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シャドウ・ザ・ヘッジホッグ - (2014/07/13 (日) 15:49:38) の編集履歴(バックアップ)
シャドウ・ザ・ヘッジホッグ
【しゃどうざへっじほっぐ】
ジャンル
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アクションアドベンチャー
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対応機種
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プレイステーション2 ニンテンドーゲームキューブ Xbox
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発売・開発元
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セガ
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発売日
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2005年12月15日
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定価
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7,140円
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分類
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賛否両論
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ポイント
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電撃デビューを果たしたシャドウのスピンオフゲーム 一言で言えばソニック+ガンアクション Crash 40、瀬上純の織り成すBGMは絶妙にマッチング ストーリー自体はそこそこの評価 理不尽な難易度と複雑なステージ構成はこの頃から特に酷く エンディング出しはほとんど作業
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ソニックシリーズリンク
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概要
『カオティクス』以来久々に登場したソニックのスピンオフ作品。キャラクターの話題の混同を避けるため、『シャドゲ』という愛称が存在する。
本来『ソニックアドベンチャー2』のみのゲストキャラだった『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』が、何故『ソニックヒーローズ』などに登場したかを明かす。
ソニックら従来のキャラクターも登場するが、シャドウの横に付き添って戦ったりアドバイスをする役割のみで操作は出来ない。
ストーリー
全ての記憶を失い、自分の存在意義に疑問を抱くシャドウ、そこへブラックドゥームが現れた。
世界の破壊を進めるブラックドゥームは、そんなシャドウの過去を知る素振りを見せる。
興味を持ったシャドウは、ブラックドゥームに従い、阿鼻叫喚渦巻く街へと進出する。
果たして、シャドウ・ザ・ヘッジホッグとは何者なのか?全ての真実を知るため、シャドウの戦いが始まった。
特徴
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ソニックとしては異例な要素を詰め込んだゲームシステム。
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シャドウは、ゲームクリアのために与えられた2~3のミッションのいずれかを満たすまでステージを駆けまわり、戦闘を行う。ミッションの都合上、一部のステージはこの時代には珍しくループする形状を取る。
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ミッションにはノーマル、ヒーロー、ダークの3種類があり、どのミッションをクリアしたかで次に移行するステージが決定する。一部のステージは2つしかミッションが存在しないこともある。
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ヒーローゲージ、ダークゲージというものが存在し、ブラックドゥームの軍勢を倒すとヒーローゲージが、街を破壊したり人に危害を加えたりするとダークゲージが蓄積される。
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ヒーローゲージが満タンになると、ステージを高速で移動する『カオスコントロール』、ダークゲージが満タンになると周囲の敵を消し飛ばす『カオスブラスト』が使用可能になる。
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シャドウは、従来のアクションに加えて、武器や乗り物を拾ったり奪ったりして使用することが出来る。
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武器は主に銃やバズーカなどが多いが、打撃武器やその他特殊なものも存在する。
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乗り物は自動車、怪物、浮遊円盤、ロボットの4種類とわりと豊富。
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マルチエンディング
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公式でシリーズ初と言われている本格的なもの。こなしたミッションのルート次第で様々なエンディングを出していくことになる。
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その数は非常に膨大で、それぞれのステージの難易度も結構異なる。
評価点
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ステージ攻略の自由度の高さ。
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自分の目指すミッションに沿ったプレイをすることが要求されるとはいえ、それさえ目指せるのであればどんなプレイスタイルも思うがままである。
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ホーミングアタックをメインに、ソニックシリーズらしい高速クリアを目指すことも出来れば、武器や乗り物を使って敵をなぎ倒したりすることも出来る。
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ダークサイドを目指すなら、ダークヒーローらしく破壊の限りを尽くすことも可。こういったスタイルはこれまでのソニックシリーズにはなく、新鮮である。
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ソニックアドベンチャー2をより掘り下げたストーリー展開。
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後付けによる無理矢理感は否めないものの、死んだはずのシャドウが生きている理由や、その素性を確立させること自体には成功している。
