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シークレットゲーム CODE:Revise
【しーくれっとげーむこーどりばいす】
ジャンル
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サスペンスアドベンチャー
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対応機種
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Windows XP/Vista/7
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発売・開発元
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FLAT
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発売日
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2011年3月25日
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定価
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8,800円(税別)
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レーティング
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アダルトゲーム
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判定
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クソゲー
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黒歴史
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ポイント
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フルプライスに合わない短小2シナリオのみ 『うたてめぐり』式のシーン数詐欺 立ち絵だけで終わる一部Hシーン PSP版はシナリオ大幅修正+加筆で良作化
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FLAT作品リンク
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概要
『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-』での、密室空間におけるデスゲームとしてかなりの高評価を得ることに成功したFLAT。
今作はその好評だった前作の世界観を活かし、新しい空間におけるデスゲームを目指して制作、販売された作品である。
今作は何より体験版までが非常に秀逸で、体験版ラストのあまりに衝撃的なシーンは今作の期待値を高めるには十分すぎた。
が、いざ蓋を開けてみると、過去作の栄光を全て投げ捨てたかのような出来であった。
あらすじ
周囲を小高い山々に囲まれ外界から隔絶された廃村――阿尾嵯(あおさ)村。
建物は朽ち果て、無人の廃墟となったその場所に集められた14人の若者。
首には爆弾が仕掛けられた首輪、手には1台のPDA。彼らは否応なしに、“ゲーム” へと巻き込まれてゆく――
“ゲーム”のルールは、それぞれの参加者に与えられた特定の条件を達成すること。
条件をクリアするためにはあらゆる行為が正当化され、参加者同士が殺し合うことすら許容される。
条件を満たせなければ、首輪が爆発し命を落とす。
生き残るために仲間を作るか。 裏切りを恐れ孤独を貫くか。 それとも……
PDAに搭載された特殊機能と、フィールド内に設置された各種の銃火器を駆使し、生き残りを賭けた過酷なデスゲームが始まる。
世界から見放された廃墟の村で繰り広げられる、14人の少年少女が辿った最後の記録。
信頼と裏切り、嘘と真実が渦巻くこの舞台で、果たして彼らは何を得、何を失うのだろうか。
ここにまた、新たなる “ゲーム” の幕が切って落とされた。
(公式サイトより)
キャラクター
※プレーヤーナンバーは公表されているもののみ。クリア条件は『ファースト』(後述)のもの。
なお、今作はジョーカーも含め14人によりゲームが行われる。
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長いので収納
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藤田 修平
プレーヤーナンバー:4
クリア条件:ナンバーが素数のプレーヤー全員のクリア条件を満たす
PDA特殊機能:半径10m以内にあるPDAの特殊機能を無効化する
本作の主人公。
幼い頃に両親と死別し孤児となった不遇な生い立ちから、達観した物事の見方をすることが多いが、内には強い闘争心と情熱を秘めている。
吹石琴美とは同じ学園に通う知り合いで、幼い頃からの親友でもある。
ゲームのクリアには複数のプレーヤーとの協力が必須であり、難易度の高い条件を強いられている。
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吹石 琴美
プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
心優しく、自分の感情に真っ直ぐな少女。
非日常的な“ゲーム”の状況に当初は困惑を隠しきれない様子だったが、プレーヤー同士団結し平和的な解決を目指そうといち早く行動する。
積極的にリーダーシップを発揮するタイプではないが、苦しい状況の時ほど明るく振舞うことの出来る強い心を持っている。
幼なじみの藤田修平には好意以上の感情を寄せているが、男女の関係ではない。
良心的でしっかり者のイメージが強いが、修平に他の女性が近づくと露骨に頬を膨らませる年齢相応な可愛らしい一面も覗かせる。
