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ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2 - (2016/03/21 (月) 22:27:06) の編集履歴(バックアップ)


ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2

【ぽけっともんすたー ぶらっくつー ほわいとつー】

ジャンル RPG

対応機種 ニンテンドーDS
メディア 512MbitDSカード
発売元 ポケモン
販売元 任天堂
開発元 ゲームフリーク
発売日 2012年6月23日
定価 4,571円(税別)
プレイ人数 1人(通信プレイ時2~5人)
セーブデータ 1
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ポケットモンスターシリーズ関連リンク


概要

  • ポケットモンスター ブラック・ホワイト』から2年ぶりとなる続編。
    ゲーム内でも2年の時間が経ち、大きく変化を見せたイッシュ地方が舞台となっている。
    • ポケモンシリーズは『赤緑』に対するマイナーチェンジ版の『青』という構図が当然のようになっていたが、このように直系の続編が出るのは初めてのこと。

特徴・前作との違い

  • イッシュ地方全体の変化
    • マイナーチェンジ版でなく続編ということもあり、本作の主人公はまったく別の新主人公になっている。
    • 前作ではなかった街やダンジョンなども追加され、旅のルートも大幅に変更された。
      • 最初の街もカノコタウンからヒオウギシティに。ちなみに、最初の街でありながら名が○○シティ、ポケモンセンターがあるなどの特徴は何気にシリーズ初。
    • ポケモンの分布も変化。前作だとシナリオ中は登場ポケモンすべてが新ポケモンだったが、本作では旧来のポケモンもエンディング前から出現する。
      • イッシュ図鑑もパワーアップし、300種類のポケモンが登録できるように。全国図鑑を除けば随一の数。
    • ジムリーダーの入れ替わり。
      • 今作ではデント・コーン・ポッドの3兄弟にアロエとハチクが抜け、前作のライバルのチェレンに加えて、新キャラのホミカとシズイが新たなジムリーダーに就任。
        前作からの続投組では、ファッションモデルとだけあってカミツレのデザインがまったく異なるものになっている。
      • 前作では最初に選んだポケモンで相手になる3兄弟が違ったり、バージョンによって戦えるジムリーダーが異なったが、本作は通常の8人構成になっている。
      • 四天王は変化していないが、アデクがチャンピオンの座を下りたことにより、前作のある人物がチャンピオンに就いている。もちろんかなりの強敵。
  • 伝説ポケモン同士の合体
    • ブラック2/ホワイト2のパッケージに映っているのはキュレムがゼクロム/レシラムを吸収し、合体した姿・ブラックキュレム/ホワイトキュレム。
      • タイプはキュレムと同じドラゴン・氷だが、ゼクロムの電気技/レシラムの炎技を使うことができ、能力面は歴代最高の幻のポケモン・アルセウスに匹敵する。
      • 吸収合体は歴代のポケモンでも異例の存在。設定上は別々のポケモン同士が合体したポケモンもいるが、1匹を吸収したのを1匹のポケモンとして扱うのは史上初。
  • 続編として完成度の高いシナリオ
    • 前作の「英雄」をテーマにしたストーリーは複雑な部分も多かったが、今作ではポケモンの友情や旅の楽しみといった従来のテーマを主に扱われて分かりやすくなった。
      • 中盤からは崩壊したはずのプラズマ団のその後のストーリー展開に。前作をプレイしていなくても分かる内容には仕上がっている。
    • 前作で良くも悪くも「未熟だった」登場人物たちは精神的にも成長。概ね好意的に受け取られている。
    • 描写不足だった内容も補完された。後述の「おもいでリンク」に繋げれば謎だった事情を更に理解出来るようになる。

