「U.F.O.仮面ヤキソバン ケトラーの黒い陰謀」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【ゆーふぉーかめんやきそばん けとらーのくろいいんぼう】
ジャンル | ベルトスクロールアクション | |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | デンズ | |
開発元 | キッド | |
発売日 | 1994年10月14日 | |
定価 | 5,980円(税別) | |
判定 | なし | |
ポイント |
キャラグッズ止まり そこそこ爽快ではある |
メン惑星「ヤキソバーン」の王子であるヤキソバンが、ケトラーにさらわれた婚約者「マユミ姫」を助け出すべく、地球へ向かう。
現在でもトップシェアを誇る日清食品のカップ焼きそば『U.F.O.』の、当時のCMキャラクター「U.F.O.仮面ヤキソバン」を題材にしたベルトアクションゲーム。
ヤキソバンのCMはヤキソバン役がマイケル富岡、悪役であるケトラー役がデーブ・スペクターという色物感満点の人選と、「あげ玉ボンバー」「ソースビーム」「青のりフラッシュ」などのカッコダサい必殺技が受けて、当時人気CMであった。
本作のシナリオはオリジナルビデオドラマの続編。
元々は懸賞用の非売品だったもので、懸賞版からの変更点は「パッケージやラベルシールが写真からイラストに変わっている」「起動直後のロゴマークが"NISSIN"から発売元である"DEN'Z"に変更されている」「冒頭のヤキソバンからのメッセージ(「このたびは 当選おめでとう!」などプレゼントに関する文言が含まれている)が削られている」「タイトル画面に著作権表記が追加されている」など。
全5面。操作方法はY・Bでジャンプ、X・Aで攻撃。Lボタン+攻撃ボタンで一定時間画面上の敵(ボス敵にも有効)を止める青のりフラッシュが、R+攻撃ボタンで画面上の敵にダメージを与えた上にダウンさせるあげ玉ボンバーが、それぞれ1ステージ中に3回まで使用できる。攻撃ボタン押しっぱなしで画面下にあるゲージが溜まり、ボタンを離すとゲージの溜まり具合によって威力が変わるソースビームという飛び道具を発射できる。十字ボタンを横方向に2度押す(2度目は押しっぱなし)でローリングダッシュが出来、ダッシュ中に攻撃ボタンを押すとダッシュ攻撃が出る。ヤキソバンの最大の必殺技とも言える「メンアタック」は、ボス敵を倒したときの演出でのみ出る。
1ステージの制限時間は3分と固定されており、制限時間内にクリアできないと残機が1減る(初期残機数は3で固定)。
ステージ中に出現するソースを取るとソースビームの威力が上がり、テントを取ると体力回復、一輪車を取ると一定時間無敵となり、体当たりだけで敵にダメージを与える事が出来る。
ソースビームは自機が少しでも動くと溜めが解除されてしまい、溜めている最中は無論無防備である。さらには敵を貫通するとはいえ当たり判定が小さく(ほぼ正面に立たないと当たらない)、使えるとは言い難い。あげ玉ボンバーも威力が小さく、緊急回避ぐらいにしか使えない。結局、パンチの連打が一番有効な攻撃方法である。
ステージ内のザコ敵も最初は劇中にも登場したスーツ男の群れだが、後の方になってくると爪楊枝を飛ばしてくる「ツマヨウ人」とか、ラーメンのドンブリを身につけた敵など、おかしなものばかり出てくる。
ステージ3をクリアするとヤキソバングレートにパワーアップする演出がある。ダッシュ攻撃がフライングアタックになるぐらいで、実際に攻撃力も高くなっているのではあるが、その分敵の体力も多くなっているのでパワーアップした感じはしない。
劇中の雰囲気はそれなりに出ているが、ゲームとしての出来は今ひとつで、ヤキソバンファン(いたかどうかはわからないが)グッズ以上でも以下でもない。
景品であることの希少性に価値があったが、それももはや無い。
2016年から放送されいるCM「エクストリーム編」でヤキソバンが復活