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SuperLite2000 パズルゲーム テトリス~キワメミチ~ - (2015/04/24 (金) 16:35:57) の編集履歴(バックアップ)


SuperLite2000 パズルゲーム テトリス~キワメミチ~

【すーぱーらいとにせん ぱずるげーむ てとりす きわめみち】

ジャンル パズル
対応機種 プレイステーション2
アーケード
メディア 【PS2】CD-ROM 1枚
【AC】NAOMI GD-ROM
発売元 サクセス
発売日【PS2】 2003年12月18日
稼動開始日【AC】 不明
定価 2,000円(税抜)
プレイ人数 1~4人
判定 良作
テトリスシリーズリンク

概要

 サクセス発売の『テトリス』。同社にとっては4作目であり、PS2では初めてである。

新ルール・好評点

  • テトリス
    • 元祖テトリス、のはずだがホールド機能が追加されている。
      • 今は使いたくないテトリミノを一時的に保管しておき、後で使う機能。例えば序盤で棒が出た場合、それをホールドしておき後でテトリスが完成したときに出すという使い方がある。
      • オプション設定で使えなくすることも可能。
  • ターゲット
    • マトリックス内に初めからいくつかのブロックが置かれている。
    • その中にマークされたブロックがあり、それを制限時間内に全て消すのが目的。
    • ブロックの置き方は乱雑のため難易度は高い。
  • ホットライン
    • 制限時間内に指定されたラインを全て消すのが目的。
  • レベルスター
    • やはり制限時間内に指定された数のラインを消すのが目的。
  • 協力
    • 2~4人で協力して巨大なマトリックスでプレイし、スコアを稼ぐモード。エンドレスである。
    • 置き場所のないピースが出てきたとき、他の人がフォローするなど的確なチームワークが試される面白いモードである。
    • 多少のミスでもまず大事故にはならない。協力者に実力差があっても安心。
    • 2人VS2人の対戦はできないのが残念。
  • 対戦
    • 2~4人で対戦するモード。
    • 『コアブロック』という、相手を妨害するためのブロックが出現する。
      • コアブロックを含んだミノをホールドすると、通常ブロックに変化してしまうので注意。
    • テトリス武闘外伝』に似ているが、技の出し方が違い、極端なバランスブレイカー等は無い。
    • 対戦前にどのコアブロックを登場させるか、プレイヤー毎に設定ができる。全員コアブロック無しにすることで、通常テトリスも可能。これも武闘外伝と違う点である。
    • 3人以上の対戦の場合は、攻撃する相手を全員かランダムかの設定も可能。こういった自由度の高さが魅力。
    • コアブロックの種類は以下の通り。
      • スペースロック:ラインを消してもそれより上のラインが落ちない。ピンチのときにくらうと特につらい。
      • ピンホール:相手のブロックのところどころに穴を空ける。テトリス狙いをしている相手に有効。
      • ネクストロック:相手のネクストを一定時間固定させる。棒で固定されると逆効果になってしまうが・・・。
      • スカイダウン:相手のマトリックスの最上部を下げる。効果は2回しか重複しないものの、永久に続くのがつらい。
      • クローン:発動させたキャラのマトリックスを、受けたキャラのマトリックスにコピーさせる。これも相手を有利にすることもある。
      • ナイトメア:相手のマトリックスが真っ暗になる。
      • イレース:自分のマトリックスの下3段を消す。

問題点

  • 対戦でのコアブロックの出現が偏っている。
    • ナイトメア、イレースが出やすい。
    • もっとも、クローンが何度も出現されても困るが・・・。
  • ルールの保存機能がない。
    • そのため、「通常のテトリス」を楽しみたい場合、いちいちルール設定しなければならない。

総評

 ホールド、コアブロックといった新システムや協力プレイはとても面白い。特にホールドについてはこの作品以降のほとんどのテトリスに導入されている。一方、協力プレイはこの作品のみである。オンラインゲームが普及してきている一方、オンラインで協力プレイはさすがにやりづらく、オフラインプレイの為だけに協力を導入するのも・・・というのが製作者の考えなのかもしれない。

余談

 ホールド機能については、旧作ファンと新作ファンの間で意見が分かれる。新作ファンにとってはあって当たり前のものであり、無い状態で頑張ってきた旧作ファンにとってはヌルいという批判も。しかし今後もT-spinの導入によりさらに新旧ファンの溝が深くなっていくことになる。それでも、『ぷよぷよ』よりは生易しいが・・・。