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ポップンミュージック9 - (2018/09/30 (日) 16:46:43) の編集履歴(バックアップ)


ポップンミュージック9

【ぽっぷんみゅーじっく ないん】

この項目では、アーケード版・プレイステーション2版共に解説します(どちらも良作判定)。


アーケード版

ジャンル 音楽シミュレーション konnano.gif ac_09bannar_o.jpg
対応機種 アーケード
発売・開発元 コナミ
稼働開始日 2002年12月26日
判定 良作
ポイント 当時シリーズ最多の楽曲・キャラ数
e-AMUSEMENT導入
解禁イベントは不評
ポップンミュージックシリーズ

概要

アーケード版『pop'n music(ポップンミュージック)』シリーズのナンバリング9作目。
テーマは「カフェ」。宣伝ポスターのフレーズは「セボン!セシボン!トレビアーン!ボタンの数だけシルププレ!みーんなオススメ!ポップンア・ラ・モード」。
なお、本作以降はミミニャミの衣装がよりテーマを意識したものとなっている。

特徴

  • 新筐体のリリース
    • 本作にて2回目の基盤交換が行われ、それに伴い新筐体がリリースされた。
    • 容量の増加によって、これまで行われていた「旧曲・旧キャラの削除」がなくなり、過去のシリーズ(1~8)に収録された楽曲とキャラクターがごく一部を除き全て再録された*1
    • これにより収録楽曲数は当時シリーズ最高の300曲以上という凄まじいボリューム。当然だが、収録キャラクター数もシリーズ最高。
  • e-AMUSEMENTの導入
    • カードリーダーが設置され、磁気式の「エントリーカード」を使うことで、プレイデータ、使用オプション、使用キャラクターが保存されるようになった。新筐体にはリーダーが内蔵されており、旧筐体も外付け機器で対応。
      • 2005年以降のBEMANI機種で使われている「e-AMUSEMENT PASS」の先駆けとも言える存在と言える。今作の時点ではゲーム別にそれぞれカードが存在した。
    • これに伴い、楽曲別のクリアメダルやハイスコアの記録、プレイヤー本人の選曲履歴やマイベストの保存(エキスパートのヒストリーコースやマイベストコースに反映)などが行われるようになった。
  • LONG楽曲の導入
    • 2ステージ分を消費する「LONG楽曲」が初搭載。これは通常の約2倍の長さの楽曲を演奏するもので、ほぼフルバージョンを演奏できる。
      • ノルマで獲得できるチャレンジポイントも全て2倍にされている。
    • 『10』以降は新規のLONG楽曲は追加されず(『CS9』では3曲追加されている)、『16』で一斉削除された。
  • 「オススメモード」追加
    • 楽曲数が一気に増加したことにより、ライトユーザーがどの曲を選べばいいか迷ってしまうという問題点を抱えた。そんなライトユーザー向けに搭載されたモード。
    • ニャミから出題される複数の質問に答え、その結果によって自動的に好みに合いそうな楽曲を選んでくれる。後のAC20における「ナビゲートモード」やeclalのアンケートと似たようなものと言える。
    • このモードはクリアゲージの設定が緩くなっており、通常ならばクリアゾーンまでの割合が16:8なところ、ここでは12:12になっている。ただしクリアメダルは付かない。
    • 『11』まで収録されたが『12』で削除された。また、『10』以降は通常のクリアゾーン以上のゲージがあればクリアメダルが付くようになっている。
  • 「ヒタスラモード」追加
    • 隠し要素が全て解禁した状態で追加されたモード。
    • グルーヴゲージの代わりに設けられているハート(1BAD毎に1つ減少、50個所持)が尽きるまでプレイしていく内容で、いわゆる「マラソンモード」。次回プレー時にコンティニューすると前回までのクリア曲数およびコンボ数を引き継いでプレーできる。
      • カード未使用時もパスワード入力でコンティニューが可能。
    • 難易度別に★1~8のコースがあり、該当するLvの曲を全てクリアすると「段位認定状」が贈呈される。また、後述のee'MALL登録済のカードであれば★の数(既に下位コースをクリア済みであれば過去の最大値からの差分)×1000のボーナスポイントがゲット可能(最大8000まで)。
    • カード使用時はコース毎にインターネットランキングに登録可能。なお、ランキング終了後もヒタスラモード自体はプレーできる。
    • 残念ながらACでは本作限りの収録となってしまったが、CS版ではシステムに一部アレンジを加えて過去作の「マラソンモード」名義で収録され、以降のCS版ポップンでも継続的に同モードが収録される事になった。
  • ee'MALL対応
    • 2003年3月9日よりデジタルショッピングシミュレーションゲーム『ee'MALL』が稼働を開始し、導入した店舗のみ「ee'MALL対応」へバージョンアップした。
    • このバージョンではee'MALLで購入した新曲や移植曲をプレイすることが可能になった。ただし、プレイ可能なのは対応しているバージョン(=ee'MALLを導入している店舗)のみ。
  • 楽曲解禁イベント「戦え!ギャンブラーZ」
    • 本作の店舗対抗イベント。初代ポップンキャラの一人「神風トオル」が主人公で、彼が乗り込む巨大ロボット「ギャンブラーZ」に関係したストーリー・イベントとなっている。内容は、「トオルがさらわれた彼女を助けるため、ワルドックの基地に乗り込む」というもの。
    • プレイ終了後にイベントが開始。そのプレイでクリアした楽曲数だけダンジョン風*2の基地内部を進むことができる。3曲クリアした場合、3マス進めるといった具合。
    • 途中には解禁アイテムがあり、それを拾得することで隠し要素が解禁される。
    • 最深部にはボスキャラクターがおり、出会うとボスごとに用意された楽曲をプレイ。その結果次第でダメージを与えられ(最高5、落とした場合でも1は与えられる)、ボスのライフ(基本は25)を0にすると隠し要素が解禁。
      • 全てのボスを倒すとラスボスのワルドックと戦えるようになり、ワルドックを倒すとエキスパートモードの「HELL9コース」が解禁され、イベントは終了となる。

