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To Heart - (2018/09/25 (火) 19:47:08) の編集履歴(バックアップ)


注意:このページでは、『To Heart』と、PS移植版『ToHeart』(どちらも良作)を併せて紹介する。



To Heart

【とぅ はーと】

ジャンル 恋愛アドベンチャー(ビジュアルノベル)
対応機種 Windows 95/98
発売・開発元 Leaf
発売日 1997年5月23日
定価 8,800円(税別)
レーティング アダルトゲーム
判定 良作
Leaf/AQUAPLUS作品リンク

概要

』『痕』に続くLeafのビジュアルノベル第三弾。
ダークな路線だった前2作から一転、さわやかな学園恋愛ものに作風が大きく転換している。


システム

  • 画面全体に文字が表示されるビジュアルノベル形式を採用。
  • プレイ期間は高一の3月3日から高二の4月末~5月頭までの約2ヶ月。終了する日はヒロインによってまちまち。
    • 選択肢の他、放課後の行動を選択してイベントを起こす。家に帰るか、校内をうろつくか。校内で人と出会った場合、その日は人と付き合うかどうかを選択していく。
      • 休日は全てイベントで占められており、行動を選択する事は出来ない。

主要登場人物

+ 主要登場人物
  • 藤田 浩之
    • 本作の主人公。名前は任意に変更可能。普段はやる気の無い怠惰系主人公だが基本スペックは高く、その気になれば多方面に才能を発揮する、「やればできる」男。嫌みのない性格、TPOをわきまえた発言、誠実な面、子供にやさしい等もあり、プレイヤー人気が高い。
  • 神岸 あかり
    • メインヒロイン。大人しく、誰にでも優しく面倒みが良い、世話焼き系幼馴染。クラスでの男子人気も高く、彼女のメインストーリーではその事で(主人公が)葛藤する場面が見られる。序盤は短いみつあみをたらしているが、中盤でショートヘヤーにイメージチェンジする*1。作中で髪型を変える割合珍しいヒロインでもある。
  • 長岡 志保
    • 中学時代から主人公達と行動を共にしている幼馴染組。明るいムードメーカー。勉強嫌いで補習を頻繁に受けており、その事で主人公に突っかかる事も。顔が広く、ゴシップ情報を仕入れて色々な噂を流している。彼女のエンディングは良くも悪くも賛否を呼んだ。
  • 佐藤 雅史
    • 幼馴染組。成績は常に上位で、サッカー部に所属しており、男女問わず校内での人気が高い。作中あまり表だって出てくる事のないサブキャラクターだが、誰とも結ばれないエンディングでは彼の一枚絵と共に「僕達ずっと友達だよね」と発言するため、ホモ扱いされる事も。
  • 保科 智子
    • メガネにみつあみに関西弁の委員長。両親の離婚と慣れない土地から心を閉ざしており、その事が原因でいじめを受け、さらに精神がすれていく。プライベートではみつあみもときメガネもしておらず、服装も軽い物で印象ががらりと変わる。
  • 宮内 レミィ
    • 日米のハーフ。明るく能天気な性格。怪しい日本語を駆使し、日本文化の研究と称して弓道部に所属する。見た目と口調に反して普通の子であり、彼女のルートのストーリーは癖が無い。
  • 来栖川 芹香
    • Leaf作品の世界観に根強く存在する大企業「来栖川グループ」の娘にして、オカルト研究部の部長。先輩。常にぼーっとしており、声がとても小さいお嬢様キャラ。無口ではなく、主人公が「え?○○だって?」と聞き返すような形で進行しており、むしろ口数は多い方である。
  • 姫川 琴音
    • 物静かで、他人との関わりを持とうとしない後輩。関わった人に災難をもたらすとされ、一人で行動していた。自分で制御できない超能力を持っており、主人公との関わりで精神的に成長し、徐々に抑えられるようになっていく。
  • 松原 葵
    • 格闘技が得意なスポーツ少女の後輩。元は空手部で期待されていた新人だったが、異種格闘技「エクストリーム」の大会を目指すようになり、一人校舎裏の神社で「エクストリーム同好会」成立を目指し、練習を重ねている。緊張しやすく、強い物言いをする相手も苦手としており、実力を発揮できずにいる。
  • マルチ
    • HMX-12“マルチ”。感情を搭載した試作型メイドロボ。一見すると人間と変わりないが、耳に特殊なアンテナをつけている(ゲーム中、これを外すイベントがあるが、グラフィックは表示されない)。丁寧なデスマス口調と献身的な性格、喜怒哀楽はっきりした言動(彼女が怒る場面は作中存在しないが)に加え、(当時としては)珍しい設定で高い人気を得た(メイドロボ少女をヒロインにするというアイデアは彼女が初ではない)。
  • 雛山 理緒
    • 一度神岸あかりのエンディングを見ていると登場する隠しキャラ。主人公の同級生で、一年の頃から主人公を思っていた。家庭の事情から様々なアルバイトをしているが、ドジで失敗ばかりしている。隠しキャラという事もあって彼女のルートは短く、あまり描写が多くない。
  • 来栖川 綾香
    • 来栖川芹香の妹で、松原葵が憧れるエクストリームのチャンピオン。西音寺女学院に通っている。芹香や葵シナリオで登場。家庭用機版で攻略可能ヒロインに*2
  • セリオ
    • HMX-13“セリオ”。マルチと同じく試作型メイドロボで妹にあたる。マルチと違い感情は抑えめ。PC・家庭用機を通じて出番はそれほど多くはなく、サブヒロイン扱いだが、ファン人気は高い。

