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ポップンミュージック17 THE MOVIE - (2014/12/10 (水) 08:09:02) の編集履歴(バックアップ)


ポップンミュージック17 THE MOVIE

【ぽっぷんみゅーじっく17 ざむーびー】

ジャンル 音楽シミュレーション
対応機種 アーケード
発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
稼動日 2009年3月4日
判定 良作
ポイント シリーズ作としては安定した出来
シリーズ初の楽曲大量削除
シリーズ初のレベル41の辛ゲージ譜面
ポップン最強曲「サイレント」登場
ポップンミュージックシリーズ

概要

アーケード版『pop'n music(ポップンミュージック)』シリーズのナンバリング17作目。
テーマは「映画」。

特徴

  • EX譜面の常駐条件変更
    • これまではN譜面をフルコン、H譜面をクリアしなければ常駐させることができなかったが、本作では「EXステージでEX譜面をクリアまたは完走」することで常駐させることができるようになった。
  • コンボ数のカウントが変更
    • これまでは「繋いでいる数-1」だったが、「繋いでいる数」に変更。例としては「ロープレバトルEX(ノーツ数1000)」の場合、これまではフルコンボ達成時のコンボ数は「999」だったが、本作以降の作品では「1000」となった。
  • 選曲画面で左黄を2回押すことでジャンル名表示から「曲名表示」にすることが可能に。
    • また、カテゴリに「アーティスト」のカテゴリが追加。
  • NET対戦モードで、「CPU対戦」が可能に。
    • マッチングに失敗した場合でも、CPU対戦を選ぶことでNET対戦を行うことが可能。

評価点

  • 新曲・新キャラ
    • これまで同様、新曲のクオリティは高い。
      • また、「カプセルプリンセス(ふしぎなくすり)」は一時期動画サイトなどで話題となった。
    • キャラはテーマである「映画」をイメージさせるキャラが多め。
      • 新キャラの中では「ローズマリー」「ちなつ」「ケイゴ」などが人気を集めた。
      • 「ベル」「ケビン」「ヨシオ」「フォース」など過去作からの再登場も。特にベルは人気の高いキャラであり、フォースは長らく担当曲がない状況が続いていたためユーザーから喜ばれた。
  • 多数の移植曲
    • あさきの「この子の七つのお祝いに」、Mutsuhiko Izumiの「Polaris」、「三倍アイスクリーム」の空耳で有名なRyu☆の「Second Heaven(ハンズアップ)」などが移植。
    • CSからは「ジュエリーロック」「ウィッシュ」「エナジーロック」「中華ロック」「チキンハート」など多くの楽曲が移植された。
  • ボス曲「サイレントEX」の登場
    • 前作の「トイコンテンポラリーEX」のように辛ゲージでこそないものの、中盤のBPM260での12分乱打+階段+24分配置(通称:どうしようもないもの)、ラストのBPM360での8分同時押し発狂で多くの上級者を葬った。
    • クリア者は2014年現在で100人いるかどうかも怪しく、フルコン達成者は確認されているだけで4人
    • このような超絶高難易度にも関わらず、本作でのレベル表記は最高の43ではなく一つ下のLv42
      • 当然ながら次回作で最高レベルのLv43に変更された。その後SunnyParkでは全体的に6レベルずつ引き上げられた中、さらに全体で5曲しかないLv50に引き上げられた。そのLv50でもダントツに強いのが現状である。
  • イベント「第1回ポップン映画祭」
    • 本作の楽曲解禁イベント。これまでと同様の個人イベント。
    • 解禁までの手順は「シナリオを選択」→「ルーレットを止めて撮影を行う」→「一定の日数が進むと制作発表(担当キャラのシルエット)・主題歌(アーティスト名)決定・舞台挨拶(担当キャラ)・予告編(曲名)が公開され、ミミニャミがコメント」→「45日分撮影すれば楽曲解禁」という、映画をイメージしたものとなっている。
      • ルーレットは3つのセリフを止めて、そのセリフによって進む日数が変わる。セリフは「パーフェクト僕らは完璧なのさ」「誰も歌詞など聞いちゃいないし」「許せない気持ちになってきた」といった楽曲の歌詞から、「待ってダーリン!セリフが思いつかないわ!」といった過去作品、「君の瞳に乾杯」「地獄で会おうぜベイビー」「ヤツは大変なものを盗んでいきました。あなたの100円玉です」のような映画関連のセリフもある。
      • ミミニャミのコメントはキャラやアーティストに対するコメントだが、これらもネタが豊富。
    • また、その時点で解禁できる楽曲をすべて解禁すると「試写会チケット」が入手できるようになり、解禁される楽曲が1回のみだが遊ぶことができる。
    • 最終段階の解禁後は一週ごとに解禁条件の緩和が行われ、解禁が行いやすくなる配慮も。

問題点

  • 楽曲の大量削除
    • 本作では版権曲10曲、そしてオリジナル曲61曲と計71曲もの楽曲が削除されてしまった。
    • 当時騒動となっていたBeforUの楽曲も削除(AC19で全て復活した)。
    • さらに、前作で移植されたDJ nagureoこと南雲玲生の代表曲「20,november」も削除。この曲と「マキシマム」「ケルトランス」はBEMANIシリーズでも珍しい一発削除となった(マキシマムはAC20にてボーカル変更版で復活しているが)。

総評

楽曲削除が問題点として目立つが、それ以外はポップンとして安定している出来。
ゲームとしては目立った不備はないため、シリーズ作品としてみれば十分良作と言えるだろう。