評価点

  • 豊富な楽曲・キャラクター
    • 前述の通り、楽曲数は膨大でこれまでのシリーズの名曲も数多く収録されている。
    • また、楽曲がシリーズ別のカテゴリごとに分けられたため、お目当ての楽曲を探すのも容易になった。
      • 厳密には前作『8』の時点で一応カテゴリ分けは搭載されていたものの、前作では縦並びで一続きになっていたものをボタンでスキップするだけだったが、今作ではアーケード版『4』の頃のように独立した別々のシリーズ選択枠を切り替えていく方式となった。
    • 旧キャラも復活したことにより、過去作にお気に入りのキャラがいたユーザーも再び使えるようになった。
      • さらに、これまで移植されていなかった家庭用オリジナルのキャラクター達も、アーケード版収録楽曲の担当キャラに限り今作で初移植された。
  • 新曲・新キャラも好評
    • 楽曲も人気アーティストの楽曲が揃っており、当時人気絶頂だった新堂敦士の「サイバーロカビリー(ダイナミック!アトミック!スペースカウボーイズ&ガールズ)」やBeforU(りゆ&のりあ)の「ガールズロック(☆shining☆)」、TЁЯRAの「ハイパーJポップ2(North Wind)」、そしてシリーズお馴染みのパーキッツの「キャロル(Filament Circus)」、Sanaの「ウィンターダンス(White Eve)」、Des-ROWの「ハイパンク(cobalt)」「ヒップロック2(男々道)」、School(good-cool、すわひでお)の「デパファンク(デパ地下のお話)」、エレハモニカ(村井聖夜)の「ダークネス2(禁じられた契約)」など様々。
      • ポップン初のアマチュア投稿曲であるLab Pop Orange「チョコポップ(GOODBYE CHOCOLATE KISS)」が収録され、可愛い曲調と良譜面で好評だったが、『16』を最後に惜しまれながら削除された。
      • CS6にて高難易度のネタ曲「オイパンク」を提供し、話題となったブタパンチ*3もAC作品に参加。
    • 新キャラの中ではサンタ見習いの「つらら」、スケボーに乗った中学生「ハヤト」が特に人気を集めていた。
      • 特に「ハヤト」は月刊アルカディアの投稿コーナーでは女体化イラストが多く投稿されるなどしており、ある意味では本作を象徴するキャラクターの一人として位置づけられていた。
    • 新衣装キャラも「六」「ポエット」「ベル」「ジズ」などが再登場し、初期から常連の「リエちゃん」「さなえちゃん」「ジュディ」「マリィ」も登場。REMIX担当の「MZD」も新たに書き下ろされた。
    • 新規の版権曲も「009(誰がために)」「ホネホネ(ホネホネロック)」「オバQ(新オバケのQ太郎)」「キャッツ(CAT'S EYE)」「ナニワ(Somebody Stole My Gal)」「ハイソ(IN THE MOOD)」「A.I.おばあちゃん(コンピューターおばあちゃん)」と馴染みの深い曲が揃っている。
      • また、担当キャラもミミニャミに加えてAC3のサマー以来の他のキャラクターが担当している他、ナニワはP1&P2が、ハイソはめばえと各曲のイメージに合った人選になっていて好評を得ている。
  • 高難易度曲の登場
    • 本作のボス曲「オイパンク0(ブタパンチのテーマ)EX」は360という高速BPMに同時押し+交互押しの滝が襲いかかる凶悪な譜面*4。当時はLv42だったが後の難易度調整でLv43に昇格した譜面であり、実質AC初のLv43楽曲となった。
      • なお、数値上のLv43としては、家庭用7からの移植である「クラシック7(The tyro's reverie)」がアーケード・家庭用共に初のLv43表記として登場したが、こちらはアーケード・家庭用共に次作でLv41へと降格している。
    • また、ソフラン+辛判定の「ヒップロック2(男々道)EX」、癖のある配置に加え強烈なラス殺しの「デパファンク(デパ地下のお話)EX」、ほぼ無理押し同然の配置が多発する「サイバーロカビリー(ダイナミック!アトミック!スペース・カウ・ボーイズ&ガールズ~ver.1~)EX」、密度が高く呪われやすい同時押し配置のラス殺しがある「ガールズロック(☆shining☆)EX」など高難易度楽曲が追加された。
    • また、今作のイベントで解禁される過去作で登場した曲への追加EX譜面のいくつかは、元々は前作(AC8)の時点で完成はされていたのだが、プレイヤースキルがそこまで発達していないとスタッフが判断して見送ったものが、改めて今作で復活したという経由がある。
+ 「オイパンク0EX」参考動画
  • エントリーカード特典
    • カード特典の隠し要素として、懐かしの旧曲の追加譜面、隠しキャラ、もしくは新オプションのHi-SPEED×6・8かSUPER RANDOMのいずれか1つが追加。
    • カードの種類は通常販売されているだけでなんと20種類もの絵柄が用意されており、それぞれで付加特典が異なるというものだった。さらにプロモカードも2種類存在する。
    • また、カード特典とは関係ないが、ビートポップ君の色がオジャマと同様の白と青(『beatmania』と同じ配色)に変更されている。
  • CGイラストの多さ
    • クリア後に見られるCGイラストも健在で、イラストの数はシリーズ最高クラス。
      • CGイラストに多く見られる、「ハリアイ絵をそのまま使っているイラスト」がほとんどないのも評価できる点。
    • さらに、AC8までの過去作のCGイラストも全て再録。出現自体はランダムだが、そのバリエーションは非常に多い。

