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サイコソルジャー - (2016/04/03 (日) 06:42:08) の編集履歴(バックアップ)


サイコソルジャー

【さいこそるじゃー】

ジャンル アクションシューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 SNK
稼動開始日 1987年
プレイ人数 1~2人(同時プレイ)
判定 なし
ポイント 業界初の「歌うゲーム」
歌う『ソンソン』の異名あり
麻宮アテナのデビュー作


概要

1986年にリリースされたファンタジーアクションゲーム『アテナ』の続編として、翌年の87年に稼動した横スクロールアクションシューティングゲーム。
KOFシリーズの常連キャラクターである麻宮アテナと椎拳崇のデビュー作である。

システムは1984年にカプコンからリリースされた『ソンソン』とほぼ同一で、強制横スクロールで進んでいくフィールド内で複数の段を上り下りしつつ敵と戦っていく。
他作品の模倣ではあるが、アイテム取得によるキャラクター強化システムや、崩壊後の世界を舞台とした退廃的な世界観を特徴として差別化を施している。
また、メインBGMに肉声によるボーカル曲を用いた「 業界初の歌うゲーム 」としても有名であり、歌入りビデオゲームの先駆的作品でもある。

全6面構成。即死制+残機制+その場復活制+コンテニュー制。2人同時プレイ可能。

ストーリー

数千年の長き封印を解かれ、再び姿を現した異種生物・屍愚魔(しぐま)の魔の手に滅ぼされ、闇に包み込まれた世界に二人の戦士が現れた。
太古の予言に詠まれし「二人の光の戦士」に選ばれたサイコソルジャー、麻宮アテナと椎拳崇である。
その身に宿りし超能力「サイコパワー」を武器に、屍愚魔を滅ぼし世界に光を取り戻すべく、二人は果てしなき戦いに旅立つ。

ゲームシステム

8方向レバー+Aボタン(電撃波)・Bボタン(サイコボール)で主人公の移動・攻撃を行い、緩やかなスピードで強制スクロールするフィールド内で敵を倒しつつ進む。

フィールドは縦に区切られた4階建てのフロア構造で、レバー上下でフロアから別のフロアにジャンプ移動できる。
フィールド上には壊せる壁が存在しており、これを破壊して中に隠されたアイテムボックス「ルーム」及び各種アイテムを出現させる事によりキャラクターの強化を行う。

各ステージの最後にボスキャラが待ち構えており、ボスのいる地点に到達するとスクロールが止まってそのままボス戦に突入。
撃破すると再びスクロールが始まり、パワーアップアイテムを補給するための中間地点を経て次のエリアと進む。

ミス時はその場復活して数秒間の待機状態(UFOに乗って復帰)となり、一定時間経過するか任意のタイミングでボタンを押すことにより、~フィールドに復帰してゲームが継続される。
待機状態中は完全無敵で敵や壁を一撃で壊せる他、地形を無視して移動する事が可能となる。

前作と異なりゲームオーバー後はコンテニュー画面に移行するが、前作同様、プレイ中のクレジット投入による残機増加が可能。
プレイ中にクレジットを投入した後、1P・2Pボタンを押すことでそれぞれのキャラクターの残機を30人分まで予めストックしておける。

攻撃

サイコビーム(Aボタン)

  • 攻撃の基本となるショット攻撃。前方に向かって電撃を放つ。
    • 3段階まで強化可能。ただし、強化状態問わず、ヒビの入っていない壁は3発当てないと壊せない。
    • また、「ソンソン」と異なり、移動しながらの攻撃は不可。

サイコボール(Bボタン)