評価点

  • ビジュアルノベル形式をとった事で、主人公の心理描写やキャラクターのセリフ、行動等が通常のアドベンチャーよりも深く描写されている。
    • 通常の、画面下にウインドウを表示してそこにテキストを乗せる形式では、一度に数行しか表示できないためにどうしても文章量の制限が大きくなってしまう。ビジュアルノベル方式ではそれらが大幅に緩和され、主人公の心情や、キャラクターの細かな動作等が描写できるようになった。
      • 一方、この形式は「キャラクターグラフィックの上に文字が表示されるので肝心の女の子が見えない」という欠点が指摘されていた。本作ではその欠点を補うためにテキスト量を増加しているらしく、Hシーンではいわゆる抜きゲーに劣らない濃密な描写を行っている。
      • 過去のビジュアルノベルである『雫』『痕』も同様の美点を持っていたが、オカルト・ホラー要素を前面に押し出した『暗い』作品であり、カルト的な人気にとどまっていた。本作のヒット後、過去2作にも幅広い層から注目が集まり(本々評価は高かったが)再評価されている。
  • ノベルゲームとしての「学園恋愛もの」を確立したこと
    • それまでも『ときめきメモリアル』をはじめ学園ものはギャルゲーの舞台として定番だったものの、ノベルゲームのシステムを取ったギャルゲーを見ると、『雫』のようにダークで陰鬱な作風だったり、主人公が複数の相手とその場限りの関係を持つなど性的モラルが欠如しているものが多かった。
    • しかし本作では主人公が一人の相手を自覚した後は一途であり、陰鬱な展開もない。本作のヒットもあり、「学園純愛もの」はギャルゲーの基本フォーマットとして完全に定着することになった。
  • 後の時代でテンプレート化していく魅力的なキャラクター達
    • 登場ヒロインは「幼なじみ」「女友達」といった王道をはじめ、「ツンツンした委員長」「カタコトのハーフ金髪娘」といった現在ではテンプレートとなった設定から、「超能力少女」「メイドロボ」などSF要素の含まれるものまで幅広く、後に続く作品たちに少なくない影響を与えた。
    • 特にメイドロボの「マルチ」はその設定キャラクター、ドラマチックなストーリーがファンを掴み、本作を象徴する人気ヒロインの1人となった。
  • Hシーンがストーリーに密接に関係しており、しかもちゃんとエロい。
    • 本作のHシーンは、ストーリーの流れの中で必然性があり、それを含めて1つの物語になるような造りとなっている(一部の隠しキャラを除く)。
    • エロ描写としての質も優れており、Hシーンでキャラの性格が急変するようなこともない。
      • 本作以降、業界内で大きな潮流となったノベル系エロゲーには「H以外の部分は面白いがHシーンは取ってつけたような適当な代物」という作品も多く、中には家庭用機への移植を容易にするためにわざとそのような造りにするメーカーすらあった。
        しかし、本作にはそのようなことはない。

