【ぞんびゆー】
公式サイトにも「Wii Uのためだけに開発されたゾンビゲーム」とされているように、WiiUの、ひいてはWiiUゲームパッド(以下ゲームパッド)の性能を示すために作られたと言っても過言ではないゲーム。
UBIソフトがゲームパッドを見て、「これを活かしたゲームを作る」と意気込み、その通りフルに活用するゲームデザインとなった。ゲームとの親和性も抜群でゲームプレイにうまく作用している。
プレイヤーは、ゾンビに支配された街の中で奇跡的に生き残っていた生存者となり、プレッパーなる謎の人物に導かれながら、彼とともに協力して生存を果たすことを目指す。
地味に強力なゾンビの襲撃に耐え、物資を集め、プレッパーからの指示を時折聞きながら、このゾンビの巣窟となった街の謎も解明していくことになる。
ゲームバランス・レベルデザインの問題
+ | 一応ネタバレ注意 |
その他の問題点
+ | その代表例があるゾンビの描写 |
+ | 詳細 |
粗削りな部分も多いものの、非常に意欲的なゲーム内容であり、ゲームパッドを活かしたゲームソフトとしてあげられることが多いソフトである。
ゲームパッドの操作が煩わしいという声も多いが、これがないと本当に普通のゾンビゲームでしかないため、ゲームパッドが苦手という人はまずプレイしない方が良いだろう。
一方高い評価を受けてはいるが、WiiU本体の初期の売れ行きが今一つであったこと、任天堂が特に支持を受けているファミリー層に受けなかったこと、さらにゲームパッドの入門編的なゲームでないのにも関わらずゲームパッドに依存したゲーム性(*1)という不遇が重なり、売り上げは芳しくなかった。
この影響からか、小売店やインターネットショップでは1,000円以下で投げ売られていることもある。
一部の問題点は今後シリーズ化した時に改善出来そうな部分であり、続編を望む声もあるのだが、UBIソフトは「(ノウハウは今後活かしたいが)売れなかったので続編は作りません」という趣旨のコメントをしており、開発される可能性は薄い。