新たに登場した施設

  • ポケモン映画の撮影「ポケウッド」
    • 映画会社にスカウトされた主人公たちが様々な役になりきり、ポケモンと共に映画に出演する。
    • 撮影で行うのは「ポケモンバトル」と「主人公が言うセリフの選択」。行動やセリフによって、ストーリーや結末が大きく変化する。
      • ストーリーの結末は、台本通りにいかず失敗した「バッドエンド」、台本通りにこなした「グッドエンド」、台本の斜め上を行って良くも悪くも予想を裏切る形となった「カルトエンド」の3種類がある。興行成績は後者ほど高くなる。
      • 単にゲームクリアするだけなら予め用意された脚本通りにこなせばいいのだが、急所や敵のランダム行動など、運に左右されることも多い。
        特定の技で倒さなければいけなかったり、技の追加効果等を利用しなければならない映画もあり、詰め将棋のような要素も含んでいる。
      • ここで使用するポケモンはレンタルポケモンだが、一度クリアした映画では自分のポケモンを使用可能。
    • 完成した映画は実際に上映される。自分のポケモンの出演した映画がヒットするとそのポケモンはスターポケモンとなる。
      • スターになったポケモンはボールから登場するときに星のエフェクトが付き、出演した映画の興行収入を更に上昇させることができる。
      • 映画がヒットを続けると新たに出演出来る映画やファンが増え、最終的には主人公のために用意された像が立てられる。
    • ポケウッドには前作ジムリーダーのハチクが俳優として出演している他、過去作から意外性のある人物も登場した。
  • 新たな通信要素「ジョインアベニュー」
    • ライモンシティ前に建設された商店街。通行人を招待して店を開いてもらったり、案内して店を利用してもらうことで、発展させることができる。
    • 通行人として登場するのはNPCの他、通信交換やGTS、すれちがい通信等で関わったプレイヤー。条件を満たせばジムリーダーも混ざる。
    • 開ける店は8種類。店のランクは10まで成長し、上がるほどプレイヤーに得するサービスが提供される。
      • 中には、俗に言う「努力値*1」を与えてくれる施設もあり、これを利用することで資金さえあれば育成時間の大幅短縮も可能となった。
    • アベニュー自体にもランクが設定され、目標のランク20になると記念パレードが行われる。最高100。また、ランクは1上がるたびにオーナーからアイテムが貰える。
      • ランクを一定以上に達すると、商店街に自分の好きな名前を入れられるようになる。すれちがい通信にも名前を付けた履歴が残る。
      • 挨拶もメールのような単語の組み合わせではなく自由に付けられる。特に制限は無いが、様々な人達に見られることも考えて、下ネタや中傷的な発言は自重しておこう。
  • 最強を争う「ポケモンワールドトーナメント(PWT)」
    • 総勢8人でトーナメントを行い、3回勝ち進んで優勝することが目的となる。
      バトルルールはシングル、ダブル、トリプル、ローテーションバトルの全4種類。トーナメントの種類も通常のを含めてレンタルやミックスなどの特殊ルールがある。
    • クリア後にはこれまで登場したすべてのジムリーダーとチャンピオンが参戦(四天王は出てこない)。使用するポケモンも相当手強く、再びプレイヤーの前に再び立ちはだかる。
      • DS版でのグラフィックが存在しないホウエン地方のジムリーダーは新規に描かれている。
        また、これまでのジムリーダーもグラフィックには手直しがされ、動きが格段に良くなった。デンジは座っているモーションが削られ、シロナだけは完全新規でモーションが作られている。
      • 対戦後は戦ったジムリーダー達と軽く話すことが出来たり、グラサンの男にジムリーダーの詳細情報を教えてくれる。
        だが、この男が好みが凄まじく、男性については呼び捨てかつ1~2行で終わる説明文に対して、女性については敬称付け当たり前で長い説明をする。
    • もう一つの売りはWi-Fiでダウンロードしたトーナメントに参加できること。
      • DLできるトーナメントは「WCS(世界大会)」の上位入賞者が出て来たり、伝説のポケモンが使用可能なものなど種類もサプライズ性も幅広い。
  • 通信要素「フェスミッション」
    • 近くにいるプレイヤーとワイヤレス通信で一緒に様々なミッションに挑戦。1人から100人まで参加可能。
      • 他のプレイヤーは制限時間内であれば随時参加出来る。与えられたミッションを制限時間内にクリアすることで成功ボーナスとしてアイテムが貰える。
    • 内容は一定人数のNPCをポケモンバトルで倒したり、指定されたアイテムを拾いに行ったりするもの。
      • こと序盤に獲得するミッションにはアイテムがタダで拾えたり、安く購入できたりといった内容が多い。たとえ失敗しても手に入れたものは残るので、ミッションの過程自体がちょっとした小遣い稼ぎや消耗品の補充に貢献する。
        このおかげで本作はあまりお金に困らない。低ランクのきのみだったら嫌と言うほどに拾得できるので攻略にも役立つ。
      • 「ダンジョン内に発生する砂煙からジュエルを集めろ」「揺れる草むらで登場する珍しいポケモンを倒せ」など、攻略・育成のヒントへ直結しているミッションも多い。
