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イレギュラーハンターX - (2016/02/19 (金) 18:13:50) の編集履歴(バックアップ)
イレギュラーハンターX
【いれぎゅらーはんたーえっくす】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売・開発元
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カプコン
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発売日
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パッケージ版:2005年12月15日 ダウンロード版:2009年12月16日
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定価
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パッケージ版:5,040円 ダウンロード版:1,500円
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廉価版
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カプコレ:2007年1月25日/2,079円
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分類
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良作
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ロックマンシリーズリンク
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概要
『ロックマンX』シリーズは『X4』までテンポの良いアクション性とバランスを持った人気シリーズであったが、『X5』以降迷走が続いていた。
ところが、元『ブレスオブファイアシリーズ?』のスタッフ製作による『X8』は、荒削りながらも『X1~4』に近いアクション性を持った良作となり、過去のシリーズの輝きを甦らせたのである。
それから9ヵ月後。『X8』を製作したスタッフが次いでリリースしたのが、シリーズの原点である『X1』に新解釈を加えてリメイクされた本作である。
製作には『X8』のスタッフのほか、『X1~4』まで携わっていた稲船敬二が参加。ディレクターは『ロックマン8 メタルヒーローズ』のプランナー・松江一樹が担当した。
特典として、発売時期が近かった『ロックマンロックマン』の体験版が収録されている。
新たに書き直された設定
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今作のストーリーは
『ロックマンX』の設定をベースにした新作
で、オープニングの「Based On RockmanX」という表記が全てを物語っており、オリジナルの『X1』とは設定が大幅に異なっている。
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オリジナルではゲーム起動時に表示されていたエックスに関するライト博士の警告メッセージも使われている場所、内容が若干異なっている。
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クリア後に、今作のラスボスであるシグマが反乱を起こす理由等を丁寧に描いたアニメーション『The day of ∑』を鑑賞可能になり、ストーリーに新たな広がりを見せている。本作が出るまで謎に包まれていた前日談であったため、ファンにとっては必見とも言える内容である。
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『The day of ∑』及び、ゲーム中のアニメムービーは『X4』『ロックマン8』でもムービー製作を手掛けたXEBEC(ジーベック)が担当、アニメーションの監督はアニメ版『ロックマンエグゼ』シリーズを手掛けた加戸誉夫氏。そのほか、アニメ版エグゼに関与していたスタッフが参加している。
特徴
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アクション性
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スーパーファミコン時代のスピード感や挙動を損ねることなく再現している。
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更にボスにダメージを与えた時の効果音も、スーパーファミコン時代と同じなど凝っている。
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グラフィックは3D化されているが、3Dアクションを要求される部分はなく、『X8』と同様に2.5Dといえるゲーム性である。
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ステージも『X1』を基本としているため、『X8』のような陰湿トラップの配置が無く、純粋にアクションを楽しめるステージとなっている。
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一部のボスは攻撃に新たなパターンが追加されているのでオリジナル版よりも手強くなっている。
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演出面の大幅強化
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ボス戦前に主人公とボスとの掛け合いが追加された事により、ボス達に個性がついた。原作『X1』でセリフがあった個所も全て全く違うセリフに変更されている。
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終盤のいつものボス再戦も、実は本来の性格を持たないデッドコピーだったり…など芸が細かい。
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ステージ構成の大幅な変更
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エックスのパワーアップパーツが手に入るカプセル配置場所は『X1』とほぼ同じだが、種類は並べ替えられている。例えばボディパーツが手に入った所ではアームパーツに変わっている。
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アームパーツは性能が変わっており、カプセルから手に入るアームパーツは『X1』に比べて弱くなっている。またイベントでゼロから受け取るバスターは差別化され、こちらは威力が非常に高くなっている。
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初代で強制取得だったフットパーツを取らずにボス戦に挑めるなど、初代と異なるステージ攻略や縛りプレイが楽しめる。
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また、最後のシグマステージに至ってはラストのステージ4を除き、全てが新規になっている。
