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アリス マッドネス リターンズ - (2014/07/13 (日) 23:24:18) の編集履歴(バックアップ)
アリス マッドネス リターンズ
【ありす まっどねす りたーんず】
ジャンル
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ホラーアクションアドベンチャー
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対応機種
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プレイステーション3 Xbox360 Windows XP~7
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発売元
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エレクトロニック・アーツ
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開発元
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Spicy Horse
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発売日
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2011年7月21日
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定価
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【PS3/360】7,665円 【Win】オープン価格
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レーティング
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CERO:Z(18才以上のみ対象)
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ポイント
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10年ぶりの続編 冗長で単調なゲーム展開 世界観は好評
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WARNING!!!!!!!
本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。
概要
「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の続編として製作された『アリス・イン・ナイトメア』の10年ぶりに発売された続編。
ストーリーに沿ってステージを攻略していく3DアクションADVとなっている。
特徴
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今作ではワンダーランドと現実世界を行き来しながらゲームを進めていく。
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章の節目ごとに現実世界に戻り、現実とワンダーランドを行き来しながらアリスの家の火事の真実へ辿り着く内容となっている。
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アリスのアクションに2段ジャンプ、ゆっくり落下、回避、小さくなるが加わった。
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特に重要なのが「小さくなる」。ボタンを押している間、アリスが小人化して普段は見えないヒントや隠し通路を見つけられるようになる。また、敵に掴まれた際にはこのアクションか回避を使って振りほどく必要がある。
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落下中にジャンプすることで飛距離を伸ばすことが出来る。これを利用して進む場所も多い。
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特定の場所にある蒸気の上に乗るとそのまま左右へ向きを変えることが出来る。序盤から終盤まで登場する仕掛けとなっている。
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アリスには多彩な衣装(ドレス)が用意されており、各種ドレスには特殊能力が付加されている。
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一度入手したドレスはオプションから着替えることが可能。また、スペシャルドレスと特殊武器をセットにしたDLCも販売されている。
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前作の「怒りの箱」に変わる要素として「ヒステリーモード」が採用されている。
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これはライフが減った状態でLスティックを押し込むと発動出来るパワーアップモードで、攻撃力が大幅に上昇して暴れまわることが出来る。アリスの見た目も恐ろしくなる。
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武器は大幅に数が減ったが、その分それぞれに特徴のある武器種が揃っている。
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ダメージは低いが連続攻撃が可能なヴォーパルナイフ、ダメージは大きいが攻撃の遅いホビーホース、オート連射の射撃武器ペッパーミル、一定時間チャージが必要なティーポットキャノン、任意爆破も可能な時限爆弾、タイミングよく使えば敵の攻撃を跳ね返せるカサ。以上の6種類。
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それぞれのボタンに武器が割り振られ、切り替えなしで全ての武器を使用可能になった。このシステムを活かし、ヴォーパルナイフとホビーホースはタイミングよく使えばコンボも可能。
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敵を倒したり、オブジェクトを破壊すると出現する「歯」を集めることで各種武器をパワーアップ出来る。
評価点
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美しいグラフィックで描かれるワンダーランド。
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前作から10年が経過したため、グラフィックは大幅にパワーアップ。前作の登場人物たちも不気味かつコミカルな見た目はそのまま美麗になって登場する。
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不気味な世界観と美しい風景を両立させており、訪れる各地の雰囲気も抜群に良くなっている。
例えば、ハートの女王の城は序盤は空中に架かるトランプの橋を渡る幻想的な世界だが、後半は何かの生き物の内部のようなおどろおどろしい場所が舞台となる。
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2段ジャンプや浮遊中の蝶や葉っぱが舞う幻想的なエフェクトも美しく、絵作りの面では頑張っていると言えよう。
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コレクション要素の多さ。
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各地に隠されたアリスの記憶集め、ビン集め、ブタ鼻撃ち、課題をクリアしていくラデュラルーム、とやりこみ要素が豊富に用意されている。
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実績/トロフィーの達成以外にはあまり意味はないが、数が非常に多いので自力で全て探し出すのはかなりの難易度。
問題点
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冗長かつ単調なゲーム展開。
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本作のストーリーは全部で6章だが、1つ1つの章のステージは非常に長くギミックも似たり寄ったりのため飽きやすい。各所で挟まれるミニゲームもあまり評判は良くない。
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ほとんどのステージの仕掛けがレバー、蒸気、スイッチで昇降する足場、小さくなって入る穴くらいしかない。
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ラスボスをのぞいてボス戦もないため、より単調なゲーム展開に感じやすい。ザコ敵の種類も少ない。
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ストーリーデモの字幕が長いうえに消えるのも早く、読みきれないのに勝手に進んでしまう。
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翻訳もあまり上手いとは言えない。前作のローカライズが完璧すぎたのも不評に拍車をかけている。字幕が妙な場所で切れている箇所も。
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武器が大幅に削除された点、チェシャ猫のアドバイスが特定の地点のみになった点などは不評。
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武器の強化もすぐMAXになってしまうため、後半は歯が余りまくる。
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オートセーブのみで任意セーブがなくなった点も不評。前作もオートセーブだったが、任意セーブと各ステージ冒頭のデータが自動で作られるため遊びやすかった。
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あるステージが東洋風の雰囲気になっており、世界観にそぐわないと不評。
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新品購入特典として、前作の家庭用移植版を無料ダウンロードできるプロダクトコードが付属した。
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しかし、プレイ出来るのは英語音声に英語字幕の北米版となっており、日本のプレイヤーには不評だった。
特にPC版をプレイ済みだったプレイヤーからはローカライズが絶賛されていたため残念がられた。せめて字幕だけでも収録されていれば…という声は多い。
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なお、通常DLCとしても販売されているので、中古購入の場合でもプレイは可能である。実績も用意されている。
総評
ファンが待ち望んだ10年ぶりの続編ということで情報が公開された当時は歓喜を持って迎えられた。
しかし、相変わらずの不気味な世界観やキャラクター造形は評価されたものの、ゲームデザインの面では前作ほどの評価は得られず劣化した部分の目立つゲームとなってしまった。
シリーズファンからもあまり評判は良くなく、凡作の域を出ないゲームである。