※このページではDS作品『イナズマイレブン』、『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア / ブリザード』、『イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク / ボンバー / ジ・オーガ』とその3DS移植版『イナズマイレブン1・2・3!! 円堂守伝説』について紹介します。
【いなずまいれぶん】
サッカーをテーマに収集・育成要素を盛り込んだ、異色のRPG。
レベルファイブの「クロスメディアプロジェクト」の一作目で、発売前から続編やアニメ化は決まっていた。「まだ一作目も出てないのに先走りすぎ」といった指摘もあったが、結果的に企画が成功したから良かったものの、これがズッコケでもしようものなら過剰な宣伝で大失敗に終わった「ローグギャラクシー」の二の舞を演ずることになっていたかもしれない。
通常のサッカーではありえない荒唐無稽さに比重を置いた内容で、キャッチフレーズは「超次元サッカー」。
部員不足で試合すらできない弱小である雷門中サッカー部。キャプテンである円堂守はやる気のない部員たちと部の存続に悩みながらも、一人で祖父である大介が綴った特訓ノートで日々練習を続けていた。
そんな中で雷門中に全国大会で活躍したという伝説のストライカー、豪炎寺修也が転校してきた。円堂は彼を部に誘うが「サッカーは二度とやらないと決めた」と断られてしまう。
それと時を同じくして、全国大会を連覇している帝国学園が雷門中と練習試合を申し込む。この試合に勝てなければサッカー部は廃部という厳しい勧告を受け、円堂は部員を集めて試合に臨んだ。しかし素人まで混じっている雷門中に勝ち目はなく、前半終了で20-0という圧倒的な試合展開に。
それでも諦めない円堂とそれを見ていた豪炎寺は…この二人の出会いが弱小サッカー部の運命を変える!!
必殺技
王道で熱いストーリー
個性的なキャラクター
ぶっ飛んだ必殺技や熱いストーリー、個性的なキャラクター達で人気を博し、レベルファイブの看板タイトルの一つとなった。
対戦のバランスは一作目ということもあって調整不足ではある。
【いなずまいれぶんつー きょういのしんりゃくしゃ ふぁいあ / ぶりざーど】
激闘から一週間後、河川敷で練習をしようと集合した雷門中サッカー部。練習を始めようとしたその時、雷門中にめがけて黒い物体が飛来していく。急いで向かったそこにあったのは崩壊した校舎。エイリア学園と名乗る宇宙人チームはサッカーで力を示し地球を征服すると宣言する。円堂たちは彼らに勝負挑むが驚異的な強さを前に蹂躙され、多くのチームメイトが入院してしまうほどの重傷を負う。
エイリア学園は他の中学へもサッカーを挑み、勝利を続けては敗者たちの通う校舎を破壊していき力を見せつけていた。
彼らを止めるため、新監督である吉良瞳子の下で円堂らは最強のチームを作る旅に出る。イナズマキャラバンに乗って、日本各地を巡る円堂たちの新たな挑戦が始まった。
選手関連
必殺技関連
その他
+ | ラストの演出についてネタバレあり |
キャラクターについて
+ | ネタバレあり |
本シリーズのシナリオは「ツッコみどころが多いが超次元だから許せる」というのが特色である。しかし「超次元で考えてもおかしい」、「そもそも超次元で考える以前の問題」といった粗が目立ってしまっている。
また中学生をメインに捉えた作品である以上仕方の無いことではあるが「何もかも子供たちに任せっぱなし」という問題点もある。どちらもシリーズ全体に言えることではあるが。
前作からやり込み要素が増え、大幅にボリュームアップした。
友情をメインにしたシナリオはファンの間でも評価が高く、シリーズの中でも特に人気。
「サードのソフトはあまり売れない」と言われるDSソフトのなかで、数少ないミリオンヒットを達成した。
【いなずまいれぶんすりー せかいへのちょうせん すぱーく / ぼんばー / じ・おーが】
ジャンル | 収集・育成サッカーRPG | |||
対応機種 | ニンテンドーDS | |||
メディア | 2048MbitDSカード | |||
発売・開発元 | レベルファイブ | |||
発売日 |
スパーク / ボンバー:2010年7月1日 ジ・オーガ:2010年12月16日 |
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定価 | 各4,980円 | |||
判定 | 良作 |
「エイリア学園」との戦いが終わった数ヵ月後、
主人公・円堂守達はサッカー世界一を決める戦い「フットボールフロンティア・インターナショナル」に日本代表として挑戦する…
世界一を決める「フットボールフロンティア・インターナショナル」へチームを作るため招集された円堂たち。雷門中の一員、日本各地で出会った仲間たち、敵であったエイリア学園のメンバーや初めて出会う見知らぬ選手が集まりできたイナズマジャパンが結成された。
久遠道也監督の下、イナズマジャパンが世界に挑む!
キャラクターについて
+ | ネタバレあり |
自分の好きなキャラを集めて楽しむ、所謂キャラゲー的要素も強い側面がある作品のため、使い勝手の悪くなったスカウトシステム周りは過去最悪の評価を受けている。
しかしその一方で、より豊富になったクリア後のやり込み要素などは高い評価を受けており、総合的な評価は新規、シリーズ通してのプレイヤー共に概ね好評である。
【いなずまいれぶんわんつーすりー えんどうまもるでんせつ】
ジャンル | 収集・育成サッカーRPG | |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
発売・開発元 | レベルファイブ | |
発売日 |
パッケージ版:2012年12月27日 ダウンロード版:2013年5月29日 |
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定価 | 5,800円 | |
判定 | 良作 |
シリーズ5周年を記念して『1』、『ファイア』、『ブリザード』、『スパーク』、『ボンバー』、『ジ・オーガ』の6作品を一本にまとめた3DS用ソフト。
グラフィックに手が加えられており、一新とまではいかないが綺麗になっている。また必殺技は3D表示が可能となっている。
新たにOPが追加されたが、内容に一切手は加えられておらずほぼベタ移植である。
目立った変更点は『1』における円堂と豪炎寺の顔グラフィックが後作以降のものになっている。
またDS版でWi-Fiによって解放されたものはすれちがい通信を使い解放するものになった。
2→3スーパーリンクが一本で可能になっていたり、パスワードを公開するなど発売当時できたことほぼ全てが可能となっている。
そのほかにも同時期に発売された『イナズマイレブンGO2』との連動がある。
もともと生産数が少なかったこともあり、パッケージ版はプレミア化している。DL版があるのが救いか。
+ | 例を上げると…(以下ネタバレ) |
+ | 第一回 |
+ | 第二回 |