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アクションゲーム マジカルウィップ - (2014/03/06 (木) 09:34:24) の編集履歴(バックアップ)
アクションゲーム マジカルウィップ
【あくしょんげーむ まじかるうぃっぷ】
ジャンル
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2Dアクション
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対応機種
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ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)
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発売・開発元
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シルバースタージャパン
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配信開始日
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2010年11月10日
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価格
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200DSiポイント
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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分類
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ゲームバランスが不安定
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ポイント
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ほんわかファンタジーな面クリア型アクション 見た目の可愛らしさとは裏腹に、難易度は極悪非道な高さ
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概要
携帯機のダウンロード専用ソフト中心のメーカーであるシルバースタージャパンからリリースされたDSiウェアソフト。ジャンルとしては横視線の面クリア型アクションゲームに該当する。
同社の『アクションゲーム 翔べよ!! ドラゴン!』と同じ「アクションゲーム」の冠が付くゲームタイトルだが、関連性は特にない。
迷いの森に迷い込んだ2人の見習い魔法使い達が、森に彷徨うモンスター達を倒しながら脱出を目指すというストーリー設定。
オートセーブ方式。操作は十字キーとボタンのみで行う。ゲーム中のステージは例外なく"DSの上下画面が繋がった状態"で表示される。
主なルール
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プレイヤーセレクトについて。
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ゲームを始める前に使用する魔法使い(以下:自機)を「男の子」か「女の子」のいずれかから選択できる。
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男の子は「最大ライフ数値は5つ」「魔法ゲージの回復が遅い」という性能。初心者向け。
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女の子は「最大ライフ数値は2つ」「魔法ゲージの回復が早い」という性能。上級者向け。
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ゲームの流れ。
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基本は一般的な面クリア型アクションゲームと同じ感覚でのプレイとなる。
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ステージクリア条件は大きく分けると3タイプがあり、それぞれ若干のクリア条件が違っている。詳細は後述にて。
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「通常ステージ」
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5の倍数以外のステージ全般がこれに該当する。画面内にいる雑魚敵を全滅させるとステージクリア。
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「中間ボスステージ」
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ステージ5・15・25・35・45がこれに該当する。画面内にいるボス敵を倒せばステージクリア。
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ボスと共に雑魚敵が無限に出現するが、ボスさえ倒せば"こいつら"も勝手に全滅する。
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「ドラゴンボスステージ」
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10の倍数ステージがこれに該当する。このステージにはクリア条件が2つある。
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画面内にいるボス敵のドラゴンを倒せばステージクリアとなる。その間には雑魚敵が無限出現し、ドラゴン撃破と同時に"こいつら"も全滅する。
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一定時間経過してもドラゴンを倒せないでいると、"やつ"は逃走してしまう。しかし、ステージクリアにはならず、残された雑魚敵らが続け様に襲い掛かってくる。
ドラゴンがいなくなると雑魚敵の無限出現が止まる為、残された"こいつら"を全滅させるとステージクリアとなる。
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ドラゴンを倒すと「ランク」が1つ上がった状態で次ステージへと進める。ドラゴンを逃した状態でのクリアは、ランクが上がらないまま次ステージへと進む。
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操作系統。
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自機の操作は以下の通り(全キャラ共通)。
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十字キーで左右移動。B・R・Lボタンのいずれかを押しながらキー操作すると、ダッシュ移動が行える。
ダッシュ中は小さい穴場を"ダッシュだけ"で走り抜けられる(いわゆるBダッシュに相当)。
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Aボタンでジャンプ動作。ボタンを押す長さでジャンプ力が変化し、ジャンプ中の移動制御も可能。
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Xボタンで魔法の弱ムチ(以下:弱ムチ)で攻撃。Yボタンで魔法の強ムチ(以下:強ムチ)で攻撃。
雑魚敵を持ち上げている状態でXかYボタンを押すと、"そいつ"を前方へと投げる。
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自機の攻撃手段について。
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自機には「魔法のムチ(以下:ムチ)」」という攻撃を持っており、これをいかに使いこなすかが最重要課題となる。
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ムチには2種類の攻撃があり、弱ムチはリーチ・攻撃共に低く・強ムチはその逆(長いリーチ・高攻撃力)の性能である。
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ムチを出す度に「魔法ゲージ」が消費されていく。弱ムチはゲージの消費が低く、強ムチは消費が非常に激しい。
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ゲージが尽きてしまうとムチが出せなくなり、大きな危険を伴ってしまう。消費されたゲージは時間経過により自然回復する。
