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いかもの探偵 -IKATAN- - (2014/01/09 (木) 00:19:02) の編集履歴(バックアップ)
いかもの探偵 -IKATAN-
【いかものたんてい いかたん】
ジャンル
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アドベンチャー
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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サイバーフロント
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開発元
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サイバーフロント エッジワークス(シナリオ) ポイントピクチャーズ(グラフィック)
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発売日
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2008年11月13日
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定価
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5,040円(税込)
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レーティング
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CERO:B(12歳以上対象)
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ポイント
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女装主人公に萌えるゲーム 探偵アドベンチャーにあるまじき、ゆるいノリ
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概要
「いかもの」。警察用語でにせもの、怪しげなもの、いかさまものなどを表す言葉。「いかもの事件」はそんな調べることがくだらなくなるほどのバカバカしい事件を表すものであり、主人公コンビはそんないかもの事件を解決していく素人探偵であり、このゲームは早い話「おバカミステリー」なのである。
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シナリオを『戦場のヴァルキュリア3』を始めとする多くのゲームを手がけた山野辺一記が、キャラクターデザインを小説『ブギーポップは笑わない』で有名な緒方剛志が手がけている。
システム
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「いかもの」を題材としているために、殺人事件といった凶悪犯罪は一切登場しない。難易度も低め。
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アドベンチャーゲームとしては至ってオーソドックス
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事件を進めていく過程で青く表示されている単語「キーワード」を集め、それらを整理して事件を推理するというもの。
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事件には毎回、制限時間があり時間内に事件をクリアするか、推理で一定の達成率が無いとゲームオーバーとなる。
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また、シナリオをクリアすると後日談である短編おまけシナリオが解放されていく。キーワードを全て取得する事で解放されるシナリオもある。
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一枚絵を閲覧できるギャラリーやキーワードの解説メモ「イカペディア」もある。
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女装システム
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女装すると会話の流れに違いが出る。取得出来るキーワードにも違いが出る。
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女装や移動を駆使して、色々な会話パターンを試していきキーワードを取得していく…というのが本作のやり込み要素である。
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キャラクターデザイン・一枚絵はアニメ調。
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タッチ・ボタン操作両対応。
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メイン登場人物
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飛田給 開(とびたきゅう かい)
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主人公。シナリオ制作会社「エビワークス」に所属する新米シナリオライター。趣味及び特技は女装とコスプレ。
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山ノ辺 日記(やまのべ にっき)
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山ノ辺 一記(やまのべ かずき)
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「エビワークス」の代表で苦労人。日記の叔父で不破の友人でもあり、言うまでもなく脚本家(=原作者)の山野辺一記が元ネタ。
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不破 雷同(ふわ らいどう)
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豆府市豆府署の刑事。横柄かつ非常識な性格の持ち主で、主人公コンビが事件解決に乗り出すのもだいたいこいつが強引に押し付けるせい。こいつおまわりさんです。日記には頭が上がらない。
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エレナ・スエゼンシュタイン
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エビワークス経理兼電話番のロシア人。いいかげんな性格と語尾に「~ある」と付けるエセ中国人のような訛り日本語が特徴。不破とは犬猿の仲。
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問題点
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システムに不便な点が多い。
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セーブ・ロードは移動パートだけでしか出来ない。タイトル画面に戻る機能もないため、一々ソフトリセットを使う事となる。
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会話も(早送りはあるものの)既読スキップが出来ないため、既に調べたところをまた調べると、全く同じ会話を見る羽目になる。
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BGMやサウンド、ボイスのボリュームコントロール機能が無い。
会話を進めるたびに効果音が鳴るので、うるさいと感じる事も。
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場所を調べる時は調べられる部分全てを調べなければ話が進まない。
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時間制限はあるものの、よほど無理しないか意図的に寄り道でもしない限りゲームオーバーにはならない。
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ギャラリーやメモを閲覧する時に微妙な長さの読み込みがある。
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シナリオにも賛否有り。
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事件に直接関係のない無駄な会話やキーワードが多くテンポが悪い。
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ボリュームも薄めで、全4話かつ1話1時間程度しかない。
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前述のとおり難易度が低い上、どうでもいいギャグやパロ要素も多いなど全体的に脱力系なシナリオであるため、クリアしても達成感があまり無いと感じる事も。
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これらは題材が題材なだけに仕方ない点もあるが…。
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しょーもない記述が多いイカペディア。
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例えば『遊星少女』の解説では「山野辺一記はこの作品の元ネタの脚本をやりたかったらしい。」といったどうでもいい記述がある。
評価(?)点
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飛田給の女装が可愛い。
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というか、全シナリオで飛田給の様々なコスプレが見られる。
制服、遊星少女、猫娘、女相撲コス、ムシデレラといった感じである。一枚絵も妙に充実。
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女装する時も毎回選択するたびに着替えのスライドショーが流れる。逆は一切無い。
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飛田給も妙にノリノリで、話し言葉や声も女のようになる。だからといって、自分が男である事を隠しているわけではないが。
総評
ライトな感覚で遊ぶ推理アドベンチャーで、内容も相応にライトといったところ。幸い大きなバグは無くゲームとして纏まってはいる。
重厚なストーリーにお腹いっぱいな時に箸休めとして少しずつ遊んでみるのもいいかもしれない。
余談
本作発売の同年には声優劇団RATによる舞台版が上演された。パッケージにもチラシが封入されている。