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DUNAMIS15 - (2014/09/15 (月) 04:09:01) の編集履歴(バックアップ)
DUNAMIS15
【でゅなみす ふぃふてぃーん】
ジャンル
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サスペンス・フィクションアドベンチャー(ADV)
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PS3通常版
PS3限定版
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PSP通常版
PSP限定版
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対応機種
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プレイステーション3 Xbox360 プレイステーション・ポータブル
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発売・開発元
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5pb.
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発売日
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【PS3/Xb360】2011年9月15日 【PSP】2012年7月26日
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定価
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通常版/限定版 【PS3/Xb360】7,344円 / 9,504円 【PSP】6,264円 / 8,424円
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レーティング
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CERO:D(17歳以上対象)
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概要
5pb.が贈る新たなノベルアドベンチャーという触れ込みで発売されたアドベンチャーゲーム(名称はサスペンス・フィクション・アドベンチャー)。
PS3/Xb360のマルチ発売。後に追加シナリオを足したPSP移植版が出ている。
特徴・システム
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一本道のノベルゲーム。選択肢は存在するが、即バッドエンドか後に影響しないものに限る。
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フローチャートは、横に一本道が表示され、バッドエンドとなるものは枝葉のような表示、合流するものは一本道を囲んだ台形で表示されるため、バッドエンドかなどがわかりやすい。
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テキスト中にリンクの形で表示されるTIPSにより用語の解説などにアクセスする。
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近未来。日本本島から遠く離れた学園島デュナミス・ベースの全寮制の学園に通う高校生たちを主人公とする。
※以降はこれらの要素なしに説明することが難しいため、これらについては隠しません。
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ネタバレ注意
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何度も繰り返される限られた時間の中で変化していく若者たちの姿を描く、いわゆる「ループもの」。
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また、主人公たちは研究材料として生かされているクローンである。
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評価点
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ラストに向けての疾走感
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繰り返し陰惨で残虐な終わりを迎えてから新しい展開により一筋の希望が見えてくる内容となっており、落差により盛り上がる。
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主要声優一覧
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高槻東吾 CV:東地宏樹
世津茅早 CV:茅原実里
倭 一花 CV:島本須美
後藤眞波 CV:丹下桜
陸 七生 CV:鈴木裕斗
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BGMの出来が良い。
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タイトル画面の音楽や効果音は陰惨な展開でも心が休まる。
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特に「To the Core」や「Shining of hope」などはシーンの演出と合致している。
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同じような展開が続くループものであるが、章ごとに主人公が変わることで対処している。
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また、内面の描写がされることで、それまでの印象が大きく変わるなどの演出として効果がある。
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序盤の青春群像劇
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卒業に向けての将来の夢や恋を語りながら、高校3年の最後を過ごす内容となっており、楽しそうに描写されている。
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また、このことにより、じわじわと不穏な空気を感じてからの絶望へと落差を感じさせる。
賛否両論点
クローンの取扱いと舞台設定
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ヒトクローンの存在については秘匿されており、一般市民はまったく知らない。実験者たちはヒトクローンを「実験動物」として扱い差別している。~一方、ある出来事により、世界住人は遺伝的に問題を抱えるようになっており、「健康」であるのはクローンのみとなっている。
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ヒトクローンについての問題提起がされており考えさせられたという評価がある一方、後述の「科学設定」により問題提起が不十分とも考えられる。
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また、序盤から学校の歴史の授業でその出来事が取り上げられており、また、クローンだけが健康優良であることも言及されている。情報のシャットアウトされた外の世界が授業そのままというのは意外性に欠ける。
