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LIMBO - (2014/01/12 (日) 15:06:09) の編集履歴(バックアップ)
LIMBO
【りんぼ】
ジャンル
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アドベンチャー |
対応機種
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Xbox360(Xbox LIVE ARCADE) プレイステーション3、プレイステーション・ヴィータ(PlayStation Store)
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売・開発元
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Playdead
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発売日
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【360】2010年7月21日 【PS3】2011年8月4日 【PSV】2013年6月18日
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定価
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【360】1,200マイクロソフトポイント 【PS3/PSV】1,200円
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:D(17歳以上対象)
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分類
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良作
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概要
謎と悪意に満ちた世界で、妹を探して彷徨うパズル要素の強いアクション。
タイトルは「辺獄」、つまり「地獄に近い場所」の意味。
見た目も操作も簡素だが、それだけにハマる人はとことんハマる。上記のコンシューマー版だけでなくWindowsPC及びiOS版も存在し、全世界で数百万単位のDLを記録した。
特徴
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操作の基本は三つだけ
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方向キーでの左右移動と、あとはジャンプとアクションのみ。最初から最後まで、それらを組み合わせた操作しか存在しない。
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「物を押す(引っ張る)」「タイミングを合わせて飛ぶ」というのがこのゲームの基本でありほとんどである。
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モノクロームの世界
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画像はすべて白黒で、濃淡の差以外に描画の違いはない。
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主人公にしても、目玉の部分が白丸になっているだけで後はシルエット同然。
評価点
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心地よい「不親切感」
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何をするべきかどころか、どういう物語なのかすらまったく提示されず、さらに謎解きも一切ヒントは貰えない。主人公は無力な少年なので、悪意に満ちたトラップにかかればすぐに死んでしまう。
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しかし、だからこそ「思考する楽しみ」が非常に大きい。オブジェクトの意味や周囲の変化などを文字通り死んで覚えつつ、少しずつ先へと進んでいく楽しさはプリミティブだが非常に良い。
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謎解きも理不尽ではなく、周囲をよく観察すれば必ず答えは導き出せる。例えば序盤の蜘蛛のシーンは、そのままでは只殺されるだけだが「攻撃を空撃ちさせて振動を起こし、引っかかっているトラバサミを持ってきて罠にする」という手法に気づけば後はタイミングさえ計れば突破可能。
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無駄をそぎ落とした、超理詰めパズル要素
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もはや物理演算モデルのようで、偶然性を一切もたないシンプルなもの。しかし、運不運でも腕前でもなく思考だけがキーになるというパズルゲームの原理のようなゲームデザインになっている。
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美しいモノトーン世界
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上記のとおり世界はすべて白黒の濃淡であり、システムと同じく非常にシンプル。余計な色味がないからこそ幻想的な雰囲気がしっかりと出ており、それ自体が現代美術のよう。
賛否両論点
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人を選びすぎる描写の数々
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主人公の死に様はとにかく酷く、容赦がない。人によっては不快感を持つかもしれない。
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「トラバサミに鋏まれ、直立したまま首だけが転げ落ちる」「バズソーに切り刻まれる」「水に落ちて苦悶のまま水死」「足場に流れていた電気にやられ、焼け焦げて死亡」など。
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死によるペナルティはなく、その直前から復活する。
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「妹を助けに辺獄に入った」という設定以外に公式に語られているストーリーはなく、ユーザーの想像による部分が多い。Web上には多くの「考察」があるが、それが正しいのかは誰にもわからない。
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PS3版で追加された隠しルートが難しいと言うより理不尽
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真っ暗な中、音と発光だけで罠を回避していくルートである為、とんでもない難易度になっている。
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トロフィー獲得以外にはこれといって意味はないので、本編以上の難易度を求めた人向けのやりこみ要素ではあるのだが、それにしても内容が人を選び過ぎる。
問題点
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後半は謎解き要素がほぼなくなる
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「何がどうなってるか」は初見で分からずとも一度引っかかればわかる事が多く、「いかにタイミングよくアクションを起こすか」が問題になる事が多くなる。
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その為、「謎は解けてるのに、いつまで経ってもアクションで成功しない」といった事態が増えてしまう。
総評
かなり人を選ぶ内容ではあるのもの、パズルゲームとしては秀逸。トライ&エラーを繰り返し、じっくりと歩んでいく姿勢が求められる。
この手の思考パズルが好きな方、あるいは死に描写を楽しめる方にはオススメ。