【てらりあ】
広大な世界で探索しがいがある
建築の自由度が高い
やり込み要素は豊富
目標がない
入手出来るアイテムによる差が激しい
初見殺しが多い
グロテスクな表現も
PC版との比較
操作性の悪さ
アイテムの保管が難しい
マルチプレイのやりにくさ
サンドボックスゲームとしては『Minecraft』の知名度が高いが故に、未プレイ者には本作を『Minecraft』の盗作だとみなす声は多い。
事実として製作者自ら「『Minecraft』をプレイして感銘を受け、これの2D版を(自分好みのアレンジで)作りたいと思った」という動機を述べている。
しかしながら実際にプレイしてみると、2Dで描かれる広大な世界の探索、そして待ち受ける強大な敵との戦闘など『Minecraft』と差別化された要素は様々であり、異なる面白さが得られる作りとなっている。
プレイヤー次第で巨大な建造物を作ったり、世界の隅々まで探索することも可能と、出来ることは様々である。
作業感も強いが、ゲームとしての攻略要素、収集要素も豊富に存在するため時間を忘れて遊ぶことが出来る魅力も持っている。
しかしながら、あくまでプレイヤーに目標を委ねたゲーム性であるため、人を選ぶという面は否定できない。
マルチプレイモードも、本当に気心が知れた友人同士でなければ、建造物を破壊されたり、アイテムを持って行かれたりといったトラブルが生じやすい仕様となってしまっているのも惜しいところだろう。
また、PC版のプレイヤーにしてみれば、日本語に対応しているが、ゲームシステムとしてはPC版より数年遅れており尚且つ値段も高いということで「劣化移植」と見なす節もある。
特にPSVita版は、どこでもプレイできるというメリットはあるが、ただでさえ画面が小さい中でのユーザーインターフェースはかなり悪く、慣れるか挫折するかのいずれかである。
人を選ぶゲーム性ではあるが、楽しめる人はとことん遊べる作品であり、PC版と比較すると値段が気になるが、家庭用ゲームとしてはリーズナブルな価格となっている。
興味があるならCS版はいずれのハードでも体験版が配信されているので、一度プレイしてみた上で購入を検討するのが良いだろう。