賛否両論点

  • 画面比率の変更によるプレイへの影響
    • 本作では前作までと比較して、基板の変更に伴い画面比率も変更されている。その結果、前作までよりも中央のプレイ画面がやや広がり、相対的にポップ君が流れる速度が前作と比べやや速くなっている。
    • ただし画面上で見える範囲は前作までと同じに調整されているため実質的にはほぼ変わらないのだが、前作から続けてプレイすると多少の違和感があった。
  • エントリーカードおよびポップンフレンドの仕様
    • カード特典は1枚につき1種類であり、当たり外れが大きい。特に「オプションHS6&8」付きのカードについてはプレイスタイルへ直に影響が出るため人気が高かった。
    • 一応カード特典については「ポップンフレンド」というキャラクターがランダムに訪ねて来るイベントで一時開放されるのだが、来訪する確率は低く、その場限りのため運次第に近かった。
      • 後に、カード特典についてはタイムリリースにより全解禁されたため、使用カードによる差は無くなった。
    • また、当時はエントリーカードから別のエントリーカードへのデータ引き継ぎは不可。そのためエントリーカードの紛失や汚れなどには対応できず、続編『10』においても今作のデータを引き継ぎたい場合は古い『9』のカードをそのまま使わなければならなかった。
      • これについては『11』にて引き継ぎ時のみ新規カードに変更する事が可能になり、『12 いろは』でついに同タイトル内でのエントリーカード同士のデータ引き継ぎに対応した。
  • LONG曲のEX解禁の遅さ
    • 稼働当初は、新曲のEX譜面はEXTRAステージ限定で遊べた(旧曲についてはAC8と同じくFINALステージで選択可能)のだが、LONG楽曲については2曲分を消費するためかEXTRAステージには出現せず、稼働初期は選ぶことが出来なかった。
    • そのため、LONG曲のEX譜面解放は稼働後かなり経って通常隠しとEX譜面が時限解禁されるまで待たなければならなかった。
    • 「ミスティLONG」についてはロケテ版隠し曲(製品版では通常曲)として既にEX譜面の存在が明らかにされていたため、EXを遊びたいユーザーにとっては長い間封印されていたことになりユーザーをやきもきさせた。

