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ファイナルファンタジーIV THE AFTER YEARS -月の帰還-
【ふぁいなるふぁんたじーふぉー じ あふたーいやーず つきのきかん】
ジャンル
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ロールプレイングゲーム
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対応機種
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Wii(Wiiウェア)
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売元
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スクウェア・エニックス
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開発元
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マトリックス
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発売日
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2009年7月21日
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定価
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本編:800Wiiポイント フリーシナリオ:300~800Wiiポイント
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プレイ人数
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1人(バトル時1~4人)
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周辺機器
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Wiiリモコン、クラシックコントローラ/同PRO対応
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通信機能
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ニンテンドーWi-Fiコネクション対応(有料サービス)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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繰り返される歴史(ストーリー的意味で) 玄人向けな難易度 発売前は物議を醸した 発売後は概ね好評
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ファイナルファンタジーシリーズ関連作品リンク
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概要
『ファイナルファンタジーIV』の17年ぶりの続編。当初は携帯アプリとして発表され、携帯版の全章配信後にWiiウェアとして移植された。
前作の十数年後を舞台とし、前作の主人公セシルの息子セオドアを初めとする新世代の面々を中心とした新たなる冒険が展開される。
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厳密には携帯アプリ版『FF4 THE AFTER(※YEARSがつかない)』→海外Wiiウェア版『FF4 THE AFTER YEARS』→日本Wiiウェア版、という流れ。
そのためWiiウェア版は海外版からの逆移植にあたり、事実上のインターナショナル版に相当する。
特徴
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前作の直接の続編のためか基本的な作りは『GBA版FFIV(≠DS版)』と同様。
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グラフィックやBGM、モンスターなども基本的に前作(GBA版)と同様のものを使いまわしているが、一部のグラフィックやBGMは新規に作られている(キャラドット絵には『FFVI』の改造品もあるが)
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これらにいくつかの新要素がプラスされている。
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なお、「赤い翼」が「赤き翼」になっているなど設定面はDS版がベースとなっている。
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本作は短いシナリオが複数用意されており、前作で活躍したキャラを主人公として物語が進んでいく。
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多数のフリーシナリオがある関係上、各シナリオは基本的に少人数で行動する。
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本作の難易度は相応に高いものとなっている。
新要素
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バンド
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キャラクター同士の特定のアビリティを組み合わせることによって発動する連携技。
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バンド技はストーリーを進める事によって覚えるものもあるが大半はプレイヤーが独自に発見しなければならないものである。
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バンド技を発動させるにはまず発動させたいキャラの行動順が回ってきたときに『バンド』を選択し、相方のキャラを選ぶ。その後、相方のコマンドを選択し発動ボタンを押す。相方の行動順かつバンドの待機時間が経過するとバンドの成否が解り、見事正解すればバンド発動となる。
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キャラクターそのものの組み合わせは解りやすいがアビリティの組み合わせは一通りやる必要があるため、発見するには骨が折れる事も。弓矢や鞭など特定の武器を装備している事が条件のバンド技もある。
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なお、一度発動させたバンドは一覧から選択が出来るようになる。
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技の種類は幅広く「W黒魔法」や「ふたりがけ」などのロマン技もあれば「ブロークンハート」「パロムインザスカイ」などのネタ技もある。
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基本的にハイリスクハイリターンの技であり、場合によっては5人バンド技よりも2,3人程度のものが戦局を優位に進める事もある。
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月齢
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宿屋やテントなどで一泊すると月齢が変わりパーティのキャラと敵モンスターの攻撃や魔法の威力が増減する。
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また、特定の月齢にしか出現しないモンスターも登場する。
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月齢モンスターの特徴は、「特定の月齢の時に特定の場所に単独で出現する」であり、他のモンスターと複合で出現したものは「ハズレ」である。
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月齢モンスターを倒すと、非常に確率は低いが[○○のしっぽ]を落とす可能性があり、後々貴重なアイテムと交換できる。
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チャレンジダンジョン
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フリーシナリオクリア後に解禁されるダンジョンであり、何度でも挑戦が出来る。
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難易度は高めであり、きちんと準備をしないと全滅する危険が高いが、ここでしか入手できないレアアイテムを手に入れられる事もある。
評価点
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シナリオボリューム
