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注意:このページでは、
『ねがぽじ ~お兄ちゃんと呼ばないでっ!!~』(判定:鬱ゲー)と、
『ねがぽじファンディスク ~ひとつ屋根の下で~』(判定なし)
『DVD Players Game版』『ねがぽじ&ファンディスク・スリム版』(補足情報)について紹介する。
ねがぽじ ~お兄ちゃんと呼ばないでっ!!~
【ねがぽじ おにいちゃんとよばないでっ】
ジャンル
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アドベンチャーゲーム
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対応機種
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Windows 95~Me
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メディア
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CD-ROM 1枚
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発売・開発元
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Active
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発売日
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2001年4月6日
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定価
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8,800円(税別)
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ディスクレス起動
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可能
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レーティング
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ソフ倫:
18歳未満禁止
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廉価版
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スリム版:2008年1月25日/2,800円
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配信
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2005年08月23日/2,400円(税別)
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判定
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なし
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ポイント
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超展開からの鬱エンド
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WARNING!!!!!!!
18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。
概要
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Activeの30作目。
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公式サイトでのストーリー紹介から、バカゲーのようなゲームが想像されるが実際は…
ストーリー
いつもニコニコ能天気。底なしにお人好しな女のコ、広場まひる。
そんな彼女にも、人並みに悩みがありました。
遠慮がちな胸。
控えめなお尻。
そして、無駄のない体つき。
更衣室では人が変わったように、
隅っこでウジウジ着替える主人公。
人前で肌をさらさない彼女は、自分の体が他の女のコ達と違っていることに
気づきませんでした。
そう・・・
家族も友達も、本人さえも知らないのです。
彼女が実は、スカートの似合う男のコであることに。
それは、冬が終わりを告げる季節のこと。
男であることが学園中に知れ渡ってしまった、主人公・広場まひる。
彼女は二ヶ月の入院生活を経て、元いた瑞樹学園(みずきがくえん)に戻ってきます。
能天気にも、女のコの制服を着たまま。いつも通りの笑顔で。
無口な親友。
気の合う男友達。
憧れの先生。
今まで務めていた、放送部のMC。
一人暮らしの部屋へ転がり込んでくる、生意気な妹。
変わってしまったもの。変わらないはずだったもの。
そして、今もそこにあるもの。
何もかもがネガポジ反転してしまった学園生活に、主人公は以前と同じように 溶け込んでいくことができるのでしょうか。ラストシーンで、彼女の手の中に残っているものは、いったい・・・。
主な登場人物(公式サイトより抜粋)
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広場まひる(ひろば・まひる)
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本編の主人公。絵に描いたような、典型的女のコだったのに、実は男だったことが判明。
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二ヶ月の入院生活を経て、元いた学園に戻ってくる。
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性格は明るく、感情表現が豊か。多少の心配事は笑って忘れる。
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今回の事件についてもあまり深く考えず、女子の姿のまま生活している。
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桜庭香澄(さくらば・かすみ)
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まひるの親友。文武両道、才色兼備。でもどこか素っ気ない態度。
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教師からも学生からも一目置かれているが、本人は周囲からは一歩身を引いている。
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以前と変わらないまひるを男らしくさせようと、無駄な努力に奮闘する。
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広場ひなた(ひろば・ひなた)
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姉を姉とも思わない、まひるの妹。
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一人暮らしを始めたまひるの部屋に転がり込んでくる。
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気の強いしっかり者で、周囲の受けは良いが、姉に対しては非常に手厳しい。ついでに、姉が兄へと変わってしまったのに、なぜかうろたえた様子を見せない。
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蛍坂小鈴(ほたるざか・こすず)
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放送部の一年。まひるの後輩。内気で男子が苦手な女のコ。
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まひるに対しては、『敬愛する先輩』と『男』との間で板挟みとなり、ただうろたえるばかり。
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まひるを追い出す形になってしまい、心を痛めている。
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夕凪美奈萌(ゆうなぎ・みなも)
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まひるの属している、放送部の部長。クラスメート。負けず嫌いで気が強い。
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何かとまひるに張り合ってきては自爆し、まひるを恨んで去っていく。それでも根は善人。
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後輩である小鈴の気持ちを考え、部活からまひるを遠ざけようとする。
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遠場透(おちば・とおる)
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まひるの男友達。いつもボーッとしている。いざという時にも、やはりぼんやりしている。
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秘めた才覚は香澄以上と噂されるが、その実力は年に一度くらいしか発揮されない。