問題点

解禁イベント「戦え!ギャンブラーZ」

  • まず基本仕様に大問題。
    • とにもかくにも一度行ったルートを確認することができず、一度通ったルートは無意味なのにも関わらず再度選べてしまうという不親切な仕様であったことが大きな問題点。
      • 常連から一見さんまで不特定多数の人がプレイするゲームセンターと言う環境でやるという事を全く考慮されていない。
      • 誤って一度行ったルートを進んでしまうと後戻りができず、そのルートを踏破しなければならない。その分のプレイは全て無駄になり、隠し要素の解禁も遠のく。
      • この1つのルートを踏破するまで結構なプレイ回数が必要*5であり、その上イベント開催期間が約一カ月だったため無駄足を踏んでしまったらほぼイベント完走は不可能になる。
    • この結果、一見さんやライトユーザーがイベントの仕様を理解しないまま適当に動かしてしまう事態が多発。
      • 結果、「一部の常連がイベントのために一見さんやライトユーザーを締め出す」という問題行為を働く店舗が発生してしまった。コレに関しては、常連のみならず店舗側もこうした問題行為に加担していたという話も聞かれた。みんなで協力して解禁を進めるというコンセプトの店舗対抗イベントにおいて、それにかけ離れた行為が行われたのも皮肉なものである。
    • 当時の解禁イベントは「店舗対抗イベント」という名称の通り、解禁速度を全国で競い合うインターネットランキングの要素を含んでいたため、解禁が早い店舗*6に客足が流れるという現象が起きやすかったこと*7が背景に上げられ、解禁の速度がインカムに直結することもあって、不正行為を働く店舗が少なからず出たのも当然と言えば当然だろう。
  • 更に鬼畜過ぎたボス戦仕様
    • ボス戦では、ボスが繰り出す隠しEX譜面をEXゲージ*8でなおかつ、「特定のオジャマ+最初から最後までオジャマ」をセットした状態で完走*9するという条件下でプレイすることになる。
    • オジャマをつける事まではともかく、一部のボスのオジャマがあまりにも極悪すぎたのが問題。
      • 例を挙げると、「ターバン(Manhattan Sports Club)EX(Lv41*10)に上下逆さま」「ピラミッド(永遠という名の媚薬)EX(Lv41*11)にEXCITE」など。特に、例に挙げたこの二つに関しては、完走できる人間がいたかどうかすら疑わしいレベル。*12
    • しかも、お邪魔が常時強制される点については一切アナウンスされていなかった。
      • さらに、プレイする楽曲はいずれも高難易度で最低でもレベル40*13(現難易度で言えば46)である。本イベント初出の隠しEX譜面(それもお邪魔付き)であり、初心者や中級者はそんなものに手も足も出ず開幕で死ぬのみで、仮におジャマ無しだったとしても死は免れない。やりこんでオジャマ慣れしている上級プレイヤーであっても、譜面が高難度*14かつ事前攻略対策も出来ないゆえに、オジャマに耐え切れずに結局死ぬことになる。どんな結果であれ確実に解禁を進めるとはいえこれは・・・。
      • 当時からオジャマプレイを好む層もいたとはいえ、まだプレイヤー全体のプレイスキルが今ほど高いわけで無い当時に、オジャマへの慣れや耐性を全く考慮することなく、あまつさえ高難度の初見EX譜面につけてのプレイをノルマとして強制した点は、上級者はもとより、初心者やライトユーザーを大きく蔑ろにする結果となってしまった。
      • 事実上おまけで1曲プレイ可能と言う利点もあるが、前述通り中級者以下はわけがわからず何もできずに死んでいくため最早罰ゲームに近い。
    • ちなみにこのイベントで参加した店舗は1200程。期限は1か月だったのだが、全ての解禁要素を獲得して完走したHELL9コースを出せたのは40店舗程と非常に少なく(しかもイベント最終日に全解禁出来た店舗が多数)、なんとイベント中に1個も解禁出来なかった店舗が20ほどもあった。如何に基本仕様が大問題で店が不正行為を働いてもおかしくない仕様なのか物語っている。
    • これらにより、不満や批判が多かった初期のイベントの中でも最も問題視されたイベントとなってしまった。

