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いきものづくり クリエイトーイ - (2017/06/26 (月) 00:33:56) の編集履歴(バックアップ)
いきものづくり クリエイトーイ
【いきものづくりくりえいとーい】
ジャンル
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みんなと組み立てピクチャー
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対応機種
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ニンテンドー3DS (ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
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発売元
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任天堂
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発売日
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2011年9月7日
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定価
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700円
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判定
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良作
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概要
ニンテンドー3DSのダウンロード専用タイトル。独特の世界観の中で奇妙な生き物クニャペを作る楽しさを堪能する。
とにかく作ること、動くことにこだわったゲームで、やや人を選ぶが中毒性のあるゲーム。
特徴・システム
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舞台はとある星、そこにはクニャペという奇妙な生き物が住んでいる。プレイヤーはクニャペを作ったり、クニャペと遊んだりして楽しむ。
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ゲームの柱はクニャペを作る、クニャペとおさんぽする、の2つだけである。主な操作はタッチペンによって行われる(ボタン操作も多少存在する)。
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クニャペは、直接絵を描くのではなく、パーツを選んで組み合わせることによって作る。
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メ、アシ、カラダ、クチなどのパーツに分かれていて、ゲームの進行によって使えるパーツは増えていく。
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各パーツは拡大縮小回転反転複製など、かなり自由にいじれる。
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パーツの選択によって見た目はもちろん、おさんぽの操作性も変わってくる。
たとえばアシにはふつうのアシ以外にタイヤ型が用意されており、それぞれ移動速度、操作感が異なる。
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クニャペは言葉をはなすが、その時の会話の効果音や、語尾も自分で設定可能。
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クニャペをつくるには1体ごとにハートを1つ消費する必要がある。ハートは最大5個までストックされ、実時間で1時間たつと1つ回復する。
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ゲームを起動していなくても、3DSの電源を切っていても1時間ごとに1つ回復する。
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これはこのゲームの追加要素の解放がクニャペを作った回数に依存するため、
とりあえず適当なクニャペを短時間で連続して作ってゲームクリアしてしまうことを防ぐための仕様と思われる。
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つくったクニャペはおさんぽさせる。
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おさんぽの操作はタッチペンを使った独特な操作。タッチパネルの右(左)側をタッチすれば右(左)方向に歩く。タッチし続ければその方向に歩き続ける。
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タッチパネルに表示されたサークルをタッチペンでドラッグすると、そのサークルの動きに合わせてクニャペは体を振って反動をつける。
反動がついた状態でタッチペンを離すとクニャペは反動から解放されたことでジャンプする。
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おさんぽコースにはさまざまなアイテムや野生の?クニャペがおり、それらを蒐集していくことがゲームの目的の一つとなっている。
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おさんぽコースにはコインが設置してあり接触すれば獲得できる。コインはおてほんクニャペのパックを購入したりと様々な用途がある。
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おさんぽコースにはいろいろなタベモノが存在している。
クニャペのクチをそれに近付けるとクニャペはそれを食べ、いくつか食べるとタマゴを産んだりウココをしたりする。
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制限時間が終了するとおさんぽ終了。タマゴはおさんぽ終了後に割ることになり、中からはかなりの枚数のコインが出てくる。
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おさんぽコースにいるクニャペはおさんぽクエスト(クニャペを使ったミニゲーム)を依頼してくるものがいる。
それをこなすとそのクニャペのおてほんが手に入り、クニャペを作る時そのパーツを利用できる。
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おさんぽコースにある宝箱を開けると、背景の追加パーツが手に入る。これらによって背景もエディット可能。
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作ったクニャペははじめてのおさんぽを終えるとおいのりをし始める。
規定数のおいのりが行われるごとにクニャペの住む星が拡大し、おさんぽコースが増える。
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QRコードやすれちがい通信を使って、他の3DSにゲストクニャペとして登場させることができる。
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クニャペをつかった写真撮影もできすれちがい通信で一緒に届けられる。(ARを使った撮影もできる)
評価点
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作る楽しさに大きな重きを置き、それをゲームとして完成させた独創性。
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絵が描けなくてもクニャペは問題なく作れ、タッチペンを使った直観的な操作だけでそれを動かすことができる。
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クニャペの声、セリフ、おさんぽコースの背景などエディット可能な要素が多数。それぞれに蒐集要素もあり、作ることについて高い自由度がある。
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パーツはなかなかの自由度でいじることができる。少ないパーツで気軽に作ることも、ものすごく凝って作ることもできる。
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おてほんクニャペだけでも動物はもとより自転車、宇宙人、勇者などさまざまなモチーフが存在している。
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ネット上では交流サイトなどでさまざまなクニャペが公開されている。
アニメ、ゲームのキャラクターなど相当複雑なものも「職人」の手によって再現されている。
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独特な世界観が作品のコンセプトに非常によくマッチしている。
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木に肉が生っている、ものをたべてウココをする、といったシュールな要素が盛りだくさん。
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BGM、効果音はどこか「はずれた」印象を抱かせる仕上がりで、きもかわいい野生のクニャペとともに脱力感を演出している。
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背景にある家や木などのオブジェクトも洗練されておらず、逆に自分でエディットしたいという欲求をかきたてさせるものになっている。
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QR、AR、すれちがい通信など、3DSのハード特性をどれもうまくいかしている。
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これらの他のユーザーとの交流要素がこのソフトを飽きさせず、はまれば際限なくプレイできるソフトにしている。
難点
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非常に特殊なゲームであり人を選ぶ。ある意味評価点はすべて難点の裏返しである。
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無論、プレイヤーに合う合わないという問題は全てのゲームに存在するが、
ゲームのコンセプトから操作性、世界観まですべて独特な作品であるためとくにプレイヤーの感覚の差がゲームの感想に対して顕著にでやすい。
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作る楽しさが大きな比重を占めており、そこに楽しさを見いだせない人には、何が面白いのかわからない。
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何か明確な目標があるゲームではなく、いろいろできるゆえになにから手をつけていいかわからず、結局三日坊主で放置、ということも起こりやすい。
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おさんぽコースのアクションも、快適な操作とはお世辞にも言い難い。
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クニャペのアシはかなり伸縮性があるが、それゆえ障害物などに引っかかってとれなくなることがままある。
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とくに正確なジャンプをこなすにはなれが必要。なれるまで何度も足場を踏み外すことがあるだろう。
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反面、快適でないことがクニャペを動かす感動につながったり、クニャペの作り方自体が操作性に影響を与える面白さもあるが。
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自分の作ったクニャペは80体までしか持てないので、やりこんだ人にとってはやや少ないと感じるかもしれない。
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ただしQRコードとして保存しておけば復元することは可能。
総評
低価格のダウンロードソフトらしい実験的な色の濃い作品ながら、豊富な拡張性によって非常に長い間楽しめる可能性を持つソフトである。
爽快感のあるアクション、壮大なストーリー、頭をフル回転させる謎解きなど、王道のゲームの楽しみ方とは無縁なソフトなので万人に勧められるゲームではないが、
プレイヤー一人一人がそれぞれの楽しみ方を見つけられれば、いつまでも3DSに入れておきたいソフトになるだろう。