問題点

  • 基本的には任意のキャラクターに狙いを絞り、会いに行くだけという簡単な物ではあるが、どこに誰がいるのかは明確に語られず、総当たりで調べなければならない。
    • 概要にある通り、狙い以外のヒロインが出てきたらつきあわずに別の場所に行けば良いが、その選択は一回しかできない。
    • ただし一切指針がないわけではなく、教室にいればあかりや志保、部室に行けば芹香とある程度絞られてはいる。
  • メインヒロイン「神岸あかり」のエンディングまで進むためには二人のヒロイン(ある四人の中から二人)の好感度も上げておかなくてはならない。そしてあかりを優先させる選択肢を選ぶことが必要。一途ではクリアできない。
    • これは複数のヒロインの好感度を上げていると特定の組み合わせで発生する「ヒロイン同士が鉢合わせて二者択一を要求される」というイベントであかりを選ばないと、好感度がクリアに達する水準まで上がらないため。これがクリア条件に含まれているのは全ヒロイン中で神岸あかり一人であり。『ときめきメモリアル』の藤崎詩織とは別のベクトルで難攻不落のヒロインぶりを発揮した。
      • さらに神岸あかりのみHシーンが2パターンあり、好感度が低いと短いバージョンになってしまうという二重の罠も存在する。本作のCG観賞モードの仕様*3もあり、何故CGが100%にならないのかプレイヤーの頭を悩ませた。
    • 余談だが続編『ToHeart2』でも同様のトラップが「小牧愛佳」に存在する。

総評

 シナリオ一本でクソゲー化するゲームというものは多いが、シナリオ一本で名作となるゲームというのは少ない。本作はそんな「シナリオ一本で名作となったゲーム」の代表例であり、そこに美しいグラフィック、さわやかなBGMが加わったことで、時代を牽引する代表作となった。

 本作のヒットを受けて、他社もビジュアルノベルというシステムを後追い採用する例があった。またシステムとしては旧来型のADVであっても、物語のクオリティと女の子キャラの魅力・個性をウリとする「読ませるエロゲー」が、この時代に急速に増加していった。
 そうした風潮の中心となり、業界全体の流れを変える起爆剤となった作品であると言えるだろう。


ToHeart

【とぅはーと】

ジャンル 恋愛アドベンチャー(ビジュアルノベル) imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
対応機種 プレイステーション
発売・開発元 AQUAPLUS
発売日 1999年3月25日
定価 6,800円(税別)
判定 良作

概要(PS版)

PC版のコンシューマ移植版。単なるエロ削除版ではなく、シナリオに大きく手が加えられたほか、オリジナルのミニゲームも多数収録されている。


変更点・評価点(PS版)