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香澄の殺人的突っ込みを受けても壊れないので、体は丈夫なようだ。
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呆けた表情に隠され、まひるに対する感情は読み取れない。
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柳川行治(やながわ・ゆきはる)
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音楽教師。放送部の顧問。知的で優しそうな風貌。
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自己保身から、まひるに自主転校を迫ってくる。
特徴
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選択肢で分岐するアドベンチャーゲーム。
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ヒロインは3人おり、好きな順で攻略できる。
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エンディングは5つ。
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香澄、小鈴、美奈萌の個別Endが3つと、香澄Bad、小鈴・美奈萌Badの2つ。
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Bad Endは誰とも深い仲にならずに終わるだけであり、さほど後味は悪くない。
全ルート共通の特徴(鬱要素)
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「女の子だと思っていたら実は男の子でした!」という冒頭からは想像しにくい展開になる。
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具体的には、両親が世間体のために一人暮らしを強要。慕ってくれた後輩には怖がられ、クラスメートには避けられいじめられる。
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挙句の果てには被害者の側であるまひるが責任を負わされ、担任に退学を薦められるというドン鬱ぶり。
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「男なら何があってもいじめですむ」という理屈で男子生徒にレイプ未遂に合うことまである。
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ちなみに、ファンディスクではそのIFシナリオ「透が間に合わなかったら」というシナリオが収録されている。
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しかしまひるは以前と変わらない笑顔を絶やさず明るく学園生活を送る。
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まひる一人になったときには心情を吐露することも。表面上は明るく振舞っていても、内心ではかなり傷付いているのだ。
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下手をすると悲壮感すら感じさせそうだが、親友、悪友、部活仲間など、以前と変わらず接してくれる理解者もいるため、恋愛物というよりも友情物に近いストーリーである。
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どのルートでもクラスメートと和解することはなく、最後まで排除されたまま終わる。
個別ルートの要約(鬱要素)
小鈴
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男性恐怖症である小鈴は放送部のまひるに憧れていた。
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共に放送部で活動を繰り返すうちに、2人は親密な仲になり結ばれる。
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だが、クラスメートに排除されっぱなしで、学校でのいじめ問題は解決していないと思われる。
美奈萌
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本作でも一番のコメディシナリオ。
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早々に美奈萌はまひるを受け入れ、そのまま放送部の活動を続けることになる。
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下腹部に♂が付いていても心は乙女なため、まひるは放送部の顧問(男)が好きだと白状する展開になる。身体は男なのにどうしたいと聞かれて「掘られたい!」(意訳)と告白、それがマイクを切り忘れてたため校内放送で学校中に響き渡り‥‥
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展開もそうだがHシーンもコメディ。かなり笑えるシチュエーションである。
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しかしクラスメートには排除されるラストであり、美奈萌や香澄以外には排除されたままと思われる。
小鈴・美奈萌Bad
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「誰とも親密になれないままでした。」というギャルゲーによくあるような終わり方。
香澄Bad
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男だと発覚したまひるは以前と変わらない態度を見せる。
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そんなまひるを男らしくさせようとさせる香澄と、あくまで心は女の子のまひる。
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あるとき耐えかねたまひるは、ふざけて香澄の胸を触る。それをきっかけに香澄は感情の限界を超え、逃げ出す。
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その後、まひるがレイプ未遂にあう。怒り心頭の香澄はレイプ犯に殴り込みに行くが、劣勢に。
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そこへまひるが助けに入るが、まひるは頭を打ち病院沙汰に。
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病院で寝込むまひるを見て、自分の気持ちを認めた香澄がまひるに愛を伝えて幕。
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Badという割には、まひると香澄はうまくいったように思えるラストである。
香澄
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それまでのコメ展開から一転、怒濤の伏線回収と「異分子は排除される」という重く悲しい展開が待っている。
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ネタバレにならない程度に展開を説明すると、
「まひるたんマジ天使」
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本来、キリスト教における天使は人間を幸せに導く存在ではないことを思い出させてくれる。
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シナリオも長く、Hシーンも悲壮感あふれるもの。一番最初にこのシナリオに入ってしまうと、他2人のシナリオが腰砕けに感じてしまうかも。
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香澄シナリオの結末はかなりぼかされて書かれている。この部分は後のファンディスクでもまったく補完されていないため、ファンの間でも結末は様々に解釈されている。
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受け入れられない人には「香澄Badの方がGOODエンドだ」と言われることもあるが、まひるが見せる弱さとそれを支える周囲、ひなたの存在の意味、そしてパッケージにある片翼の天使など、本作の真ルートと言える内容であることは確かである。
+
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ネタバレ
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まひるの正体は天使。
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天使は人よりもはるかに強大な力を持っている。そして天使は子を産むことができない。
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人間の女性に羽の片方を移植することで、記憶を引き継いだ子を産ませることができ、この方法で天使の種を残す。
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まひる達はアウトレットにて羽を移植された少女を見つける。
