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マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー
【まりおあんどるいーじあーるぴーじーふぉー どりーむあどべんちゃー】
ジャンル
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ブラザーアクションRPG
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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発売元
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任天堂
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開発元
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アルファドリーム
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発売日
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2013年7月18日
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定価
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4,800円(税込)
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プレイ人数
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1人
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分類
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良作
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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ストーリー
ある日のこと、キノコ王国のピーチ城に一通の手紙が届けられました。
それは「マクラノ島」と呼ばれる、島のオーナーからのバカンスの招待状。
招待を受けたマリオたち一行は、この島に向かうことにしました。
マクラノ島に到着した一行が観光をしていると、ピーチ姫が何者かによって、
夢の世界へと引きずり込まれてしまいます。
その夢世界に入るための扉は、ルイージが不思議な力を持った枕で眠ると出現することがわかります。
マクラはこの島の先住民族「マクラノ族」が、
コウモリの魔王アックームにばらまかれた悪夢のカケラのせいで固まってしまった仮の姿。
マリオは”元の世界”とルイージの”夢世界”を行き来して、
マクラノ族を開放しながらピーチ姫の行方を追います。
果たしてマリオたちは、無事にピーチ姫を助け出すことができるのでしょうか。
(本作の公式サイトより引用)
概要
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マリオ&ルイージRPGシリーズの第4弾で、シリーズ初の3DS専用ソフト。同時にルイージ生誕30周年に合わせた「ルイージの年」記念作品の一つでもある。
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本作のテーマは「夢」。舞台であるマクラノ島で起きた事件を解決するためにマリオとルイージが現実世界や夢世界を冒険する内容。
システム
夢世界
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ルイージがマクラで眠ると出現する「夢ゲート」から入ることができる世界。フィールドが2Dとなっており、マリオと「ユメルイージ(夢世界のルイージ)」を操作して冒険を進めていき、封印された「マクラノ族」を助けることが目的となる。
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夢世界のフィールドには「レンドーパーツ」と呼ばれるもとの世界と連動するしかけが存在しており、レンドーパーツにユメルイージを入れることで、3DSの下画面に写っている眠ったルイージをタッチ(ヒゲを引っ張ったりくすぐったりなど)して、これを操作することができるようになる。
バトル
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もとの世界ではこれまでと同じくマリオとルイージが「ブラザーアタック」を利用して戦うが、夢の世界では大量に増殖したルイージによる「ミラクルアタック」を使う。
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ルイージの夢の中の世界なので、どの技もかなりなんでもあり。大量に増殖して球体上になったり、巨大なハンマーになったり等。
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「ブラザーアタック」「ミラクルアタック」は前作同様、マップに散らばる「アタックピース」を集めることによって習得する。前作と異なり、マリオとルイージで別の技を習得するようになった(『1』と同様)。
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さらに前作『3』にもあった巨大化バトルは本作ではルイージの担当となっている。
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バッジシステムも前作『3』のシステムを強化する形で続投。前作よりも組み合わせと効果がより多彩になっている。
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前作では1回溜まったバッジメーターは必要になるまで貯めこんでおくしかなかったが、本作では初期状態では2回分まで溜まったゲージ効果をストックすることが出来るようになった。後述のランクアップボーナスで更に1回分増やすことが出来る。
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やりこみ要素のひとつとして「エキスパートチャレンジ」が存在する。
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「ノーダメージチャレンジ」「10連続回避」など、様々な条件のお題が用意されている。各お題ごとにポイントが設定されており、このポイントが一定以上まで貯まると装備品が入手できる。
モード
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戦闘中に全滅した場合、再チャレンジ時にイージーモードを選択できるようになる。このモードを選択すればマリオとルイージが一時的に強くなった状態でリトライできるようになる。
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さらに一度ゲームをクリアすると、ハードモードが出現する。このモードにおいては敵が強化されるだけでなく、アイテムは1種類につき10個までしか持てず、さらにマリオとルイージのHPが0になるとそこでゲームオーバー(リトライ不可能)となる。
ランクアップボーナス
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3ではレベルごとにランク称号が存在していたが、今作ではランクが上がることに独自スキルを装備可能である。
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装備出来るスキルには限りが有り、全ては装備できないためスキル習得に戦略性が求められる。
評価点
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メリハリのある難易度。イージーモードとハードモードの搭載により、初心者にも上級者にも幅広く対応。
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それ抜きでもアクションには歯ごたえがあるようになっている。
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快適性の向上され、今まではセーブポイントでしかがセーブできなかったが、どこでもセーブ可能となった。
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育成の自由度の高さ
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ランクアップボーナスのシステムが強化されたことにより、前作以上に高いキャラ育成の自由度を実現した。
とことん火力に特化するのもよし、アクションに自信がないから防御重視にするのもよし、バッジや防具のスロットを増やして特殊効果を活用するもよし。
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どのような育成をしても、バランスが破綻して極端に難しくなったり簡単になったりしないのも評価点といえる。
