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タートルテイル 亀島奪回 - (2015/06/18 (木) 08:59:03) の編集履歴(バックアップ)


タートルテイル 亀島奪回

【たーとるている かめじまだっかい】

ジャンル シューティング / パズル imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
対応機種 ニンテンドー3DS(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
発売元 テヨンジャパン
開発元 Saturnine Games
配信開始日 2014年9月17日
定価 300円
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 亀が主役のアクションシューティング
無難な出来だがアマチュアゲーム臭が凄い


概要

  • 3DSダウンロードソフトの常連であるテヨンジャパンがリリースしたゲームの一角。ジャンルとしては横スクロールによるアクションシューティングに該当する*1
  • キャプテン・オヘア海賊団に乗っ取られた亀島を奪還するため、亀の勇者であるシェルドンが水鉄砲で戦いに挑むというストーリー設定。

ゲームルール

  • ゲームの流れ
    • 一般的なアクションシューティング同様、ステージクリア方式を採用している。全16ステージ × 2周構成。
    • 一度プレイしたステージは、ステージセレクトで自由に選ぶ事ができる。但し、ステージクリアしても次ステージに進むことはできない。
  • ステージクリア条件について(1周目)
    • ひたすらに右へとシェルドン(以下:自機)を移動させ、ステージ奥に配置されている「ゴールパネル」に接触させるとステージクリア。
      • ステージ内の各所には連続的に「フルーツ」が必ず100個固定配置されている。
        フルーツはいわゆるスコアのようなもので、ステージクリア時に獲得したフルーツの総数がハイスコアとして記録される*2
      • 大方のステージは任意スクロールだが、左へと後戻りする事はできない。また、一部ステージは強制スクロールの場合もある。
  • 最大4つのライフ制で、ダメージで自機のライフが尽きるか、落とし穴に落ちるとミスとなる。
    • 「自機が敵そのものや敵攻撃に触れる」と一律で1ダメージだが、一部の敵は「ノーダメージで自機を上へと放り投げる」やつがいる。
    • 雑魚敵を倒すと、定期的に「ハートアイテム」を落とす、これを取得するとライフが1つ回復する。
    • ステージ途中に配置されている「チェッカーランプ」を通過すると、ミス後はそれまでに取得したフルーツ数を継続した状態で"そこから"の再開となる。
    • 本作の残機は無限なので、プレイヤーが諦めない限りは何度ミスしてもゲームオーバーにはならない。
  • ステージ16はボス敵とのラストバトルとなっている。このステージではスクロールはせず、フルーツ・チェッカーランプ・ゴールパネルは一切出現しない。
  • ステージクリア条件について(2周目)
    • 基本的なルールは1周目と同じだが、2周目には以下の相違点が加えられている。
      • ラストバトル以外の15ステージすべての構造が一新されており、ステージ内容そのものが1周目とは別物化している。
        ステージの難易度はが全体的に上がっており、強制スクロールステージの割合が増えている。
      • 最大ライフが2つしかない。また、チェッカーランプも出現しないので、ミス後の負担が大きく増している。
      • フルーツが出現せず、全ステージにおいて例外なくハイスコアの記録がされない。2周目は単にステージクリアだけが記録対象となる。
  • 操作方法
    • 自機の操作に関しては以下の通り。
      • 十字キー(アナログレバー)で自機の左右移動。
      • Bボタンで射程距離の長い水鉄砲攻撃。水鉄砲の射程は下へと"しなる"感じで放たれる性質あり。
      • Yボタンでジャンプ動作。ボタンの押す長さでジャンプ力が変化し、ジャンプ中の移動制御も可能。

問題点・賛否両論点

  • あまりにもチープな外観
    • 外観がとても商業ゲームとは思えない程のチープさ*3で、パッと見は本気でアマチュア制作と勘違いするレベル
      • 例えるならば「『アクションゲームツクール』で作った練習作」といっても過言ではなく、商業ゲームと名乗るのはかなり厳しい。
      • グラフィックしかり、BGMしかり、下手すると初期のスーパーファミコンクラスのクオリティ。いくらダウンロードソフトとはいえ3DSのゲームには見えない。
    • とはいえ、そのシンプルなチープさであるが故に、視覚的には分かりやすい外観でもある。
      • 「変に外観にこだわり過ぎた故に、自機などの位置が分かりにくい」という同ジャンルのゲームも少なくないが、本作にはそういった不備とは無縁である。
      • 「外観がチープであっても、快適にゲームがプレイできる事に越したことはない」とも解釈できるあたり、一概には問題点ともいえない。
  • やや運が絡みやすい面あり
    • 深刻なほどな問題ではないものの、ゲームバランス的な不備も多々ある。
      • 無秩序に飛び回る飛行系の雑魚敵がそれで、自機前方を塞ぐ感じでたむろしてくる。ステージによってはイラつく位に飛行敵が密集している場面もある。

評価点

  • 良い意味での王道アクション
    • ゲームとしては「古き良きアクションシューティング」といった趣旨の内容で、さくっとプレイするには適任な作品。
      • ショット & ジャンプの分かりやすい操作で小難しい前知識は皆無。自機は亀だが、プレイのノリは水鉄砲版の『魂斗羅』っぽい。
      • (上記の問題もあるが)ゲームバランスは基本上質で、難易度控えめで遊びやすい。短めのステージでテンポよくクリアできるのも嬉しい。
      • 300円相当にしては総ステージ数は30ステージ超と多め。単なる繰り返しプレイに留めず、周回ステージを大幅に作り直しているのも凝っている。

総評

外観のチープさ故に敬遠されがちな雰囲気はあるものの、実際のゲーム内容はまともに遊べるアクションシューティングである模様。
テヨン製品としては外観的にもゲーム的にも特有のクセがかなり少なく、良くも悪くも空気として見られやすい作品なのは吉か不幸か…。