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スーパーマリオランド - (2016/10/04 (火) 20:46:51) の編集履歴(バックアップ)
スーパーマリオランド
【すーぱーまりおらんど】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ゲームボーイ
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メディア
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512KbitROMカートリッジ
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発売・開発元
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任天堂
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発売日
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1989年4月21日
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定価
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3,800円
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配信
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3DSバーチャルコンソール 2011年6月7日/400円
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分類
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良作
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
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ゲームボーイ史上第2位の販売本数約419万本を誇るマリオシリーズの一つにして、ゲームボーイのロンチタイトル。
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宇宙怪人タタンガにさらわれたサラサランドの姫・デイジーを救うため、マリオの冒険が始まる。
特徴
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システムは『スーパーマリオブラザーズ』と同じ横スクロールアクションで、主な流れも同じ。
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しかし、他のシリーズにはない独自の操作や仕様もある。
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フラワーを取ってパワーアップしたときに使えるのはスーパーボールであり、ファイアボールと違い壁や地面で跳ね返る特性を持つ。また、スーパーボールでコインを取ることも可能。
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スーパースターも登場するが、地面で跳ねないため取らないと落ちてしまう。無敵中のBGMには何故か『天国と地獄』が採用されている。
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ゲームボーイがモノクロなため、スーパーキノコと見分けがつかないので、1UPキノコはハートになっている。
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高得点を稼ぐと、ゲームオーバーになったときにコンティニューできるのも特徴。10万点・30万点でそれぞれコンティニュー回数が1回追加され、タイトル画面でキノコのカーソルを動かして「CONTINUE」を選べば、そのステージから再開することができる。
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スーパーマリオブラザーズの代名詞とも言えるクリボーとノコノコ、そしてクッパが登場せず、他のシリーズにない敵がほとんどである。
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例えば、今作に出てくるクリボーに似たキャラは「チビボー」、亀の敵キャラはノコノコではなく「ノコボン」といい、踏んで少し経つと爆発する。
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過去のシリーズから続投した敵キャラは、唯一パックンフラワーのみ。
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また、ワールド2・4のステージ3は『スーパーペーパーマリオ』以前では唯一のシューティングゲームになっている。
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今作は甲羅を蹴る、ものを掴むといったアクションがなく、また変身アイテムが3つしかないなど、非常に簡素なアクションゲームとなっている。これはゲームボーイ初期でもあり、当時の技術で大きく再現ができなかったためとされている。
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しかし、簡単かといえばそうでもなく十分にやり応えのあるゲームである。
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ステージ3を除き、各ステージのゴールは上と下に分かれている。上のゴールに入ればボーナスゲームとしてあみだくじに挑戦できる。
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景品は1UP~3UPとフラワー。スーパーボールマリオの状態でフラワーが当たった場合はハズレになる。
長所
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マリオシリーズらしく操作性がよくアクションの完成度が高い。
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ワールドは4面、コースは各3面で合計12コースしかないが、エジプト風のステージやイースター島風のステージ、中国風のステージなどバラエティ豊富である。また、登場する敵もステージに合った敵が多く、様々な仕掛けもある。
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クリア後には敵キャラの配置が増えて難易度が上昇した裏ワールドで遊べる。なお、裏ワールドもクリアすると好きなステージを選択してプレイできるようになる(どちらも電源を切ると無効)。
