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PCエンジン ベストコレクションシリーズ - (2013/11/18 (月) 04:36:52) の編集履歴(バックアップ)


PCエンジン ベストコレクション 銀河お嬢様伝説コレクション

【ぴーしーえんじん べすとこれくしょん ぎんがおじょうさまでんせつこれくしょん】

PCエンジン ベストコレクション 天外魔境コレクション

【ぴーしーえんじん べすとこれくしょん てんがいまきょうこれくしょん】

PCエンジン ベストコレクション ソルジャーコレクション

【ぴーしーえんじん べすとこれくしょん そるじゃーこれくしょん】

ジャンル オムニバス


対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売・開発元 ハドソン
発売日 お嬢様:2008年7月31日
天外魔境:2008年7月31日
ソルジャー:2008年9月25日
定価 各2,940円(税込)
プレイ人数 1人
レーティング お嬢様:CERO:C(15歳以上対象)
天外魔境:CERO:B(12歳以上対象)
ソルジャー:CERO:A(全年齢対象)
ポイント PCエンジンの人気作を複数収録
大方原作のベタ移殖
レッド・エンタテインメント開発ギャルゲー
天外魔境シリーズリンク
キャラバンシューティングシリーズ


概要

  • 1987年に発売され、90年代中期まで様々なソフトをリリースし続けた名ハード、PCエンジンの人気作を複数収録したプレイステーション・ポータブルソフト。
  • 任意セーブ方式。ゲームの途中にてセーブを行い、ロードでセーブ箇所からの再開できる機能を搭載。

収録タイトル

備考:各タイトルの右側は原作ソフトの発売日。

銀河お嬢様伝説コレクション

  • 『銀河お嬢様伝説ユナ』(1992年10月23日発売)
  • 『銀河お嬢様伝説ユナ2 永遠のプリンセス』(1995年6月30日発売)
  • 『銀河婦警伝説サファイア』(1995年11月24日発売)

『ユナ』『ユナ2』はアドベンチャーゲーム。『サファイア』はシューティングゲーム。
原作では二人同時プレイが可能だった『サファイア』は、本作においては一人プレイ専用となる。
本作限定特典としてイラスト集も収録されている。

天外魔境コレクション

  • 天外魔境 ZIRIA』(1989年6月30日発売)
  • 天外魔境II 卍MARU』(1992年3月26日発売)
  • 『天外魔境 風雲カブキ伝』(1993年7月10日発売)
  • 『カブキ一刀涼談』(1995年2月24日発売)

『天外魔境』『天外魔境II』『風雲カブキ伝』はRPG。『カブキ一刀涼談』は対戦格闘ゲーム。
現作では二人対戦プレイが可能だった『カブキ一刀涼談』は、本作においては一人プレイ専用となる。
本作限定特典としてイラスト集も収録されている。

ソルジャーコレクション

  • スーパースターソルジャー』(1990年7月6日発売)
  • ファイナルソルジャー』(1991年7月5日発売)
  • 『ソルジャーブレイド』(1992年7月10日発売)
  • 『スターパロジャー』(1992年4月24日発売)
  • 『ファイナルソルジャー スペシャルバージョン』(非売品)
  • 『ソルジャーブレイド スペシャルバージョン』(非売品)

全収録タイトル共にシューティングゲーム。
本作限定特典として高橋名人による攻略解説動画も収録されている。


特徴

  • 原則として原作のベタ移殖である。
    • アレンジ化・リメイク版収録の類はされておらず、ほぼ原作と同じ感覚でプレイできる。
      • 但し、原作において過激な描写が多かった『天外魔境II』の一部シーンには、マイルドな修正が入っている場面がある。
      • 原作のエミュレーター移殖を行っている為、CD-ROM2系ソフトの原作に発生したロード時間が大幅に緩和されている(特に『天外魔境』)。
      • 『サファイア』『カブキ一刀涼談』の二人同時(対戦)プレイが削除されてしまった点は残念。対応タイトルが少ない事情もあるかもしれないが…。
  • ゲーム中にいつでもセーブができる。
    • これのおかげで、好きな時にプレイ中のゲームを中断できる様になった。
      • しかし逆にいえば、「どんなに苦戦してようが、何度でもロードによるやり直しが効くようになってしまった」といえる。これを利用すれば、半ばチート気味な攻略ができてしまう。
      • また、原作における本来のセーブ方式が適応されなくなった。すなわち、『天外魔境』3部作における「宿屋利用によるセーブ」は効かなくなっている。
  • 操作性上の不備。
    • これは特に『カブキ一刀涼談』と『ソルジャーコレクション』全般が該当する問題である。
      • 『カブキ一刀涼談』は対戦格闘としてはボタン数が少ないPCE基準の操作方法を再現している為、PSPのボタン配置では思い通りの操作が困難となってしまう。
      • 『ソルジャーコレクション』全般はSELECTボタンで自機スピード調整を行うが、PSPのSELECTボタンはとっさに押しにくい箇所に配置されている為、原作と同じ感覚でのプレイは少々辛い。
      • 原作共通のゲームリセット操作である「RUNボタン*1とSELECTボタンの同時押し」がPSPでは非常に押しにくく、ソフトリセットが煩わしい問題もある。
      • 大方の収録タイトルはキーコンフィグ機能が非搭載。よって、PCEコントローラーの操作に慣れているプレイヤーにとっては、PSPでのプレイそのものに違和感を覚えてしまう可能性が極めて高い。
  • 『ソルジャーコレクション』の欠番タイトル。
    • 『ソルジャーコレクション』において、PCEキャラバンシューティングの筆頭だった『ガンヘッド』が収録されていない。
      • 理由はいうまでもなく著作権上の関係である節が濃厚。著作権が関わらない『Blazing Lazers』名義の収録もない。
      • なお、後に『Blazing Lazers』はバーチャルコンソール(Wii)やPCエンジンアーカイブスに配信されている。
  • PCEソフト限定の収録タイトル。
    • 各コレクションのシリーズタイトルはPCE以外でも様々なハードでリリースされているが、PCEタイトル限定収録の本シリーズにはこれらの収録はない。
  • 本作限定の特典付き。
    • 『ユナコレクション』『天外魔境コレクション』はイラスト集が、『ソルジャーコレクション』は高橋名人による攻略解説動画が特別収録されている。
      • これは紛れもなく本シリーズならではの特典で嬉しい限り。しかし、名人動画に関しては、ほどんど気休め程度の情報しか語ってくれないのが寂しい…。
      • 厳密には特典ではないが『ソルジャーコレクション』では非売品タイトルが2作収録されているのもなかなかレアといえる(但し、内容は本製品の縮小版でしかないが…)。

総評

  • 今となっては実機プレイが困難であろうPCEの人気タイトル数作が、低価格にてPSPでプレイできるのは美味しい。同期のレトロオムニバス集に比べると収録タイトルが少なめだが…。
  • 願うならば『パワースポーツコレクション』や『PC原人コレクション』といったシリーズも発売して欲しかった。しかし、メーカーとしてのハドソンが消滅した今となっては(悲)…。