その他

  • 初期バージョンでは、「曲の途中で何も降ってこなくなる」「EX譜面の中身がN譜面になっている」「N譜面の中身が逆にEX譜面になっている」「特定の譜面が筐体ごとに判定が違う」「筐体ごとに同じ曲の同じ難易度の譜面でも中身が違う」といった、譜面に関する不具合がいくつか存在した。特にN譜面がEX譜面になっている不具合は初心者から大きく批判された。
    • これらは後のバージョンアップ版で修正された。
  • コースカードが廃止
    • 前作までのエキスパートモードでは、コースセレクトの際に表示される書き下ろしイラスト「コースカード」が実に特徴的だったが、何故か本作で廃止されてしまった。
    • コースカードが廃止された代わりに、コースを選択時に構成曲の担当キャラクターのハリアイイラストが画面下部に表示される様になったが、個性豊かな各種コースカードが廃止され非常に味気ない仕様に変更された点に関しては、多くのプレイヤーが相当不満を抱いたと思われる。
      • その後、本作のコース選択の仕様『12 いろは』まで続き、コースカードの復活は『13 カーニバル』まで待たされる事になってしまった。
  • 新キャラの一人「フォース」のアクションが粗い
    • 元々は前作の「ワールドツアー(Miracle 4)」の担当キャラ「ミラクル4」の一人として登場していたキャラで、本作にて「サイバーロカビリー」の担当キャラとしてソロで登場したのだが、なぜか新キャラの中でも明らかにアクションの作画が粗い(ハリアイ絵だけはまともな出来になっている)。
      • 次回作以降は書き直され、アニメーションも一部が変更されている。
    • なお、同じような事態が前作の「ジュディ」でも起きており、こちらも後に書き直されている。
  • 担当曲を持たないキャラクターが1人だけ存在してしまった。過去作で登場した「ケイト」である。
    • キャラクターだけは復活収録されたものの、担当曲である「ニューカマー(un-Balance)*15」は復活しなかったため、今作で唯一、担当曲を1つも持たない事態となってしまった*16
      • なお、ケイトは現在でも新衣装はおろか、ee'MALLや版権、移植曲での使い回しでも再登場が叶っておらず、未だに担当曲を一つも持っていないという不遇ぶり*17。後にAC16のジュディのFEVER WINアニメでゲスト出演しているのでスタッフから忘れ去られていない分まだマシか。
    • 一方でAC7・8当時にプレイヤー専用キャラとして解禁された「ナナ」も当初は担当曲が無かったが、今作でee'MALLにて移植曲を担当することになった。*18
      • その他、次作以降の楽曲削除等によって現在のシリーズではケイト以外にも担当曲を失ったキャラは多数存在している(担当曲を失った後、移植曲担当として救済されたキャラもいる)。

総評

以降のシリーズでも続いている仕様が多数搭載された、シリーズの転機となった作品。
追加要素は概ね好評で、特に楽曲数・キャラクター数に関しては大きな評価点と言えるだろう。
店舗対抗イベントの仕様で大きく評判を落としてしまった点は悔やまれるが、ゲームシステム自体は安定しておりポップンとしての面白さは過去作から変わらずに引き継がれている。


余談

  • マイキャラクター保存機能が実装されたためか、今作よりモード別のデフォルトキャラクターが廃止され、全モードでデフォルトキャラクターが「ミミ」に統一された。
    • 前作まではノーマルモードをマリィ、チャレンジモードをキング、エキスパートモードをバンブーが担当していた。マリィとキングの2名は初代からのメインキャラクターであったが、この変更により今作以降はデフォルトキャラクターから外れることになり、看板キャラのミミニャミの台頭によって出番が徐々に減少していくことになった。
    • マリィについてはデフォルトキャラクターから外されたものの、今作では新曲(「プライド(掌の革命)」)担当キャラクターとして新衣装で登場している。一方でキングとバンブーは未登場となっている(両名は次作AC10で新衣装で登場)*19
  • 今作のみ、オジャマの「EXCITE(ポップ君が変形して左右にズレる)」の変形ポップ君の形状と、「オジャマ攻撃!(画面を隠す)」の演出が、曲毎に固定ではなくプレー毎にランダムに選ばれるようになっている。
    • 「EXCITE」については特に影響はないが、「オジャマ攻撃!」は演出の種類による難易度の差が激しいため*20、今作では演出が緩い曲に付けてポイント稼ぎ(「オジャマ攻撃!」は7ポイント)ということは出来ずリスクが高い。
    • これは今作限りであり、次作以降は再び楽曲毎に種類が固定される形式に戻された。なお「オジャマ攻撃!」はその後13 カーニバルにて廃止された。

プレイステーション2版

ジャンル 音楽シミュレーション

対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2004年2月19日
定価 6,800円(税別)
廉価版 2005年12月1日/2,800円(税別)
判定 良作
ポイント CS新曲・キャラは好評
AC10・ee'MALLから先行収録
初心者にはやや厳し目な内容
ハイスピード設定に難有り

特徴(PS2版)