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名曲ぞろいのBGM
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軽快なフィールドBGMやボスの待ち構える洞窟面のBGM、中国をモチーフにしたチャイ王国のステージで流れる中華風のBGMなど、世界観にあったものが多く、評価が高い(海外でゲーム音源を用いたリミックスアルバムがリリースされ、大ヒットするほど)。
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中でも開放感と哀愁感漂うエンディング曲の人気が高い。
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後に、いくつかのBGMは『大乱闘スマッシュブラザーズX』にてアレンジされて使用された。
短所
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全12コースなのでややボリュームが少なめ。
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ただし初期のGBソフトとしては特に物足りないという程ではない。
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セーブ機能やワープが存在していないため、ちょうどよいといえる範囲である。
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キャラ表示が小さく見づらい。
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この点は続編ではキャラクターやオブジェを大きく描画することで改善されている。
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シリーズ定番の要素であるワープが存在しない。
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裏ワールドを遊ぶには毎回全てのステージをクリアする必要がある。また苦手なステージをスキップするというような遊び方もできない。
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前述どおり操作性は良いのだが、空中での融通があまり利かず、着地点への微調整が難しい。
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ジャンプした場合と、ジャンプせずに落下した場合とで落下速度が異なる(後者がかなり速い)という挙動。慣れないと違和感がある。
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ボス戦が物足りない。
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今作のボスはそれぞれに特色のある攻撃方法をしてくるのだが、後ろのスイッチを押すだけで勝てるというスーパーマリオブラザーズの攻略法を踏襲しているため、すぐに終わってしまう。ラストボスに関してはスイッチはない。
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白黒画面のため仕方ないところもあるが、スーパーマリオとスーパーボールマリオの見分けが全くつかない。
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スーパーボールは、画面に一個しか出すことが出来ない。壁に反射するためなかなか消えてくれないことがあり、その間は次が発射できなくなる。また発射の軌道も独特で目の前の敵に当てにくいなど、どうにも扱いづらい面が目立つ。
総評
ゲームボーイ最初期のソフトということで性能の限界で本家よりも劣化している部分は否めない。しかし、その制約の中でシンプルに楽しめるアクションゲームとして工夫されている点は大いに評価したい。
国内だけで400万本以上の売上実績を持つゲームボーイを代表するソフトであるが、本格的に本家に劣らない独自の魅力を持つゲームとしての地位を確立するのは次作まで待つことになる。
今ならニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでプレイ可能なのでマリオの歴史を知るという意味ではおすすめしたい。
その後の展開
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もともと
今作のヒロインもピーチ姫が務める予定だった
が、当時の任天堂米国法人から「『Peach』という単語には卑猥なイメージがある」とクレームをつけられて急遽考案されたのがデイジー姫である。
デイジーはその後『マリオオープンゴルフ』にもキャディー役で登場し、それ以降はゲームへの登場はしばらくなかったものの、ハリウッドで製作された実写映画ではピーチを差し置いてヒロインとして登場、コミックボンボンで本山一城氏が連載していた漫画『スーパーマリオ』では本来は彼女が登場しないゲームのときも登場し、出番は多かったため認知度は結構高かった。そして『マリオテニス64』でようやく本格的にカムバックし、以後もマリオパーティ(『3』以降)やマリオカート(『ダブルダッシュ!!』以降)、その他のスポーツ系ゲームでも、サブキャラ的な立場ではあるもののマリオファミリーにおける常連キャラクターとなっている。
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ピーチとデイジーは後に「ライバルにして友達」という関係になった。『マリオカート ダブルダッシュ!!』でコンビを組んでいるのをはじめ、良き友人としての描写が多い。一方、ライバルという側面は設定のみにとどまっており、ゲームで描写された例はほぼ皆無。
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ライバル関係は前述の本山一城版コミックスでのみ強調されており、ピーチがマリオとデイジーが乗っている飛行機をバズーカで砲撃するなどしている。ただし前述のとおり、二人を競演させたのは、本編シリーズよりもこのコミックス版の方が先である。
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デイジー初登場の本作にはルイージは登場していないのだが、その後の作品ではルイージとデイジーでカップル的な扱いをされることが多い。1991年9月20日の『マリオオープンゴルフ』ではマリオのキャディをピーチが務めていたのに対し、デイジーがルイージのキャディとして登場。1993年に作られた実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』でヒロインとして登場したデイジーのロマンスの相手もマリオではなくルイージであり、『マリオテニス64』ではルイージのパートナーとして復活した。『マリオカートWii』のコース「デイジーサーキット」では、こんなオブジェまで作られている。
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その他、『マリオカートWii』では子供の姿である『ベビィデイジー』も登場した。