「げきたま! ~青陵学園演劇部~」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
「[[修正依頼]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。
【げきたま】
ジャンル |
ビジュアルノベル |
|
対応機種 | Windows XP/Vista/7 | |
発売・開発元 | Cassiopeia | |
発売日 | 2010年7月23日 | |
定価 | 8,800円 | |
レーティング | ソフ倫:18歳未満禁止 | |
ポイント |
パッケージ詐欺 激重システム 偏ったシナリオ 手抜きCG |
|
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧2? |
WARNING!!!!!!!
本作は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。。
ぺんしる系列のメーカーの1つとして誕生したCassiopeiaの処女作かつ最終作に該当する作品。 同様の経緯で誕生したメーカーとして『Lillian』等がある。
演劇を舞台とした作品で、発売前は声優・歌手の青葉りんごを積極的に起用し宣伝を行うなどの意欲作であった。 また、システム面の良さをメーカーが謳ったり、店舗で女児用パンツを販売したりと話題作りに積極的だった。
『私といっしょに 『お芝居』 しよっ♪』 僕――朝日奈幾巳はその年の2学期、いきなり富士山の麓にある 『青陵学園』 に転校する事になった。 右も左も分からない学園でふらふら歩いている内に、僕は学園のステージへと辿り着く。
そこで出会った3人の女の子―― 宮元橘華ちゃん、佐崎凛さん、柄原由理奈さん。 彼女たちはこの学校の 『演劇部』 のメンバー。 その活動の最中に飛び込んじゃった僕は、3人に入部を迫られちゃう。 聞けば演劇部は人数不足で、このまま学園祭で演劇が出来ないと廃部になっちゃうらしい…。
それを聞かされて悩んだ僕。 演劇なんてやったこと無かったけど――彼女たちの先輩・八木羽蘭子先輩にとっ捕まって、僕は拉致られるように演劇部に入部するハメに。
大道具とかでお手伝いでも……とか考えてたんだけど、みんなは僕に 『お芝居』 をやってもらう気満々みたいなんだよね……。
さらに! 演劇部で突如 “謎”の現象が起きて、僕は戦国時代の武将の霊にまでとり憑かれる始末 !? 演劇部の活動はさらにドタバタなものになっていく!
果たして青陵学園演劇部は、無事に学園祭で演劇をすることが出来るのか !?
+ | 長いので収納 |
演劇シーンの完成度 今回のテーマである演劇の表現力に関しては、事前の取材の成果であるのか、総じて完成度は高い。 演劇をあまり知らない人間にもわかりやすく説明が入るなど、テーマを楽しむ、という点では間違った内容は無かったと言える。
パッケージ詐欺 今作の裏パッケージに登場する、この紫色の髪の毛の童顔のヒロインはゲーム中に一切登場しない。 このキャラクターは主人公の女装姿であり、公式サイト(すでに消滅)にある4コマ漫画に登場するのみである。 また、蘭子は主人公とは結ばれず、おまけシナリオの一部で戦国時代からタイムスリップしてきた三郎と結ばれる。
あたかも攻略可能であるかのような表記であり、詐欺ではないか、という声が大きかった。
激重システム 今作は事前の宣伝において、システム面の長所をピックアップしていたのだが、いざ蓋を空けると不備の多さ、重さが大きな問題となった。 今作ではキャンペーンを行っており、それに応募するには、ゲーム中に登場するキーワードを見つけなくてはならない。 その作業を行わせるためなのかは分からないが、このゲームにはオートスキップ機能が存在しない。 それだけならともかく、システムの動作が総じて非常に緩慢で、ゲームをプレイするテンポが悪かった。
偏ったシナリオ 確かに、前述のように演劇シーンの完成度は総じて高い。 その一方、主人公やヒロインとの間の恋愛描写はかなりおざなりになっており、いきなり主人公のことが好きだと言い始めたりする。
手抜きCG 今作のCGは拡大するとよくわかるが、イラストを始めたばかりの人が作ったような出来となっている。 具体的には、輪郭の修正が非常に雑である。
演劇描写に力を入れ過ぎた結果、他の項目がおざなりとなってしまった作品。 特にシステム回りの不出来は、メーカーが宣伝していたものからしたら出来のひどさは特筆すべきレベルか。 また、パッケージに攻略できないキャラクターを、あたかも攻略可であるかのように載せるのもいかがなものか。 せめてシステム面が宣伝通りに快適であったなら、そこまで多くの批判が出るような作品ではなかったのかもしれない。
この作品を発売し、コミックマーケ‐ット終了後にメーカーが公式サイトを閉鎖し、事実上のメーカー消滅となった。 もっとも、ぺんしる系列の捨てメーカーであるため、売れなければ切り捨てる、を忠実に実行したまでだとは思われる。