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ディフェンダー - (2017/05/13 (土) 02:30:38) の編集履歴(バックアップ)
ディフェンダー
【でぃふぇんだー】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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ウィリアムズエレクトロニクス
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国内発売元
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タイトー
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稼動開始日
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1980年
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判定
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なし
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概要
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世界初のスクロールシューティングゲーム。即死制、横、任意スクロール。
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2方向レバー5ボタン式。
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レバーは上下移動に対応。上部にボタンがあり、方向転換を行なう。
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レバー上部以外のボタンはワープ・加速・ショット・スマートボム。
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また、上記にもあるがタイトーが輸入代理店として日本でも販売していた。
システム
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ステージ中に存在する敵を全て全滅させるとクリアになる。ステージは左右にスクロールするが、端でループしている。
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敵は時折地上の人間をさらっていく。さらわれた人間が画面上部に到達すると敵が強化し速度を上げて襲ってくる。
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人間を助けるためには、さらわれている最中に敵を撃破しなければならない。撃破した後、落下する人間をショットで撃ってしまうと死んでしまう。また一定以上の高さから落下しても死んでしまうため空中でキャッチして陸上に送り届け無ければならない。
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ステージ上の人間が全員死亡するとペナルティステージに飛ばされてしまい、強化された敵が全方位から襲い掛かってくる。
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ワープボタンを押す事で、ステージのどこかに一瞬でワープする。使用に制限は無いが、ワープ後は一定時間動く事ができず、何処にワープするかはわからないので、敵の近くにワープするとやられてしまう。
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画面全体攻撃のスマートボム。現在のシューティングゲームにあるボムと同類。敵と敵弾を同時に消滅させる。
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加速ボタンを押す事で前進する。前進する方向はレバー上部の方向転換ボタンを押す事で切り替えられるが、後退はできない。加速速度は非常に早く、繊細な位置調整は難しい。
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ショットは連射性能に優れ、レーザーのように一直線に発射される。
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画面上部に自機の現在位置・敵が表示される地図があり、高速スクロールでも見失わないよう工夫されている。
長所
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スクロール速度が非常に早く、黒を基調としながらも赤や青のラインで描かれた敵・自機は時代考慮するとなかなかに出来が良い。
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更に、自機から放たれる直線的なレーザーはとても美しい。
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ワープとボムによる緊急回避能力、人間を守りながら戦う、地図で現在位置を把握しながらの攻略は、高いゲーム性を生み出している。
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ワープ自体は『スペースウォー』の時点で存在していたが、高速スクロールとの相性が大変よろしく、1981年にゲームオブザイヤーを受賞している。
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従来のシューティングと異なり直線的なレーザーは高い攻撃力と殲滅力を持ち、爽快感に満ち溢れている。
短所
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なんと言ってもその独特の操作方法。レバーはフライトシミュレーションとほぼ同形状の物を採用しており、横移動できる方がおかしいのだが。
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人によっては新鮮で斬新だが、やはり思い通りに動かない事にストレスを感じる人は少なくない。
総評
後に多くのシューティングゲームに影響を与えたシューティングゲーム界の重鎮。その独特な操作性は人を選ぶ物の、爽快感・ゲーム性も相まって他では味わえない中毒性を秘めている。
左右への任意スクロールやミスしたときの自機の爆発はファンタジーゾーンでもオマージュされ、山なりな地形や鋭角な自機や一直線に伸びるショットはグラディウスに面影を見ることが出来る。中にはバルトロンのようにワープ・スマートボム・左右任意スクロールを取り入れたものもある。残念ながら、オリジナル筐体の現存数の少なさから来るハードルの高さで、その利点も霞み「操作性が悪い」ゲームに落ち着いてしまっている。
後に移植されたバージョンでは移動を8方向レバーに変更、加速ボタンを廃し現在のシューティングに非常に近い感覚で遊べるように改変されたものもある。
余談
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古いゲームなのでプレイ方法が希薄で、現存数も少ない。しかし、当時から人気作でもあったことから海外では移植も多く、恵まれていた。
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本作を手掛けた、ユージン・ジャーヴィスはその後も『Robotron2084』、『SMASH T.V.』と言った名作を手がけている。
移植
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単体での移植はATARI2600、5200、コレコビジョン、IBM-PC、AppleII、コモドール64などといった当時の主要ゲーム機やパソコンに移植されているが、時代が時代な故こちらも現存品を探すのが難しい。
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オムニバス形式での移植は以下に列挙したものに収録されている。残念なのはこれらが日本未発売であることか。
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『Williams Arcade's Greatest Hits』(SNES/GENESIS/PS/SS/Windows/DC/DOS 1996年 Williams)・・・続編の『Defender II』や『JOUST』、『Robotron2084』などを含んだ5作品の1つとして収録、更にペットロボットの「ファービー」で有名なアメリカの玩具メーカーTiger Electronics製のゲーム機「Game.com」版も発売された。
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『Midway's Greatest Arcade Hits Vol.1』(DC/N64/GBA 2000~2001年 Midway)・・・共通収録作品は本作、『Sinistar』、『JOUST』、『Robotron2084』の4作品だが、機種ごとに追加収録作品が異なり、N64版は『SpyHunter』と『Root Beer Tapper』、DC版は『Defender II』と『Bubbles』が追加収録されている。尚、最後発だったGBA版は「追加収録作品無し」というなんとも寂しい内容である。尚、タイトルが『Midway~』となっているのは本作が出る約2年前に、Williamsブランドで出したビデオゲーム全作品の権利をMidwayに移管した後、MidwayがWMSグループから離脱したことによるものである。
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『Midway Arcade Treasures 1』(PS2/Xbox/GC/Windows 2003~2004年 Midway)・・・ここからアタリゲームズ、MidwayのAC作品も多数収録され、作品数も増加したことにより最も多くシリーズ化されたのがこれである。尚、日本ではこのシリーズが元となった『ゲーセンUSA・ミッドウェイアーケードトレジャーズ』(PS2)が2005年にサクセスから発売されたが、
本作が未収録
というのが非常に残念と言わざるを得ない。
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『Midway Arcade Origins』(PS3/Xbox360 2012年 Warner Bros. Interactive Entertainment)・・・『Midway Arcade Treasures』シリーズの後継に当たるオムニバス作品集。同シリーズの収録内容がほぼ網羅されている。尚、360版は2017年の1月にXboxOneの後方互換対応となった。
続編
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1981年に『Stargate』のタイトルでWilliamsからAC版がリリースされている。実際の開発は当時Williamsを退職したユージン・ジャーヴィスが立ち上げたデベロッパー、VID Kidsが担当。
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日本では1987年9月24日にHAL研究所から同作のFC版が発売された。おそらく日本では唯一の移植作品であろう。