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元が携帯アプリではあるが、十分なボリュームはあり、全シナリオを合わせれば一つのゲームとしては十分なシナリオややりこみ要素がある。
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分割商法自体に抵抗がある人もいるが、全てのシナリオを買ったとしても3,700円程度と比較的安価であり、自分に合わなければ全部のシナリオを買わなくてもいいという、消費者にとっては非常に大きなメリットがある。
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キャラクタードットは渋谷員子氏制作
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後述の通りキャラデザには不満も出ているが、ドットは評判が良い。
賛否両論点
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集合前の各章のストーリーがワンパターン。
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基本的にそれぞれの章内のキャラ同志の絡み→ピンチ→ボス登場…の繰り返し。
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もっとも、オムニバス形式である以上、ある程度似通った作りになるのは仕方が無いとも言える。
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ラストダンジョンの敵モンスターの攻撃力が高めであり、スロウなどを駆使しなければすぐに全滅する危険が高い。
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その一方ブレイクが非常に有効的に設定されており、高確率で敵を一掃する事が出来る。
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キャラクターデザイン及びイメージイラストの大半が天野喜孝氏ではなくDS版『IV』に参加しキャラデザインを担当したオグロアキラ氏となっている。
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イラストのレベルはかなり高めではあるが、癖のある絵柄とも相まって原作ファンからは不満の声も出ている。
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ポロムやゴルベーザなど一部のキャラは前作と大幅に印象が異なるなどの点もある。
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ストーリー展開や一部のキャラクターの扱い。
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劇中でも明言されているが、ストーリー展開は前作によく似ている。
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序盤でのセシルの扱いや終盤のセオドアの扱いなど。特にセシルの扱いは一部の前作ファンが難色を示したほど。
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また、シナリオの都合上、セシルがプレイヤーとして加入できるのは終盤辺りになってからである。
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ただし、真月編(終章)では固定メンバーが存在せず自由にパーティーが編成可能である事などを考えるとこれらは意図的にそうした節がある。
元より、本作の主人公はあくまでセオドアであり、前作主人公が目立ってしまうと肝心の新主人公を食ってしまうという問題もあるため、扱われ方はともかくとしても、メインから外れること自体は一概に悪いとはいえない。
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ラスボスの正体とあるキャラクターの結末。
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ネタバレ注意
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本作のラスボスは環境破壊により滅亡し真月を船として宇宙を旅していた異星人の最後の生き残りであり、自分たちがどういう進化を辿るべきだったのか悩んだ末、進化の実験をするべく生命の誕生しそうな星にその星の進化の経過を記録するクリスタルを設置。実験失敗と見なした星はクリスタルを回収し真月で飲み込むという暴挙を繰り返していた。
『FFIV』の舞台となる「青き星」もその一つであり、クリスタルを回収する目的のため、目的の代行者として創り出した実験体の少女・マイナスを刺客として放った。 --失敗作と見なした青き星の者たちを劣等種と蔑み、主人公の訴えにも耳を貸さず抹殺しようと襲い掛かるが、戦闘の影響で肉体の崩壊が進み、暴走を開始。 主人公たちに「自分を止めてくれ」と懇願した挙句に「逃げろ」と促した直後に完全に意識を失い、脱出する主人公たちを追跡してくるが、 マイナスたちの捨て身の特攻によりついに止めを刺され、感謝の言葉を残して消滅した。
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非常にSF色の強い設定と、背景事情に多少なりとも同情の余地はありつつも非常に自己中心的で横暴なラスボスの思想や言動、最終的に自滅に近い末路を辿ってしまうという結末には賛否が大きい。
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ただ、元からSF要素の色濃い『IV』の世界観に照らしてみると「それほど逸脱してはいない」という評価もある。
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終章・後編では過去作のボスが多数登場するから、「IV以外のFFI~VIの世界は真月によって滅ぼされたことになっている。これは原作レイプだ」という意見もある。
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これに関しては「I~VIの舞台となる世界がIVと同一次元上に存在する」と明言されたことは今まで一切ないので、あくまでファンサービスと考えるのが妥当だろう。
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「月の民編」で復活したゼロムスに立ち向かったフースーヤが最後どうなったのか、クリアしても結局明かされじまい。
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ただ、分岐次第で死亡してしまうゴルベーザが生存していた場合、エンディングでゴルベーザがフースーヤの元に戻ろうとする場面が描かれているだけでも幸いではある。
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攻略本でのスタッフインタビューでもフースーヤの今後は当初から語られる予定はなかったとの記述がある。
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問題点
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シナリオの統合が不適切
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Wii版では携帯版の序章・セオドア編・カイン編が統合され「本編」となっているが、カイン編は序盤の各フリーシナリオで起こった事の総まとめともいえるシナリオであり、他のフリーシナリオをプレイする前に始めるべきシナリオではない。なのにそれをまとめてしまっている為、何も知らなければ本来プレイすべき順番とは前後してしまい、シナリオ構成上、不自然になってしまう。
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よってフリーシナリオ全てを楽しみたいと考えている場合、本編は「セーブをしますか?(セオドア編終了)」という表示がされた箇所で一旦中断し、他のフリーシナリオをクリアしてから本編を再開(カイン編開始)することを強く推奨する。
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真月編移行の際のデータ引継ぎの説明不足
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各シナリオのセーブデータは別々に保存しておく必要があるのだが、その説明が不足しており、全てのシナリオデータを一つのデータにセーブしてしまって泣きを見た人も多い。
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引き継ぎ無しでも真月編はプレイ可能だが、その場合、アイテム引継ぎ不可、条件を満たさないと加入しない一部味方キャラが参加できない、とデメリットが大きい。
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特にチャレンジダンジョンで苦労して集めたアイテムを引き継げないのは痛い。