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天使の暴走を止めるために深夜のアウトレットで、まひるたちは天使と戦う。劣勢が続くものの、何とか勝利する。
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しかし騒ぎが大きくなったため、警官たちが集まってしまい、まひるが犯人と誤認されてまひるは蜂の巣にされてしまう。
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その後場面は変わって春。
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まひるはアウトレットでの1件以降行方不明。
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まひるのマンション5階に住み込んでいた香澄は窓の外で、鳥の羽のようなものが落ちてくるのを見かける。
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香澄が「おかえり。」と言いながらたとえこれが幻でも良い、と何もない空中に足を踏み出して幕。
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様々な解釈ができる終わり方だが、「死んだまひるの幻影を見て後追い自殺した。」と捉える人が多い。
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評価点
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ポジティブなだけではない主人公
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表面上はいじめを気にせず、明るく立ち振る舞うまひる。
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しかし内心は傷ついており、一人になったときに辛い心情を吐露し、弱さを見せる。
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そういったところから男であるにもかかわらず、ヒロインよりも人気を得ている。
賛否両論点
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前述したように香澄ルートの衝撃が大きいが、1週目から彼女のルートに入れてしまう。
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先に香澄ルートを攻略してしまうと、他の2人のルートが薄味に感じてしまう。
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ルートロックを嫌うユーザーや、一番美味しいルートだけを楽しみたいユーザーもいるので一概に悪いとは言えない。
問題点
全体的にボリューム不足
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8時間ほどで終わるボリュームであり、フルプライスとしては薄い。
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シナリオも一部の要素が、詳しく描写されないまま終わる。
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まひるがクラスで馴染んでいた頃や、まひるの過去などの描写が足りておらず唐突な部分がある。
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CGの枚数が少ない。
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立ち絵はメインキャラでも1~3種類しかない。
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一枚絵は差分込みで71枚しかなく、背景が真っ暗なまま状況が進む場面がある。
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香澄ルート終盤の戦闘描写はテキストばかりが盛り上がり、画面は真っ暗な状況が続く。
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CG鑑賞では「HなCGを見る」、「通常CGを見る」、「人物パーツを見る」(立ち絵鑑賞)、「背景を見る」の4つに分かれているが、全体の量が少ないので、かえって見にくい。
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また、Hシーンでのまひるの扱いが今ひとつである(一般的な18禁ゲームの男キャラ的な構図になっている)。ぶっちゃけ、ヒロインよりまひるをもっと見たかったという声が多い。
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そのため、ファンディスクではまひるのエロ画像が大量に新規収録された。
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また、透ルートが欲しかったという声もある。これもファンディスクで補完された。
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セーブデータは10か所とやや少なめ。
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PCの任意の場所に保存する機能もあるが、セーブ・ロードが面倒。
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シーン単位で記録するため、セーブした場所によっては、ロード時に少し戻った場所から始まる。
総評
バカゲーを想像すると痛い目を見ることは間違いない。
現在でも珍しいテーマを扱った貴重な作品なので、鬱ゲーに興味があるなら買っても良いだろう。
「男の娘もの」がまだジャンルとして確立する前の時代の作品であるが、まひるのかわいらしさとけなげさから「男でも関係ない!」と一線を越えるプレイヤーが多発した。
本編だけではまひるたんのエロ画像不足を感じるが、ファンディスクで大量補完されたので、購入するならセットがオススメである。
余談
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一部の表記が少し独特。
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一般的なエロゲの、「はじめから」は「イニシャルスタート」、「Hシーン鑑賞」は「おかずモード」。
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まひるの朝勃ちCGは「通常CGを見る」の方に含まれている。
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「Active」及び「くるりアクティブ」は解散しているため新展開は望めない。
ねがぽじファンディスク ~ひとつ屋根の下で~
【ねがぽじふぁんでぃすく ひとつやねのしたで】
ジャンル
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ファンディスク(ノベル+麻雀)
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対応機種
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Windows 98~XP
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メディア
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CD-ROM 1枚
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発売・開発元
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Active
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発売日
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2002年1月25日
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定価
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5,800円(税別)
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ディスクレス起動
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可能
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レーティング
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ソフ倫:
18歳未満禁止
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廉価版
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スリム版:2008年1月25日/2,800円(税別)
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判定
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なし
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ポイント