メーカー(AQUAPLUSはLeafの母体の会社)直々ということもあり、相当力の入った移植になっている。

  • CG・立ち絵を含めたグラフィックの描き直し。
    • PC版からの流用は一切無く、全て描き直されている。
  • キャラクターボイスの追加。
  • OP曲が『Feeling Heart』に変更。
    • OPアニメは後述のアニメ(99年)版と同じもの(のロングバージョン)である。
    • PC版OPの『Brand New Heart』はオフボーカル版がBGMとして収録されている。
  • シナリオの大幅な改訂。
    • 高橋龍也氏が担当したヒロイン(あかり・芹香・マルチ・葵・智子)、青紫/青村早紀(竹林明秀)氏担当の4ヒロイン(志保・レミィ・琴音・理緒*4)共に改訂されているが、特に後者4人は大幅に改訂されている。
      • 特にPC版で賛否両論な内容だった志保シナリオはPS版の改訂にて大きく評価が上がった。
      • 一方でレミィシナリオなどはPC版の方が良かったという声もある。
    • 来栖川芹香の妹・綾香のシナリオが追加され、彼女も人気キャラの一人となった。
      • 合わせて綾香と一緒にいるセリオの出番も増え、ヒロインとまではいかずともかなり扱いが良くなった。
  • ヒロインの居場所の可視化。
    • PC版では各場所にどのヒロインがいるか行ってみないと分からず、SAVE&LOADを繰り返さないでの攻略は難しかった。しかし、本作ではどこに誰がいるかが一目で分かるようになっている。
  • ミニゲーム「お嬢様は魔女」「○△□×」「Heart by Heart」「ウォーターサバイバル」の追加。
    • ミニゲームといっても非常に力の入った作りで、ファンからの評価も高く、本編以上にハマってしまうものもある。
    • 中でもシューティングゲームの「お嬢様は魔女」は、コンボシステム、ノーショットボーナス、ノーミスで変わるラスボスなど、これ単体で発売できそうなほどに完成度が高く、ゲーム雑誌内でスコアアタック大会が開催された程である。
    • 「○△□×」は対戦パズルゲーム。場のブロックをストック場所と入れ替えながら同種三つ以上の列を作って消していく。選んだキャラによってストックにブロックを貯められる数、ブロックの上がる早さなどが「双方に」影響するようになっている。片方だけだとストック数増加が飛びぬけて便利なためと思われる。互いに逆の特徴のキャラを選ぶと中和されて通常の状況になる。
    • 「Heart by Heart」はファンディスク「初音のないしょ!」に収録されていた1画面内でショット、ジャンプで戦うアクションゲームだが、ステージが30に増え、使えるキャラも増えてリメイクされた。
    • 「ウォーターサバイバル」は方向キーで照準を操り、画面に現れる志保を追いかけて撃つガン(水鉄砲)シューティング。雅史を撃つと減点。
  • 背景や立ち絵をアルバムに収録できる。
    • 芹香のイベントで行く事になるオカルト研究会の部室で写真を取り、アルバムモードで見てみると一定の確率で心霊写真になる(しかもスタッフのボイス入りと言う凝り様)といった、普通にプレイしていると気づかないような「遊び」要素も仕込まれている。

問題点(PS版)

  • ややフリーズが起きやすい
    • 特にミニゲームからの復帰後などはフリーズしやすい。
      • 原因はPS1のスペックの限界まで容量を使っているためと思われる。
  • 一部ヒロイン攻略における難点
    • 「神岸あかり」についてはPC版同様の問題を抱えたままである。
    • PS版で攻略可能になった来栖川綾香も、綾香だけを追っていてはダメで、姉の芹香ともある程度親しくしないと4月になってからイベントが発生しない。
      • 解禁されるのが芹香クリア後であり、空き時間に関連キャラとしてイベントを期待して芹香や葵を追いかけると解決するので、あかりよりは解決されやすい。
  • ミニゲームは本編中に強制的にプレイすることになるので、周回時はやや煩わしい。
  • CD一枚ではボイスデータが入りきらず、二枚組になっている。入れ替え自体は大した手間ではないが、快適さという面ではやはり残念な点である。
    • DISC1はOPと本編前半のボイスデータ、DISC2では本編後半のボイスデータが入っている。シナリオテキスト自体は両方とも最初から最後まで収録しているため、ボイス無しなら一枚で最後までプレイ可能。