      • 前作では一部ミッションは他プレイヤーと対決するミッションもあったが、今作は全て協力系ミッションに統一されている。
    • どのミッションも、低めのランクは一人プレイで達成可能。仲間がいないプレイヤーでも、短時間で気軽に挑戦可能なミニイベントとして楽しめる。ほぼいつでも、任意に開始できる点も嬉しい。
    • 中には目標スコア以上の成績を収めると、ダブルスコアボーナスとして更にアイテムが手に入ることもある。
  • 「イッシュの難関」こと、ブラックシティ内の「黒の摩天楼」・ホワイトフォレスト内の「白の樹洞」
    • 前作の両町の中に登場した施設。10個のエリアで構成されており、それぞれのエリアのボストレーナーを倒すことで次のエリアに進むことができる。
    • 中では道具が一切使用できないが、バトルサブウェイやPWTとは異なり、対戦形式は通常トレーナーのエンカウントと同じ。経験値もお金ももらえるが、この施設で初めて出会ったポケモンが図鑑の「みつけた数」に登録されることはない。
      • ただし、そのエリアで得た賞金は、途中でリタイアすると全額没収される。
      • どうぐが使えないので、ポケモンを回復させるためには全てのフロアに1人だけいるドクター(黒の摩天楼)またはナース(白の樹洞)とバトルして勝つ必要がある。
      • ちなみに、黒の摩天楼では賞金、白の樹洞では経験値が多く手に入ることが出来るトレーナーが主に登場する。
    • ボストレーナーを倒すと次のフロアに進むことができる。奥に進むにつれて、マップが2~3階層に分けられて探索が困難になり、出てくるトレーナーも強くなる。
    • 抜け道として、最大3つまでストック出来るデルパワーは使うことが出来る。どうしてもクリア出来ない時はHP・PP回復パワーを持たせて使ってみよう。
      • 同様に賞金・経験値が増えるパワーも使える。お守り小判+賞金パワーを併用すると獲得賞金が100000円を超えてしまい、あまりの多さに額が表示しきれないバグがある。
  • やり込み要素「メダルシステム」
    • プレイヤーが条件を達成するとメダルが貰える。これを集めるメダルラリーがイッシュ地方で行われている。
    • 条件は「ポケモンを何匹ゲットしたか」や「何人と対戦したか」、「フェスミッションで何人と通信したか」などのようなものの他、「何もないゴミ箱をひたすら漁る」「戦闘で『はねる』を使用する」などのような特殊な条件のものまで多種多様なものとなっている。
    • 集めたメダルのうちひとつはトレーナーカードに表示することが出来る。これによりポケモン図鑑完成、バトル制覇以外のやり込み要素として追加された。
  • 独自要素「イッシュリンク」
    • 本作同士で活用する「キーシステム」、前作との通信の「おもいでリンク」、3DSダウンロードソフトの『ポケモンARサーチャー』と連動する「ニンテンドー3DSリンク」の3項目が選べる。
    • 「キーシステム」は条件を満たすと手に入る「キー」を使用し、特定のデータの要素を変更することができる。
      手に入るキーはバージョンによって違い、単体では全てのキーを手に入れることができない。全てのキーを入手するためには、違うバージョンで手に入ったキーを通信で受け取る必要がある。
      • 「モード変更」は難易度の上がる「チャレンジモード」か、難易度の下がる「アシストモード」かでプレイすることができる。これもポケモン初の試みで、今までは採用しなかったが制作スタッフが一新されたことにより新たに導入することを決めたとのこと。
      • 「街の変更」では、どちらかのバージョンにしか出ないブラックシティかホワイトフォレストを切り替えられる。
      • 「ふしぎなとびら」はちていいせきに出る伝説のポケモンの種類に変化を及ぼす。
    • 「おもいでリンク」で前作のデータを引き継ぐと、続投した一部の人物の手持ちポケモンが変化したり、イベントが追加されるなどの特典がある。
      • 追加されたイベントの中には、前作で投げっぱなしだったあるキャラクターの同一人物疑惑についての回答があり、伏線回収としての役割も持つ。
    • 「ニンテンドー3DSリンク」は『ポケモンARサーチャー』での「調査データ」を本作に送り、手に入れたポケモンやアイテムを回収できる。
  • その他、従来のシステムにも細かい部分で様々な変更が加えられている。
    • ライブキャスターはイベント以外だとプレイヤー同士しか使えなかったが、今作ではゲーム内に登場する主要キャラと話せる要素が追加された。
      • 中には攻略のアドバイスやタイプ相性、上記のジョインアベニューに記載した『努力値』の振り分けを大まかだが教えてくれる。他にも簡単なミニゲームが2つ収録されている。
    • アイテム欄に「フリースペース」が追加された。文字通り、バッグ内にあるアイテムをフリースペースに好みに整理することが出来る。
    • 虫よけスプレー系の効果が切れると、引き続き使うかどうかの選択肢が出来た。フェスミッションでは重宝されることになる。
    • マイナーチェンジ定番の教え技も追加。大半は『DPt』ではあったが、『BW』でなくなってしまった技マシンが教え技として復活されている。
    • 問題点であったWi-Fiランダムバトルも、切断すれば切断した側のプレイヤーに1時間Wi-Fiに潜れないペナルティが追加された。

