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ナイトスラッシャーズ - (2016/04/28 (木) 17:10:45) の編集履歴(バックアップ)
ナイトスラッシャーズ
【ないとすらっしゃーず】
ジャンル
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ベルトスクロールアクション
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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データイースト
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稼働開始日
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1993年2月19日
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判定
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なし
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ポイント
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スプラッターなファイナルファイト 好物システム
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概要
1993年にデータイーストから出たアーケードゲーム。
システム的には『ファイナルファイト』のフォロワー作品の一つではあるが、スプラッターな描写と好物システムが好評を博した。
ストーリー
ある日を境に街ではモンスターが溢れ、軍は壊滅状態に陥っていり、街の住人達はその日その日の夜を恐怖に脅えながら暮らしていた…。
しかし、彼等には僅かな希望があった。
そう、闇夜を切り裂き、魑魅魍魎を粉砕する三人組のレジスタンスチーム『ナイトスラッシャーズ』である…!
システム
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概要で触れた通り『ファイナルファイト』タイプのベルトスクロールアクションゲームだが、幾つか本作独自の要素もある。
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Aボタンで攻撃、溜めてから使用すると溜め攻撃が可能。Bボタンでジャンプ。
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AB同時押しでメガクラッシュ、そしてCボタンで超メガクラッシュを出せれる。
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また、デコゲーらしく『好物システム』なる変わったシステムが導入されている(後述)。
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ステージは病院、墓場、遺跡等、オカルトチックな場所が多い。
プレイヤーキャラ
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ジェイク・ホワイト
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両腕をサイボーグ化したアメリカ人の青年。位置付けはパワータイプ。
相手を掴んでレバー↓+ABで出せれるヘルサーファーは彼の象徴ともいえる技。好きな食べ物はハンバーガー、フライドチキン、バドワイザー。
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クリストファー・スミス
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ヨーロッパ出身の悪魔払い師。立ち位置はバランスタイプ。初心者向けの性能で、様々な国の武術を使いこなす他、連続技のシメ三人は十字架(海外版では水晶玉)でトドメを刺す。好きな食べ物は、甘い物とシチュー。因みに彼はケーキをつまみに酒が飲める程、大の甘党。
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趙紅黄
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中国出身の退魔術師で、チームの紅一点。立ち位置はスピードタイプ。龍と鳳凰の加護を持ち、剣と加護によるパワーを駆使して戦う。妹が一人いる。好きな食べ物は、肉まん、ココナッツミルク。
評価点
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好物システム
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本作では各プレイヤーキャラに設定されている好きな食べ物をシステム面にも反映させており、回復アイテムの食べ物による体力回復量がキャラや食べ物の種類に応じて大幅に変化する。
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例えばケーキを取った場合、大の甘党であるクリストファーの場合は大幅に回復するが、他の二人だと余り回復しない…といった具合。
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敵やボーナスゲーム等も、これでもかとばかりに終始ホラー要素で塗り固められている。
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病院では次々と怪物を生み出す医者やフランケンシュタイン、墓場とその手前では悪魔がとりついた人形と持ち主の老人、ゴーレム、遺跡ではその番人等、終始人外の敵が襲い掛かって来る。
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ボーナスゲームは、モグラ叩きならぬゾンビ叩きやゾンビサッカー等、此処でもホラー的な要素を詰め込んでいる。
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前半戦のボスとのやり取りも、主人公のキャラクター性が押し出された
デコゲーらしからぬ格好良いものとなっている。
問題点
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難易度が高い。
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雑魚敵の攻撃が非常に強く、嫌らしいものが多い。囲まれた時点で終了と言っても差し支えない程。
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二面の狼男ラッシュは、上手く乗り切らないと体力の大半を持っていかれてしまう。
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勿論中ボス・ボス格の敵もいきなりクライマックス、もとい序盤から強敵ぞろい。
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1面ボスフランケンシュタインからして、喰らうと気絶してしまう効果がついた攻撃と、プレイヤーのジャブハメを阻止する放電攻撃を完備。
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2面中ボスである老人の掴み攻撃のリーチが長く、人形との連携もあって非常に厄介。初心者は此処でつまづきやすい。
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一人プレイでジェイクを使った場合、調整ミスとしか思えない仕様が発生するのもこれに拍車をかける。
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何故かジェイクの好きな食べ物であるハンバーガー、フライドチキン、バドワイザーが一人プレイだと出てこない。この為、一人プレイでジェイクを使う時は如何にして体力を減らさず進めるかというテクニックが要求される。
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とはいえ、一定のパターンさえ踏み外さなければ、1コインクリアも決して不可能ではない調整にはなっている。
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題材ゆえかスプラッターな描写が多く、その点の「気持ち悪さ」についてはどうしても人を選んでしまう。
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納期の問題があったのだろうか、後半戦になってくるとちょっと雑な展開が目立つようになる。
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最終ボスは、そのステージになって初めて存在が明かされるぽっと出の存在。前フリも伏線も一切無し。
総評
やたら過激なスプラッター描写に加え高難易度に加え、初見では中々近寄り難いという点は否めないが、
「ヘンなゲームならまかせとけ!」のキャッチコピーに恥じない大味且つ強烈な個性と、
その見た目からは到底連想できないであろう、単なる『ファイナルファイト』のフォロワーに終わらせないしっかりした作りこみは、流石のデータイーストと言えるだろう。
余談
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スプラッターな描写が多い為か、それとも何らかの大人の事情があるのか、データイースト自身の手によってCS移植がなされる事は無かった。
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現在データイーストのゲームに関する権利は、その大半をジー・モードが所有しているが、やはり描写がネックとなっているのか本作はACアーカイブスでの配信もなされていない。
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海外版のみ、血の色や暴力的な描写の度合いを変えることができる。そういった描写に煩い団体への対策と思われる。