シリーズ9作目のPS2移植版。
当然ながらAC版のように全作品の楽曲を収録することはできないため、『9』の新曲を中心に構成されている。

  • 収録曲
    • 『9』新曲をほぼ全曲、家庭用新曲に加え、前作『8』の隠し曲の一部に加え、エントリーカード特典だった追加譜面曲も収録。
      • ただしAC版『8』の隠し曲については「ハードカントリー」「スペシャルクッキング」「サバービア」の3曲のみを収録し、ギャンブラーZのボスだった『8』の曲については(前作でEX譜面を先行収録していたため)差し替えられている。
      • エントリーカード特典の旧曲追加譜面についても、『Best Hits!』で先行収録していた4曲については除外されている。
      • これらについては容量の制限があるため仕方ない面もある。
    • 上記に加え、『ee'MALL』から4曲、そして『10』から先行収録で3曲、先行追加譜面を2曲収録。
  • ギャンブラーZの家庭用向けアレンジ
    • 一人用ゲームになったため、サイコロの出目で進むようになり、非常にスムーズに進むため大幅にテンポが良くなった。
      • サイコロは演奏した曲数分*21、最大4個出現し、2個以上ふる時は最後の1個がそれまでの合計に対する乗数となる。
        例として3個振った場合は(A+B)×C、4個振った場合は(A+B+C)×Dになる。全て6が出た場合108マス進めるので1フロアを駆け抜けることも可能。
    • ボスのライフも3(ラスボスのみ5)と大幅に減少し、例えボス譜面を放置してスコア0で落ちてもボスのライフが必ず1個減るようになったため、3回落ちればボス退治可能。高スコアを取れば一発撃破もできる。
      • ボスの繰り出す譜面そのものも前述の収録曲の差し替えにより、一部を除いて難易度が抑え気味のものになっている。
    • 道中には解禁アイテムのほか、コイン(インターネットランキングのスコア用)、ee'MALL筐体やポップン10筐体(ぶつかると先行曲ゲットするが強制で移動がストップする)などが散らばっている。
    • 上記のように収録曲の変更に伴い、ボスキャラ・曲の面子もほぼ一新。当然ボスとの会話も変更されている。
  • 「フリートレーニングモード」を「フリーモード」と「トレーニングモード」に再分割。
    • フリーモードでは、「ポップンカフェ」というイベントがある。プレーに応じて★を貯めていくことができ、一定数溜めると隠しキャラが解禁される。
      • ただし、このイベントは楽曲の解禁には関わらない。
  • LONG曲のEX常駐条件の変更
    • 通常の曲のEX譜面はEXTRAステージで出現させてプレーすることで解禁されるのだが、AC版同様にLONG曲はEXTRAステージに出現しないため、LONG曲のEXの常駐条件が「該当曲のHYPER譜面をプレーする」ことに変更された。

評価点(PS2版)

  • 家庭用オリジナル曲・新キャラ
    • 今作ではLONGを含め25曲も家庭用新規のオリジナル曲が追加されている。いずれもAC版と比べクオリティは劣らない。
      • CS常連のアーティストでは、岡めぐみの「ラヴァーズポップ(いいひと)」、ミッキー・マサシの「UKポップ'80(We get it together)」など。
      • ACで人気のアーティストも参加しており、新堂敦士の「スラッシュビーツ(New Sensation)」、Sanaの「エモーショナル(Loveholic)」、パーキッツの「トゥイート(うぐいす)」などがある。
      • もちろん、CS版恒例のWaldeus von dovjak(兼田潤一郎)のクラシックシリーズ最新作「クラシック9(Hell? or Heaven?)」も健在。EX譜面は前作と同じく堂々のLv43で、強烈なソフラン曲となっている。
    • アーケードに倣い、家庭用オリジナルのLONG曲が3曲(「シンパシーLONG(Usual Days)」「プレリュードLONG(Steams)」「ピュアLONG(セイシュンing)」)存在。
    • 新キャラも概ね好評。新キャラクター12名、新衣装キャラ4名の計16名が追加。
      • 「テトラ」「ポト」「キリ」「アリス」「ハロン」など魅力的なキャラクターが揃っている。
      • 特に「ヒュー」は新キャラの中でも高い人気を集めた(主に女性ユーザーから)。
      • また、「るり」「シャーク」「トビーズ」など過去作のAC・CSキャラも新衣装で再登場したことも評価されている。
  • 先行曲の収録
    • 当時稼働中だったAC10の新曲「コアグルーヴ(THE PLACE TO BE)」「禅ジャズ(明鏡止水)」「ハマスカ(青春スタイルin2003)」が家庭用でプレイ可能。さらに担当キャラのミサキ、一京、フォクシーも使用可能。
      • 当時は既にAC版『10』は終盤で『11』の稼働を控えていたものの、アーケードから家庭用発売までやや間隔が空いていたため、数曲とはいえ当時のAC現行曲をプレイできたのは嬉しい。ただし、現在はPS2版『10』も発売されているため旨味はやや減っている。
    • 初代ee'MALLからも「ハイパーJポップ3(1/6billionth)」「Colors」「そっと。」「jet coaster☆girl」の4曲を収録。
      • ee'MALLについては当時プレイできる店舗が限られていたため、こちらも収録は歓迎された。本作以降のCS版でもee'MALL曲が小出しで定期的に収録が行われるようになる。こちらについても現在はPS2版『14』に再録されている。
      • なお当時のee'MALLの表記に合わせ、ee'MALL経由の他機種移植曲のみ曲名表示になっている。そのためジャンル名表示の他の曲と比べると少し浮いているが、これは当時のAC版そのままの再現。
  • CGイラストの多さ
    • AC版でも豊富な量だったが、家庭用でもイラストの数はシリーズ最高クラス。
      • ただし楽曲同様容量の制限はあるため、アーケード版とは違い旧作分の再録イラストは省かれており、9での新規イラストのみを収録。
    • これまでの家庭用同様、一度見たCGをいつでも閲覧できるオマケモードを搭載しており、CS新規追加のイラストもきちんと用意されている。
    • さらに、ギャンブラーZで入手できるアイテムにはエントリーカードのイラストが全種類用意されている。
    • 隠しイラストも含めたCG枚数は全70枚と大ボリューム。
  • 「マラソンモード」が復活
    • CS2にて登場した、本作に収録されている全ての楽曲をぶっ続けでプレイするモードがACの「ヒタスラモード」実装に合わせて今作で復活した。
    • ヒタスラとは異なり、5ボタン・ノーマル・ハイパー・EXの4種類のコースから選択し、各譜面を難易度順に全てぶっ通しでプレーする。
      • 途中には休憩地点が設けられており(5/Nは10曲毎、Hは9曲毎、EXは5曲毎)、ここでライフが全回復して途中セーブが可能。
    • 本作以降の一部を除いた家庭用作品(10・11・12・13)でも、全ての隠し要素を解禁すると最後にこのモードが出現するようになった。