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豊かなグラフィック
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本作から3DCGも取り入れられているが操作キャラはドット絵である。ドット絵は横向きの場合、反転させて反対側を流用するのが基本だが、本作では別々に描かれている。3DCGと思い込んでいる者も多い。
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勿論、3DSであるため立体視にも対応している。立体視で描かれるドット絵は本作が唯一といっても過言ではないだろう。
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やりこみ要素の多さ
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シリーズ通してやりこみ要素の不足が欠点として挙げられることが多かったが、本作では「エキスパートチャレンジ」、「ハードモード」など上級者のやりこみ欲を煽る要素をふんだんに盛り込んでいる。
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ハードモードの難易度はかなりぶっ飛んでいる。序盤の雑魚敵からマリオを確定2発で落としてくるようになるほどの敵の強化に加え、更にもともと回復アイテムを大量に持ち込むことでのゴリ押しが通りやすい本シリーズではかなりの痛手となるアイテム制限と、上級者でも手を焼く凶悪な難易度となっている。
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前作『3』に登場したバトルコロシアムも本作で「バトルリング」として登場。本作でも難易度は高く、十分な育成とアクションの腕がなければ完全制覇は難しい。
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また、前作と異なり、本作のバトルリングでは巨大化バトルにも再挑戦することが出来るようになっている。前作で残念がられた部分だけに、この改善点は好評である。
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おなじみの下村陽子女史によるBGMも高評価。
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クリア後にはサウンドルームが使用できる。連続再生やシャッフル再生に対応し、3DS本体を閉じてもイヤホン端子から音楽を流せる優れ物である。
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ブレないルイージの扱い。
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しかし本作ではこれまでと比べると若干控えめになっているという声もある。
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またスーパーマリオRPGなどで断片的に語られていたルイージのマリオへの思いが非常に前面に押し出されている。
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そして3のもう一人の主人公の扱いは…(ネタバレ注意)
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今作のクッパは完全な悪役として登場する。
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今作における事件の首謀者と手を組むものの、利用するだけ利用し最後は裏切り利益を独占するという3以前のお間抜けなクッパからは考えられない行動を取る。3での成長が見て取れるだろう。そしてラスボスとしてマリオ達の前に立ちはだかる。過去作では操られたクッパやコピーのクッパがラスボスとして登場したが、クッパ本人が正式にラスボスなのはシリーズ初である。(ちなみに同じく3DSの某マリオのRPGもラスボスはクッパであり、シチェーションも似通った点が存在する。果たしてこれは偶然の一致なのだろうか?)
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ユメルイージとの巨大化バトルやラスボス戦でのアクション、エンディングでの一言などシリーズをプレイしているとニヤリと出来る描写も。
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また、初代からあるキャラクターがひさびさに登場している。
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そのキャラはシリーズを通してもボス回数が二番目に多い人物である。
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難点
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テンポが若干悪い。
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2ではブラザーボール、3ではダッシュパンチといった比較的早く移動するアクションがあったのだが、本作ではなし。地道に歩いて移動する必要がある。
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また、ロードも比較的長い。店の出入りや戦闘終了後にも発生するので、何度も繰り返すと煩わしくなる。
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後者については3DSのソフトには多かれ少なかれローディングがあるので、仕方がないとも言える。
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バトルにおいては敵側のアクション時間が非常に長い、特に夢世界ではそれが顕著に現れる。
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一部アイテムのバランスが悪い。
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装備アイテムの1つである「ガードシェル」は敵の攻撃を数回まで完全にガード出来る。比較的序盤に入手出来、雑魚戦ではこのアイテムを装備すれば容易にノーダメージで乗り切れてしまう。
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装備アイテムの1つである「ポロリブーツ」は敵を攻撃した際一定確率でステータスアップアイテムの「マメ」を入手することが出来、本来は「マメ」の数は有限であるのに対し理論上ステータスの限界までドーピングを可能にしてしまう。
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バッジパワーの1つに敵を完全に行動不能にさせるものがあり、ランクアップスキルのバッジストック数増加を使いこのパワーをストックし連発すると、ラスボスでらハメ殺す事が出来てしまう。
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4は全体的に難易度が上昇しているため、これらは救済措置として見て取れなくも無い。既に救済要素のイージーモードはあるのだが。
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ストーリー攻略に必至なミニゲームがある。躓いていてはいつまでも先に進めない。
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一応これまでのシリーズにもミニゲームは存在していたが、本筋に絡むミニゲームはほとんどなかった。
総評
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モード変更機能のおかげで、これから本シリーズを始めようとする人にも、歯ごたえを求めるコアな人にも対応できる良作。前シリーズのキャラも多少登場するものの、アクションゲーム好きなら充分プレイする価値があると言えよう。
余談
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発売前のネット上でのネガキャンが激しかったタイトルであり、国内発売前での海外レビューで「プレイ時間が15時間」という内容が書かれたためにスカスカボリュームだと散々に言われていた。
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なお、このレビューは訳し方次第でいささか解釈が分かれる内容である。はっきりと「プレイ時間が15時間」と書かれているわけでなかったのだが、15時間という記述だけを取り上げられて騒がれた、というのが真相。
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実際発売されてみると、15時間どころか30時間でも怪しいボリュームであったため、この話題は概ね収束することになった。