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藤堂 悠奈
プレーヤーナンバー:J
クリア条件:最終日までの生存
PDA特殊機能:半径1m以内にあるPDAを使用不能にする
銃火器の扱いに長け、高いサバイバル能力とフィジカルを持つ赤髪の少女。
“ゲーム”の事情に詳しいらしく、その主催者たちに強い憎しみを持っている。
ゲーム序盤から積極的に他プレーヤーへの接触を試み、無益な争いを避けさせプレーヤー全員の生存を目指し行動する。
普段は理性的だが、簡単に敵の挑発に乗るなど、激情型でかなり気が短い。
自分の赤い髪にコンプレックスとも愛着とも言えぬ微妙な感情を持っている。
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荻原 結衣
プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
栗色のロングへアーが特徴の大人しい少女。
実直で他人の言動に流されやすいため、悪意を持った人間に簡単に騙されてしまう可哀そうな性格。
仲間との協調性はあるが、それは自立心の無さの裏返しとも言える。
ゲーム開始時にPDAを誤って壊してしまったため、プレーヤーナンバー、クリア条件、PDA特殊機能は不明。
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伊藤 大祐
プレーヤーナンバー:10
クリア条件:10人以上のプレーヤーとの遭遇
PDA特殊機能:半径1m以内にいるプレーヤーが死亡した時、本人を除く半径5m以内にいるプレーヤーの首輪を爆発させる
社交性に長け、初対面の相手にも気軽に話しかける気さくな青年。
自分の置かれた状況を理解していないのか、緊張感に欠ける発言が多い。
爆弾の仕込まれた首輪を強引に外そうとするなど、後先を考えない行動をとることも。
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阿刀田 初音
プレーヤーナンバー:Q
クリア条件:プレーヤー全員の生存
PDA特殊機能:半径20m以内に他のPDAが接近すると警告をする
誰にでも無邪気な笑顔を振りまく愛嬌のあるキャラクター。
「なのです」 口調と特徴的な帽子が幼さを強調させている。
芸能界で活躍する現役のアイドルで、かつてはテレビドラマに出演したこともあるらしい。
しかし近年は人気が下火らしく、不本意な仕事を無理強いされるのだと苦笑を浮かべる。
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三ツ林 司
プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
常に飄々とした態度と、冷やかな微笑を浮かべる少年。
容姿端麗なため異性からの人気は高いが、他人からの好意を素直に受け入れられない捻くれた性格の持ち主。
ゲームクリアを目指して序盤から果敢に行動する数少ないプレーヤーのひとり。
強制的に“ゲーム”に参加させられた境遇とは裏腹に、状況を楽しんでいるかのような節がある。
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蒔岡 玲
プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
黒髪長髪、日本人形のような容姿の少女。
由緒正しき武道の家系に生まれ、剣術の心得がある。
そんな生い立ちゆえか、刀に対して執拗な愛着を持つようになり、参加者に用意された数々の武器の中から迷わず日本刀を選択した。
生真面目で礼儀正しい言動の中に、確固たる意志の強さを匂わせる。
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上野 まり子
プレーヤーナンバー:A
クリア条件:特定のパートナーと3時間以上離れずに行動する
PDA特殊機能:???
生真面目で頑固、古典的な委員長タイプ。
“ゲーム”への参加を断固拒否し、主催者を見つけ出しその罪を暴こうとする。
強い正義感の持ち主だが、我を通そうとしてから回る場面も多い。
危険な特殊能力を有しているため他のプレーヤーとの共闘が困難だが、クリア条件を満たすためには長時間行動を共にするパートナーが必須となる。
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真島 章則
プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
クールで無愛想な、長身長髪の青年。
格闘技に精通し、参加者の中でも屈指の近接戦能力を誇る。
得体の知れない“ゲーム”に参加するつもりは無く、どうにかして廃村からの脱出を図ろうとする。
積極的に他のプレーヤーと争うつもりはないが、降りかかる火の粉を払うことに躊躇はない。
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黒河 正規
プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
粗野で排他的な性格の金髪巨漢の男。
なにかにつけて横暴な振る舞いをし、物事を暴力で解決しようとする利己的な性格の持ち主。
非合法な薬物の密売組織に関わっていたダーティーな過去を持つ。
真島章則との間には少なからず因縁があり、彼を執拗につけ狙っている。
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細谷 はるな
プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
必要最低限の言葉しか発しない無口な少女。
他人との馴れ合いを嫌って、単独行動に走ることが多い。
信頼した相手には甘えるような態度を見せることから、人間不信というわけでもないらしい。
“ゲーム”についてなにか知っている素振りを見せるが、やはり多くは語らない。
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粕谷 瞳プレーヤーナンバー:?
クリア条件:???
PDA特殊機能:???