  • Bボタンで発射する必殺技。1発に付きサイコボールを1個消費する。
    一般的なシューティングで言うボムの役割も兼ねており「撃つ瞬間は無敵」という特性を持つ。
    サイコエネルギーの量により撃った際の技が変化する。
    • 初期状態では常に4つ所持しており、サイコルームの通過により最大で18個まで増える。
      画面内に表示される所持数は最大12個分(周囲を旋回する4つ+画面左下部に表示される8個分)まで。
  • サイコボールを12個以上所持した状態でゲージが満タンになると、キャラの周囲のサイコボールが高速回転を始める。
    この状態では必殺技が究極奥義弾で固定となり、1発に付きエネルギーを4メモリ消費する。(サイコボールの消費はなし)
    • 究極奥義弾の発動中はサイコボールの補給はできなくなり、エネルギー0になると同時に所持していた全てのサイコボールが消滅する。
  • サイコボールは常に4個1セットでキャラクターの周囲を旋回しており、サイコボールに触れた敵弾をかき消す効果を持つ。
    • 敵弾を防いだ際はサイコエネルギーを1メモリ消費するが、エネルギーが0の場合はサイコボールが1つ減る。
    • ボールとボールの隙間を縫って弾が飛び込んでくる場合もあるので油断は禁物。また、敵本体との接触は防げない。
      • サイコパワーをUPすることにより回転が速くなり、敵弾に対する隙は減っていく。究極奥義弾発動時の高速回転では完全に敵弾を防げるが、通常通りエネルギーを1メモリ消費する。

エネルギーゲージ

  • 画面下部左側にあるサイコボールの威力を示すゲージ。ゲージの増加値によってサイコボール発射時の技が変化していく。
    • サイコボールでの敵弾防御時や、変身中の敵・敵弾との接触時、究極奥義弾の発射時に減少する。エナジールームの通過により回復可能。
効果 必要ゲージ量
天地炸裂段 敵や壁に当たると上下に分裂する。最初から使える。 0~4
反復炸裂段 敵や壁に当たると左右に跳ね返り、画面内で反復する。 5~8
縦横無尽弾 敵や壁に当たると様々な方向に跳ね返り、画面内で暴れまわる。 9~12
爆進直列段 サイコボールが直進して前方の敵・壁全てを貫通する。 13~16
飛翔撃滅弾 サイコボールが上下に蛇行しながら敵・壁全てを貫通する。 17~20(MAX)
究極奥義弾 8つのサイコボールが渦巻状に広がりながら画面内の敵を一掃する。 ゲージMAX+サイコボール12個以上所持

パワールーム

破壊可能な壁の中に隠されており、ブロックを壊して出現させ通過することによりキャラクターの攻撃力の強化を行う。
また、壁の存在しない特定地点に自動的に出現するものも存在する。
待機状態中でも通過することで効果は取得可能。(マイナスルームの効果も通常通り受ける)

エレクトロ・ルーム サイコビームの威力を3段階まで強化する。最大まで強化した後は利用できなくなる。
エナジー・ルーム サイコエネルギーが4ポイント増加する。
MAXの時は利用できない。
サイコ・ルーム サイコボールを1個または4個補給できる。
所持数が最大値の時および究極奥義弾発動中と変身中には利用できない。
マイナス・ルーム サイコエネルギーが8ポイント減少する。
他のルームと異なって通過しても消滅せず、通過する度にエネルギーを失う。