評価点

  • 他プレイヤーとのやり取りが非常に楽しめるようになった。
    • 従来の交換・対戦だけでなく、フェスミッションやジョインアベニューといった通信すればするほど面白くなる要素が増えた。
      • フェスミッションでは大人数でないとクリア出来ないのもあるため、ポケモンプレイヤー同士で協力しあって攻略するという楽しみや出会いも増えた。
  • 他プレイヤーとの交流が必須ではなくなった。
    • 上と相反するようだが、遊び仲間の確保できないプレイヤーにもかなり配慮されている。
      • もちろん前作だって1人で遊べることは遊べたのだが、通信プレイが大前提の機能も存在していたので若干の疎外感を生んでいた。今回は、ほとんどの機能がソロでも活用できるようになっている。
    • 効率こそ良くないが、ジョインアベニューは作中のNPCだけで発展させることが可能。
      • 作中の行動に応じてファンが増え、毎日一定数のNPCが必ず遊びに来る。
      • Wi-Fi通信を利用できれば、そちらで接触したプレイヤーも来訪してくる。プレイヤー自身に来てもらうのではなく、そのデータを反映したNPCが相手となるため気兼ねする必要もなく安心。
        接触と言えども、ポケモンを交換したとか通信対戦をしたとか、はてはPDWで自分の夢島を通りすがっただけの人も対象。Wi-Fiを利用してさえいれば、誰かしらは来ると思って間違いない。
    • 通信必須だったデルパワーとブラックシティ/ホワイトフォレストが一人プレイでも利用可能となったのは大きい。
  • 充実したやり込み要素
    • 前作は対戦を抜くとポケモン図鑑完成とバトルサブウェイしかやることがなかったが、本作ではメダルシステムやジョインアベニューも追加された。
      • メダルは集めることで一種のステータスとなり、ジョインアベニューはプレイヤーの手助けになるのでやりがいがある。
      • ちなみに今作での図鑑完成の特典は賞状だけでなく、とあるアイテムが貰えたり隠しダンジョンに行くことができるため、完成させる価値が存在している。
  • PWTのファンサービス要素
    • 過去では、過去作人物の再登場も『DPt』にミカンが出る、『HGSS』にスモモが出る程度のもの。全世代の人物が集結したのは今作で初めてである。
      • ジムリーダーには『赤緑』のみのサカキや『エメラルド』のみのアダン、本作で未登場となった5人が登場。
        また、「チャンピオンズ トーナメント」には『赤緑』でチャンピオンになったがすぐに転げ落ちたグリーンも参加し、『ルビー・サファイア』のダイゴと『エメラルド』のミクリが共演した他、ある裏ボスも登場している。
      • ダウンロードできる「伝説のローテーションバトル!」には初代でしか実現できないネタの「にらみつける」を覚えたファイヤーがいたりも。
  • 良質なBGM
    • 前作のBGMはもちろん、新規のBGMも用意されている。特にアクロマ戦やPWT決勝戦はかなり評価が高い。
      • 前作のBGMは良質なアレンジをされている。中にはものすごく大胆なアレンジを受けたものも。
    • また、今まではジムのBGMは基本的に1種類だったが、本作ではジムによってBGMが変わるという歴代初の試みも行っている。
    • そしてPWTでの対戦時に流れるBGMは原作で流れるもののアレンジ版。シリーズファンにとっては感涙ものである。
  • Wi-Fi通信対戦の改善
    • Wi-Fiランダムバトルに切断対策が用意された。切断をしたプレイヤーは一定時間ランダムマッチに潜れなくなる。
      • それでも切断をするプレイヤーもいるが、前作と比べれば数は減少。ある程度の歯止めはかかったと言える。
  • 過去作の伝説組の登場
    • ED後に第3世代、第4世代の準伝説ポケモンが捕獲できるイベントが発生する。
      • 中でも徘徊系と呼ばれ、これまで厳選が困難だったラティオスやクレセリアの固定シンボル化や、第4世代では通常手段で入手不可能だったレジ系3体(+レジギガス)の登場には喜びの声が多い。
    • 余談ではあるが、今作の伝説のポケモンは過去作と比較して道路など人が多くいる場所に居座っている者が多く、なかなかシュールな光景が見られる。
  • 対戦・育成関連
    • 「かわらずのいし」による性格遺伝率が50%→100%に。「個体値*2はいいのに性格が…」という悩みが解消された。
    • 更なる隠れ特性の解禁
      • 前作ではごく僅かしか解禁されていなかった新ポケモンを中心に多くの隠れ特性が解禁。後述のねこのてレパルダス等の問題もあるものの、戦術の増加に一役買っている。
      • マップに点在する隠し穴にも確率で隠れ特性持ちのポケモンが出現するため、前作程はPDWに依存しなくてもよくなった。
    • 教え技の復活。
      • 『プラチナ』『HGSS』からもラインナップが変化している他、隠れ特性と教え技が両立不可能だったポケモンや新ポケモンが恩恵を受けた。
      • 対価となる色の欠片もフェスミッションで簡単に回収可能。過去作より入手難易度が大幅に下がって利用しやすくなった。
    • ピンチの時ステータスを上げる木の実「チイラのみ」がようやく他の同類の木の実と同格の値段になった。
      • 『ルビー・サファイア』の時に「超極々稀ではあるが、唯一通常プレイで入手できる」ことを理由に、拡張ソフト『コロシアム』『XD』でチイラだけ入手できなかったため、結果として一つも持っていないプレイヤーが相当数おり*3、次世代の『バトルレボリューション』でもチイラだけ倍の値段だったりした。

