【ぞんびゆー】
公式サイトにも「WiiUの為だけに開発されたゾンビゲーム」とされているように、WiiUひいてはWii U GamePadの性能を示すために作られたと言っても過言ではない、WiiUのローンチタイトルの1つでもある。
ユービーアイソフトがWii U GamePadを見て、「これを活かしたゲームを作る」と意気込み、その通りフルに活用するゲームデザインとなった。ゲームとの親和性も抜群でゲームプレイにうまく作用している。
プレイヤーは、ゾンビに支配されたロンドンで奇跡的に生き残っていた生存者となり、プレッパーなる謎の人物に導かれながら、彼とともに協力して生存を果たすことを目指す。
地味に強力なゾンビの襲撃に耐え、物資を集め、プレッパーからの指示を時折聞きながら、このゾンビの巣窟となったロンドンの謎も解明していくことになる。
開発は『レイマン』シリーズのメインデベロッパーとしても知られているユービーアイソフト モンペリエ・スタジオが手掛けている。
以後、Wii U GamePadを「GamePad」と表記する。
ゲームバランス・レベルデザインの問題
+ | 一応ネタバレ注意 |
ゲームとしての完成度 本作はWii U GamePadの操作性とその最適化が評価される一方で、ゲーム自体の完成度はお世辞にも高いとは言えない。
ストーリー・ゾンビ関連
その他の問題点
粗削りな部分も多いものの、非常に意欲的なゲーム内容であり、Wii U GamePadを活かしたゲームソフトとしてあげられることが多いソフトである。
一方、高い評価を受けてはいるが、WiiU本体の評価・売れ行きは今一つであり、任天堂が特に支持を受けているファミリー層に受けなかった。
さらに、Wii U GamePaWii U GamePadに依存したゲーム性(*6)という不遇が重なり、売り上げは芳しくなかった
一部の問題点は今後シリーズ化した時に改善出来そうな部分であり、続編を望む声も少なくはなかった。
だが、ユービーアイソフトは「(ノウハウは今後活かしたいが)売れなかったので続編は作りません」という趣旨のコメントを残しているため、残念ながら続編が開発される見込みは薄い。
光るものがありつつ活かしきれなかったところ、惜しい作品であった。
+ | Win版についての注意 |