アイテム

サイコボール 必殺技の発動に必要なアイテム。サイコルームで補給可能。
サイコ・ソード 壁を剣の振りの一撃で壊せ、電撃波が壁や障害物を貫通して遠方に届くようになる。
振り上げた際にも上段に攻撃判定が発生する。約64回振ると消滅する。
クリア・ポイント 画面上の敵を全てサイコ・ボールか風船に変えてしまう。
敵弾と小型飛行敵は風船で、その他の敵はサイコ・ボールになる。
フル・ポイント サイコエネルギーがMAXになる。
タケノコ 特定の場所を通過すると生えてくる障害物。破壊すると風船・UFO・トランプのいずれかが出現。
破壊せずに通過しようとするとキャラクターがつまづいて一時的に操作不能になる。
UFO スコアアイテム。たくさん取るとタマゴからスペシャルアイテムが出現しやすくなる。
出現と同時に決まった軌道を描いて飛んで行き、画面上部に近い位置で取るほど高得点となる。
風船 スコアアイテム。UFO同様、決まった軌道を描いて飛んでいき、
放置して画面上部に近い位置で取るほど高得点になる。
高得点で取り続けるとトランプが出現しやすくなる。
トランプ 1UPアイテム。残機が1機増える。
タマゴ 割るとスペシャルアイテムかモーム(ザコ敵)のどちらかが出現。
チェンジ・アイテム 1Pと2Pの装備を入れ替える。2人プレイ専用アイテムで、ソロプレイ時は意味が無い。
ターゲットポイント 取得したキャラクターに攻撃が集中される。2人プレイ専用アイテムで、ソロプレイ時は無意味。
進化アイテム(↑)
退化アイテム(↓)
取得すると画面内の敵が1ランク進化(↑)するか退化(↓)する。
ガイコツ 全てのパワーアップ効果を失う。
スペシャル・アイテム タマゴから稀に出現する。取得するとアテナが鳳凰に、椎拳崇が龍にミューテーション(変身)する。
一切の攻撃を受け付けなくなると共に、攻撃方法が前方への火炎攻撃のみに変化し、壁を一撃で壊せるようになる
完全無敵だが、敵や敵弾に接触する毎にエネルギーが減少し0になると変身が強制解除される(ステージクリア時も同様)。
体が大きいので地形にひっかかりやすく被弾しやすい、向きがステージ前方に固定されるため背後に隙が出来る、敵の攻撃が激しくなる、
1面・2面のザコ敵ダフ君を倒すと稀に別の敵に変化*1してしまう、変身時に全てのサイコボールが消滅するという欠点もある。
2人同時プレイ時には変身していないキャラクターは変身したキャラクターの背中に乗れるが、
背に乗った側がダメージを受けると通常通りミスとなる。

プレイヤーキャラクター

変身アイテムを取った際の姿が異なることを除き、両者に性能差はない。

  • 麻宮アテナ(あさみや-)
    • 本作の主人公(1P)。16歳の女子高生。
    • 前年に発売されたアクションゲーム『アテナ』の主人公アテナ姫の子孫で、彼女から超能力を受け継いでいる。
      超能力はまだ不完全だが、歌いながら行使することでより威力が高まるという不思議な特性を持つ。
    • 変身アイテムを取った際は火の鳥に変身する。
  • 椎拳崇(しいけんすう)
    • アテナの相方のサイコソルジャー(2P)。
      中国生まれの中国拳法の達人。口調はなぜか関西弁。名前は「シーケンス」のもじりである。
    • 彼の超能力は厳しい修行の末に後天的に身につけたものだという。アテナ同様、超能力はまだ不完全で戦いの中で力を高めていく。
    • 変身アイテムを取った際は龍に変身する。

