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ソニック・ザ・ヘッジホッグ - (2016/12/30 (金) 01:35:03) の編集履歴(バックアップ)
ソニック・ザ・ヘッジホッグ
【そにっく ざ へっじほっぐ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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メガドライブ
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メディア
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4MbitROMカートリッジ
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発売元
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セガ・エンタープライゼス
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開発元
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ソニックチーム
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発売日
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1991年7月26日
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定価
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6,000円(税別)
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判定
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良作
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ソニックシリーズリンク
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概要
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後にセガの代名詞の地位を獲得した音速ハリネズミ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が主人公の、2Dアスレチックタイプのアクションゲーム。6ゾーンに対しステージが3つずつの計18ステージ(+ラスボス戦闘)。
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方向キーとボタン1つの簡単操作で、かつてないスピード感が味わえる。
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BGMの担当は「DREAMS COME TRUE」中村正人。
システム
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ソニックは十字キーの左右で移動。押し続けて助走をつけるとダッシュする。
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走行速度が十分であれば、リング状に一回転したシャトルループを駆け上がる事もできる。
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どれかのボタンを押すとジャンプ。ジャンプ中は身体を丸めて回転するモーションを取り、体当たりで敵を倒せる。
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ダッシュ中に十字キー下を押すと身体を丸め、地形に沿って転がりつつ敵を攻撃できる。下り坂で転がれば一時的に更なるスピードを出せるが、行動の自由度は制限される。
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丸まっていない状態で敵やトゲ付きの障害物などに触れるか、ステージごとに10分経ってしまうとミス。
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ステージに散在する「リング」を一枚でも所持した状態でダメージを受けた場合、持っているリングをすべてばら撒いてしまう代わりにミスにならない。ただし時間が切れたり、場外に落下したり地形に潰されると問答無用でアウト。
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リングを50個持っている状態でゴールプレートにたどり着くと、空中に巨大なスペシャルリングが出現している。これに飛び込むとスペシャルステージに進める。
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スペシャルステージでは、全体がグルグル回転する迷路の中でトラップを避けつつ、「カオスエメラルド」という宝石を取るのが目的となる。
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各ZONEのACT3にはゴールプレート(とスペシャルリング)が出現せず、エッグマンを撃退するボス戦。
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メガドライブ本体にはない1軸回転・拡大・縮小表示はソフト側でカバーしている。
評価点
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ボタン操作は攻撃を兼ねているジャンプだけで、ダッシュは方向キーを押し続けるだけと、操作が極めて簡単。
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ソニックはダッシュ力・ジャンプ力ともに高く、ジャンプ中やスピンダッシュ中は普通の敵ならどこから当たっても一方的に打ち勝てる。
自機の基本スペックが高いので、爽快感のあるアクションを楽しめる。
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素晴らしいスピード感。通常ダッシュの時点でそれまでのアクションゲームよりぶっちぎりで早く、「ジェットコースターのような道を丸まって滑走する」などのアクションで更に加速する点が高く評価された。
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BGMも良曲が多い。
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曲数も多く、音源が貧弱なメガドライブでありながら実に聴かせてくれる。疾走感溢れ爽やかな曲から、迷走感を表す迷路に相応しい曲まで、曲調も多種多様。
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ステージマップは縦横いずれにも広大で、動く足場やダメージトラップ、隠しアイテムといった細かいギミックと探索要素にも溢れている。
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穴に落ちたり水中で窒息死したり壁に挟まれたりしない限り、リングを1枚でも持っていれば即死しない点はかなりプレイしやすいと好評。
