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ボンバーマンMAX 光の勇者/闇の戦士 - (2017/10/08 (日) 15:55:24) の編集履歴(バックアップ)
ボンバーマンMAX 光の勇者/闇の戦士
【ぼんばーまんまっくす ひかりのゆうしゃ/やみのせんし】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ゲームボーイカラー(専用)
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発売・開発元
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ハドソン
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発売日
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1999年12月17日
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定価
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3,980円
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判定
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良作
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ボンバーマンシリーズリンク
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概要
ゲームボーイカラー専用ソフトであり、ボンバーマンシリーズ初の2バージョン同時発売となったタイトルでもある。
『光の勇者』の主人公(操作キャラ)はシリーズおなじみの白いボンバーマンだが、
『闇の戦士』ではまるで仮面ライダーのような妖しい風貌の新キャラマックスが務めてくれる。
ゲーム中のテキストで両名のセリフを確認でき、ボンバーマンは従来作のイメージを崩すことはないが、
もう一方のマックスはというと課せられた危険な任務をゲームのように扱うという、驚くほどニヒルなキャラになっている。
なお2作品のシステムやストーリーは共通。
マックスの基本性能もボンバーマンと全く同じだが、使用する爆弾は電気属性の爆弾という設定で、爆発音が違う。
通信対戦機能の他、ゲームボーイカラーの特性を生かした『「キャラボン」の交換』や『リモコンシャワー』といった新システムを搭載しており、どちらも完全クリアやコンプリートには必須となっている。
ストーリー
ある時、フューチャースターの制御コンピューター「ブレイン」が暴走。周囲の他4つの惑星を侵略し、惑星を機械化するという凶行に及んだ。
ボンバーマンとマックスは、Dr.アインより、機械化された各惑星に囚われのキャラボン(友好的モンスター)を救出しつつブレインを止めろという指令を受ける。
するとマックスは不敵にも、どちらが先に多くのキャラボンを救出できるか競争をしようとボンバーマンに持ちかけるのだった。
はたして銀河の危機を先に救うのはボンバーマンか、それともマックスか!?
本作の主なシステム
達成率
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ゲームオーバーになるとどれだけのエリア(ステージ)をクリアしたかの達成率を表彰してもらえる。
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ただし成績が一番低いと「へぼへぼボンバー」になる。表彰する気ゼロ。
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セーブ機能が入った「スーパーボンバーマン5」で先駆けて実装されていたシステムであり、同作を遊んでいたプレイヤーには馴染み深いだろう。
ステージ交換
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本作ではどちらか一方のソフトでしか遊べないエリアがいくつもあり、片方のソフトだけでは達成率が絶対に100%にならない。
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通信機能を使って未プレイのステージを他者から受け取って全クリして、初めて100%になる。
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なお、100%にならないとラスボスを倒してもエンディングは見られない。まだまだやり込みが充分でないとのセリフが出るだけ。
キャラボン
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ステージ中に捕えられているキャラボンを救出すると、そのキャラボンを連れて行けるようになる。
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一度に連れ歩けるのは一体のみだが、ゲーム中に自由にキャラボンを交代させられる。
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各ステージに落ちているアイテムを入手することでキャラボンの各ステータスを成長させることができる。
リモコンシャワー
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ゲームボーイカラー本体の赤外線通信機能を使った画期的なシステム。
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一部のステージにある特殊マスに操作キャラを立たせた状態で、プレイヤーの自宅のリモコン(TVでもエアコンでも何でも)の電波を本体に当てると、隠しステージに進みミニゲームをプレイできるというもの。
評価点
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これまでにもシリーズには1作品につき数体のお助けキャラが存在したが、本作のキャラボンはというと全30種もおり、中には「ポミュ」などの過去作のキャラも混じっているというファンサービスまである。
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それに加えRPGのような成長要素と収集要素まで付いているのだが、ストーリーや世界観を崩すことなく上手く作中に落とし込んでいるのが好印象。
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育てたキャラボンを使っての通信プレイさえも可能。キャラボン同士を戦わせたり、融合させて全く新しいキャラボンを作り出したりできる。各キャラボンには属性が設定されており、得手不得手がある。
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ちなみに対戦で負けた方のキャラボンは勝った方のソフトに移動する(つまり、負けた方のキャラボンは消滅する)。親しい友人とのガチバトルも一興。
