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ベア・ナックル 怒りの鉄拳 - (2014/02/11 (火) 20:17:51) の編集履歴(バックアップ)


ベア・ナックル 怒りの鉄拳

【べあなっくる いかりのてっけん】

ジャンル ベルトアクション
対応機種 メガドライブ
発売・開発元 セガ・エンタープライゼス
発売日 1991年8月2日
配信 バーチャルコンソール
2007年2月27日/600Wiiポイント
分類 良作

概要

ファイナルファイトタイプのベルトスクロールアクションゲーム。
ソニック・ザ・ヘッジホッグ』がちょうど前週に発売された事もあり、あまり目立たない作品だった。

ストーリー

平和だった街は、いまや強大なシンジケートの手に落ちた!! 人々を守るはずの警察すらシンジケートに完全に支配され、街の治安は悪化の一途をたどった。街に渦巻く暴力と犯罪、恐怖、そして絶望……。 しかし今、元警官の3人の若者が立ち上がる。 彼らはこの街の腐りきった警察を飛び出し、自分たちみずからの手でシンジケートを叩きつぶすことを心に誓ったのである。

特徴

  • 『ゴールデンアックス』と『ファイナルファイト』の要素を掛け合わした様なゲーム。
    • むらがる敵を倒しながら、全8ラウンドを戦う。
  • 使用キャラはバランスの良いアクセル、パワーキャラのアダム、スピードタイプのブレイズの三人。
  • 使用するボタンは3つで、それぞれジャンプ、攻撃、スペシャル攻撃に割り当てられている。
  • Sの回数が1以上あるときAボタン(オプション変更可能)を押すと かつての警官仲間が援護射撃してくれる。

評価点

  • バランスが良く完成度が高いアクション
    • 殴る、蹴る、投げるの基本的なアクションのパターンが豊富である。
    • 変わった要素は無いが爽快感のあるアクションが特徴。
  • またキャラがしっかり掛け声を上げたりする。
  • 今作は2人同時プレーが出来る。
    • 当時の家庭用ゲーム機で出ていたベルトスクロールアクションは二人同時プレーが出来ない物が多かった為、非常に評価できる。
    • また2人で組み合って出す"協力技"といった攻撃方法ができる。
  • 巨匠・古代祐三氏が手がけたBGMは20年近くたった現在でも聴き応えがある超名曲揃い。FM音源を最も有効活用した作品だと言っても過言ではない。

問題点

  • 容量が少ない為キャラクターのサイズは小さい。
  • 映像がやや迫力が足りない。
  • 雑魚キャラの種類が少ない。
  • メガクラッシュがない。その代わりにシューティングゲームで言うボムのような役割のストックのある攻撃が登場する(特定のエリアでは使用不可)。

総評

容量が少なく映像面はやや難有りだが、爽快感・ゲームバランス・音楽等は高水準の仕上がり。
評価は高かったがキャラボイスが発生するたびにBGMが止まる『ゴールデンアックス』然り、「力を入れる場所が間違ってる」と酷評された『ファイナルファイトCD』然り、
「セガはまずベルトスクロールアクションに向いてないんじゃないか?」という噂を一蹴したのがこの作品である。

余談

  • 『ファイナルファイト』が「重厚」な雰囲気なのに対しこちらは「軽快」。それが故かは定かではないが前者ではパワーキャラのハガー市長が以降シリーズの顔になるのに対して『ベア・ナックル』においてはパワーキャラが次回作で消えるジンクスが誕生する(ちなみに、スピード系のブレイズとバランス系のアクセルは皆勤賞)。

移植版

  • 本作はメガCDやゲームギアに移植されている他、GC/PS2の『ソニックジェムズコレクション』にII・IIIと共に移植されている。
    • またバーチャルコンソールでもII・IIIと共に配信されている。