしまった。
単純な完成度で見ても、同じハードで製作された筈の前作よりもなぜか劣化した操作性、目玉となる筈だった追加要素の多くもことごとく裏目に出てしまっているなど、風呂敷の広め方を誤った典型的な微妙リメイクゲーである。
リメイクとして純粋に評価できる点もあるにはあるのだが、本作の完成度や評判の低さを払拭できるかと言われると首を傾げざるを得ないところであり、現在ではSFC版がWii・wiiuやnew3DSのバーチャルコンソールで配信されているため、今からわざわざこのGBA版をプレイする意義はあまり無いだろう。