評価点

  • 先駆作との差別化がなされている点
    • システム自体はカプコンの『ソンソン』の模倣であるため目新しさはあまり感じられないが、ただの模倣には終わらせず、
      キャラクターのパワーアップシステムの導入により「シューティングゲーム」としてのゲーム性を強く打ち出している。
      その他、8方向に融通の効くジャンプ性能と、足場が地続きでなくところどころ途切れている箇所や落下穴が存在しているなどの点でジャンプアクションゲーム的な要素も若干含まれている。
    • グラフィック面でも、滅亡後の世界を舞台とした退廃的なSF風の世界観にあわせ、崩壊した都会のビル郡、地下下水道、地底湖、溶岩地帯、地底の最深部と、
      舞台が多彩に移り変わっていき、それに伴ってステージごとの外観とBGMも変化して単調に終始しないようになっている。
      グラフィックそのものも前作同様、美麗に描かれていて見栄え良く、世界観もしっかりと表現されている。
    • 大型ボスのほとんどが多関節表現で描かれており、グリグリとうねるように動きまわる様は必見。
      特にラストボスであるシグ・ド・ダビデはサイズが非常に大きく、画面左端に到達するほどに長い2本の首を自在にくねらせながら勢いよく暴れ回る。
      公式攻略冊子のスタッフ一覧にて本作のプログラマが「自信作」と豪語しているだけあって、かなりの迫力がある。
  • 「歌入りBGM」の斬新さ。
    • 本作では第1ステージと以降の特定のステージにて、本作のメインテーマであるボーカル曲「サイコソルジャー」が流れる。
      筐体から歌声が流れてくるという事態に、当時のアーケードゲーマーの誰もが度肝を抜かれた。
    • 当時はゲームにサンプリング音声を用いた作品というのもそこまで多くはなく、ちょっとしたキャラボイス程度がほとんでどであった。
      そこに出てきた「サンプリングした歌声とゲーム音源による伴奏を組み合わせてBGMに用いる」という発想は、当時、アイドル歌手としてデビューしたてだった清水香織*2を起用するという、
      メディアミックスの走り的な展開を行った事も併せて、非常に画期的なことだった。
      チラシの謳い文句で 「人気の2人同時プレイに聞く楽しさをプラス!」「TVゲーム業界に世界初歌うゲーム誕生!」 と、公式自ら大々的にアピールしており、
      それだけ力を入れていたことが伺える。そのこともあり、本作はビデオゲームのBGMにボーカル曲を用いた先駆的作品と認識されている。
      海外版でもきっちりと歌入りBGMが流れるが、そちらは新たに英語歌詞をつけ直したものが使用されている。
      --この曲は主人公アテナのテーマとも言うべき本作を象徴する歌であり、後にKOFシリーズにおいて、サイコソルジャーチームのテーマソングとして様々なアレンジで用いられている。
    • ゲーム中ではインスト版で全面クリア直後にほんの少ししか流れなかったエンディング曲「傷だらけのBlue Moon」も清水女史の歌唱によって歌われており、
      FC版『アテナ』の特典として付属したカセットテープに主題歌のフル版と共に収録されている。

難点

  • 難易度が非常に高い
    • 強制スクロールゆえに自分のペースにあったプレイスタイルを確保し辛い事に加え、ところ狭しと敵が密集してくる局面が多いため、思わぬ形でのミスが多発しやすい。
    • 自機がフロア経由で段階的にしか移動できないのに対し、一部の敵はフロアを無視した軌道で飛来したり、フロアをすり抜ける攻撃を行ってくる。
      更に、フロアから別フロアへジャンプ移動している間は、攻撃できずやられ判定だけがある無防備状態となる。
    • 上2つの帰結として「これから死ぬのがわかっているのに回避できない」という状況に容易に追い込まれてしまう。アドリブ避けが通用せずパターン構築が求められる。
    • 移動しながらの攻撃ができないため、ソンソン違って移動自体は8方向に融通が利くものの立ち回りはやや不自由。ブロック破壊に夢中になっている内に、敵に囲まれたり壁と画面左端に挟まれたりと、ミスの要因になりやすい。
    • 1度ミスすると装備が全消滅して初期化されてしまうため、ミス後の立て直しも厳しい。
    • ボスも全体的に固めで、ラスボスに至っては耐久力がケタ外れな上、ガードが固くて弱点に攻撃が届き難いため残機を利用したごり押し*3が必須など、全体的なバランスの面でもやや難がある。
    • 特に一人プレイ時ではかなり厳しく、攻撃力2倍でお互いをカバーしやすく、残機増加アイテムも出やすくなる二人プレイの方が難易度的には易しい。
      この時代のSNKはただでさえやたらと高難度にする傾向が強かったのだが、本作は二人同時プレイをアピールしていたため、二人同時プレイを前提としたバランス調整がなされた節がある(無論、二人でも十分難しいのだが・・・)。
  • フィールド内に多数の敵や敵弾が出現するため、処理落ちが発生しやすい。特に、一人プレイ時よりも二人プレイ時の方が顕著。
    • 敵や弾数が増えすぎると自機が一時的にショットを出せなくなるという現象が起き易くなり、理不尽なミスの要因にもなってしまう。
  • 最強必殺技「究極奥義弾」の使い勝手が悪い。
    • エネルギー制で1発に付き4メモリも消費し全部で5発分しか打てないため、後先考えずに連発できない。
      更にエネルギー0になると全ての装備を失い弱体化するという大きなデメリットがあるため、ボム攻撃としては使い勝手が悪くなってしまう。
    • キャラの周囲を旋回するサイコボールが高速回転するので敵弾に対する隙が小さくなるが、敵弾を防ぐとエネルギーが減ってしまうため、やはりデメリットにしかならない。
  • 問題点というほどではないが、歌入りBGMが音量が大きくかなり目立つため、人によってはゲーセンでプレイするのが恥ずかしく感じられ易い。

