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ドラゴンボールZ Sparking! NEO - (2014/11/19 (水) 15:51:47) の編集履歴(バックアップ)


ドラゴンボールZ Sparking! NEO

【どらごんぼーるぜっと ねお】

ジャンル 3D対戦アクション


対応機種 プレイステーション2
Wii
発売元 バンダイ
開発元 スパイク
発売日 PS2:2006年10月5日
Wii:2007年1月1日
定価 7,140円(税込)
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
ポイント 超強化されたスパキン第二弾
トランスフォームシステムでより臨場感溢れる展開に
キャラは増えたがやはり抜けは多い
ラディッツのIFストーリーは今でも語り草
Wii版はキャラ追加+強化版
ドラゴンボールゲームリンク


概要

ドラゴンボールZ Sparking!の第二弾。前作の問題点を解消し、よりパワーアップした内容のゲーム。
本作はPS2版の発売の後、Wiiでの展開が開始。Wii版はグラフィックがほんの少し綺麗になっている他、ロードの高速化追加キャラクター・ステージが存在する。

特徴

  • トランスフォームDシステムの追加。
    • 前作ではそれぞれ一キャラとして扱われてきたが、本作では特殊なゲージを消費することで一部のキャラクターが変身する。
    • 例えば悟空なら通常の悟空からスーパーサイヤ人に、フリーザなら第二形態第三形態……と、変身しながら戦うことが出来る。より臨場感が増している。
  • 登場キャラクター数はさらに増加。その数フォームを含めて129体、Wii版はさらに増えて135体という大ボリューム。
    • ベジータに後期版が追加され、変身形態に別のバリエーションが生まれている。
    • 新規キャラ関係は特にドラゴンボールZの劇場版周りが強化され、マニアックさが増した。
    • 無印やGTからも主要なキャラなどが大量に追加され、特にWii版は無印最大のボスピッコロ大魔王が参戦するなど嬉しい追加キャラも。
  • より戦闘システムに臨場感を追加。
    • 敵を蹴りあげた後、即座に乱打の嵐をお見舞いする『リフトストライク』。
    • 相手を蹴り飛ばした後、瞬間移動で後ろに回りこんでさらに『バニシングストライク』
  • Wii版のみ、Wiiリモコンを使ったなりきり遊びがある。
    • Wiiリモコンとヌンチャクを使用すると、必殺技を使う時にかめはめ波のモーションをとることで必殺技を使うなど、子供達がかねてから夢見ていたかめはめ波ごっこっぽいことが出来る。

評価点

  • 前作の自由度の高さはそのままに、さらに遊びやすくなったシステム。
    • 特に変身システムはドラゴンボールらしさをより高めることとなり、友達と対戦した時などの変身合戦はやはり盛り上がる。
    • チュートリアルモードが少しわかりやすくなった。
      • 本作独特のシステムをより身体で覚えられるようになった。
  • 必殺技の演出も前作よりは強化されており、より各キャラの個性が増した。
    • 前作はほとんどの技演出に使い回し感があったが、主要キャラに関しては出来る限り差別化が図られている。
    • また、本作では一部の技で惑星破壊演出が発動し、3Dの世界がガラリと雰囲気が変わるので大変盛り上がる。
  • ストーリーモード関連の作り込みが増した。
    • 前作では対戦相手同士が会話するだけというストーリー再現のパターンが多かった中、本作は割合演出が強化されている。
    • 特にIFストーリーの強化は目覚ましく、会話も劇中シーンの切り貼り感のある内容も多かった前作とは違い、ストーリーそのものをよく作りこんでいる。
      • 特にラディッツが栽培マンの誤爆で記憶を失い、孫悟空家族とともに暮らし(悟空の兄ということすらわからないまま)、最後は善人に改心するという二次創作全開のストーリーがある。ファン必見。
  • マニアックさに磨きがかかったキャラクター人選。
    • 前述した劇場版キャラの大量追加は特に目覚ましく、前作にもいたクウラに関しては最終形態の一つ前の状態やメタルクウラ(こちらは別キャラ扱い)が追加された。
  • 戦闘前会話も前作同様の凝りよう。
    • ただしWii版で追加されたキャラに関しては専用の会話がない、これに関しては続編で補完された。

問題点

  • 必殺技演出がすごいものとあっさりなものの差が激しい。
    • 前作キャラは比較的頑張っているものもいるが、増えたキャラに関しては前作と同じく使いまわし感の多いキャラも多い。
  • GTの超サイヤ人4が別キャラ扱いではなく、従来の孫悟空の変身に組み込まれている。
    • アニメにおいて大人の悟空が超サイヤ人4になったことはなく、厄介者としてファンから扱われている感が強いGTだけあって、ドラゴンボールファンからは反感を買った。
    • GTファンとしても、大人の悟空からGTの超サイヤ人4になるのは違和感が強く、どちらのファンにとっても嬉しくない仕様となっている。

総評

前作の薄味感をかなり解消しつつ、大量のキャラ追加により大幅なパワーアップを果たした本作。
従来のPS2に加えてWiiとのマルチプラットフォームによって知名度もあがった他、Wii版には追加要素も多く添えられるなど、のちのMETEORの布石を作った。
やはり使い回し感は否めないものの、それに関しても続編で大幅に改善されることとなる。
また、本作でしか見られないIFストーリーはどれも個性的であり、特にラディッツのストーリーは「もしかしたらアニメならありえそう」という感じが漂っており、必見である。