問題点(PS2版)

  • ギャンブラーZのテンポが格段に良くなったとは言え、道を間違えるとやり直し確定なのはAC版からそのまま変更なし。
    • ついでにAC版からルートも増えている為、攻略サイトを見るかどのルートを通ったかをメモしながら進めることが推奨される。
    • 高難易度譜面を凶悪おジャマが常時発動した状態で強制的にプレイさせられるのも相変わらず。レベルが控えめ(LV26)でおジャマの内容も軽いノスタルジック(25時ノ悪戯)もあるのだがNORMAL譜面への変更などはできずHYPER譜面で固定のため、これも腕前がレベル適正以下だと厳しい内容。幸いライフが大幅に減っている為、歯が全く立たなくても数回流せば終わるが。
    • なお、オプションでギャンブラーZイベントを「OFF」に設定することもでき、この場合はプレー時間に応じて隠し曲が出現するタイムリリース方式になるため、苦手な場合はプレイ自体を避ける事も可能になっている。
      • ただし「ギャンブラーZ」を進めないと入手できないイラスト等も一部存在するため、タイムリリースが完全に代替になるわけではない。
      • また、楽曲が解禁されるのは前作までと同じくアーケードモードのみのため、フリーモード等でプレー可能にするにはアーケード側で出現した曲を実際にプレーして登録する必要がある。
    • 今回も従来作でおなじみの隠しコマンドがあり、目当ての曲が中々出せない場合は(毎回入力が必要だが)コマンドにより一時的に出現させることも可能。コマンドは公式サイトで発表されている。
  • クセの強い新規CS曲の譜面。
    • CS作品の譜面はAC作品に比べて個性的な譜面が多い傾向にあるが、本作でもその傾向は健在。
      + 個性的な譜面の一例、用語が多く使われているため注意
    • トゥイート(EX)
      • Lv35。終始ハネたリズムが続くためテンポが取りづらく、垂直押し(ポップ君が隣接した配置)、三角押し(ポップ君が三つ隣接している配置)を含む同時押しが両手を大きく左右に振るように降ってくる譜面。CS用のコントローラーに合わせた配置となっており、ACコントローラーや現行のAC筺体だと非常に個人差が出やすい譜面。ACでは現在Lv43(旧Lv37)にまで昇格している。
    • ピュアLONG(EX)
      • Lv36、ロング曲。ノーツ数2356という体力譜面。曲自体も5分越えで、曲コメントの通り「集中力の勝負」となる。
    • ガールズバンド2(EX)
      • Lv36。前半の同時押し地帯が密度が濃い上に複雑な配置となっており、Lv42の超上級譜面と比べても引けを取らないほどの高密度。ゲージが軽めなのでここでゲージを空にされてもその後を繋げばクリアはできるが、クリアへの許容BADを大幅に削られることに変わりはない。
    • エモーショナル(EX)
      • Lv37。判定が非常に甘くゲージも軽いが、サビから三角押し・垂直押しを含む同時押しが次々と襲い掛かる。加えて空BAD(押すタイミングが速いBAD)を誘発させる配置が多めになっており適当な処理を許さない。加えてLv37帯ではほとんど見られない5~6個の同時押しも襲いかかる。ちなみに、Sunny Park稼動時に上級攻略wikiで行われた難易度投票では上位にサニパ初出の新曲が並ぶ中、旧曲で唯一「詐称」判定を受けている。
    • UKポップ'80(EX)
      • Lv40。垂直押しの階段(その名の通り階段のような配置になっているポップ君)によるラス殺しが脅威で、ここだけでゲージを割る可能性もある耐えゲー譜面。しかも数箇所無理押し(配置が離れすぎていて物理的に押すことが不可能な配置)が混じっている。
    • クラシック9(EX)
      • Lv43。説明不要の鬼畜シリーズ第9弾。判定こそ甘めになっているが、ソフラン(演奏中の速度変化)はBPM25~680というとんでもない数値に。高速階段地帯の「子犬のワルツ」「シューベルトの即興曲」、BPM90で詰まった階段を捌かせる「春の歌」地帯で存分に可愛がられる。ランダムオプションも有効ではあるが、最後のBPM680の3ノーツが殺しに来る。
  • PS2版『7』『8』にあった初心者向けのチュートリアルにあたるモード(スタディモード)が今回は収録されていない。
    • 上記のようにギャンブラーZのボスで強制的にボス譜面をやらされることなどもあり、(ボス譜面は放置してもいいとは言え)今作はポップン初心者にとってはやや厳し目な内容となっている。ある程度慣れたポッパー向けの作品といえるかもしれない。
    • ただし今作も初心者向けの低難易度な5ボタンモードは収録されているため、完全に初心者を突き放している訳ではない。
    • スタディモードについては次作『10』以降で再び復活収録された。
  • クリアメダルのシステムがAC版準拠になったため、PS2版『8』より劣化。
    • 前作では譜面毎に獲得メダルを確認できたのだが、今作では例えばEX譜面でメダルを付けてしまうと選曲画面ではEX譜面のメダルしか見えなくなってしまうため、下位譜面のメダルが確認できない。
    • 一応、曲のハイスコアを確認できるモードである「レコーズ」では個別に確認可能だが、選曲画面上で確認できなくなったことで前作より退化してしまったと言える。この点は次作『10』以降で改善された。
  • 今作のみ、ハイスピード設定(画面スクロール)が明らかに遅くなっている。
    • アーケード版では画面比率変更に伴い、ハイスピードの速度も前作同様の間隔になるように調整されていたのだが、PS2版では前作と同じ落下速度のまま(未調整)で画面の縦幅だけが拡がったため、相対的に画面内に表示されるポップ君が多くなり、体感速度が下がっている。
      • このため、実質的には全てのハイスピードがおよそ5/6程度(例:HS3がHS2.5ぐらいに相当)のような感覚である。
    • 続編『10』以降は落下速度がアーケード版と同じように調整された。