総評

システム面では先駆作が存在する本作だが、パワーアップシステムの導入によりシューティングゲームとしての要素を強めたゲーム性、
崩壊後の世界を舞台に展開される王道的なストーリーや世界観、そしてなんといっても「歌うゲーム」という音楽面での画期的な演出にてきっちりと差別化し、ただの模倣で終わらせない独自の個性を打ち立てている。(歌うソンソンなんて言われてもいたが)

一方、既存作の模倣である点に加え、当時のSNKにありがちだった極端に厳しいバランス取りゆえの高難度や事故死し易い等のストレスが溜まる点も多いため、当時的にも高い評価は得られておらず、ゲーム内容よりも「筐体から歌が流れる」という一点に注目が集まってしまった感は否めなかった。

とはいえ本作が先駆作である『ソンソン』とはまた違った面白さを持っているのも事実で、やりこむ事によりそれらの要素を実感する事が出来る。
既存作を取り入れつつもただの模倣に終わらせず、独自の味付けを施したことは評価に値すると言えるだろう。

長らく家庭用移殖がなされなかったが、後年にPSP版にて初移殖が達成され気軽に遊ぶ事が出来るようになった。 後に主人公らが客演を果たした『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズで初めて本作のことを知ったという方は、ぜひ、遊んでみてほしい。

移殖

  • SNK ARCADE CLASSICS 0 (PSP)
    • 日本国内では初の家庭用移植*4となり、歌入りBGMもきっちり再現されている他、移殖に起因するバグ等の大きな不備もないため問題なく遊べる。
    • ただし、ソフト全体の問題としてロード時間が多く、本作もプレイ開始前やBGMの切り替わり時にやや長めのロードが入ってしまう。
      更に、アドホック通信に非対応のため二人同時プレイが行えず完全な1人プレイ専用ゲームとなってるのが難点。
      • ロードに関してはダウンロード版であれば若干改善されている模様。
  • SYCHO SOLDIER(PC ※海外のみ)
    • 海外製ホビーパソコン向けの移殖。アムストラッドCPC、コモドール64、ZXスペクトラムの三機種にリリースされた。

その後の展開

稼動以降、本作に纏わる大きな展開などは特に行われなかったが、KOFシリーズにて本作がレトロゲーム枠からの出典作品として選出されて以降、
主人公の麻宮アテナは、先祖のアテナ姫を凌ぐほどの勢いでSNKを代表するヒロインとのし上がっていき、大きな人気を集めていくことになった。

余談

  • 本作を原案とし麻宮アテナが主役となるプレイステーションのアドベンチャーゲーム『ATHENA ~Awakening from the ordinary life~』が作られた。
    • 後にゲーム版を基にした実写ドラマ「ATHENA」*5が作られたり、その小説版が出たりと、極めてマイナーながらも、彼女自身をメインにしたメディアミックス的展開も過去に行われた。