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ポケモンレンジャー バトナージ - (2015/03/10 (火) 20:56:46) の編集履歴(バックアップ)
ポケモンレンジャー バトナージ
【ぽけもんれんじゃー ばとなーじ】
ジャンル
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アクションアドベンチャー
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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DSカード
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発売元
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ポケモン
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販売元
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任天堂
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開発元
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クリーチャーズ
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発売日
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2008年3月20日
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定価
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4,800円(税別)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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良作
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ポイント
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システム面は大きく改善された シナリオは相変わらず稚拙
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ポケットモンスターシリーズ関連作品リンク
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概要
『ポケモンレンジャー』の続編。前作から開発元は変更されている。今回の舞台は前作とは異なる「アルミア地方」。
やや練り込みが足らない印象だった前作と比べると、各種システムが大きくパワーアップしている。
特徴・評価点
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キャプチャの仕様が大きく変更された。
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前作では一筆書きで規定回数囲まないと強制的に囲んだ回数がリセットされる仕様だったが、本作ではポケモンの下部に「きもちゲージ」が表示され、囲むことでこのゲージをいっぱいにしてキャプチャするシステムに変更された。
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気持ちゲージはしばらく囲まないと減少するが、逆に言えばしばらくはそのままなのでキャプチャ中にラインを途切れさせてもOKになり、よりアクション性が増した。前作では「相手の細かい隙に全速力でペンを動かす」という手にもDSにも負担のかかる操作が要求されがちだったのでこれは改善と言える。
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またこの仕様に伴い、スタイラーに「パワー」の概念が追加された。レベルアップによりスタイラーのパワーが向上し、一回の囲みで増加するきもちゲージの量が増える。
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ポケアシスト「ノーマル」「ドラゴン」が追加され、17種類のポケアシストが使えるようになった。また「じゅうでん」とは別に「でんき」のポケアシストとフィールド技も登場した。
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一部のポケアシストは効果が変更された。顕著なのはあくタイプで、前作では「スタイラーのエネルギーと引き替えにラインの長さを伸ばす」というなんとも言えない効果だったが、本作では「囲むことでポケモンがばらまいた障害物を消すことが出来る」という一部の相手のキャプチャを非常にやりやすくする効果になった。
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特に変更されなかったポケアシストも、きもちゲージの追加により相手に当てることできもちゲージを増やせるようになったものが多い。前作では状態異常を引き起こす効果ばかりで、明確な差別化が図られていなかったところがあるのでこれも評価点。相性によりゲージの増減に補正がかかるようになった一方で、相性が悪くても「全く効かない」ということはなくなった。
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ストーリーを進めるとスタイラーを一箇所に留めることでパワーを引き上げる「パワーチャージ」が使用可能になる。相手の攻撃をかわしている間に攻撃力を上げられるので、よりキャプチャにメリハリが出るようになった。
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キャプチャ成功時の経験値に、キャプチャ中の行動でボーナスが入るようになった。一度もタッチペンを離さずキャプチャする「ヒトフデキャプチャ」、相性のいいポケアシストを使う「ナイスポケアシスト」など。これにより個々のキャプチャにより具体的な目標が出来た。
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ボーナスを得た量に応じてそれぞれのポケモンにS、A、B、Cのランクが付けられるようになった。特に特典は無いが、より良いランクを取れば更新できるのでやりこみ心をくすぐる。
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パートナーポケモンを自由に選択可能になった。次作『光の軌跡』では再びウクレレピチュー固定になったので、今のところこの仕様は本作のみ。
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全17タイプ全てのバリエーションが用意されており、後述のクエストを進めたりすることで選べる種類は増えていく。「ゲージを溜めることで何度でも選んだタイプのポケアシストを使える」というのは地味に便利。
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探索面での改善点など。
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一般人から依頼されるサブイベント「クエスト」が追加。内容は特定のポケモンをキャプチャしてくると言った物が大半だが、中には「イーブイの進化形を全て連れてくる」などという頭を捻るクエストもある。
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クエストクリアでスタイラーのオプションパーツが手に入る。効果は特定属性のダメージを軽減したり、キャプチャでエネルギーが回復するようになったり非常に便利。
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パートナーとなるポケモンと一部のボスポケモン以外の全てのポケモンにフィールド技が追加された。前述のようにノーマルのポケアシストも登場したため、「役立たず」と言えるポケモンは皆無になっている。
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またフィールド技以外に移動などに役立つ「エリア技」を持つポケモンが登場した。特にムクホークの「そらをとぶ」は本編同様非常に便利。
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ポケモンを連れ歩く範囲の制限が最初から撤廃され、どこまでも連れ歩くことができるようになった。
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街やフィールドの種類も増え、全体的なボリュームも増した。前作同様クリア後のやりこみ要素も豊富。
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第三世代同様、水中を冒険することもできる。ちなみに「ほのおタイプやいわタイプがなんの制限もなく水中について行っている」として度々突っ込まれる第三世代の秘伝技「ダイビング」だが、本作では陸上のポケモンは水中に連れて行けない、という制限がキチンと(?)かけられている。
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演出も強化された。特にボス戦は最初にボスのカットインが入り、専用のキャプチャ演出が用いられるなど、普通のキャプチャの延長だった前作よりパワーアップしている。
問題点・賛否両論点
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前作もそうだったが、相変わらずシナリオの出来は悪い…というか稚拙。
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敵組織の名前が「ヤミヤミだん」という時点でどこか脱力物。構成員の頭としゃべり方も非常に馬鹿っぽい。
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シナリオの核となる「ポケモンを遠隔操作する装置」だが、試験機は「ドカリモ」、改良機は「モバリモ」とそれっぽい名前なのに集大成となる完成品の名前が「ありえないマシン」という本気でありえない代物。
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敵幹部はほのおタイプ使いの「ケイノ」、でんきタイプ使いの「デゼル」、こおりタイプ使いの「アイス」。こらそこ、一人だけ手を抜くんじゃない。
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シナリオ進行上仕方ないとは言え、本来のポケモンの世界観を無視した部分も多々ある。
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特にムクホークは、いないと移動が不便すぎるためか本当にどこにでもいる。極寒の地だろうが火山島だろうが。
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シナリオ上何度も力を借りる必要のあるポケモンは本来の実力に反してやたらキャプチャが簡単になっている。確かにそうでなければ難易度が高くなりすぎるが…。
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顕著なのはエンペルト。明らかに進化前のポッタイシよりキャプチャが簡単。ゴウカザル、ドダイトスの同期2匹と比べても異常に簡単。シナリオ上何度かキャプチャする必要があるので、仕方ないところではある。
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相変わらずのポケモン商法。ただし、今回はWi-Fi環境さえあれば自宅でもミッションをダウンロードできるようになったのでまだマシ。
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本作でミッションをこなすことで「マナフィのたまご」、「はどうだんを覚えたリオル」、「ダークライ」を手に入れることができる。いずれもほかの入手手段のあるポケモンばかりなので特にこのソフトが必須というわけではない。
総評
前作の時点では明らかに練り込み不足だったキャプチャシステムが大幅に改善されたのを始め、アクションゲームとしての完成度は高まっている。RPGとしてもサブイベントが増え、より探索要素が増している。
ただ、シナリオのアレな部分に関しては…もはやシリーズの伝統ぐらいに思うしかないのかもしれない。