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エピローグで外の世界への働きかけはされるが、働きかけが始まった程度で終わっているため、詳細は書かれない。
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男主人公たちが乙女ゲーチックとの意見がある。
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誰に対しても人当たりがいいが二面性のあるチャラ男(陸七生)やことあるごとに「ダルい」とつぶやき粗野な言動だが仲間たちに人気のあるドデカ健康優良日本男児(高槻東吾)など。
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高槻東吾は序盤の主人公であり、そのキャラクターにも賛否が分かれている。
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本作は原案担当者が女性である為、男性キャラの描写がその方面に寄ったとも考えられる。
問題点
内容の過激さ
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まるで「グロテスク描写を含むアダルトゲームをコンシューマーに移植、一部描写をカットした」ようである。
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ネタバレ注意
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あるキャラクターが3・4回にわたるループごとに望まない性交渉をさせられ、茫然自失となる(いわゆるレイプ目)。また、性交渉後に別の人に告白され、「次のループで告白されたら、きれいなままの私でいられたのに!!」という内容のことをヒステリックに叫ぶ。
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主人公たちクローンは実験材料で、まさしく「子供を産む器械」として扱われていることが判明する。また、主人公たちが「精液」や「子宮」などの直接的な単語を使わなくても済む話で露骨に使う。
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狂気にさいなまれた主人公による鉄パイプやチェーンソーでの他の生徒の虐殺。また、登場人物の1人が解剖されるシーンの描写や、その後の血だらけの状態で死体袋に入れられたものを開けて見ることになるなどのグロ鬱展も。
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これらの展開は大抵、ループによって「無かった事」になり、一度死亡したキャラも何事も無かったように再登場するのだが、それが分かっていても表現力の高さ故に精神的に来る。
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脚本・原案の2人のうちの1人である中原ゆうきはコンシューマを中心に活躍しているが、アダルトゲームのシナリオを1本執筆している。
また、シナリオ担当の5人のうち志村那由多と群田真雪はアダルトゲームを中心に活躍しているようである。
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中盤のエグイ描写の連続
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エグイ描写が中盤に集中しており、そこでゲームをやめる人も多かったと思われる。
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主人公たちがクローンであるということで人間の中にはひどく差別的な扱いをする者がいる。
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主人公たちは人間側に陰で「羊(シープ)」(迷える子羊・つまり人間側は「神」)と呼ばれており、「物」としてもてあそんだり、「処分」する描写が続く。
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科学設定の詰めの甘さ
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クローンをまるごと作ったり遺伝子操作できるほどの技術力があるにもかかわらず、必要な臓器のみの作成などはしない。
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今日でも、再生医療の研究はされており、それの延長線上にあるとは思えない。
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終盤の唐突なオカルト
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一番の目玉となるはずのループの理由が、「科学」を用いないオカルト的な都合のよいものとなっている。また、作品で納得のいく説明も一切されていない。
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それまでの出来事については一応「科学」で説明されていたため、かなり唐突感がある。また、伏線がないわけではないがかなり弱く、明かされた後でも疑問を抱く内容。
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ネタバレ注意
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デュナミス・ベースでの出来事を憂える霊により、ループが引き起こされていたというもの。
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霊の存在を認めるにしても、どうして一介の霊にそのような大業ができるかについての説明はない。
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ルートの仕様
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周回した記憶は敵味方含め全員におぼろげながらも引き継がれる。
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問題なのは主人公全員で周回していることを確認しあう展開がなしに、唐突に全員が周回に気づいた前提で会話を進めるようになることである。
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また、「強くてニューゲーム」状態であることを他のゲームに比べて「生ぬるい」との意見もある。
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「フィナーレ」と「グランドフィナーレ」となぜかスタッフロールが2回流れる。
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「フィナーレ」の時点でエピローグもされているので、完全に話としては終わっている。
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「グランドフィナーレ」はあるキャラクターが物語の種明かしを兼ねた独白を語る…というものだが、肝心のタネ(ループ現象の正体)が上記の通りでオカルト的な都合の良いものである事と、それまでの描写で十分わかる事を長々と振り返る形である為、人によっては余韻に浸るよりも退屈を感じてしまう。
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キャラクターの心の闇
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主人公たちとその仲間のうち3人に精神的な問題がある。