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難易度選択が可能になった。難易度はNORMALと被ダメージ量が上がるHARDの2種類から選択可能。
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VAVAモードの追加
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エックスとの死闘を繰り広げたVAVAを主人公にしたifストーリーである「VAVAモード」がプレイ可能。
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エックスとは違ったシステムと操作性で敵と戦うことができる。
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また『X8』で不評であった声優もシグマ役の麦人から下崎紘史に変更され、大幅なイメージチェンジが図られた。
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性格・ストーリーもダークヒーローテイストになり、ユーザーからは高評価を得ている。
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因みにVAVAを使用可能にした理由は「ゼロだと当たり前すぎて面白くないから」とのこと。
問題点
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処理落ち
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敵が多く表示されたり、ストームトルネードのような多段ヒットする武器を使うと多少処理落ちがおきる。
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敵をほったらかしたり、終盤になるとそうなることが多いので注意。
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ダッシュボタン(○ボタン)の使い難さ
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PSP本体の設計都合により、初代より押し難い。但し、オプションでキーコンフィング可能。
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GBAの『ロックマンゼロ』シリーズのようにLボタンにダッシュを割り振るとそこそこ使い易くなる。
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ボディパーツの弱体化
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ボディパーツを付けていても、ダメージを受ければオリジナルより少し遅いスピードで大きく後退する。
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その為一部ステージでの進行がオリジナルより多少難しくなっている。
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ストーリー
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オリジナルとは別物なので、それを受け入れた上で見ないと違和感が残る。
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ただ一部ではおかしな方向に進み始めていたストーリーを仕切りなおすという意味ではありという声もある。
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もちろん本作がより掘り下げた面も見受けられるので、それは賛否あり程度であろう。
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操作面
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X1の難点だった「ダッシュ壁蹴りの動作にはダッシュボタンとジャンプボタンを同時に押す」が受け継がれた。
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ダッシュの暴発を招くコマンドダッシュをオフにする機能が無い
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VAVAの性格の変化
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オリジナルでは描写の少なさもあって、残虐だが狡猾さも持ち合わせ狙った獲物をしとめるハンターのようなイレギュラーだったが、今作では他のレプリロイドやイレギュラー達がエックスの事ばかりもてはやすのが気に入らないので、エックスを倒し自分が優れている事を証明する。と言う性格に変えられている。
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ボスとの会話もエックスの事になるとムキになり、エックスに対して(過剰な)敵対心がある等『X3』以前のVAVAと比べると若干違和感がある。
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VAVA編のゲームバランス
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新要素を多数取り入れただけあってX編と比べるとゲームバランスがあまりよろしくない(X編が良すぎるだけだが)。HRADモードでは特に武装が揃っていない序盤は辛く、VAVA編HARDモードの最大の鬼門はオープニングステージとも言われている。
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『The day of ∑』鑑賞後の変化
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エックス編においてボスたちとの会話デモの内容と、タイトル画面が変化するのだが、元に戻せない。変化前の会話などを見たい場合、メモリースティックを抜く必要に迫られる。
総評
リメイク作品としても一つの作品としても出来は非常によく、Xシリーズは今作で完全な復活を遂げたといえる。
しかし『X7』でのファン離れもあるが、今作はCM等の宣伝は一切されず、PSPがまだ普及していない時期での発売だったこともあり、売り上げは『X8』同様散々な結果となってしまった。
これによりXシリーズは現在打ち止め状態である。
その後の展開
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開発は『ロックマンロックマン?』と並行して行われていた(スタッフも今作と一緒)。その『ロックマンロックマン』は、今作の発売から3ヶ月後という脅威のハイペースで発売された。
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こちらも非常に完成度が高く、プレイしたユーザーからは好評の声が相次いだ。
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ゲームアーカイブスでの配信まで入手困難になっていた『X8』とは異なり、今作はベスト版(カプコレ)やダウンロード版、また『ロックマンロックマン』とのセットによるバリューパックがリリースされており、入手は容易である。