賛否両論点

  • 既に3DSが浸透しきり、ほとんど3DSでの発売に移行した時代の中で、意外にもDSでの発売となった事。
    • これに関しては「ポケモンをコミュニケーションツールと考えていて、多くの人が同じハードを持っていないと意味がない(要するに、『BW』とハードを揃えたい)」という意図からだという。
    • 3D表示に対応していない等の賛否もあるが、一番問題視されているのはDSソフトであるため、3DSのすれちがい通信と共存できないということ。
      • 3DSソフトのすれちがいは本体が管理しているため、複数の3DSソフトのすれちがいが可能な反面、DSソフトを起動している間はオフになってしまう。
    • 3DSで遊ぶことにメリットはないので、あえてDSで起動するという選択もあり、『ARサーチャー』と連動する時だけ3DSに差し込めば良いという声もある。
      • ちょっとした裏技だが、調査データをARサーチャーから送るだけなら本体を変更したことによる施設利用制限のペナルティを受けない。
  • 相変わらずの観覧車イベント。詳細は前作の項目を参照
    • 前作よりは自重気味になったが、まだまだスタッフの暴走ぶりが伺える内容になっている。
  • トレーナー「ポケモンブリーダー」の存在
    • 勝利しても、視線が合うたびに対戦を申し込んでくる。レベル上げやお金稼ぎに使えるという利点はあるものの、ゲーム終盤になると邪魔な存在でしかない。
    • 視線を合わせなければいいのだが、大抵プレイヤーが通りやすい道で待ち構えているため、いちいち遠回りをしなければならなかったりと不便。
      • だが、ライモンドームに登場するポケモンブリーダーは対戦後に「ふしぎなアメ(Lvを1上げるアイテム)」をくれる。これを利用して無限回収が可能となる。
  • 新しい遊び「メダルラリー」のコンプリートがかなり厳しい仕様。
    • 「図鑑完成」「手持ち1匹で殿堂入り」「ポケウッドで全ての映画を公開」「PWTの各トーナメントを制覇」など、本作を隅々まで遊ぶと取得できるメダルもいくつか存在し、達成感を味わえる。ここまでは良いのだが……
      「720匹のポケモンを手に入れてボックスを全て埋める」「バトル検定(1回で5戦、特に得られるものはない)を50回」「ミュージカルの出待ちファンを10人にする(高評価を150回弱取る必要がある)」「イッシュの難関で1000勝」など、ひたすらに作業を要求される条件もいくつか存在する。中には、「ライブキャスター(ワイヤレス通信要素)で遊べるミニゲームの合計得点が1000点を越える(一度にやろうとすると1時間以上かかる)」など、DS2台持ちor知人に付き合ってもらうことを前提としたものも。
    • 「すれちがい1000人」「フェスミッションに同時に30人参加」など、多人数での通信を前提とした、地方在住のプレイヤーには厳しいものも存在する。また、「PDWから連れてきたポケモンを○匹捕獲」のメダルは、PDWサービスが終了した現在は取得不可能
      • そして極めつけが「フェスミッションで一度に1000点以上取る」。得点は参加者の合計得点になるのだが、最も点を取れるミッションでさえ、1人ではどんなに努力しても30点ほどが限界。つまり、30人以上で1つのミッションを全力でプレイしないといけないのである。
      • いくらポケモンセンター(実在のグッズショップ)と言えど、そのような熱心なプレイヤー数十人が偶然に同じミッションをプレイするようなことは起こり得ないだろう。
    • メダルによる解禁要素などはなく、精々所持しているケースの色が変わる程度なので、諦めてしまえばいいと言えばそれまでなのだが……。
  • PWT関連
    • 『赤緑』『FRLG』でジムリーダー、『金銀』『HGSS』で四天王になったキョウは出られていない。
      • PWTのカントージムリーダーは『金銀』『HGSS』が基準なので当たり前と言えばそうだが、それを無視してサカキが出演している。
      • 『金銀』では娘のアンズが同じ毒タイプ使いのジムリーダーになっており、タイプ重複を防ぐためと言えど、イッシュジムリーダーのコーンとシズイは得意タイプが重複している。
        ただし、娘ということでアンズのセリフなどにキョウは間接的な出演ができている。
    • 『RS』の双子ジムリーダーのフウとランは別々に登場するのも少し残念。シングルバトルだと構図がおかしくなるにしても、この2人は1セットという設定がある。
    • また、トレーナー登場時の台詞は過去作の流用なので、サカキなどは明らかにおかしくなっている。
  • 手に入るポケモン関連
    • 野生出現するポケモンが1進化か最終形態ばかりで、未進化の入手手段がタマゴに限られている系統が多過ぎる。
      • 『金銀』『RS』『DPt』での未進化形態の後付け登場や、『ポケモンコロシアム』での一部系統なども同様の状態になっていたが、その数が尋常ではない上に、イッシュ地方の一般的なポケモンにまで広まっている。
        その数なんと41種類。前作より時間が流れたとはいえ、いくらなんでも進化しすぎである。うち、第三世代出身のポケモンは15種類も。
      • ライトユーザーでもタマゴを積極的に使うような仕組みと思われるが、本作でタマゴを発見できるのは殿堂入り後のみとなっている。
    • マイナーチェンジ版的側面もある本作だが、前作の伝説のポケモンのレシラム・ゼクロムは入手不可能。
      • 設定の上では前作の主人公が所持しているため、間違ってはいないのだが……

