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ぐるみん - (2014/07/20 (日) 19:11:49) の編集履歴(バックアップ)
ぐるみん
【ぐるみん】
ジャンル
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アクロバティックどりるアクションRPG
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対応機種
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Windows 98~Vista プレイステーション・ポータブル
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メディア
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【Win】DVD-ROM 【PSP】UMD 各1枚
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発売・開発元
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日本ファルコム
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発売日
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【Win】2004年12月25日 【PSP】2006年6月29日
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定価
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【Win】9,240円(ダウンロード版:3,990円) 【PSP】5,040円
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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ディスクレス起動
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不可(ダウンロード版あり)
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廉価版
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【PSP】スーパープライス:2009年12月10日/2,940円 (パッケージ/ダウンロード共通)
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概要
ファルコムが初のフル3D、フルボイス作品として送り出した新規タイトル。ドリルを使って破壊しながら進んでいく爽快感あふれるアクションRPGである。
2~3頭身のデフォルメ調のキャラクターデザインに反して骨太で完成度の高いアクションRPGとして評価された。
また、ファルコムのコンシューマー再進出の先鋒となったタイトルでもある。
ストーリー
祖父が町長を務めるティースの街に引っ越してきた少女パリンは、街に自分以外の子供がいないと知りショックを受ける。
ところが、犬にイジメられている少女ピノと出会い、街には大人に見えないオバケたちが住んでいた事を知る。
オバケたちと仲良くなったパリンだったが、ある日ピノの兄プクが余所者の悪いオバケ「ファントム」に浚われてしまった。
オバケホームの真ん中に封印されていた伝説のドリルを手に、プクを助け出したパリンだったが、その間にオバケホームはファントムに襲撃されていたのだった。
システム
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基本部分は同社が発売した『ツヴァイ!!』に近く、拠点となる街から各ダンジョンを探検して進む。
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ダンジョンのゴールにはオバケホームから持ち去られた家具が置かれており、この家具を回収して持ち主に返すことで新たなステージが開けていく。
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アクションの数はさほど多くないものの、分かりやすく自由自在に動き回れるものとなっている。
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基本攻撃はボタン連打で繰り出せるコンボと長押しで使えるチャージアタックがある。ガードダッシュや回転入力、ジャンプと組み合わせることで各種必殺技が使える。
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ジャンプしながらロックオンした敵に向かっていくターゲットアタックなどもある。連続して繰り出すことで通常では行けない場所に行ける。
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画面上部には音楽に合わせて流れてくるクリティカルインジケータがあり、このタイミングに合わせて攻撃を当てることでクリティカルとなる。
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武器となるドリルには3段階のレベルがあり、クリティカルを出す、特定の場所にある土を掘ることでレベルアップできる。
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レベルアップごとにどんどん攻撃力と見た目がパワーアップしていき、レベル3の状態では『ゼルダの伝説』のようにドリルからビームが発射される。
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ドリルパーツを入手して装備することでドリルの属性を変化することも出来る。属性によって技に付加効果が付いたりも。
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その他の装備として、頭部に装備するアクセサリーがある。このアクセサリーは特定の敵が落とすガラクタを使ってお店で改造することで特殊効果を得ることが出来る(水に入ってもダメージを受けない、毒ダメージ無効、HP吸収など)。見た目もリボンやネコミミといったかわいらしいものからガスマスクのようなシュールなものまで多彩。
PSP版の変更点
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新衣装の追加。
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特定のアクセサリーと衣装を合わせた際にボイスが追加された。
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フォントを変更、ミニマップ、クリティカルインジケータの廃止。
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CERO:A対策のためか、回復ポイントでパリンの服が透けなくなっている。また、スカートの中も見えないようになった。
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真エンドの存在をほのめかすヒントが追加。
評価点
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ステージ上の様々なオブジェクトを破壊できる爽快感あふれるゲーム性
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柱やひびの入った壁、バリア発生装置など破壊できるオブジェクトは数多い。破壊すると必ずお金が出るため資金集めにも重要。
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ステージクリア時の評価には破壊したオブジェクトの数も含まれる。最高ランクのS+を取るためには全てのオブジェクトを破壊しつつ最速クリアを目指す必要があり、やり応えがある。
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最低難易度のビギナーならジャンプに補正がかかったり、氷で滑らなくなるなどアクションが苦手でも遊びやすくなっている。
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全体的にほのぼのとした世界観
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登場キャラも敵キャラ含めどこか憎めないどころか可愛いデザイン。女性にもオススメ。
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敵幹部もオカマの巨大チョウチンアンコウ、コギャル、意味不明な言葉ながら訳すと実はメタ発言全開のモスビーなどネタ要素も多い。モスビーについては攻略Wikiに語録があるほど。
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音楽もゲームに合わせたほのぼのとした曲からシリアスな曲まで様々
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隠しボス戦では同社の『イースII』の名曲「TO MAKE THE END OF BATTLE」を彷彿とさせる曲になっていたりと遊び心も満載。
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Win版の初回版にはサントラも付属していた。人気があったため、後に通常販売もされた。
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特定条件を満たすとパリンの服装を変えるコスチュームが手に入る。完全3D化による利点であり好評な点である。
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ほとんどが2周目からの要素だが、頭部に装着するアクセサリーは1周目から登場する。
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無料配信されたサポート拡張プログラムで衣装が追加された。この追加衣装はPSP版でも搭載されている。
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入手条件が非常にシビアなアイテムも存在することからやりこみゲーとも言われる。
問題点
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よく問題点として挙げられる点に声優の演技がある
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公式によると世界観やプレイヤーの感情移入を考えて、あえて棒演技をしてもらったとのことだが、結局逆効果となってしまった。
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なお、声優はパリン役で本作がデビューの大河内雅子さん以外はアニメなどへの出演経験が豊富な声優陣が揃っている。
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カメラワークに若干難がある
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場所によってカメラが近すぎる。入り口をくぐると突然視点が変わり周囲を把握できない場面がある。
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一応、カメラは左右に回転できるのでうまく調整するしかない。
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PSP版では画面上下が削られ、クリティカルインジケータも削られてしまったためクリティカルを出しづらくなっている。
総評
ファルコムとしては初の完全3Dゲームながら出来は良好。
当時のファルコムゲーの中でもグラフィックの質、BGM、演出、アクションとどれをとっても高クオリティで、特にグラフィックは一昔前という印象の強かった同社のゲームとしては一際目立っていた。
『イース』『軌跡シリーズ』のような知名度こそないものの、全体的に丁寧に作られており安心して遊べる良作である。Win版、PSP版、どちらも一長一短があるので購入する場合は好みに合わせるといいだろう。
本作のPSP移植から本格的にファルコムがコンシューマへ進出した事を考えれば、現在のファルコムを語る上で欠かすことの出来ないタイトルとも言える。
余談
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韓国企業との共同開発で『ぐるみん オンライン』という企画が存在したが、開発途中のままライセンス契約が終了して凍結されている。