メイド服を纏い、チェーンソーで武装した異色のプレーヤー。
自身を 「メイド」 と称し、主を求めて旅をしているなどと理解不能な発言を繰り返す。
その行動理念と思考は常軌を逸脱し、目的のためなら手段を選ばない非情さと相まって、バイオレンスな狂気を放つ。
優れた動体視力と反射神経をもち、卓越した戦闘技能で他のプレーヤーを圧倒する。
何が目的で何のために行動しているのか、全てが謎の人物。
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特徴
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今回も閉鎖環境に集められた十数人の男女によるデスゲームを描く。前作同様、ストーリー中に選択肢は存在せず、プレイヤーが能動的にデスゲームに参加する事は無い。
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複数のエピソードが用意され、それぞれ展開や結末が全く違うと言う点も同様。
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前作のコンシューマ版にあったBETシステムは搭載されていない。
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前作は主人公視点が基本で、時折他者の視点に移ると言う流れだったが、今回は主人公以外の視点で描かれる場面も多く、群像劇的な構成となっている。
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また、一つの巨大な建造物の中のみが舞台だった前作に対し、今回は廃村とその周囲の山が舞台と、同じ閉鎖環境でも前作とは大きく異なったものとなっている。
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前作と世界観は共通しているが、どのような繋がりがあるのかは終盤に明かされる。
ルールについて
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基本的なルールは前作と同様。プレイヤー毎にPDAが配布され、そこに表示された条件を満たす事でクリアとなる。期間内に条件を満たせなかったり、ルール違反を犯した場合は首輪の仕掛けが発動して殺害される点も同じ。
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異なるのは、今作は『平穏にみんなで助け合えば全員生存できる』クリア内容となっている『ファースト』からはじまるという点。
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しかし、何かしらの要因で死亡者が出た場合、殺し合いをしないとクリア出来ない『セカンド』へと移行する(というよりも、移行するように誘導される)。
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『ファースト』から『セカンド』に移行する際に、それぞれのクリア条件が変更になる。例えば修平であれば『素数ナンバーのプレイヤー全員のクリア条件を満たす』→『素数ナンバーのプレイヤー全員の死亡』
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助け合いから殺し合い、という、同じゲーム内での展開の大きな変化は前作にはなかったものである。
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また、今回はタイムリミットは後日になってから通達される為、当初は何日に及ぶゲームなのか分からないまま行動を余儀なくされる。一方、今回は戦闘禁止エリアや侵入禁止エリアなども無い為、規定フィールドから出ない限りは移動や行動にもこれと言った制約は無い。
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各PDAにはそれぞれ異なった特殊機能が搭載されており、それを如何に活用するか、如何に相手を欺くか、その駆け引きがゲームを盛り上げる…はずだったが。
問題点
シナリオについて
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「複数のエピソードが用意され」とは上述したが、実際のエピソード数はわずかに2つしかない。前作には4つものエピソードがあったのだが、これでは前作の同人版時代と同等である。
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具体的には、主人公らが生き残るエンドと真相解明エンドの2つのみ。パートナー毎のルートや初回に会うキャラによる展開の変化などはない。
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また、各エピソードが冒頭部分から既に異なった展開となっていた前作と違い、長い共通パートがあるのだが、ゲームのウェイトはその共通パートに偏っている。と言うより、体験版の部分がそこである。
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2chのスレでの報告では、フルコンプに10時間かからないという短さである。
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不殺を貫き、自己犠牲精神に溢れていた前作主人公の総一と異なり、今回の主人公・修平は冷徹な判断も出来る新しい主人公像を見せてくれる。
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…のは最初だけ。体験版のラストの展開で他プレイヤーへの強い殺意を持つようになるのだが、その直後に殺意はどこかへ消えてしまう。体験版で期待感を高めていたプレイヤーにはとんだ肩透かしである。
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基本的には、前作の主人公と同様に利他的な思想であると気づくのはその後である。
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主にセカンドにおけるキャラの扱いには大きな温度差があり、場合によっては数回出てきてすぐに殺されて退場してしまう。
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ファーストで事細かにキャラ描写を入れた割にはセカンドに移行した途端、信じられないほどあっさり死亡するキャラが多数。
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序盤からヒロイックな雰囲気を纏って存在感を示していた藤堂悠奈すらそれに当てはまっている。予想を裏切る展開…と言うより、肩透かしと言った方が良いほど。