その他(PS2版)

  • 前作まではタイムリリースの計算にカウントされるのはアーケードモードで楽曲をプレーした時間だけだったが、今作ではイベント「ポップンカフェ」の兼ね合いか、新たにフリーモードでのプレー時間も計算に含まれるようになった。
    • だがそれだけでなく、今作ではこれらに加えてトレーニングモードのプレー時間も含まれるようになっている。これにより、トレーニングの曲リピート機能を応用することでギャンブラーZをやらなくても簡単に放置全解禁が可能になってしまっていた。
    • さすがに問題だったのか、次作以降はタイムリリースの対象からトレーニングモードが再び外されている。

総評(PS2版)

アーケード版の雰囲気を壊さず、家庭用オリジナル曲も多数収録したボリューム満点の内容であり、音楽ゲームとしては充実した一本と言えるだろう。
ただしスタディモード非実装やギャンブラーZの仕様など、既にある程度ポップンを経験しているコアなプレイヤー向けの作りになっているとも言える。
ハイスピード設定がACと異なっている点も「アーケードの移植」として見た場合にはややマイナスだろうか。
しかし全体としては優れた内容であり、他のポップンシリーズを経験した後の2本目以降として購入するのがベストかもしれない。

余談(PS2版)

  • 本作の発売と同時期に、東京で「ポップンカフェ」が期間限定でオープンしていた。
    • カフェではキャラにちなんだメニュー*22が用意されており、グッズ販売も行われていた他、CS9の試遊台も設置されており話題となった。
  • PS2版の公式サイトでは前作に引き続きデザイナーによる新キャラクターの紹介ページが用意され、ラフイラストや詳しい設定の紹介などキャラの掘り下げが行われている*23
    • ジャガーBやルーシーなど一部のキャラクター紹介はデザイナーと新キャラクターのインタビュー形式になっているものもあり、名前を間違われて急に怒り出すハロン、淡々とした受け答えから一転して長々と語るキリなどキャラクターの意外な一面が紹介されている例も。
    • また、作中では明かされなかったアリスの同級生(キャロ)の名前やホシオの素顔も紹介されている。
    • 公式サイトの公開当初、楽曲リストにてAC10の楽曲が追加された際に「禅ジャズ/明鏡止水」のアーティスト名が誤植で「 Des-TOMOSUKE feat.あさき・組 」となっていたことがある。勿論すぐに修正されたものの、そのインパクトから今でも「KONMAI」「この世のもぽではない」等と同様のコナミの誤記のひとつとして語り草となることがある。
      • 本来のアーティスト名は「TOMOSUKE feat.あさき」だが、何らかのコピペミスで別のアーティストである「Des-ROW・組」と混ざってしまったものと予想される。