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彼の過去などにもより深く言及されており、シャドウというキャラに対しファンがさらに愛着が持てるようになっている。
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エンディングによっては中二病的な言動をとることもあるなど、別の意味でキャラが掘り下げられた部分もある。
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シャドウの走行速度自体はソニックアドベンチャーシリーズ同様かなりのもの。
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もっとも、自由に走れるステージは限られているが…。
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キャラクターがほとんどオールスターで出演。
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使用することは出来ないが、『ソニックヒーローズ』の路線を受け継いで、ソニックキャラをほぼ総動員している。
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ソニックアドベンチャー2よりは人間のモデリングがマシに。
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件の作品ではあまりのクオリティの低さにホラーとすら言われたが、今回はわりと見られるレベルにはなっている。それでもなおクオリティが高いとは言えないが、明確な進歩ではある。
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デスメタル調をメインとしたBGMがよくマッチングしている点。
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Crash 40による主題歌の数々は、本作におけるシャドウの境遇や、ゲームシステムにとてもよくマッチしており、スピンオフらしく「本家とは違う」という雰囲気作りには成功している。
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ボーカルソングは従来通り多く用意されており、そのどれもが高評価。
問題点
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今作特有の武器・乗り物システムがもっさりしている。
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武器を使用することで、シャドウが足を止めて戦うことを余儀なくされることが多い。というより走りながらだと標的を狙えない。
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特に銃はOPムービーのようにスタイリッシュな撃ち方は出来ず、使用スタイルはイメージとかなりかけ離れている。
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こういった武器システムのため敵が軒並みタフになっており、一撃では倒せないのが基本。本家のようにホーミングアタックで次々と敵を倒していく爽快感はなくなっている。
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いくら武器ありきとはいえ、敵がタフ過ぎて進行に支障が出るのは問題と言える。
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乗り物のほとんどはシャドウより早く走れるものではない。しかし障害物を壊しながら走行可能など利点がないわけではない。
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ただ多いだけで面倒さだけが際立つマルチエンディング。
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エンディングを出すには基本的に1回1回最初から始めなくてはいけない。1つのエンディングを出すのに時間がかからないルートもあるが、基本的に難易度の高いルートはステージそのものが長いのでかなり億劫。
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自由度の高さを阻害する武器使用の強要部分。
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一部、特定の乗り物がないと攻略出来ない地点があり、せっかくゲームプレイの自由度は高いのにも関わらず、その評価点をいささか潰している。
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ロードが全体的に長い。
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一部のハードではロードが緩和されているものの、微差。PS2版は特にロード時間が厳しい。
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ただし、後の悪名高き次回作?に比べればこれでも生易しく見える。
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理不尽な難易度と超高速の走行を邪魔するステージ構成の数々。
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各ステージのラスボス手前のステージはルートによって難易度に著しく差がある。初見ではまずクリア不可能としか言いようがないものも多い。
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シャドウの最高速自体は決して著しく見劣りするものではないが、シャドウの走行スタイルの都合上加速がやや遅いため、最高速に至るまでに障害物などに邪魔されて最高速に至れないという事態が頻発する。
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そもそも走ることを想定していないギミックアクションステージなども存在する、というよりそちらのほうが多く、ハイスピードアクションを求めているユーザーからはかなり不評。なんのためにこれだけのスピードを付けられるようにしたのか…。
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サポートキャラの鬱陶しさ。
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お馴染みのキャラなどが登場するのは良い。しかし時に自分が目指しているミッションと異なるキャラがついて回ることがあった場合、キャラの意に反する行動をとることで「やめろ!」「何をする!」などと言われるのはかなり耳障りである。
総評
スピンオフ作品ということもあり、従来のシリーズのシステムを生かしつつ新たなシステムを付け加えた作品となった。
基本構造は従来のソニックシリーズを踏襲しながら、武器システムやヒーロー・ダークシステムを加えたことで、良く作用した部分と悪く作用した部分が極端に出る結果となった。
特にシャドウを使って超高速で走りたい、という人にとっては望まざる内容となっているため、ハイスピード路線を好むユーザーからの評価は著しく低い。
しかし、意外と銃火器などの軍用兵器はシャドウのキャラにマッチしており、雰囲気を大事にするキャラクターゲームとしては楽しめる内容となっている。