問題点

  • 伝説のポケモン・キュレムが入手不可能になる致命的なバグ。
    • キュレムを捕獲する地点に向かう一連のイベントの序盤に、「チャンピオンロードの途中にいるゾロアークを追いかけていく」と言うものがあるのだが、これを追いかけて洞窟内に足を踏み入れ、洞窟内で1回以上ゾロアークの姿を見た後、Nの城にゾロアークが入っていくのを見るまでの間に、チャンピオンロードを出て他のマップに行くと、ゾロアークを追いかけて入るはずの洞窟に二度と入れなくなるというもの。
    • イベントの開始条件を満たすまでは、洞窟の入り口の前でゾロアークが通せんぼをしているのだが、このバグを起こしてしまうと、イベントの状態に関わらずゾロアークが通せんぼしている状態になってしまう。
    • 一応、洞窟から徒歩で屋外に出ただけならば、すぐさま洞窟内に戻る事でバグを回避できるが、「そらをとぶ」などの手段で別マップまで脱出してしまうと二度と進入できなくなる。
    • このバグを起こすと、それ以降に起こる一連のイベントの全てが発生しなくなり、伝説ポケモン・キュレムのゲットの機会が無くなる他、キュレムの合体・分離のために必要な重要アイテムも入手できなくなる。
    • 当然、バグが起こった後でセーブしてしまったら、もうそのデータではどうしようもなくなる。
      • 公式にアナウンスはされていないが、攻略サイトなどには必ず載っているほどの危険なバグなので、事前の確認を推奨する。
  • まだまだ配慮に欠けるWi-Fi通信関連
    • 3DSで本作を遊ぶと、切断対策が意味を成さない。
      • 3DSのとある機能を悪用すると、ソフトに用意された切断対策を簡単にすり抜けることができてしまうので実質的に対策が機能せず、切断もやりたい放題になってしまう。
    • GTSの難点はほとんど前作から未調整のまま。
      • 性別の指定だけは、オスしかいないケンタロスのメスは指定不可といった具合に調整されている。それができるなら、「レベル50以上しか存在しえないポケモンのレベル10を指定」も対策可能なはずだが。
      • ステータスも確認できないままなので、かくれ特性持ちだと見せかけて通常特性を送ってくる交換詐欺も多い。
        GTSネゴシエーションなら相手のステータスが見られるので、こちらで気長に条件のマッチングを待つ手もある。
  • 特性「いたずらごころ」を利用したハメ戦法の問題。相手に何もさせないまま、60分間試合を引き伸ばし、時間切れで判定勝ちに持ち込むという悪辣な戦法が可能になった。
    + 詳細
  • いたずらごころは「補助技の優先度を+1にする」効果。わかりやすく言うと、どんなに早いポケモンを相手にしてもこれを使えば先制できる。
    • この戦法を使用できるのは、その特性と技「ねこのて」を両立できるレパルダスと、技「まねっこ」と両立できるリオルの2種。
      • 「ねこのて」は「控えポケモンの覚えている技の中からランダムで1つを使う」、「まねっこ」は「直前の味方が使った技と同じものを繰り出す」という補助技。これといたずらごころを併用すると、優先度がマイナスの技(=優先度0以上で使われるとまずい技)でも、ねこのて/まねっこの対象になれば先制して使える。
        その優先度マイナス技には「ふきとばし」など、「相手の場のポケモンと控えを強制的に交代させる技」があり、通常なら「こちらの行動→相手の強制交代技→こちらの交代」とリスクを負うはずが、上記の方法で使うと「相手のねこのて/まねっこ→相手の強制交代技→こちらの交代」となってしまう。
        つまり、これをひたすらに繰り返せば相手は一度も行動できないまま、時間切れになってしまう。
        そうして時間切れになると判定になり、残りポケモン数→HPの割合の合計→HPの合計での判定が行われる。最初に相手のHPの割合を削れば、後は極端にHPが高いポケモンを入れれば容易に判定勝ちが可能になる。
    • 対策がないと容易にハメられてしまう戦法である事も問題視されたが、何より反感を買ったのは、「放置プレイが横行した事」である。
      • 行動を決定する前に1ターンあたりの持ち時間が切れると、技欄の一番上(左上)においてある技を自動で使うため、ねこのて/まねっこをそこに置けば後はDSを放置しても判定に持ち込める。
      • 1試合の制限時間は60分、1ターンの持ち時間は2分、ねこのて/まねっこのPP(使用回数)は最大32に設定されているのも大きい。
    • 一応対策は可能。特にレパルダス/リオルを突破されると非常に脆くなるのだが、あまりに極端にハメてしまう事、何より放置でゲームが進むというゲーム性の破壊具合から、批判は非常に多かった。
    • 公式側からは特に規制も用意せず、対戦考察者の間では戦法の一つとして認知されている模様。現在では対策もそれなりに考察されており、初期ほどの猛威は振るわなくなった。
  • レパルダスの場合は、基本的にねこだまし(優先度+2で相手を怯ませて行動不能にする。出たターンにしか使えない)→ねこのて×nで時間切れ勝利となる。
    • ねこのてで選ばれない技はいくらか種類が存在。控え2匹をそれらの技+強制交代技で構成することとなるのだが、メタモンやソーナンスなど選ばれない技でも戦えるポケモンは存在する。
      • ちなみに、選ばれない技には「攻撃しながら相手を強制交代させる技」がある。単なる見落としだろうか。
    • 対策手段はいくつかあったものの、いずれも確実なものではなかった。
      • 最適解は優先度+2の「しんそく」で攻撃か、特性「きゅうばん」「マジックミラー」持ちの使用。前者は習得するポケモンが少なく、後者はタイプで不利になりやすいのがネック。
