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どこでもいっしょ 私なえほん - (2016/05/21 (土) 11:28:05) の編集履歴(バックアップ)
どこでもいっしょ 私なえほん
【どこでもいっしょ わたしなえほん】
ジャンル
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その他
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対応機種
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プレイステーション2
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メディア
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DVD-ROM 1枚
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発売元
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
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開発元
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ビサイド
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発売日
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2003年4月24日
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定価
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6,090円(税5%込)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:全年齢対象
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セーブデータ
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配信
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ゲームアーカイブス 2015年3月18日/1,234円(税8%込)
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判定
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なし
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ポイント
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私だけの特別な絵本を作ろう ほのぼのとシュールが混在できる
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どこでもいっしょシリーズリンク
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概要
あなたは不思議な絵本屋さんに足を踏み入れた。店主さんが言うには、そこで取り扱う絵本はすべて未完成であなた自身が手を加えて自分だけの絵本を完成させるというものだった。
あなたは店主さんが渡してくれた未完成な絵本「えほんのもと」を手に、本の中のポケピ達が繰り広げる物語の完成を手伝う。
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絵本の中の登場人物
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おなじみのトロをはじめ、ウサギのジュン、オカマ口調で話す犬のピエール、かえるのリッキー、ロボットのスズキの5人のポケピが絵本に登場する。
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人間のキャラも10人ほど登場する。プレイヤーは彼らに自由な名前を付けることが可能。
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実写の登場人物
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実写パートでおひょいさんでお馴染み、藤村俊二氏が演じる絵本屋さんの店主がこちらとやりとりをする。
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パターンは限られてはいるが、なかなか多様な会話でこちらを盛り上げてくれる他、時折こちらの趣味嗜好を質問してくることがある。
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システム
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手渡される絵本は登場人物やふきだし等がところどころ白紙になっており、そこに入れる言葉・絵をプレイヤーが選んで話を作っていく。
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プレイヤーが内容をいじることはできないが、記念日、パスワードで読める特別な絵本がある。
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一度作った絵本も選択肢をいじることはできないがいつでも読めるように。
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しおり
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新しい絵本を作るのに必要なアイテム。日を改めて来店したり、できた本を読み返したり作り直す、辞書でゲームに言葉を教えることでもらえる。
評価点
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世界観
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本屋さんの隠れた名所という雰囲気や、ほのぼのとした音楽とパステルタッチの絵が繰り広げる寸劇になごめる。
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狙っていなくてもおかしな選択肢も出てくるので、ほのぼのとした絵本だけでなく狂った世界観をもつシロモノも作れる。
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絵本の名に違わず、プレイヤーが絵を選んで挿入する場面もある。
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本屋さんで作れる絵本1つ1つの話は短めだが、40以上の本を用意してありたやすくコンプリートできないようになっている。
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プレイの仕方にもよるが、内容の単純さに反してなかなか体感的なボリュームはある。
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一周してしまうと、登場人物の配役を変えて話の筋が同じ絵本を作り直すことに。
賛否両論点
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学習能力
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CD-ROMと機体さえあればプレイ可能だが、その弊害としてポケピがこちらの口癖や性格を読み取って明確に学習するシステムは存在しない。
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こちらが過去の絵本で入力した言葉、辞書機能で教えた言葉や、アンケートの答えがそのまま選択肢に登場する事はある。
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プレイスタイル
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1回のプレイで30分ほどのやりこみを行わせるといった独特のスタイル。
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しおりのシステムにより絵本を短期間で量産できないようにしているので、不自由に感じる場合がある。
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これにより、内容が薄くなる事態は回避できているかもしれない。
難点
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手軽にはなったのだが、身もふたもないことを言ってしまえば作業性が増した。
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言葉の自由度は相変わらず高いが、シリーズの肝ともいえるトロ達との会話自体はできない。また漢字入力機能も搭載されていない。
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ポケピ以外の人物の名前を決定はできるが、それ以降変更が出来なくなる。
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特別な絵本のストーリーはこちらがふきだしや絵を挿入することで操作が出来ない。またセーブデータに組み込めない。
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過去に作った絵本は一度開いてしまうと、最後まで読まなくてはならない。
総評
構成自体はひたすら物語を補完するといったもの。
漢字入力やポケピの性格が反映されるシステムが存在しないといった所もあるが、どこでもいっしょシリーズの例にもれず、気が向いたらやるゲームとしての価値が大きいと思われる。
気分がふさぎ込んだ時にほのぼのとした、しかしどこかシュールな世界に浸るためにやってみるとよいだろう。