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うち二人はループ回数を重ねるにつれて精神的に成長していく。また、その片方は2章で「主人公が切り替わって内面が描写されるようになりこれまでのプレイヤーの好印象が一転して悪い印象となる」などのトリックでも活用されている。
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しかし、残りの1人に関しては終盤までほぼ伏線が張られておらず唐突であり、またその設定が必要であるのか疑問を抱くような内容となっていた。
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ネタバレ注意
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普段からおとなしくしているが実は殺人鬼で、「他の動物や植物は殺すのに、人を殺してダメな理由がわからない。だから、衝動に基づき殺す」という内容を話す。エピローグで殺人はやめて後も「人を殺してダメな理由がわからないでもダメだと言われたからとりあえずやめる」という内容を話す。精神的に全く成長していない。
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公式が最大のネタバレ
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公式サイトやパッケージ、オープニングムービーなどでネタバレが満載という「公式が最大のネタバレ」によって大きく評価を落とした。
たとえ、すべてを封印してプレイしたとしても、1章の最後で学園の生徒がクローンであることを会話中であっさりとばらしてしまう。
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また、ループものであることもパッケージ裏などにはっきりと記載されているため、意外性に欠ける。
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一方で、説明書のストーリー説明の後半部分は実際と異なる。
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このストーリーは原案となった同人誌のもので、本作はまったく展開が違う。
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PSP版では修正された。
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シナリオは完全な一本道で、選択肢が基本的に意味を成さない。
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間違った選択肢を選んだ場合に起こることは、バッドエンドで即死するのみである。
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そのバッドエンドシナリオも2,3分程度の分量の短いもので、全く別の状況になるなどの面白味のあるものは一切ない。
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他は選択肢を選んだ直後の会話が少し変わる程度で、その後に一切影響してこない。
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選択肢をコンプする特典は「TIPSが埋まる」程度である。従って「ゲーム性」の部分での評価は難しい。
その他
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ビジュアルとテキストの乖離
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異常気象で暑いと言っている割にブレザーまでしっかり着込んでいたり、中にはさらにパーカーまで着ている者もいる。
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生徒がまばらでガラガラのカフェを背景に「見るも無残なほどごったがえしていた。」と説明する。
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音量の問題
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個別の音量調整はできず、声の低いキャラクターはイヤホンをしないと聞き取りづらい。女性の叫び声なども多いため、音量を上げてのプレイは難しい。
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PSP版の追加シナリオでは聞き取りやすく調整されたが、本編はそのまま。
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一部では『ひぐらしの
な
く頃に』を筆頭としたどこかで見たような内容のオンパレードと言われており、ミクスチャーしたわりにはそれ以上のものになれておらず、独創性に欠けていると評されている。
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「序盤の日常パートがダレる」「ラストが近づくにつれて人物の心理描写もどんどん唐突で甘くなっていった」との意見がある。
総評
ゲームならではのトリックを駆使した傑作との評価を得た『Ever17』などのinfinityシリーズを連想させるようなゲームタイトルで、また、それらのシリーズと同じ市川和弘プロデューサーが担当しているということでシリーズ同様に市川和弘の個人ブランド「SDR Project」を冠して発売された。
また、残虐で陰惨な描写が多いながら評価されている『CHAOS;HEAD』に始まり、空想科学としての設定を詰め、ほぼ矛盾が生じずにまとめた名作『Steins;Gate』で有名となった科学アドベンチャーシリーズを生み出した5pb.の新しい作品ということで期待は高かった。
しかし、実際はinfinityのような秀逸なトリックや科学アドベンチャーのような説得力のある科学考証がある訳でも無く、そちらの方面を期待すると肩透かしを食らう可能性が極めて高い。また、「サスペンスフィクション」の肩書きは伊達ではなく、クローンであるが故の人間側の扱いや狂気、キャラクター達の心の闇、エログロ鬱展開とエグイ描写が多い。
下手に突き詰めた設定を期待せず、登場人物の心情を読み取り、そこからどう動いて行くのか、どう乗り越えて行くのかを見守っていくのがこのゲームの楽しみ方かもしれない。登場人物に感情移入できるかどうか。そしてグロ鬱展開に耐性があるかで評価も変わってくるだろう。
余談
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本作は、シナリオ担当の関涼子による同人誌『デュナミスの羊』を元に制作された。
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歌手5人、いずれもソロによる歌が8曲もある。
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キャラクターのイメージソングというわけではない。
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その中には『Steins;Gate』などでおなじみの今井麻美氏の名前もあるが、彼女自身は声優としては本編には関与していない。
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サスペンスフィクション第二弾として『DISORDER6』が発売。本作とは世界観を共有していない。
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こちらは全体的に本作より残念な仕上がりとなってしまっている。