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BUSHI青龍伝 ~二人の勇者~ - (2020/01/13 (月) 11:30:50) の編集履歴(バックアップ)
BUSHI青龍伝 ~二人の勇者~
【ぶし せいりゅうでん ふたりのゆうしゃ】
ジャンル
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アクションRPG
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対応機種
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スーパーファミコン
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メディア
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24MbitROMカートリッジ
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発売元
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T&Eソフト
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開発元
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ゲームフリーク
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発売日
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1997年1月17日
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定価
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7,980円(税別)
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判定
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良作
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ストーリー
海の兄神、山の妹神という二人の創造神がいた。
海の兄神は明るい太陽や豊かな緑に恵まれる山の妹神への嫉妬から邪神と化し、多くの魔物を生み出すようになってしまった。
山の妹神は兄神を止めるため、彼女に仕える四人の勇者「武四(ぶし)」と共に戦いを挑むが、熾烈な戦いの末に敗れてしまう。
それから十年後、武四の一人「青龍」の血を引く少年・ジンは、魔物に姿を変えられてしまった少女・ヲクウと共に海の兄神を倒すための旅に出るのだった。
概要
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日本神話をベースとした世界観を旅する異色のアクションRPG。
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元々は『勾玉伝説』というタイトルでエニックスから発売される予定だったが、作品の方向性がエニックス側と折り合わず開発中止になった。
その後、完成間近だったことから合意の上でT&Eソフトからリリースされたという経緯がある。
特徴
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パッケージや説明書には「アクションRPG」と書かれているが、実際はアクションゲーム的要素はほとんど無い。
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フィールド・戦闘画面共に、自分が一歩動けば敵も動き動かなければ敵も動かないという、『不思議のダンジョン』シリーズなどに近いシステムとなっている。
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相棒のヲクウは直接的な戦闘能力はほとんど無いが、主人公を持ち上げて高く飛んだりエリア全体を偵察するなどして主人公をサポートする。二人は持ちつ持たれつの関係であり、サブタイトルに「二人の勇者」とある通り、どちらか片方が欠けてもゲームは成り立たない。
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フィールド上を徘徊する敵シンボルに攻撃を仕掛ける、または敵から攻撃を受けると横視点の戦闘画面に移行する。
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通常戦闘時の敵配置や地形はシンボルごとに固定で、一つ一つに「空中戦でたたけ!」「草原のクビオトシ」などのタイトルが付いている。
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それぞれに定められた規定ターン数を下回る手数で敵を全滅させると、その分だけ「光の勾玉」というアイテムが手に入る。
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光の勾玉はゲームの本筋にも関わる非常に重要な要素であり、これを多く集めるのがこのゲームの目標の一つでもある。
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洞窟や城といったダンジョンも通常戦闘と同様の横画面だが、こちらはターン数に制限は無い。
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戦闘関係はチュートリアルが非常に充実しているため、説明書が無くてもほとんど困ることはないだろう。
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と言うより、むしろ逆に説明書の方がかなり説明不足だったりするのだが。
評価点
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ゲームバランスは良い意味で大味。
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新しいエリアに到達したての頃はターン数制限はやや厳しく感じても、レベルが上がり技やアイテムが充実した頃に挑戦し直せば容易に新記録を出せることが多い。
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キャラクターやストーリーも魅力的。
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旅の目標や倒すべき敵は最初からはっきりしておりそれほど捻った展開があるわけではないが、良く言えば王道的ではある。
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パートナーであるヲクウは常にこちらのことを気遣い、よく笑いよく怒り大体のことは代弁してくれるため感情移入しやすい。
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ゲーム中盤、そのヲクウが一時的に行動不能になるとその期間は戦闘に大きな支障が出る。そこからの一連のイベントはストーリー的にも大きな山場である。
問題点
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ジャンルが紛らわしい。ジャンル詐欺とまでは言わないが、普通のアクションRPGを求めていた人は拍子抜けするかもしれない。
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ゲームオーバーになると「つづける」か「あきらめる」かを選択することが出来るが、「つづける」を選んだ場合の再開地点は以前セーブした場所。
チェックポイントという物は存在しないため、結局どちらを選んでもタイトル画面に直行するのと同じ事になる。
総評
グラフィックもシステム的にも手堅く纏まっているが、派手さが無く「これ!」と言えるほどの売りには欠けるため人にはやや勧めにくいかもしれない。
SFC末期のソフトにはよくある、隠れた名作と言えるだろう。
余談
現在ではAmazonで1万円もするほどプレミア化されている。