総評(PS版)

単なるコンシューマ移植にとどまらず、グラフィックの一新・シナリオの全面改訂・質の高いミニゲームの追加など様々な点で手のかかった内容になっている。
良い意味でPC版とはほとんど別物であり、「移植」と言うよりむしろ「リメイク」と言ってしまってもいいかもしれない。
作品としてもヒットし、ただのエロゲーからの移植に終わらせず、後の『ToHeart』関連作品全ての基礎を作った良移植の鑑となった。


その他の移植・展開

  • 2003年6月23日にWindowsで『ToHeart PSE』が発売された。
    • 基本的にはPS版を元にしているが、マップ移動の際のミニキャラのアイコンが変更されている他、本編中でミニゲームがプレイできなくなっている。
  • 2004年12月28日発売の『ToHeart&ToHeart2 限定デラックスパック』にPS2版移植が同梱された(単品では発売されていない)。
    • 内容はPSE版準拠だが、文字のフォントがToHeart2と同じものになった他、ミニゲームが本編中でもプレイできるように戻った。
  • 2009年7月30日発売の『ToHeart2 PORTABLE Wパック』にPSP版移植が同梱された。
    • また2011年10月27日に「AQUAPRICE2800」として廉価版が単体で発売された。
  • 1999年4月にPS版の発売に合わせてアニメ化された。当時は珍しかったギャルゲーのアニメ化の先駆けであり、作品としての評価も高い。
    • また2004年10月に『ToHeart2』発売に合わせて『To Heart ~Remember my Memories~』として二度目のアニメ化がなされた。こちらは3年生になった浩之たちを描くオリジナル要素が強い内容。一部のシーンでは『2』のキャラも少しだけカメオ出演している。

余談

  • PS版はその年にWinで発売された『こみっくパーティー』共々Leaf(AQUAPLUS)の知名度を大幅に高め、「素人でも大メーカーだと判別できる」ほどの求心力を持たせるに至った。
    • この『ToHeart』が目にする人の多いコンシューマに出たことがLeafの黄金時代のきっかけの一つであることは間違いないだろう。
  • 同人サークル「渡辺製作所」が本作の二次創作格闘ゲーム『THE QUEEN OF HEART』シリーズを頒布して一躍有名となった。渡辺製作所は後に「フランスパン」と名を変え『MELTY BLOOD』シリーズや『UNDER NIGHT IN-BIRTH』、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』を開発することになる。
  • コンシューマー移植版ではタイトルから空白が削除されている。
    • これに関しては当時、SCEがブランドイメージの関係上18禁PCソフトの移植を表向き禁止していた関係で、移植したいメーカー側と、PS発売当時ではまだまだ嗜好品の類といえるPCを所持できるようなユーザーを顧客にしたいSCE側が移植に際してゲームのタイトルを変更した上で、
      メーカー「これは別のゲームッスよ、タイトル違うし。ハハハ」
      SCE「だよねぇ、タイトル違うし。ハハハ」
      というツッコミどころ満載の抜け道を使った事による。
      この決まりは現在も一応、続いているようでその後、PS2、PSP、PS3となってもタイトルそのままの移植はほとんど存在しない*5
      • 余談ではあるが、『To Heart』→『ToHeart』のような元のタイトルをほぼそのまま流用する例は稀で、原作のサブタイトルをコンシューマ版の正式タイトルにする作品が多かった*6。また殆ど原形を留めていないせいでタイトルだけでは元作品が判らないもの*7もあり、こういった場合はパッケージの絵で初めて移植作品だと気付くことになる。タイトルに規制の無いSS・DCとPSでタイトルが違うこと*8もあった。
    • ちなみに、続編である『ToHeart2』はPS2版がオリジナルであるため、PC18禁版やPSP、PS3再移植版でも一貫してタイトル表記が同じである。