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隠しも含め全90ステージと相当なボリュームがある。
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ステージのゴールが一つではなく、いくつものステージに分岐しており、一周しただけでは絶対に全てのステージは回れない。
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さらにステージにはクリア条件が課せられており「特定の敵キャラのみを倒せ」「制限時間内に○○しろ」などシリーズマニア向けの設計となっている。
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中でも「特定のキャラのみを倒せ」は数あるクリア条件の中で一番難易度が高く、ターゲット周辺に別の敵キャラがうろついていることがあるので、巻き込まずに倒すのは困難ながら挑戦のし甲斐がある。
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中断セーブ機能が搭載されており、気軽に再開できる。
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作中のミニゲームにも複数の種類がある。
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従来のボンバーマンシリーズでおなじみの雑魚敵バロムを倒しまくるステージや、キャラボンのシルエットクイズ、旗揚げなど様々。
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何のミニゲームが出現するかは機器による為、家中のリモコンを試してみたプレイヤーもいたとか。
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ちなみに一番レアなミニゲームは「あみだゲーム」で、ここではアイテムの他に幻のキャラボンを入手することもできる。
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幻というだけありバージョン限定のキャラボンで、唯一の複合属性持ち。
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マックスという強い個性を持つ操作キャラを輩出した点も見逃せない。
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これまでのキャラとは一線を画すクールな雰囲気により高い人気が出たようで、その後もシリーズ関連作に幅広く登場するほどの役者になっていく。
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特にテレビアニメ『ボンバーマンジェッターズ』では、最終話に近づくほど本来の主人公を食うほどの圧倒的な存在感で描かれ続けた。少なくともスタッフからは大変愛されているキャラのようである。
問題点
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通信機能を使わなければ100%クリアができない。隠しコマンドなどの救済措置も無し。
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後述のアインバージョンなら最初から全てのエリアをプレイできるのだが、非売品なので今や入手は凄まじく困難。
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対戦機能がキャラボン同士の対戦のみで、シリーズおなじみのボンバーマン同士の対戦は不可能。
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そのキャラボン対決も負けた側のキャラボンが消滅したりなどの不満点がある。
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リモコンやハートなど一部の強力なアイテムの効果は、次のエリアに引き継げないという制限がある。
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さらにこちらの攻撃を避けたりしつこく追尾してくる敵もいながら、エリアによってはクリア条件のせいでその敵を倒せない場合もあったりするので、全体的に初心者お断り。
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登場する敵も序盤から曲者揃いで、無敵状態になって爆弾を避けながら迫ってくるザウルススターのスカルヘッドや、爆風に反応してその場で回避行動を取るシークレットスターのトビマルなど、敵を倒す事自体にもそれなりのテクニックを要求される場面が多い。
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なお、この一部アイテムが引き継げない仕様は次回作「MAX2」にもそのまま引き継がれ、後継作のDS版ボンバーマンなどもその仕様になったことから、何気に標準化していく前兆だったりもする。
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他のシリーズ作と比べて操作キャラの当たり判定がやや大きめに設定されているため、わずかでも顔を覗かせていると自爆する。事故率が高め。
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ステージ構成に横幅1マス分の一本道が多く、行き止まりで敵に追い詰められる事が多い。
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マップの広いステージでは制限時間との戦いもシビア。ステージのクリア条件を満たした上で、特定のマスに出現するゴールに入らなければならないため、慣れないうちは時間切れミスも十分起こり得る。
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せっかくのミニゲームで獲得できる報酬アイテムの多くは、先述の通り次のエリアに引き継げないため、がんばって入手する甲斐があまり無い。
総評
GBCでは最後の作品となった本作。独自の要素が多く、その性質上他人と交流することが前提なので一人でプレイするには若干向かない。
それでも現実の小道具をゲームに絡めてみせたり、ポケモンの流行を独自に解釈し新システムとして組み込むなど、シリーズ関連作はおろかゲーム史を見渡してもなかなか見られない意欲作に仕上がっている。
余談
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ぺんてる製品であるシャープペン芯「Ain」とDr.アインの名をひっかけたコラボキャンペーンが行われ、それに当選すると懸賞品として『ボンバーマンMAX アインバージョン』を貰うことができた。
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最初から全てのステージを遊ぶことができるという特徴がある。なお操作キャラはボンバーマンのみ。
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後にGBAにて直接の続編となる『ボンバーマンMAX2』が発売。