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ミニシナリオ4本+麻雀 3時間あれば終わるボリューム 喘ぐのはまひるだけ
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概要(ファンディスク)
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本編中の鬱要素をさっぱり省いたファンディスク。
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ミニシナリオ3本とショートストーリー付き麻雀「ねがぽじ雀」を収録。
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本編のキャラ人気やユーザーからの声を反映して作成されたという追加シナリオは、3本中透シナリオが2本である。ヒロインの立つ瀬が無い。
ミニシナリオ(ファンディスク)
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「ひとつ屋根の下で」
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透がまひる(とひなた)の家に押しかけてエロハプニングに遭遇すると言う内容。こちらでは残念ながら絡みはない。
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男の「おトイレシーン」や「お風呂シーン」をメインに据えるというのは時代からすると異色だが、これらは「プレイヤーからの要望に答えて」追加されたものである。
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「too late」
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まひるが屋上で襲われたときに、透が間に合わなかったら‥‥、というIFシナリオ。
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男性向けエロゲの絡みアリなエロシナリオ、にも関わらず登場人物が全員男という、この時代としては破格の内容である。
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どう考えても鬱展開、と思いきやそこからまさかのギャグ展開。これもまひる(と透)の人柄だろう。
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しかも評判は一番高いらしい。ヒロインの立つ瀬が(ry
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「やり方を教えて」
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「♂を使って一人で致したことのないまひるを香澄が手助けする」という内容で、言ってみれば男の自○シーンがメインの話である。
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この時代と(ry
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本編では悲壮感あふれていた2人だが、ここでは平和にいちゃいちゃしている処を見られる。
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「ねがぽじ雀」
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ひなたが主人公の麻雀ミニゲーム。麻雀で勝つことで話が進行する。
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麻雀のプログラムは同ブランドの過去作『麻雀幻想曲III』から流用している。
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ストーリーはパラレスワールドで、おバカなものになっている。
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難易度は3段階から選べる。負けてもコンティニューですぐにやり直せるので、麻雀のルールさえわかっていればクリアできる。
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フリー対局も可能。
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「宴の終わりに」
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上記4つのシナリオ閲覧後に開放。
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『ねがぽじ』のキャラが、本作のシナリオについての裏話などを語る。メタ発言も多い。
問題点(ファンディスク)
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ボリューム不足
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3時間あれば終わるような内容であり、ミドルプライスにも見合っているとは言い難い。
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麻雀の出来は微妙
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フリー対戦ではルールは赤5ピンの有無しか決められず、喰いタンの有無すら決められない。
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コンピュータのレベルやツキを設定できるが、大差なく面白くない。
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そしてストーリーモードではあったはずのボイスが何故かカットされる。
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結果、『ねがぽじ』のキャラと黙々と麻雀をするキャラゲーとは思えない事態に。
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擁護するとルール無視などはなく、麻雀としては成立している。
評価点(ファンディスク)
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ユーザーの望んでいたシチュエーションが実現したこと。
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麻雀のチュートリアルは丁寧で分かりやすい。
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これも『麻雀幻想曲III』から流用している。解説キャラも『麻雀幻想曲III』のキャラ。
総評(ファンディスク)
内容は悪くないが、定価の割にはボリュームが薄すぎる。
原作がよほど好きでなければ、5,800円の価値を見出すのは難しいだろう。
ねがぽじ ~お兄ちゃんと呼ばないでっ!!~(DVD Players Game版)
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2002年10月11日に4,800円で発売されたDVDPG版。
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ただでさえ少ない、CGやシナリオがカットされた劣化移植。
ねがぽじ&ファンディスク・スリム版
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ファンディスクからちょうど6年後の2008年1月25日に2,800円で発売された、本編とファンディスクをセットにした廉価版。
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大きな変更点はない。誤字脱字等もそのまま残っているのは難点。
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細かい変更点
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新ブランドの「くるりアクティブ」名義で発売された。
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ソフ倫ではなくCSAが査定している。
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メディアがDVD-ROM1枚に変わっている。
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トールケースになった。
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公式サイトによると麻雀のテストプレイを行ったらしい。
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対応OSが2000~Vistaに。
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おまけとして同ブランドの過去作品の体験版と『ねがぽじ』体験版が収録されている。
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『ねがぽじ』体験版には本編にはない要素があるので、一応遊んでおいたほうが良い。
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