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終章のキャラ描写の薄さ
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基本的に「ボスラッシュが続く長いラストダンジョン」であり、キャラ描写は各ボスの撃破時の台詞とセーブポイントごとに発生するミニイベントくらい。
しかも今作初登場キャラの多くが1回のミニイベントにしか関わらず、せっかく増えたキャラの描写が全体的に不足している。
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1パーティ制で最後まで使われないキャラが多数発生してしまうのもこの問題を後押ししている。
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集合後の育成の面倒さ
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経験値は待機メンバーに振り分けられないので、せっかく味方キャラが非常に多いのに、使うのは一部のキャラのみになってしまいがち。
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チャレンジダンジョンがストレスの溜まる仕様。
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元々が携帯アプリとして時間のある時の繰り返しプレイ用に作られたダンジョンである為、最深部の宝箱の中身が確率で変化する仕様になっている。
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コンシューマ移植に当たってレアアイテムの入手確率は50%に上がったものの、やはり苦労して最深部までたどり着いて手に入れたのがポーションやら目薬だった時のストレスはなかなかのもの。
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繰り返しが必要な割には一部のダンジョンの難易度は高く、特にリディア編のチャレンジダンジョンは異常に難しい。
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扉が全てアサルトドアーであり、一部の壁はデモンズウォール。しかもダミーの扉や壁が多数存在し、攻略情報無しだと延々と強敵と戦い続けることとなる。
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Wii版は音源がDS版4の流用
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元々DS版のアレンジには否定的な声もあった為、一部のユーザーからは不満が上がっている。
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また、効果音もDS版基準のためエフェクトと合わない部分もある。
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一部のUIの問題
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移植に際して携帯アプリの仕様を引き継いだ所為で違和感を覚える点が多い。
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文字のフォントが鮮明すぎて逆に違和感を覚える。
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敵の大きさが小さめ。
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スペースが充分にあるにも関わらず魔法欄が三列ではなく二列。
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ロード後に強制的にアイテムが整頓される。
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コンフィグにコマンドの「記憶」がない。
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コンフィグで常時ダッシュができるように設定できない。
総評
発表当初は携帯アプリでの展開とスクエニに対する不評とも相まってか、前評判は最悪とも言っていい。発売後も一部の前作ファンがひねくれた見方をする事もあるが、前作ほどではないにしろ十分に良作なゲームであるというのが世間の見解となった。
元々が携帯アプリという事もあるが現FFシリーズでは珍しい2D作品であり、システムなども基本はSFC時代のFFにプラス要素を付けたもののため、どちらかといえば『懐古向け』な作品でもある。
その後
関連作品『ファイナルファンタジーレジェンズ 光と闇の戦士』
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2010年に本作を手がけたスタッフが開発。携帯アプリでの新作として展開。
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キャラクターの名前に「ククロ」「ルゲイエ」やエルフ・ドワーフなどの種族が登場するなど本作同様、FC・SFC時代のFFを強く意識した作品となっている。
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本作とは違い、携帯アプリでの完全新作という事もあってか知名度は低め。
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2012年にiOS/Androidなど各種スマートフォンでもリメイク配信。
移植版『FFIVアフター』
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本作自体は、2011年3月24日に『FFIV』本編とカップリングしPSPに移植され発売。
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『FFIVアフター』初のパッケージ化であり、PVでもその事が強調されている。
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新規シナリオとして、前作『IV』と本作を繋ぐ物語である「Interrude」が初収録された。
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『IV』本編が何度も移植されてきたためか、発表当初はそちらの話題で一杯になり影に埋もれてしまった感は否めない。
IOS・Android版
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2013年11月25日に各種スマートフォン用に配信。DS・スマフォ版『FFIII』『FFIV』同様の3Dフルリメイク化がなされている。
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このため、分岐次第で永久離脱してしまう一部のキャラが離脱しないようになるなど、オリジナル版から仕様変更が施されている。
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前述の過去作のボスはポリゴンモデル作成の手間がかかるためか、軒並み変更されている。
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その他、海外ではSteam経由でWindows版も配信されている。内容は上記スマートフォン版準拠(3Dリメイク)の移植。
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日本の公式ストアからは残念ながら購入できない(海外プレイヤーからのギフト等で貰うことは可能)。当然ながら日本語表示にも対応していない。
余談
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人気作の17年ぶりの続編という事もあってか発売前は賛否が絶えなかった(当初は携帯アプリでの販売というのも関係している)。
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「思い出を壊すな」「公式で同人みたいな事をするな」「テイルズもどき」という声もあったほど。
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セーブシステムの問題だが、オリジナルの携帯アプリ版ではシナリオを選択する際などにセーブデータをサーバーに一旦保存するという独特の仕様だった。
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スマホ版では各章に3つまでのセーブスロットが存在する形式へ改善された。
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海外版の公式イラストはリディアなど、一部キャラクターの服装や容姿が国内版と異なっている。
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PSP版のムービーでのキャラクターデザインは海外版をベースとしている。