      • 先制技同士がぶつかると素早さが高い方が先制する仕様を使い、レパルダスより早いポケモンで優先度+1技を使ったり、いたずらごころ持ちで補助技を封じる技「ちょうはつ」を使っても封殺できるが、素早さを上げる道具「こだわりスカーフ」で向こうも対策することがあった。
      • ただ、これらの対策は構築に制限を受けるので汎用性が低くなりやすく、ハメを使わない相手への勝率が低くなってしまう。手持ちの残りの枠を対策の対策にされても痛い。
        とは言え、なんらかの対策をしないとマッチングしたら敗北確定になってしまうので、対戦で使えるポケモンの枠が更に狭まった感がある。
    • また、レパルダスを用いての戦術は、命中100で相手を眠らせる「キノコのほうし」も存在。眠りへの対策は強制交代に比べるととりやすいので安定感には欠けるが、今まで遅いポケモンしか使えなかったこの技を先制で使うのは充分強力。
      • 先制技を使わないと必ず後攻をとる道具「こうこうのしっぽ」と、使用すると空を飛んで相手の攻撃を受けず、2ターン目に攻撃する技「そらをとぶ」を用いて「ねこのてで先制そらをとぶ→相手の攻撃回避→相手の攻撃回避→後攻をとって攻撃」という戦法もあったが、リスクが高いので実用性は大きく劣っていた。
    • これらレパルダスを用いての戦法はハメに特化した技構成や能力振りになる上に、レパルダス自体の能力はそこまでではない。このため3匹含めた純粋な戦闘力は大きく落ちるのが欠点といえば欠点。
  • リオルの場合は少々動きが異なる。どんな攻撃もHPを1残して耐えられる道具「きあいのタスキ」で相手の攻撃をしのいでから強制交代技「ほえる」を使い、あとは優先度+1の「まねっこ」でほえるを連打する。
    • 先鋒のポケモンに、場に出た相手のポケモンにダメージを与える技「ステルスロック」を使ってもらってからリオルを出せば、判定でしか勝てないレパルダスと違って勝利することも可能。
    • ステータスはレパルダスよりもさらに低いので対策しやすいが、こちらはステルスロック要員も含めて通常の構成ができるし、リオルの技も2枠が自由(レパルダスは対策の対策で枠を喰われる)なので、お手軽さやメンバーの自由度がとても高い。
      • 対策や不測の事態でハメが失敗しても、残りのメンバーである程度のリカバリーが効くため、往生際の悪さでならこちらの方がはるかに上。
  • キュレム関連の問題点
    • 本作でキュレムは2種類のフォルムチェンジを獲得して大幅に強化されたが、ブラック/ホワイトの性能に大きな格差がある。
      • ホワイトキュレムは特攻が大きく伸び、それを活かす「りゅうせいぐん」や「ふぶき」といったタイプ一致の大技を覚えるので、伝説のポケモンが解禁された大会ではトップクラスの使用率を誇った。
        レシラムの専用技の「クロスフレイム」で鋼タイプにも決定打があり、もはや専用技の「コールドフレア」は溜め技(1ターン待機)なので使わない方がいいくらいである。
      • 一方でブラックキュレムは攻撃が大きく伸びるものの、氷タイプの物理技は専用技の「フリーズボルト」のみ。しかも同様に溜め技なので、パワフルハーブと併用しないとまともに使えない始末。
        ドラゴンタイプの物理技も「げきりん」があるが、特殊技の「りゅうせいぐん」に比べるといささか使い勝手が劣るため、高い攻撃力が実質宝の持ち腐れになってしまっている。ゼクロム専用技の「クロスサンダー」も見劣りしがち。
      • 2匹とも攻撃面最高のデオキシス(アタックフォルム)に匹敵する攻撃性能を持つが、実はブラックキュレムは特性込みのチャーレム(一般ポケモン)に劣っており、高い攻撃を活かすどころか曇りすら見えるようになってしまった。
      • ちなみに、通常のキュレムはこの2匹の登場で完全にお役御免になってしまった。デオキシスやシェイミなど似たような境遇を持つポケモンはいるが。
    • また、このフォルムチェンジシステムは色々と細かい仕様がある。
      • フォルムチェンジしたまま交換することは出来ない。レベルや個体値・持ち物などの情報は全てキュレムのものを引き継ぎ、合体に使われたレシラム・ゼクロムの情報は一切関係しない。
      • フォルムチェンジできるのは1体のみ。残念ながらダブルバトル等でホワイトキュレム・ブラックキュレム両方を同時に場に出すことは出来ない。
  • 前作から未改善・劣化した点。GTSについては上記の通り。
    • まったく楽しくない「ポケモンミュージカル」はほとんど未調整。
      • おもいでリンクを使うと『BW』で集めたアクセサリーを引き継いで使える点しか変更されていない。こんなのの攻略もメダルの取得条件に入っている。
    • 相変わらず低体力BGMが邪魔。前作でも相当な批判意見が出ていたのにまさかの続投。
      • 今作では過去作のアレンジなど良BGMが多いのだが、低体力BGMのせいで打ち消されるので非常に萎える。PWT配信限定のWCS決勝のBGMですら余裕で消してくれる。
    • ゲーム開始時のCギアの起動が遅くなった。起動直後にメニューを開いて閉じれば短縮することは可能。
  • PWTでのバトルをバトルビデオに記録することができない。
    • この機能ではWi-Fi対戦やバトルサブウェイなどのバトル内容を記録し、公開すれば他のユーザーも再生できる機能だが、これら2つと同様のルールでありながらPWTでは記録が使えない。
  • すれちがい通信の使い勝手の悪さ
    • すれちがいログを見ようにもフェスミッションの内容が先に表示されて、すれちがったプレイヤーの情報を見たりデルパワーを使おうにも邪魔になりがち。
      • 時間経過による無効もないため、プレイヤーはいちいちフェスミッションを断らないと本来の目的を果たせない。
      • ポケモンセンターといった大人数のポケモンプレイヤーが集まる場所に限って多い傾向がある。すれちがいログが集まりやすい場所なだけに相性が悪い。