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大方の雑魚敵にムチを当てると、自機が"そいつ"を持ち上げる。
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持ち上げている状態でボタンを押せば"そいつ"を前方に投げ、前方にいた雑魚・ボス・ドラゴンといった様々な敵共にダメージをあたえられる(例外あり)。
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雑魚敵が複数で密集している状態でムチを当てると、"そいつら"をまとめて持ち上げるられる。この状態で前方に投げると、単体よりも莫大な攻撃力の投げつけができる。
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投げられた雑魚敵は、他の敵や壁すべてを貫通しながら消滅する。また、雑魚敵を持ち上げている最中は、魔法ゲージが微小に減り続けてしまう。
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投げられた雑魚敵を別の敵に当てる(倒す)と、そいつは軽く放物線を描く感じで落下する。この時、落下する敵にムチを当てると"そいつ"を持ち上げる事ができる。
この持ち上げを行う度に「コンボ」が発生する。コンボは別の敵を持ち上げる度にカウントされ続け、現状コンボが攻撃力に乗算されていく。
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魔法の実について。
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とある行動する事で、ステージ中に時折「魔法の実(以下:アイテム)」が出現する場合がある。
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アイテムには複数の種類が存在する。各アイテムは必ず上画面上位置に出現し、時間経過で下へと落ちていく性質がある。
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アイテムの種類は以下の通り。
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「ライフの実」…自機ライフを全回復する効果。
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「魔力の実」「悪魔の実」…前者は魔力ゲージを全回復する効果。後者はゲージを減らしてしまう効果。
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「ドクロの実」…自機が1ミスしてしまう効果。
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「飛行の実」…取得したステージ限定で多段ジャンプが行える効果。ジャンプ回数に制限はない。
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「復活の実」…クレジット(コンティニュー回数)が1増える効果。
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敵・仕掛けについて。
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ステージ中には以下の敵や仕掛けが配置されており、様々な手段で自機を苦しめてくる。
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敵系。
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「雑魚敵」…全ステージに大量出現。所詮は雑魚ではあるが、一部には「複数回ムチを当てないと倒せない」「持ち上げられない」という難敵もいる。
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「中間ボス」…ボス敵の1種。耐久力があり、複数回のムチ当てや雑魚敵の投げつけを行わないと倒せない。
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「ドラゴン」…ボス敵のもう1種。耐久力がある上に、雑魚敵の投げつけでしかダメージをあたえられない。しばらくしても倒せないでいると、即逃げてしまう。
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「死神」…各ステージをしばらくしてもクリアできなと出現。素早い動きで浮遊し、絶対に倒す事ができない。自機が"やつ"触れると即ミスとなる。ステージクリアか自機ミスで消滅する。
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仕掛け系。
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「魔方陣」…その場から動かず、存在する限りは雑魚敵を無限に沸かせてくる。ムチ一発で消滅できる。
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「クモの巣」…自機が触れると一定時間動けなくなる。掴まっても自然消滅するが、十字キー連打で比較的早く脱出できる。ムチ一発で消滅できる。
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「稲妻」…定期的に自機の上方向へと落ちてくる。触れると感電によるダメージ。
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「炎」…地形に"たむろ"する形で配置されている。触れると火傷によるダメージ。
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「動く床」…常に特定方向へと動いている床。自機がこれの上に乗ると、その方向へと流されてしまう。
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ミス条件について。
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ライフ & 残機製を採用している。すべての残機がミスしてしまうとゲームオーバー。
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初期残機数は使用キャラ共通で4つ。ライフ数値は使用している自機によって変わる(上記)。ダメージによるライフ減少は即死系を除き一律で1となる。
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ダメージ条件は「自機が敵や敵弾・一部仕掛けに触れる」事にある。死神に触れるとライフ残量に関わらず即ミスとなってしまう。
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ミス後はステージ最初の地点から復活となる。敵や仕掛けの状態はミス前のままで継続される。
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ゲームオーバー後は有限のコンティニューが行える。コンティニュー後はそのステージ最初からの再開となる。
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コンティニューの初期クレジットは3つだが、復活の実アイテムを取得するとクレジットが増加する。
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ランクについて。
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本作には「ランク」という概念が存在する。
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上記ゲームの流れの項で述べた通り、ドラゴンを倒すとランクが1つ上がる。初期ランクは「E」であり、ドラゴンを倒す度に「E ⇒ D ⇒ C ⇒ B ⇒ A ⇒ S」の順で上がっていく。
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本作にはスコアの類は存在しない。この「いかにランクを上げているか」という状況が、スコアの代用として表示される形となる。
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ステージをオールクリアすると現状のランクが記録される。どれだけランクを上げても、オールクリアしないとランクの記録はされない。
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Sランクでオールクリアすると、上級者向けの隠しモードが解禁される。
批評点
極悪非道な難易度
