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スーパーボンバーマン4 - (2014/08/10 (日) 09:53:57) の編集履歴(バックアップ)


スーパーボンバーマン4

【すーぱーぼんばーまんふぉー】

ジャンル アクション
対応機種 スーパーファミコン
発売元 ハドソン
開発元 プロデュース
ハドソン
発売日 1996年4月26日
価格 7,777円(税別)
分類 良作
ボンバーマンシリーズリンク

概要

  • スーパーボンバーマンシリーズ四作目。今作の新要素はなかなか大胆なものが多い。

今作の新要素

  • 新アイテム「プッシュ」。他のボンバーマンを突き飛ばせる。
  • パワーグローブで他のボンバーマンを投げ飛ばせるようになった。
    • Bボタンを押すとボンバーマンがふんばり、移動できない代わりに上記二つのアクションに防御できる。
    • 何もしないで立っていると死んでしまうリスクが格段に上昇。上記2つのアクションを使うためのバトルステージもある。
  • ノーマルゲームでは敵を乗り物に出来るようになった。敵によってさまざまな能力がある。
    • 乗れる敵は倒すとタマゴに変化。タマゴを取る事で乗り物に出来る。タマゴは生物系と機械系があり、同じ種類なら中身が違ってもストックできる。なお、ストックしたタマゴは相手が触れると奪われ、炎に触れると消える。
    • また、二人プレイ限定としてボーナスステージが登場。入るとその時点でそのステージはクリアとなり、更にアイテムを獲得出来るボーナスステージに挑戦出来る。制限時間は30秒。ボーナスステージは爆弾で破壊できない壁に囲まれているか隠されているため、入るには「パワーグローブ」か「プッシュ」持っていることが一先ずの最低条件となる。
  • バトルモードではボンバーマン以外のキャラに特殊能力がついた。ただし強力な能力は使用後一定時間パワーダウンする。
    • 前作で登場したバトルグループシステムとゴールデンボンバーも続投。最大で42ステージまで拡大し、勝てば勝ったボンバーマンが金色化する。
  • チャンピオンモード。コンピュータの操作する四天王&グレートと対戦。ルールは3勝先取。全員倒すか負けると終了し、その時点での成績でランクが決まる。
  • マニアックモード。アイテムの種類や数を自由に決めたり、ハンデキャップとしてプレイヤーの体力を個別に設定できる。
  • みそボンの飛距離や火力が上昇。爆弾をぶつけるとばらまくアイテムが複数になったこともあり、残ったプレイヤーにより大きな影響を与えられるようになった。
  • 高火力爆弾「デンジャラスボム」。
    • ボムキックされた爆弾同士が衝突すると、合体して「デンジャラスボム」に変化する。また、デンジャラスボムをさらに合体させることで、より強力なデンジャラスボムを作成することができる。特に最終段階である「ハイパーデンジャラスボム」は画面を埋め尽くす程の凶悪な火力を持っており、プレイヤーに強い衝撃を与えた。なお、作成手順が多人数プレイを前提とした特殊なものであるためか*1、後のシリーズではほとんど登場していない。
  • その他、ボンバーマンのマスコットというべき「ハニー」「小鉄」に変身出来る「コスプレ」。一定間隔で様々なアイテムに変身していく「セレクトアイテム」が今作のみだが登場。また、「パワーグラブ」が復活。

難点

  • ノーマルゲームではあちこちにボーナスステージへの入り口があるが二人同時プレイでないと行けない。
    • 但し、ごく一部のステージにあるボーナスステージは特定のアイテムを所持していれば強引に入ることも可能。
  • ノーマルゲームのボリュームが前作より低下。
  • 対戦モードの一部ステージではCPUが強さを最大にしても勝手に自爆してしまうことが多く、簡単に勝ててしまう。
    • 特に、ステージ8「ぐるぐるすろっと」では何故か無防備のまま立ち尽くすCPUが続出するため、せっかくのギミックを楽しめないままバトルが終了してしまうことが多い。
  • 乗り物の一つ「ダンシングピエロ」が強すぎる。
    • 音符を飛ばし当てた相手を躍らせる。踊ってる間は完全に無防備になり隙だらけになる。音符のスピードがかなり遅いという欠点はあるがそれでも強すぎる。
  • キャラの特殊能力にも格差がある。
    • 特にジェットボンバーが強キャラとされ、特殊能力発動中は無敵の為、高速移動中の際のジェットの噴射の火力で敵を倒したり、挟み撃ちされても特殊能力を使用することで容易に回避することができる。これを反省してかボンバーマン(PS版)では各キャラの特殊能力の性能のバランス調整が計られている。
  • BGMに前作からの使いまわしが多い。
    • 新規曲は、各ステージBGMやラスボス戦、OPとタイトル画面とEDくらいである。*2
  • 「ボムキック」がボンバーマンシリーズの中で凶悪性能を誇る。
    • ボムキックは体当たりした爆弾を前方に蹴り飛ばせるアイテム。遠くに飛ばしたり、任意に止めたり出来るのはシリーズ共通だが、この作品のみ、ボタンで爆弾を任意に止めた後そのボタンを押しっぱなしにしておくとなんと爆弾が固定される。これを知っている人が行なうと、爆弾に挟み込まれた際に今までボムキックで脱出出来たのが、今作では脱出不可能になるという事態になってしまう。
  • 隠しステージが練りこみ不足。
    • ジョイパットによる連射機で出現する隠しステージの1つ「はたはたとりとり」は旗が存在し、旗が燃やさせると色に対応したキャラクターも退場する。自分と旗の二つを守るという発想は面白いのだが、この旗を持ち上げれば解決してそれっきりになるので死に要素となっている。しかも出現するアイテムも旗を持っていても影響無しのものばかりなうえCPUも同様に持ったら持ちっぱなしなので尚更。一応、四天王&ボンバーグレートの特殊能力の使用を抑制する効果はあるが、むしろ面白さを阻害してしまっている。
    • 特にジェットボンバーは持ったまま特殊能力を使用すると、持っている旗を焼いてしまうのでうっかりどころではなくなる。
  • 誘爆の仕様が従来と異なり、起爆した爆弾に誘爆する爆弾も含めて全て一度に爆発するようになった。
    • この仕様は今作のみで、次回作では改善されている。

総評

新要素によってさらに過激になったボンバーマン。
ちょっと荒削りな部分も見えるが、十分遊べる出来。