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【くろすびーつ れう゛】
ジャンル | 音楽シミュレーション | |
対応機種 | アーケード | |
販売・開発元 | カプコン | |
稼動開始日 | 2015年7月23日 | |
判定 | 賛否両論 | |
スルメゲー | ||
ポイント |
タッチパネル系AC音ゲーのデファクトスタンダード 元BEMANI古参メンバー&本場J-POPアーティストによる豪華楽曲群 敷居は低いがゲームの雰囲気やiOS版の風評等で敬遠されがち 重めの解禁を含め、あらゆる意味で「やり込み」が前提となるゲームデザイン 開発陣による迷言の数々など良くも悪くも信者以外お断りのBEMANI同窓会 選曲画面のUIは好評価 |
曲終了後の評価は、大まかなタップ率によるGRADE・コンボも絡んだCLEAR RATE・そしてクリア可否に関係しない完全精度制のスコア(*3)。3つの基準は様々なので、段階に応じて各々の高みを目指そう。
尚、攻略スタイルとしてはIIDX等大半のBEMANIシリーズに代表されるような「とにかく地力を上げる」事よりは、「1曲の曲そのものや譜面等を覚え、研究する」事が効果的といわれている。
この傾向はNAOKI氏が手掛けていた頃のDDRシリーズ、現行機種ではjubeat、GROOVE COASTERに似通ったスタイルといえる。
当初から「コアプレイヤー向け」と言うコンセプトを掲げていたとはいえ、そのある種シビアなゲーム性はやはりというべきか手放しに好評を得られることはなかった。
ただし、そのラインナップはどの観点から見ても豪華。現状においては、本作単体で見れば問題視される部分こそあれど、酷評までされる点は殆どないだろう。
忘れてはならないのが「ゲームプレイ自体はシンプル」ということである。
今作は余計な要素をゲーム部分に食い込ませない作りにしており、解禁周りや尖った難易度に無視できない問題点はあれど「音楽・リズムゲームを楽しむ」という点に専念できる作りになっている。
最近の音ゲーには珍しくややシビアな判定と覚え要素が強いストイックなゲーム性も「初期の音ゲーやかつてのカプコンACTを髣髴とさせる(死に)覚え・パターン構築ゲー」「シンプルだからこそ中毒性が強い」として魅力を覚えるプレイヤーも少なくなく、ゲーム性そのものはスルメゲー寄りといったところである。
結局のところはiOS版並びに稼動最初期の視覚性の悪さが尾を引いた、まだまだベストを尽くしてもらわなあかん状況が足を引っ張っているだけとも言えるのが何よりも惜しい。
この記事を見ている未プレイで風評だけで敬遠している音ゲーマーの方は、食わず嫌いを起こさずに試聴機能で曲を探してみたり、1回無料チケットを使ってプレイしてみていただきたい。楽曲の方向性は非常に多彩なので「該当曲なし」なんてことは少ないはず。
幸いにして1曲でもお気に入りの楽曲が見つかったら、それを上手くこなせるように連奏してみるのもよい。リズムをモノにしていく快感をつかめれば、本作を楽しむ道も開かれていることだろう。君やったらわかってくれると思う。
NAOKI MAEDAがこだわりに拘りぬいた確実にゴッ! っとくる新しいデファクトスタンダードの音ゲー……あるよな?