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本作の難易度は度が過ぎる程に高く、プレイヤーの多くは後半ステージへ進めるかどうかも怪しいレベルに達している。
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燃費の悪すぎる攻撃手段。
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大方のプレイヤーが真っ先に突き当たる問題として挙げられる点。無闇な攻撃多用は死に繋がる。
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基本攻撃であるムチを行う度に魔法ゲージが特定量消費されるのはルールで述べた通りだが、ゲージの減り方があまりにも激しすぎる。
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大ムチを2回連続で行っただけでゲージが底を尽く。よって、大ムチの使用場面は大幅に限られてしまい、ゲージ消費が少ない小ムチメインで攻撃しなければならない。
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小ムチはリーチ・攻撃力共に短い為、敵が大量にいる場面で使いこなすのは相当な危険を伴ってしまう。大ムチが無闇に使用できない以上、もうどうしようもない。
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大・小ムチ共に攻撃の隙が大きく、あまりにも敵と密着していると打ち負かされる危険性が高い。よって、ゲージがあるからといって必ずしも攻略が容易ぬなるとも限らない。
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敵を持ち上げていない状態でゲージがなくなると、完全に攻撃手段がなくなる。こうなってしまうと、死亡フラグへの道へと転落する可能性が濃厚となる。
自機が女の子の場合はゲージ回復が早いのでまだ勝機がある方だが、ゲージ回復が"とろい"男の子は地獄の土壇場である。
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陰険すぎる敵・仕掛けの配置。
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前半戦はまだ楽にクリアできるが、後半戦(ステージ25以降)からの難易度があまりにも鬼畜。
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「足場の少ない地形の中、敵が大量に沸く」「敵が弾幕攻撃を張ってくる」「''魔方陣を破壊しないと、敵の繁殖が無限に続く」などの難関が連続で続く。
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特に魔方陣系のステージの鬼畜っぷりは非道。魔方陣に近づく頃には周囲に敵がたむろしており、用意に魔方陣に近づく事が困難となる為である。
魔方陣を残したままミスをすると、ステージ最初の位置に戻される。すなわち、倒したはずの魔方陣周辺の敵繁殖が元に戻っている有様。
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短すぎる制限時間。
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各ステージには永久パターン防止策として、目には見えない制限時間が設けられているが、ちょっと時間が経過するだけでタイムオーバーとなる。
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タイムオーバーになると死神が登場し、自機を一撃で葬ってくる。ただでさえ、敵の猛攻で"あくせく"しているのに、その上に一撃死のペナルティも課してくる惨状…。
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ドラゴンボスステージのドラゴンの登場時間も異様なまでに短く設定されている。
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そのくせ、ドラゴンはトリッキーに動き回り、ダメージをあたえる事すらも困難を極める。倒させる気が"まるで"感じさせない程に…。
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ドラゴンを1体でも逃してしまうとランクアップがなくなってしまう為、例えオールクリアしても隠しモード解禁は絶たれてしまう。
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少なすぎる残機数・コンティニュー回数。
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上記の通りの有様なのに、初期残機は4つ・コンティニューの初期クレジットはたったの3つしかない。
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自機が女の子だとライフ数値が2しかないので、2回ダメージを受けると即ミスとなる。いくら何でも虚弱体質すぎる…。
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正直、無限コンティニューでもクリアへの道が辛いのに、わざわざ有限コンティニューにする意味があったのだろうか?
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なお、ステージセレクト機能がない為、必ずぶっ続けで50ステージを攻略しなければならない。まさにストレス全快仕様である。
その他の批評点
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操作性・テンポ感は優秀。
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難易度がアレすぎる点はともかく、ゲームとしての土台は丁寧に作られている。
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操作性は軽快かつオーソドックスで、この手の面クリア型アクションゲームに馴染んでいるプレイヤーならば即効で入り込めるだろう。特に難解な操作に悩まされる心配も薄い。
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過剰な演出やもっさり感が皆無なので、(攻略に詰まらないのであれば)さくさくテンポで次ステージへと進める。この辺は普通に評価できる。
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敵を投げつける一撃必殺性。
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ムチで雑魚敵を大量に持ち上げ、前方にいる敵共を吹き飛ばす爽快感はなかなかのもの。
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敵を大量に持ち上げる程に攻撃力が増すので、上手くいけばボスクラスの敵を瞬殺する事も可能。尤も、余裕があればの話だが…。
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コンボを繋げて攻撃力を強化する応用テクニックを駆使すれば、攻略がかなり楽になってくるだろう。
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嫌し 癒し系のグラフィックデザイン・BGM周り。
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外観が非常に和み可愛らしく、"見た目だけでいうならば"非常に癒される。
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主人公2人や敵キャラ全員がコミカルタッチで描かれており、その外観は古き良き80年代アクションゲームのノリである。
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優しくも勇気感溢れるBGMの評価は非常に高い。
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どことなく80年代のタイトー製面クリア型アクションゲームと同じ匂いがする楽曲で、大いにゲームを盛り上げてくれる。
まぁ、盛り上がる余興も感じさせない難易度であるが…。
総評
見た目の可愛らしい外観と200円相当という安価に釣られて購入したはいいが、その実態は極悪難易度の極みだったという現実に振り回されたプレイヤーが多そうな作品である模様。
実際レビューサイトでも「ある意味サムネイル詐欺」「どうしてこんな難易度にした?」的なコメントが多く、相当な高難易度趣のプレイヤーでもない限りは楽しめるかどうかも怪しい次第。