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本作の楽曲の一部は『NEW UFOキャッチャー』でも使用されている。セガ系のゲームセンターに行った事があるなら、ゾーン2、ゾーン6の曲や無敵中の曲を一度は耳にしているだろう。
問題点
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一部のステージでは、醍醐味のスピード感が仇となり「なんだかよくわからないけど転がってるうちにクリアしてた」「走ってたらいつの間にか穴に落ちたり敵や罠にぶつかったりした」な状況になる事も。また、そういった構造のステージはゴール地点でスペシャルリングを取りこぼしてしまいやすい。
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一番現れるのは意外にもGreenHillZone-Act1、つまり最初のステージ。無敵アイテムと移動速度が上がるアイテムが比較的近い位置にあるため、その速度上昇が異常で加速した状態でジャンプするものならカメラがソニックの速度に追いつけなくなって画面外に消えることなどざら。但し、その速度がまた爽快感があり、最初に体感できるのがまだ救いか。
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ダメージを受けるとリングをすべて失う仕様上、高得点やスペシャルステージを目指すには、コース後半をノーダメージで通過しなければいけないというシビアな面もある。
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加えて今作のラスボス戦にはリングが一枚も登場しない。地形で押しつぶすことが主体の攻撃パターン故に、この点は移植版でもそのまま。
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カオスエメラルドを7個全部集めた時のエンディングの変化が地味。
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スピンダッシュがないので「2」以降からやり始めた人からするとちょっと不便と感じる事も。ちなみに全ての移植版では実装されており、ON/OFF設定も可能。
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水中でやられた時のSEが人によってはエグいと感じる事も。
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スペシャルステージは常時丸まり状態をコントロールし続けなければならないため、本編以上に難しい。中には完全にステージ構成を把握してないとクリア不可能なステージも存在する。
総評
初心者でも遊びやすいうえに面白さがストレートに伝わるゲームデザインは、そのシンプルさ故に幅広い層から好評を博した。
また、今までのアクションゲームにはなかったスピード感とそれを生かしたステージギミックがウリであり、同じくアクションゲームの傑作である『スーパーマリオブラザーズ』との差別化が図られているだけでなく、他のどの名作アクションゲームともコンセプトが被っていなかった。
詳細は後述するが、この当時のメガドライブは相当な苦境に立たされていた。そんな中出現した本作は間違いなくメガドライブに光明を与えた傑作である。
そして、その存在感の大きさは、今なおセガの看板キャラクターとして方々で活躍しているソニックの姿が物語っている。
余談
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本シリーズの主人公であるソニックだが、本作に先駆けて『ラッドモビール(ゲイルレーサー)』(AC/1991)にカメオ出演していた。
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また、敵キャラのロボットを倒したり、ACT3のゴールカプセルを開けると動物が出てくるが、その中に過去作(1984年のAC作品)の主人公であるフリッキーがいる。
売上
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惜しむらくは、万人向けだった
このゲームがローンチタイトルでは無かった
ことだろう。メガドライブ発売から三年も経った後の登場だった上、本作発売の一週間前に『FFIV』が出ていたため話題性を奪われるという逆境にあったため、日本では。
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しかもメガドラのローンチは2作ともアーケードからの移植品でインパクトに欠けており、加えて2ヶ月目っで早くもおそ松くん はちゃめちゃ劇場?なる年末の魔物をセガ自身が出してしまっていたため、メガドラの評価そのものが冷淡な状態に陥っており、肝心のプラットフォームのユーザー層が「幅広い」とは言いがたい事態になっていたことが悔やまれる。
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しかし若干一足先に発売された海外(特に北米)では大ヒットし、海外におけるアクションゲームの代表は「マリオ」と「ソニック」と言わしめるほどの状況を作り出した。この海外売上は凄まじく、結果的にはメガドライブで最も売れたゲームソフトという記録を残した。
シリーズ恒例のステージ
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今作の最初のステージ「Green Hill zone」はソニックシリーズの代名詞の一つとなっており、後作にも度々アレンジされて再登場している。
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続編では「一番最初のステージは自然系モチーフ」という伝統ができた。
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10周年記念作品である『ソニックアドベンチャー2』に隠しステージ登場する。
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20周年記念作品である『ソニックジェネレーションズ』に最初のステージとして本格的アレンジされている。
た。
3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ
【すりーでぃー そにっく ざ へっじほっぐ】
概要
『ソニック1』の移植版。立体視に対応している他、オプションが非常に充実している。
オプション
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国内版と海外版の選択が可能。
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『ソニック ジャム』と同様、スピンダッシュ追加。勿論オプションでオンオフ切り替えが出来る。
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「スペシャル」でステージセレクトが可能に。
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立体視を奥行きかズーム重視かの選択が可能。
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画面モードに当時のブラウン管テレビでの出力(色のにじみと画面の丸み)を再現した「クラシック」の追加。地味に立体視にも対応。
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BGM出力バランスにメガドライブ、メガドライブ2の選択が可能。細かな音源の違いを楽しむことが出来る。
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ボタンカスタマイズも搭載されている。