総評

一部問題点が残ったままの部分があるが、全体的に見れば様々な改良や新システムの投入といった、賛否両論点・問題点が多かった前作の反省点を活かしている作品。
特に、通信要素がないとほとんど遊べなかった点については、オフラインでも遊べるようにしたことで大きく改善された。
過去作からのファンややり込みプレイヤーにも易しくなり、遊びの窓口が広く、追求できる遊びも深くなった。
前作がシリーズ異色作とするならば、本作はかなり堅実な出来となっている、良い意味で「いつものポケモン」である。

余談

  • 2014年5月20日にDSのWi-Fiサービスが終了した為、インターネット通信を活用してガッツリ遊ぶという意味では息の短いゲームになってしまった。
  • 公式のプロモーション映像として、ゲーム内のストーリーをもとにしたオリジナルのアニメーションが製作・公開された。
    • 通常のアニメ版と異なり、製作はアニメ版と同じOLMが担当しているが、担当したスタッフは別。アニメで登場した人物も声優が変更されている。
    • あくまで宣伝用であることの演出や、制作時期の差異の影響なのか、ゲーム本編と同じ展開でも少し差異が存在する。
  • 改造アプリ事件
    • 本作の発売から1年後、第3者によってポケモンを外部ツールで作成して本体に送り込むことができるアプリが開発され、ダウンロードランキングで1位になってしまう事件があった。
    • 公式はこのアプリについての注意文を発表し、使用の禁止を呼びかけた。
  • 本作では、ジムリーダーが使用するポケモンは他者(おそらくポケモンリーグ運営本部など)から指定されたものを使っている事をほのめかす描写がある。
    • ジム戦自体がポケモンリーグへの参加資格を得るための試験の様なものという設定と噛み合っている。
      また、ゲームバランス的な都合とはいえ、ジムリーダーのポケモンが少し先の一般トレーナーのポケモンよりもレベルが低く、「手持ちポケモンのタイプはばらけさせるべき」というセオリーを破って得意タイプのポケモンばかり使用することなどの解答として説得力がある事から、この設定はユーザーからも概ね好意的に受け止められている。
    • ただし、現状はそういった事を仄めかす描写があるだけに留まっており、公式に確定している設定ではない事は付け加えておく。