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3Dカスタム少女 - (2015/09/26 (土) 09:58:07) の編集履歴(バックアップ)


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3Dカスタム少女

【すりーでぃーかすたむしょうじょ】

ジャンル カスタムエッチシミュレーター
対応機種 Windows 2000/XP/Vista
メディア DVD-ROM
発売・開発元 テックアーツ3D
発売日 2008年6月13日
定価 8,800円(税別)
レーティング CSA: 18歳未満禁止
判定 なし
ポイント ソフト単体では微妙&ボリューム不足
ユーザーによるMODが盛んになったことで花開いた

WARNING!!!!!!!
18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。


概要

  • 読んで字の如く「3DCGで描かれた女の子を着せ替えてえっちな行為ができる」ゲーム、通称『カス子』。
  • とことんカスタム性に特化したソフトでストーリーなどは一切無く、ただえっちするだけ。もはや「ツール」に近い作り。
  • デフォルトで用意されているパーツは総計3300種である。

付随機能

  • 簡易エフェクト機能
    • モノクロやセピア、ネガポジ反転などの機能があるため一風変わった画像にもできる。
  • ポーズエディタ機能
    • デフォルトでもある程度のポーズが用意されているが、自分で操作して好きなポーズにすることも当然可能。
    • ポーズのデータもセーブできる。
  • スクリーンショット
    • 起動している最中はボタン1つでスクリーンショットを保存できる。形式はpngファイルのみだがしかし…。
  • キャラクターデータのセーブ
    • アップデートパッチ「XP」以降は、カスタムしたキャラクターや上記のポーズデータがなんとスクリーンショットのpngファイルに内包されるという「ヘビーセーブ」機能を持っている。
    • この機能のおかげで、画像のアップロードに対応している掲示板や投稿サイトにそれを掲載し、別のユーザーにカスタムしたキャラクターを容易に渡せるという強みを持つようになった。

評価点

  • シンプルな操作性
    • 画面表示はとてもシンプル。普通のユーザーであれば説明書を熟読しなくても操作できる。
  • パーツの多さ
    • 制服やスク水といったオーソドックスなものはもちろん、ネコミミや背中の羽などおおよそエロゲーと結び付けられそうなパーツを揃えている。

問題点

  • 初期パーツのほとんどが色違い
    • 例えばスク水だけでも色違いで20種類もある。
    • 普通のセーラー服ではスカーフや襟の色違いで100種類もある。
  • 3Dモデルの質感が安っぽい
    • 服などのモデルの質感はかなりのアニメ塗りであり、同業他社の3Dモデルの質感に比べると見劣りする。
    • 体の質感もかなりハイライトが強めで、あからさまに3Dモデルだとわかるようなものになっている。
  • 髪の毛パーツが特に物足りない
    • ロングヘアの髪型は毛先がパッツン揃えだったり、もじゃもじゃパーマだったりと少々使いどころに困る。
    • アニメやゲームによくある青髪・赤髪・金髪カラーがない。
      • 青系は このような色のみ 、赤系は このような色のみ 、金髪系は このような色と このような色の 2つである。
      • このため、多くの版権キャラなどの既存キャラクターの再現は髪の色の面で困難だった。ソフト単体では。

ユーザーによって花開いた「MOD文化」

  • 上記のように「ソフト単体では可もなく不可もない…」という感想ではあるが、製作側からユーザーが独自にモデルデータを追加することなどが許諾されたことで、多くのユーザーによるMODが製作・配布されている。
    • このことによってキャラクターの再現性やモデルの表現力は飛躍的に向上を見せ、発売から年月が経過した現在でも多くのユーザーに愛用されている。

総評

ソフト単体では決して褒められるボリュームや内容ではなかったが、CGMのプラットフォームとしては非常に優秀であった。
そのため、現在ではゲームというよりは「3DCGツール」としてみなされている側面が非常に強い。
公式では英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語のマニュアルが用意され、海外通販サイトで世界各国で購入可能になっているなど、「エロにかける人間の情熱」に国際的に強く作用したソフトであることは間違いないだろう。

余談

  • 当然というべきか非エロの分野にも活用可能。『ニコニコ動画』で動画が多く作られていたり、3D描写が同人ゲームに活用されるなどということも多い。
  • 本作のシステムを組み込んだアーケード麻雀ゲーム『3Dコスプレ麻雀』が2011年のタイトー新製品商談会で発表されたが、諸般の事情でリリースは延期された。
    • その後数年間音沙汰もなくリリース立ち消えと思われていたが、2014年に『牌(エモノ)は逃がさない!メンタンピンドラララッ』としてNESiCAxLiveで配信されている。もちろん脱衣要素は大幅に抑えられており、『仁義ストーム』共々もはや「アーケードでの本格的な脱衣要素付ゲーム展開は事実上不可能である現状」をプレイヤー側に突きつけることになった。