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一部のキャラのスペックがチート級に設定されており、その部分だけでバランスが崩れてしまっている。
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顕著なのが謎のメイド・瞳。理想のご主人様を探すメイドの格好をしたサイコパスという怪しさ全開の設定に加え、戦闘、サバイバル、情報収集とあらゆる能力に長け、果ては多数の武器を所有して主人公に提供するという、もはや何のゲームのキャラか分からないほど。
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一般人が大半だった前作に比べると、何かしらの武器や武術に長けた参加者が多く、また、老若男女無差別に集めた感じだった前作と違って参加者の殆どが高校生であり、デスゲームらしさよりどちらかと言うとバトル系ラノベのような様相がやや強まっている。
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ちなみに前作でシナリオを担当していた健速氏は今回は関わっていない。
Hシーンについて
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今作のギャラリーには、シーン数として10個の枠が確保されている。
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が、実際のHシーンは4つしか無い(陵辱系はなく和姦のみ)。残りの6個の枠はOPムービー×2、EDムービー×2、そして2つあるシナリオそれぞれのエピローグである。
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これは同ブランドの過去作『うたてめぐり』と同じ手口。要はシーン数詐欺である。
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作中では主人公以外の男性キャラが女性キャラをレイプしたり殺害したりするシーンがあるが、殆どのレイプシーンや殺害シーンでCGがない。このような殺伐とした舞台でありながら、前述したようにHシーンは全て和姦である。
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これは当時始まっていた、エロゲーブランド全体での陵辱自主規制の影響があると言われているが、物語の凄惨さをせっかく出せるシーンを放棄するのはいただけない。
評価点
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ルールやキャラなどは悪くなかった。
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能力や扱いの不公平さなどはあれど、どのキャラも一癖も二癖もある個性的なキャラ付けが成されており、前作の面々に劣らない魅力を持っている。
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ルール自体も前作に続いて秀逸。惜しむらくは、それに見合った展開が用意されていない事。
総評
ゲームのルールや、ファースト→セカンドの流れなどは相変わらずのセンスの良さは特筆すべきものだった。
事実、体験版にあたるパートまでは好評で、ファンの期待を十分過ぎるほどに高める事は出来ていた。
しかしいざ発売された製品版は、その期待を裏切るかのようなその後の展開、キャラの扱いの極端な格差、お楽しみシーン数の少なさとそれを誤魔化すシーン数詐欺と、評価を下げる要因が目白押し。
挙句、シナリオ自体のボリューム不足がトドメとなり、前作ファンや期待していたプレイヤーに大きな失望を与えてしまった。
本作自体はクソゲーと評されても止む無しな出来ではあるが、後述するリメイク版にてその反省が大いに生かされ、シリーズの面目が保てたのが救いか。
その後の展開
KOTYeスレに選評が投下された際、「ルート追加でコンシューマ移植が目に見えている」と批判されるだけの出来だったが、やはり加筆修正されたコンシューマー版が発売された。
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『リベリオンズ Secret Game 2nd Stage』
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2013年3月28日に、本作のシナリオを大量に加筆・修正を加えた上でPSPに移植され発売された。
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前作で同人版からコンシューマー版へのリメイクを手掛けたレジスタが開発を担当。監督は前作に続いて中澤工が務め、同社の『ルートダブル -Before Crime * After Days-』で高評価を受けたチーム月島がシナリオの手直しを行った。
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その結果、シナリオが大幅に改善された。公式によると8割近くのシナリオを一新したとの事。
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原作の2つのルートは大きく加筆修正され、更には3番目のシナリオも追加。ボリュームが大幅に増加している。
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PSPという性質上、Hシーンや露骨なレイプシーンはカットされたが、もともと外す気満々であったことで大きな影響はない。
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むしろ、最大の問題点だったシナリオの改善により、このシリーズを一気に良作へと戻すことができている。
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『リベリオンズ Secret Game 2nd Stage BOOSTED EDITION』
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同年9月27日に、PSP版をWinに逆輸入して発売された作品(18禁)。
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エロシーン関係に問題はあるとはいえ、シナリオは好評だったPSP版から更に加筆されている良作。
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Win版で買うのであればこちらをおすすめしたい。