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Shantae - (2015/11/24 (火) 23:56:19) の編集履歴(バックアップ)
Shantae
【しゃんてぃ】
概要
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ゲームボーイ終息期に発売した、アラビアンな世界観の正統派アクションゲーム。
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魔人のハーフである
Shantae
が奪われた蒸気機関を取り戻すため
Risky
率いる海賊団と戦う物語。
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キャラクターが敵味方共に非常によく動き可愛い。このゲームの売りの一つ。
特徴
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Shantae
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主人公であるShantaeは、自身のポニーテールを主な武器として使い、ダンスで変身する珍しいキャラ。
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ダンジョンで幽閉されている守護者からダンスを教えて貰う事で、猿、象、蜘蛛、ハーピーに変身することができる様になる。
それぞれ、壁を登る、体当たりで障害物を破壊する、蜘蛛の巣や木の幹や岩肌に張り付く、空を飛ぶといった特殊なアクションを駆使し攻略していく。
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髪による攻撃以外にも、ショップでサマーソルトキックの様な蹴り技や、エルボータックルなどの技を習得したり、魔法アイテムを購入して使う事により多彩な攻撃ができるようになる。
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マジカルダンス
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セレクトボタンを押すとその場でリズムを取り始め、上下左右ABボタンを画面に表示されている
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マークのタイミングで押すことにより踊る。押すボタンの順番によって変身したり街へのワープが可能。
勿論、ボタンの順番を他のキャラクターから教えて貰ってから能力が発揮されるので、教えて貰うまでは順番通り押しても何の効果も出ない。
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フィールド
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街中以外は全て2Dアクションステージとなっていて、街から街へ行く道中も長く、途中で分岐があったり、隠し通路があったりと一本道ではない。
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一定時間が経つと昼夜が入れ替わる。夜になると敵の体力が
倍
になり非常にタフになる。
しかし、夜になることで特定の場所に妖精(収集アイテム)が現れたり、キャラバンが転々と移動したり、夜しか開かない店などもあって、単に敵が強くなるだけではない細かな作り。
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色々なところにパワーアップアイテムが配置されている。手に入れる為には変身能力を使う以外に、特定の魔法アイテムを使用しなければ入手できない物もあり、ちょっとした探索&謎解き要素となっている。
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ミニゲーム
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所々でリズムゲームや障害物競走などのミニゲームが盛り込まれていて、ゲーム全体にメリハリがつけられている。中でもリズムゲームは難易度が5段階あり、やりこみ要素的な部分も。
評価点
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グラフィックのクオリティが高い。
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ドット絵の出来が非常に良く、登場するキャラクターたちはザコに至るまで皆生き生きと滑らかに動き回る。
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特にShantaeは主人公ということもあり、豊富な変身パターンやダンスで華麗な動きをみせてくれる。ぬるぬる踊るダンスは一見の価値あり。
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細部まで描きこまれたカラフルな背景などはGBCのゲームとは思えないほど美麗。
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ダンジョン内で暗がりに行くとShantaeの色が暗色になるなど演出面でも凝っている。
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タイトルやメニュー画面、ゲームオーバー画面などではShantaeやライバルRisky Bootsの大きなビジュアルも用意されている。こちらも美麗な出来映え。
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BGMもゲームの雰囲気に合わせた良曲揃い。
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全体的にアラビアンな雰囲気の曲になっているが、ダンジョンやボス戦などはそういった縛りはなくバリエーション豊富で曲数も多い。
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多彩な仕掛けと良好なゲームバランス。
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ブロックを重ねて鍵を入手したり、Shantaeに属性を付与して磁石のようにオブジェクトを引き寄せるなど、パズル的な仕掛けが多い。
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変身能力や魔法を使って攻略していく場面も多く、フィールドやダンジョンの多彩な仕掛けはゲームを盛り上げてくれる。
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操作性、ゲームバランスも良好で前述のように収集要素も豊富なため、広いステージを自由に探索するのが楽しい。
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ライフを増やす「Heart Holders」を獲得するか否かで自分で難易度を調整できるゼルダライクなシステムを採用している。
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ただし、『ゼルダ』と異なりボスを倒してもアイテムは出現せず、ライフを増やすには各地の探索が必要になる。
問題点
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全体マップが無いので風景が似ている所では迷いやすい。
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画面に対してキャラクターが大きめ且つ、フィールドが縦にも広いので、高い所からの落下時に下が見えず即死の針や穴に落ちたりしやすい。
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無限湧きするザコ敵がプレイヤーに重なるように湧いて回避不能な事が時々起きる。
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ゲームオーバーになると直前の進行状況は保たれるが、再開場所が最後にセーブしたセーブポイントからになるので序盤は移動が大変。
ダンジョン内でゲームオーバーになってもセーブポイントからやり直し。セーブポイントは各街、キャラバン、ダンジョン近く、計9箇所のみ。
一部ダンジョンでは近くでセーブすると、空が飛べない内はダンジョンまで遠回りしなければ行かれなかったり不親切設計。
総評
アラビアテイストの独特な世界、なめらかに動くドットキャラ、独創的なシステムが相まって高いクオリティのアクションゲーム。
カプコンがパブリッシャーでありながら、国内で発売されなかったのが非常に惜しい。
余談
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長年プレミアソフト化していたShantaeだが、2013年7月18日からニンテンドー3DSでのバーチャルコンソールとして配信開始され入手しやすくなった…とは言っても
海外版3DS
が必要。
しかし、開発元WayForwardはDSiware、3DSの両方で良作と呼んでいいタイトルを多く作っており、全て日本未発売なので海外版3DSを買って損はない。更にShantaeの最新作も3DS向けに製作中。
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バーチャルコンソール版はカプコンのロゴが入らない。
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日本でも購入しやすい続編として、シリーズ三作目である『Shantae and the Pirate's Curse?』が邦題『シャンティ -海賊の呪い-』として3DSにてローカライズ・パッケージ販売されている。
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また、Steam・iOSにてシリーズ二作目である『Shantae: Risky's Revenge?』が配信中。
こちらは全編英語なので若干プレイのハードルは高いが、有志による和訳集がネット上で公開されており、値段もSteamは980円、iOSは360円と安価なので興味のある人は手を出してみるといいだろう。